ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 新時代おおいたのページ > おおいたゆかりの図書 心ひらいて とよの国の食彩

本文

おおいたゆかりの図書 心ひらいて とよの国の食彩

印刷ページの表示 ページ番号:0001061587 更新日:2017年5月22日更新

 おおいたゆかりの図書~おおいたの文学~受賞作を中心に~

『九年前の祈り』

小野 正嗣/著 (1970年~ 佐伯市出身)

講談社 2014年 1,600円(税別)

 シングルマザーのさなえは、幼い息子をつれて海辺の小さな集落に戻ってきました。息子との関わりに悩んでいたさなえは、9年前の「みっちゃん姉」の言葉を思い出します。著者の出身地である、佐伯市蒲江町を舞台に描かれ、病で亡くなった兄に捧げる作品です。著者は、本作品で県出身者としては63年ぶりに、第152回芥川賞(2015年)を受賞しました。大学で教鞭をとる傍ら、フランス語圏カリブ海地域の文学を専攻し、翻訳書も出版しています。

本

心ひらいて  電車にて

 新緑が一段と眩しい季節になりました。
 ゴールデンウィークも終わり、新しい環境にもずいぶん慣れてきた頃ではないでしょうか。新しい出会いもあったことでしょう。
 昨年度、視覚に障がいがある方やLGBT(性的少数者)の方と直接お会いし、お話をする機会がありました。また講演会では、若年性認知症やLGBT当事者の方の、人生を前向きにとらえていこうとする発言を聞き、その方々に対する関心が高まり、理解しようという気持ちが強くなった気がします。
 様々な差別や偏見が生じる原因は、身近に当事者がおらず、直接接したことがないために、正しい知識を持たずに、漠然としたおそれや先入観を抱いてしまうことにあるのではと感じています。
 生まれ育った環境やものの見方、考え方が違ういろいろな人との出会いは、つい固定的になってしまう自分の価値観を変えたり、自分を成長させるきっかけとなるものです。
 今一瞬の出会いを大切にして、その人のことを少しでも理解し、受け入れようとする、このことが様々な差別の解消にもつながっていくのではないでしょうか。

【関連ページ】 ようこそ こころちゃんの部屋へ!!(県庁内リンク)

こころちゃん画像

とよの国の食彩 鶏キャベツ巻(竹田市)

竹田市

 大正3年に直入郡入田村(現在の竹田市入田)で5日間の料理教室が開催されたという文献が見つかりました。竹田市は、その中のレシピ11品を再現しようと料理教室を開催しました。
 今回は、料理教室に参加した入田しらゆり会の阿南睦美さんほか2名の方に、おすすめの「鶏キャベツ巻」を教えていただきました。『私達の健康は私達の手で』を合言葉に、食を通じて地域の健康づくりを推進するボランティアとして活動しているそうです。約100年前の入田村の味、是非ご堪能ください。

材料(4人分)

鶏ひき肉…300g、塩、こしょう…少々、卵…1/2個、小麦粉…小さじ1、にんじん…40g、じゃがいも…50g、玉ねぎ…60g、キャベツ…4枚

調理方法

(1)  鶏ひき肉に塩、こしょうで味を付け、卵と小麦粉を加えてよくこねる。

(2)   にんじん、じゃがいも、玉ねぎを茹で、細かく切った後、1と混ぜる。

(3)   キャベツを茹でて表面の水気を切る。

(4)   キャベツの茎を包丁で取り除き、2を巻く。

(5) 油を引いたフライパンで鶏ひき肉に火が通るまで   ふたをして蒸し焼きにする。

 取材協力 

入田しらゆり会

☎0974-62-3061