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今年の夏、高校生スポーツの祭典「全国高等学校総合体育大会」(通称インターハイ、以下高校総体という)が大分県を中心とした福岡県、佐賀県、長崎県の北部九州4県で合同開催されます。48年ぶりの開催地となる本県では、総合開会式のほか、全29競技中、陸上やバスケットなど8競技が行われます。高校総体は、全国各地から約1万1千人の選手・監督と延べ約24万人の観客が見込まれている大規模な大会です。今回の特集では、高校総体に向けて「出場する、支える、応援する」ための準備をしている高校生をご紹介します。
【平成25年度全国高等学校総合体育大会】
開催期間 平成25年7月28日~8月20日
愛 称 2013 未来をつなぐ 北部九州総体
スローガン 吹き渡れ 若人の風 北部九州へ
県代表として高校総体に出場し、全国の頂点を目指すため、各競技の選手たちは日夜たゆまぬ努力を重ねています。 今回は、高田高等学校のカヌー部を訪ねました。カヌーは県内で開催される競技の1つです。舵(かじ)が着いていないカヌーの艇に片膝を立てて片方を漕ぐ「カナディアン」の選手である熊井友弥さんに、カヌーの魅力を伺いました。 「カヌーは、千分の1秒を競う競技です。激しい水しぶきを上げる大迫力のレースは必見です!ぜひ会場に来て応援してください」と熊井さん。そこで、出場に向けた抱負を聞いてみると、「練習は裏切らない。努力した分だけ成果に繋がると実感しているので、支えてくれている家族や仲間、監督、コーチ、地元の人たちに恩返しができるよう日々精進しています!目標は、高校総体優勝です」と真剣な眼差しで語ってくれました。 選手たちが各地で繰り広げる記憶と記録に残る戦いを期待しています。 【カヌー(7月31日~8月4日)】豊後高田市真玉 B&G海洋センター |
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高校総体は、多くの高校生によって支えられています。大会のPRや各競技の運営補助、歓迎用の草花装飾なども大切な役割の一つで、これらを「高校生活動」と呼んでいます。この活動の中心となって頑張っているのは大分県高校生活動実行委員会の仲元 彩華(なかもとさやか)さん(大分鶴崎高等学校)です。「高校総体が大分で開催される時に、高校生という巡り合わせに感謝しています!」と満面の笑顔で話す仲元さんに、思い描く大会の姿を伺いました。 自らが率先して笑顔とあいさつを心がけ、積極的に高校生活動に参加しているという仲元さん。熱い意欲がにじみ出ていました。 |
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高校総体の総合開会式で司会・進行を務めるのは、県内各高校から選ばれる約8名の高校生です。現在、20名の生徒が選抜され、練習に励んでいます。秋吉 千菜実さん(大分舞鶴高等学校)と衞藤 雅樹さん(三重総合高等学校)は、昨年開催された「北信越かがやき総体」を視察したそうです。 互いに学び合い、切磋琢磨している高校生の姿を見ると、晴れ舞台を支える「声」が今にも聞こえてきそうです。 |
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