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企画展「豊の経塚 込められた祈り」開催中です

印刷用ページを表示する掲載日:2017年12月22日更新

展示概要

 永承7年(1052)、日本では釈迦入滅後,その教えが時代とともにすたれ、修行も悟りも得られなくなる末法の世に入ると考えられていました。この末法の世が終わると、仏の教えさえなくなる世の中となり、釈迦入滅後、五十六億七千万年が過ぎると、弥勒菩薩が第二の釈迦としてこの世に現れるとされ、当時の人々は弥勒の時代のために経典を埋納するようになりました。

 経典を埋納した経塚の造営は、全国的にみても畿内周辺とともに、北部九州においても大流行しました。なかでも、仏教文化の花開いた英彦山・求菩提山をはじめとした豊前国の山稜部や山岳寺院、国東半島一帯の六郷山寺院において、経塚に関係する遺物が数多く残されています。その背景には、宇佐宮境内の弥勒寺が弥勒仏を本尊とする末法対策の国家的道場に位置付けられたことにより、北部九州の寺社は宇佐宮・弥勒寺の傘下に入り、ここを活動の舞台とした天台僧が盛んに埋経活動を行ったためであると考えられています。

 末法の世に先行する平安時代中期には、大規模な火山噴火や地震が、各地で頻発し、末法の世の到来が現実味を帯びた時代でもありました。同様な自然災害が頻発する現代、自然災害が科学的に解明される今においても平安時代の人々が抱いた不安は他人事ではありません。本展では社会不安に端を発した仏にすがる思いを経塚を通じて紹介します。

みやこ町下田経塚出土経筒

宇佐市妙楽寺経塚遺構検出状況

≪写真≫
(左)みやこ町下田経塚出土経筒
(右)宇佐市妙楽寺経塚遺構検出状況

主要展示品

○銅板法華経・銅筥(複製品) / 九州歴史資料館
○等覚寺経塚出土品/苅田町教育委員会
○山鹿宮田遺跡出土品/みやこ町教育委員会
○経塚山経塚出土品/上毛町教育委員会
○妙楽寺経塚出土品/宇佐市教育委員会
○諏訪本経塚出土品/別府市教育委員会
○宇佐宮神輿襖絵/当館

会期等ご案内

会期

平成29年12月22日(金)~平成30年2月25日(日)

開館時間

9時~17時(入館は16時30分まで)

休館日

月曜日(祝日・振替休日の場合はその直後の平日)、12月28日~1月4日

会場

当館第2企画展示室

観覧料

一般高校・大学生
個人310円150円
団体(20名様以上)200円

100円

※上記は、平常展の観覧料です。企画展も併せてご覧いただけます。
※中学生以下及び土曜日の高校生の観覧は無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方とその付添の方1名は無料

主催

大分県立歴史博物館

後援

大分合同新聞社

会期中の催し

ギャラリートーク

*学芸員が作品の解説を行いながら、質問などにもお答えします。

・日時:平成30年1月14日(日)
    平成30年2月18日(日)いずれも13時30分~14時30分
・場所:当館第2企画展示室
・講師:原田 昭一(当館企画普及課長)