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イエペはぼうしがだいすき 石亀 泰郎 写真 文化出版局 1978年 1262円 デンマークのコペンハーゲンに住む実在3歳の男の子、イエペの日常生活を描いた写真絵本です。 イエペは100個も帽子をもっているほど、帽子が大好き。なかでも1番のお気に入りは茶色の帽子です。保育園に行くときもかぶって行くし、でんぐりがえしをしても離さず、いつもこの帽子と一緒です。 大好きなものにこだわる幼い子どもの気持ちが鮮明に描かれています。写真から伝わる北欧の様子も楽しむことができます。
[大分県立図書館推薦図書リスト ようこそ!絵本の世界へ]より |
川崎市在住の明石洋子さんの講演を聞きました。 明石さんの息子さんは発達障がいの一種である自閉症です。生まれつきの脳の障がいから、社会性に乏しく、他者とのコミュニケーションが難しいそうです。 自閉症の人には、多動やひとりごと、数字などへのこだわりといった特性がみられますが、その特性が理解されず、まだまだ誤解が多いのが現実です。 人は知らないことは「怖い」「近づかないでいよう」と避けてしまいます。差別や偏見によって生きる場所が狭められてしまったり、無理解によって障がいを悪化させている人たちがいます。 先入観のない子どもの時期に、自分と違った人とふれあうことが「共に生きる」の基礎となる。「変だね、ちょっとふしぎ」と関心を持ち、「どうしてだろう」と想像力を働かせ、「ふしぎだけど友だち」と付き合っていくことが、関わる人の豊かな感性を育み、多様な価値観を受け入れられる大人へと成長させてくれる。「共に生きる」共生社会の実現は、「共に遊び、共に学ぶ」延長にある、ということを教えていただきました。
明石さんおすすめの絵本「ふしぎなともだち」を紹介します。 くもん出版 自閉症の「やっくん」を、クラスメイトたちはいつも自然体で手助けし、ひとりごとも「副作用のないくすり」と認めています。 一人の人として関心を持ち、つきあい方を学ぶ姿勢の重要さを教えてくれます。 大分県庁別館1階人権情報プラザにて貸出中
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姫島村特産の車えびを贅沢に使用したしゃぶしゃぶのレシピを「安西旅館」さんに教えていただきました。 とれたての車えびは、盛り付けられた身が直前まで動くほどの新鮮さ。おすすめの食べ方は周りが少し赤くなる程度に2~3回しゃぶしゃぶすること。口の中で弾むプリプリな食感の後に、とろけるような甘さが広がります。濃厚な頭のミソは醍醐味の一つ。シメはもちろんダシのきいた雑炊で。 旬を迎えた海の幸をどうぞ。 |
【だし汁】水、昆布
【具 材】車えび、とうふ、わかめ、白菜、水菜、しめじ
【調味料】ポン酢
(1)野菜を火が通りやすいように、千切りにする。
(2)鍋に水と昆布を入れて沸騰させ、車えびの頭を 入れてダシをとる。
(3)車えびを一匹ずつしゃぶしゃぶする。
(4)野菜を随時入れて食べる。
安西旅館
☎0978-87-2034