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7月の九州北部豪雨や9月の台風で被災された児童生徒・保護者・教職員の皆様へ

印刷用ページを表示する掲載日:2017年9月19日更新

7月の九州北部豪雨や9月の台風で被災された児童生徒・保護者・教職員の皆様へ

7月の九州北部豪雨や9月の台風による被害について、児童生徒に与える影響が懸念されています。大分県内においても、家屋の浸水や土砂災害によって被災された児童生徒・保護者・教職員もおられるということで、被害に遭われた方々に対しまして心からお見舞い申し上げます。

 大分県教育委員会としましても、こうした児童生徒・保護者及び教職員の方々に対して、できるかぎりの支援を行っていくよう、関係各課と連携して取り組んでおります。学校安全・安心支援課におきましては、大分県内の小・中・高等学校にスクールカウンセラーを配置しており、不安を訴える児童生徒、保護者及び教職員の支援を現在行っているところです。

 一部スクールカウンセラーが配置されていない学校につきましても、スーパーバイザー制度を利用したり、スクールカウンセラーの緊急派遣もできます。緊急派遣の必要があれば、下記の様式によりまして、小中学校につきましては市町村教育委員会を通じて、県立学校につきましては直接学校安全・安心支援課に要請していただくようお願いいたします。

 ◆緊急支援スクールカウンセラー派遣申請書 [Wordファイル/17KB] 

 ◆緊急支援スクールカウンセラー勤務記録簿 [Wordファイル/18KB]

静岡大学教育学部・防災総合センター 小林 朋子 教授からストレスケアに関するハンドブックを寄贈していただきました

 昨年の熊本地震の際に、児童生徒に対する支援のハンドブックを、静岡大学教育学部・防災総合センター 小林 朋子 教授 から寄贈していただきました。寄贈していただいたのは、下記のハンドブックです。

 大分県教育委員会では昨年度、県内の全ての小・中・高等学校及び特別支援学校に3部ずつ配付していますので、今回の豪雨被害後の児童生徒の心のケアに活用してください。静岡大学教育学部・防災総合センターでは、この他にも多くのストレスケアに関するハンドブックを作成しており、ホームページで公開されています。

 ◆「支援者のための災害後のこころのケアハンドブック」 ← 静岡大学のホームページが開きます

支援者のための災害後のこころのケアハンドブック

児童生徒の心のストレスケアについて

 災害や事故発生時における児童生徒等のストレス症状について理解を深め、心身のサインを見逃さないように周りの方は健康観察等を行ってください。また、災害や事故発生時においては、児童生徒等が日頃から抱えている心身の健康問題が表面化しやすいので留意してください。

心のストレスケア

  

児童生徒のストレス反応の表れ方求められる周囲の対応
(1)災害発生
 直後から
 2~3日
・ショック状態になるが、自然なストレス反応
・突然の出来事を飲み込めず、現実感が無くなり混乱 
 ・児童生徒の安全を確保(場所や状況の確認)
・外傷等の応急手当
・水や食料等の確保
・「家族の安否不明」や「家屋の被害」等の児童生徒を把握
(2)災害から
 1週間程度(急性反応期) 
・身体面の反応(不眠、腹痛、頭痛等)
・感情面の反応(悲哀、怒り、不安等)
・行動面の反応(退行、注意散漫等)
・認知面の反応(出来事などの否認)
(3)災害から
 数週間 
 ・心身の健康状態の把握(健康観察、健康調査)と情報の共有
・校内体制づくり(養護教諭、スクールカウンセラー等と連携)
・元の状態に必ず戻るということを伝え、安心させる
・数週間のうちに、適切な対応(下記参照)ができていれば、大半の健康な児童生徒の反応は収束する。

【適切な対応】

(1)自分自身で行える方法

・時系列相談する(身近な信頼できる人と話をする)

・リラックスできる方法を身に付ける
・気分転換を図る
・考え方や見方を変える

(2)保護者や教職員の児童生徒への対応方法

・なるべくいつもどおりに関わる
・「あなたは一人じゃない」という言葉かけ
・優しく見守る
・このようなストレス反応は特別なことではないことを伝える
・「必ず良くなるよ」「必ず回復するよ」ということを伝える
・養護教諭、スクールカウンセラー等と連携を図る

【行ってはいけない対応】

・「元気出せ」「頑張れ」「くよくよするな」「それくらい何でもない」という言葉かけ
・夜眠れずに授業中に居眠りをしている児童生徒を叱る

(4)災害から
 1ヶ月以降
【日常生活に支障が出る場合】
・PTSD(心的外傷後ストレス障害)を含む持続的な再体験症状(フラッシュバック)
・回避症状(震災体験を連想させるものからの回避)
・覚醒亢進症状
・心身の専門家(臨床心理士)の援助が必要
・保護者等に連絡し、医療・相談専門機関と連携を図る
・元の状態に必ず戻るということを伝え、安心させる
・友だちと遊んだり話したりする機会を多くつくる
(5)災害から
 1年
【アニバーサリー反応】
・災害が発生した日が近付くと不安定になるなど、種々の反応が現れる
・保護者と教職員が長期にわたって連携を密にし、児童生徒の不安を少なくする
・症状によってはスクールカウンセラー等と連携する
☆参考 静岡大学「支援者のための災害後のこころのケアハンドブック」より