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知事からのメッセージ 風紋 -芸術文化三昧

印刷用ページを表示する掲載日:2010年11月19日更新

芸術文化三昧

大分県知事 広瀬勝貞

 秋は大分県民芸術文化祭のシーズンです。今年も12月末まで県内各地で、音楽、舞踊、美術等各分野にわたって約200のイベントが開催され、出演者と入場者をあわせると30万人を超える県民に参加いただくこととなっています。

 私は専ら鑑賞の方で楽しませてもらいました。一つは開幕行事の「“永遠の名旋律”長唄・三味線演奏会」。正直、長唄にはあまりご縁がなかったのですが、主催した大分県長唄連盟の杵屋六昇会長に「日本の古典を知らずして芸術を語るなかれ」とイエローカードをいただき、渋々行ってみました。人間国宝や家元の方々が多数来られて全国的に見ても滅多にない陣容で、吉原雀や勧進帳などが演奏されました。長唄、三味線、鼓など緩急織り交ぜて腹に浸みる演奏でした。古典芸能の奥深さを知らずにいたことを恥ずかしく思いました。「会長、すみません。」

もう一つは、大分県出身の日本画の重鎮岩澤重夫画伯の「金閣寺客殿障壁画完成記念展」。画伯は残念ながら昨年他界されましたが、最期の5年の歳月をかけて制作した力作です。花を散らす風の香、遠方の滝の音まで感じるような日本の原風景に触れることができました。

 同じく郷土の偉大な彫刻家朝倉文夫先生を記念した「大分アジア彫刻展」。2年に1度の開催ですが、今回で10回になりました。国内外から431点の応募があり、選ばれた33点が展示されました。この展覧会は今や若い彫刻家の登竜門となっているそうですが、少々粗削りでも将来の大成を予感させる楽しみ多い作品が並んでいました。それにしても、長年この展覧会を誇りを持って守り育てていただいている地元豊後大野市朝地町の皆さんには頭が下がります。

 芸術文化は、人間がしばらく忘れていた優しさや感激を思い起こさせ、懐を深くしてくれるような気がします。生活や生産活動にも潤いや輝きをもたらしてくれます。大分県民芸術文化祭を県民の財産としてこれからも盛り立てていきたいものだと思います。

県政だより新時代おおいたvol.73 2010年11月発行


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