【中学生「ほんラブ」事業】 興南高校野球部監督 我喜屋 優先生が豊後高田市立高田中学校を訪問しました
大分県教育委員会では、読書が好きな中学生を育成する、「中学生「ほんラブ」事業」を実施しています。
平成30年12月6日(木曜日)、事業のモデル校である豊後高田市立高田中学校を、沖縄県の興南高校野球部監督 我喜屋 優 先生が訪問しました。
中学生「ほんラブ」事業とは 中学生に、もっと「本を好き(本Love)」になってもらうための読書推進事業です。 県内2校をモデル校として、読書が好きな中学生を増やすための3つの支援を行っています。 1 学校図書館へのアドバイザー派遣 2 朝読書用セット本の貸出(300タイトル) 3 オーサービジット(作家の学校訪問) 【平成30年度モデル校】 日田市立南部中学校、豊後高田市立高田中学校 |
【オーサービジット】 学校法人興南学園理事長・校長、興南高校野球部監督 我喜屋 優 先生 講演会
我喜屋 優先生は、興南高校(沖縄県)を甲子園春夏連覇に導いた名監督です。
また、学校法人興南学園理事長、興南中学・高校校長として、中・高校生の教育に携わっておられます。
著書には、『日々、生まれ変わる』、『逆境を生き抜く力』、『非常識~甲子園連覇監督に学ぶ勝ち続ける強いチームの作り方』など、野球の指導や生き方を語る本が多数あり、ご本人も読書家で知られています。
訪問を受ける豊後高田市立高田中学校は、平成25年度に全日本少年軟式野球大会で全国優勝しており、野球への関心が高い中学校です。
高田中学校では、学校図書館に我喜屋先生の著書をそろえて訪問を盛り上げ、講演会の司会・進行は、すべて図書委員が行いました。
我喜屋 優 先生からのメッセージ 「本は心に刻む一生の旅」
講演会には、豊後高田市立高田中学校の生徒及び教職員と保護者など、約380名が集まりました。
我喜屋先生は、長年、選手を育成してきた経験を交えながら、生活の基本を整えること、そして心を鍛え、本を読むことが大切であることを語ってくださいました。
甲子園春夏連覇の名将・我喜屋先生からのアドバイスに、生徒は熱心に聞き入っていました。
また、選手に「1分間スピーチ」を通して表現する力を育成しておられるということで、野球部のキャプテンに前に出てもらい、全国優勝したと仮定してコメントを発表してもらいました。
思っていることを実際に語ると難しく、生徒は、ことばの力の大切さを実感したようでした。
講演終了後、我喜屋先生は、生徒の質問にていねいに答えてくださり、あこがれの名監督との交流を通じて、生徒の読書への関心も高まったようです。
【生徒へ声をかけてアドバイスする我喜屋先生】 【サインの要望にも応えてくださいました】
講演後、生徒からは、「体を鍛えるだけでなく、読書で学んだり、表現力を身につけることが大切だということがわかった」、「我喜屋先生の生き方や考え方にいろいろなことを学んだ。我喜屋先生の本をもっと読んでみたい」などの感想が寄せられ、読書のきっかけにつながる訪問になりました。