ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > おおいたジオパークネットワーク > 平成27年度おおいたジオパーク推進学術研究論文・調査研究レポート審査結果について

平成27年度おおいたジオパーク推進学術研究論文・調査研究レポート審査結果について

印刷用ページを表示する掲載日:2016年3月11日更新

  県では、日本ジオパークに認定されている、おおいた姫島ジオパークとおおいた豊後大野ジオパークに関する「学術研究論文」及び「調査研究レポート」を募集し、論文2編、レポート4編の応募をいただきました。
  審査の結果、調査研究レポートについて、審査委員奨励賞1編が選出されました。
  今回の学術研究論文・調査研究レポートについては、学術資料として姫島・豊後大野両推進協議会と情報を共有し、今後のジオパーク活動への活用を図っていきます。

審査結果

◎学術研究論文

  最優秀賞(賞金10万円)、優秀賞(賞金5万円)
   今年度は、該当なし

◎調査研究レポート

  最優秀賞(賞金5万円)、優秀賞(賞金1万円)
   今年度は、該当なし

  審査委員奨励賞(図書カード5千円)
    「姫島における漁業継承メカニズムの変容-漁家のライフサイクルに注目して-」
    黒木瞳 様、竹尾茉由 様、村上七海 様、山本晃義 様 (大分大学経済学部地域システム学科)

講評

はじめに
 
大分県では、平成25年9月に日本ジオパークに認定された、おおいた姫島ジオパーク及びおおいた豊後大野ジオパーク地域において、学術的な面から地域の価値を新たに掘り起こし、地域資源や地域の魅力の再発見につなげることを目指して、平成26年度から「学術研究論文」及び「調査研究レポート」の募集が始まりました。
  これにより、大分県内のジオパーク活動に資する学術調査研究を論文として発表する研究者や団体において、また、日頃から自然環境・動植物、歴史・文化の調査・研究を行っている一般においても、その研究成果を発表するとともに、その業績が客観的に評価される機会が新たに設けられることになり、大変有意義な取組であると考えています。
  2年目となる今回、学術研究論文2編・調査研究レポート4編の応募があり、それぞれ多様な切り口でのテーマ設定がなされ、各地域のジオパーク活動における調査研究の深化に資する内容のものが多くあり、今後が期待できる審査ができたと考えています。

学術研究論文
  
今回の審査においては、両論文とも新たな知見につながる地域の特徴、また実践的な教育現場の考察について論じられており、貴重な成果と感じました。
  審査委員の皆さんと論文を拝見させていただき、審査において議論しましたところ、今回の論文の趣旨であるジオパークに関連した内容との整合性の面と、アンケート研究手法の充実等が必須と判断され、残念ながら今回の受賞は該当なしという結果とさせていただきました。

調査研究レポート
  調査研究レポートでは、おおいた姫島ジオパークをフィールドとした調査成果を紹介した大分大学の黒木瞳氏ほか3名による「姫島における漁業継承メカニズムの変容-漁家のライフサイクルに注目して-」が応募のあった調査研究レポートで評価を集める結果となりました。
  姫島村の主要生業である漁業というテーマの中で、漁家のライフサイクルを切り口に姫島村の漁業継承に関わる地域の持続可能性や課題等をまとめられており、地域課題の実践的な部分をまとめられていると評価されましたことからの受賞とさせていただきました。

総評
  
今回の審査で感じたことは、大学生、大学院生の応募が多かったことです。
  これは執筆者の皆さまが、科学的にまた、人文学的・社会学的に楽しんでいただける材料が姫島・豊後大野両地域に多くあり、研究対象として、地域の特殊性もしくは地域外から見た比較対象としての地域性に研究価値を見出していただいているということです。
  各研究者が地域を研究することで、地域で生活する皆さんが持つ「地域」に対するイメージの変化や価値に気づき、自然環境や歴史・文化に深い関わりあいを持つきっかけとなることは、ジオパーク活動でも重要な意味を持ちます。
  ジオパーク活動における持続可能な地域づくりや活動は、地域の一人ひとりの活動だけではなく、各分野の人々が関わることで、より充実したものとなっていきます。
  本事業に関係したそれぞれの皆さまの協力のおかげで、今回また新たな地域の魅力が発掘されたと思います。
  今後、今回応募された論文やレポートを機に、皆さまが更に研鑚をつまれ、本事業が研究成果を十分に発揮できる場となりますよう祈念しまして総評とさせていただきます。

おおいたジオパーク推進学術研究論文等審査委員会
委員長  竹村 惠二
(京都大学大学院理学研究科 教授・おおいたジオパーク推進アドバイザー)


シンフロについてはここをクリックしてください