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特集2 地域が支える!子どもたちの豊かな学び

印刷ページの表示 ページ番号:0000295800 更新日:2014年11月25日更新

 学習習慣の定着と心豊かで健やかな子どもたちの育成を目的に、地域の方々が主体となった、放課後・土曜日の教育支援体制の構築を進めています。

放課後チャレンジ教室  県内の実施状況 

放課後チャレンジ教室

 放課後の子どもたちの安心・安全な居場所であり、勉強やスポーツ・文化活動、地域との交流活動など市町村ごとに特色ある取り組みが実施されています。

 ≪「寺子屋」の先生は地域の皆さん!≫

 玖珠町では、平成21年から町内の小学校4校で「寺子屋」がスタートしました。小学2年生から4年生までの希望する児童が参加し、放課後に週1回学習をしています。指導者は、教員や町職員を退職した方や主婦の方など地域の皆さん。5年が経過し、着実に取り組みの成果が出ています。町立北山田小学校で滝石明さんをはじめ指導者の方々にお話を聞きました。

滝石明さん 寺子屋指導者(全体責任者) 滝石 明さん

 ≪指導者としての喜び≫

 参加する前は不安でしたが、始めてみるととても楽しく、いつも子どもたちから元気をもらっています。寺子屋以外の場所で会った時にも声を掛けてくれ、子どもがきっかけになって、お母さん方ともふれあう機会が増えました。

 ≪子どもたちの成長≫ 

「褒めると伸びる」を実感しています。褒めてあげることで、苦手な学習もできるようになりました。また、子どもの声をしっかり聞いてあげることで、子どもは一生懸命話してくれるようになり、積極的な学習意欲がみられるようになりました。子どもの成長には驚かされます。

放課後チャレンジ教室

 ≪活動を続けるための心得≫

 一人ひとりの学力に応じて指導できるように、授業の進み具合などを先生に聞きながら、学校と連携して取り組んでいます。子どものやる気を認め、褒めてあげることで、勉強への向き合い方も変わってくるようです。私たちの活動が学力向上に少しでも力になればうれしいです。

 北山田小学校には、寺子屋での学習の他に、体験活動を行う「北山田どんどんくらぶ」があります。その教育活動推進員八島真澄さんにお話を聞きました。

放課後どんどんくらぶ北山田どんどんくらぶ

≪生きる知恵・体験を伝えたい!≫

 野外活動の機会が少ない子どもたちに、自然の楽しさ、田舎の慣習、文化などを体験を通して伝えていきたいと思っていました。かまどを使った煮炊きなどを体得することで、生きる上での知恵をつけてあげたいと思います。

 八島真澄さん 北山田どんどんくらぶ 教育活動推進員 八島 真澄さん

≪体験から学ぶこと≫

 参加者は1年生から6年生までの約30名。当初は子どもたちの指導方法に悩むこともありましたが、自然体で子どもたちと活動を楽しむことに徹しています。活動を続けるうちに、自然と各自が役割を意識して行動するようになってきました。

 外国語指導助手と共に、屋外で料理を作りながら、英語にふれあう活動もしています。遊びを通して、英語に興味を持つきっかけづくりになっています。さまざまな活動を体験することで、子どもたちの強くたくましい心と体の育成につなげていきたいです。

 

 地域は子どもにとって、社会性を育むことのできる場です。地域の方との交流が子どもの豊かな学びにつながります。

 

土曜教室

 地域の多様な経験や技能を持つ人材・企業の協力で、補充学習や教養講座、体験活動が実施されています。小学生だけでなく、中学生も対象として豊かな土曜日の環境を整えることを目指しています。

 ≪NPO法人との連携≫

 中津市では、土曜教室の一環で「学びのススメ土曜塾」として、県下でも先進的にNPO法人と連携した取り組みを始めています。NPO法人の人材を活用して、夏休みなどの長期休業日の他、今年度からは新たに土曜日の学習も始めています。

 ≪学ぶ意欲を高めたい≫

 「NPO法人学びの共同体」には、市内8つの塾から15 名、教員退職者らが40名講師として登録されています。

 学びのススメ土曜塾を行う市立今津中学校では、1年生を2つのクラスに分けて、習熟度に応じた指導を行うとともに、3年生の希望者にも指導を行っています。学校の授業とは少し違った雰囲気の中、活発に質問をする様子が見られます。「学力の向上はもちろんですが、勉強の楽しさを見つけるきっかけづくりの場になれば」と、中学校の先生は土曜教室への期待を話してくれました。

 学びのススメ土曜塾 学びのススメ土曜塾

 児童・生徒に好奇心を持たせ、学ぶ意欲を高めることが大切です。「確かな学力の向上」を目指し、地域の未来を担う子どもたちを、地域の中で育てる環境をつくりましょう。

 

放課後・土曜日の教育支援体制についてのご相談

問 県教育委員会社会教育課

☎ 097—506—5526