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おおいたゆかりの図書 心ひらいて とよの国の食彩

印刷ページの表示 ページ番号:0002010805 更新日:2017年11月30日更新

 おおいたゆかりの図書~おおいたの文学~受賞作を中心に~

父が消えた

尾辻 克彦/著(1937~2014年)

文藝春秋 1981年 

 父の遺骨を納める墓地を八王子まで見に出かけた「私」は、道すがら父や家族と過ごした時代を思い出します。大分から名古屋への引っ越しなど、著者自身と重なる出来事が「私」をとおして語られています。著者は本作品で、第84回芥川賞(1981年)を受賞しました。他に「星に触わる」など初期短編4作が収録されています。尾辻克彦は、4歳から15歳までを大分で過ごしました。別名「赤瀬川原平」として前衛芸術や随筆等でも活躍し、1998年出版『老人力』はブームになりました。兄は直木賞作家の赤瀬川隼。

本

心ひらいて 「ソジハラ」って知っていますか?

 「ハラはハラスメント…?」正解です。では「ソジ」は?
 セクシュアル・オリエンテーション(sexual orientation/性的指向)の頭文字が「SO(ソ)」、ジェンダーアイデンティティ(gender identity/性自認)の頭文字が「GI(ジ)」。つまり、“好きになる性”や“心の性”に関するハラスメント(いやがらせ)という意味ですね。LGBTの集会で提案された造語だそうです。
 「LGBT」は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をつなげたものですが、性的少数者の総称として、新聞記事等で見かけることも多くなってきました。
 さて、ここでもう1つ質問です。性的少数者とは、この4種類だけなのでしょうか?
 答えは「NO」です。「エックスジェンダー(心の性が両性や中性、無性の人)」や「アセクシュアル(好きになる性が無い人)」など多種多様です。
 この多種多様な人たちが、日本では13人に1人ほどいると言われています(2015年に(株)電通が全国約7万人を対象にした調査結果による)。
13人に1人いると言われるのに、自分の周りには「いない」と思っていませんか?「いない」のではなく「見えない」のだとしたら?自分のこととして「ソジハラ」について考えてみたいですね。

【関連ページ】 ようこそ こころちゃんの部屋へ!!(県庁内リンク)

こころちゃん画像

とよの国の食彩 豆腐を使ったしいたけの肉詰め(玖珠町)

しいたけ

 玖珠町では、住民と専門家が一緒に、旧城下町の伝統的な建築物の復元や保全などを行っています。森地区の古民家を改修して誕生した「カネジュウ館」は、当時の趣を活かしたランチスポットで、まちづくりの情報発信基地として活躍しています。
 今回は、カネジュウ館を営む大谷徹子さんに「豆腐を使ったしいたけの肉詰め」を教えていただきました。県産しいたけの豊かな風味が楽しめる一品です。お好みでかぼすポン酢やケチャップをつけてお召し上がりください。

材料(2人分)

しいたけ(大)…5つ、木綿豆腐…半丁、豚ひき肉…150g、卵…1つ、長ねぎ…少々、薄口醤油…大さじ1、砂糖…小さじ1

調理方法

(1)キッチンペーパーで水気をよく切った木綿豆腐、豚ひき肉、卵、薄口醤油、砂糖をボウルに入れ、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
(2)1に刻みねぎを入れ、さっと混ぜ合わせる。
(3)しいたけの傘の裏側に小麦粉をふり、2を詰める。
(4)小麦粉をしいたけ全体にまぶす。
(5)油を引いたフライパンで、2を詰めた側からとろ火で3分、裏返して3分、余熱で3分火を通したら出来上がり。
※具が余ったら、ピーマンなどに詰めて焼いてもおいしいです。

 取材協力 

森まちなみ情報発信施設 カネジュウ館

☎0973-77-2180