市町村への権限移譲について
知事の権限に属する事務のうち、地方自治法に基づく事務処理の特例として、平成24年10月から市町村に権限移譲する事務について市町村長との協議が整いましたので、以下のとおりお知らせいたします。
1.趣旨
平成19年4月、地方分権改革推進法が施行、地方分権改革推進委員会が設置され、第2期地方分権改革がスタートしました。
住民に身近なサービスは住民に身近な基礎自治体で行うことができるようにするとともに、市町村が地域の実情や住民のニーズに沿った行政を総合的に担い、個性豊かで活力に満ちた地づくりができるように、計画的に権限移譲を進めていく必要があります。
2.これまでの経緯
大分県では、国の地方分権改革の動きに先行する形で、平成6年3月に大分県権限移譲等検討専門委員会を設置し、市町村への権限移譲の取組を開始しました。
今回の移譲では、平成18年1月に県と市町村とのワーキンググループ会議を設置し、権限移譲について、協議を重ねてきました。
3.平成24年10月権限移譲事務及び移譲市町村
| 移 譲 事 務 | 平成24年10月移譲市町村 | 平成24年9月まで移譲済市町村 | 移譲効果 |
|---|---|---|---|
| 旅券法に関する事務 | - | 別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町 | 戸籍謄抄本をとれる市町村でパスポート申請が可能となり、住民の利便性が向上する。 |
| 騒音規制法、振動規制法及び悪臭防止法に関する事務 | - | 別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町 | 市町村は地域の実情に精通しているため、環境要望に対して主体的かつ迅速に対応可能となる。 |
| 水道法に関する事務 | - | 別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町 | 市町村の水道事業と一体的に処理できるため、より適正な管理が可能となる。 |
| 火薬類取締法に関する事務 | - | 大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町 | 市町村の消防事務と一体的に処理できるため、住民の安全・安心の向上が図られる。 |
| 屋外広告物法及び大分県屋外広告物条例に関する事務 | - | 日田市、豊後高田市、由布市、姫島村 | 市町村がまちづくり、景観行政を行う上で有効であり、主体的に景観を維持することが可能となる。 |
| 農地法に関する事務 | - | 豊後高田市、豊後大野市、姫島村 | 地域の実情に精通している市町村に、農地転用の許可権限を移譲することで、より適正な農地の管理が可能となる。 |
| 浄化槽法に関する事務 | 津久見市 | 日田市、竹田市、豊後高田市、豊後大野市、姫島村 | 市町村の生活排水処理行政と一体的に処理できるため、より適正な管理が可能となる。 |
※平成20年4月からの移譲状況もあわせた一覧は以下をご覧ください。
平成24年度(24年10月)権限移譲開始事務市町村別一覧 [Excelファイル/27KB]
平成20年度~平成24年度権限移譲開始事務一覧 [Excelファイル/35KB]
4.今後の取組
平成23年8月に公布された、いわゆる第2次一括法(「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」)により、平成24年4月から市町村へ47法律に係る権限移譲が行われました。
このような地域主権改革により、これからは、住民に最も身近な市町村が基礎自治体として、より多くのサービスを担っていくことが期待されるため、その責任が増大するとともに、より主体的・効率的な行政運営が求められます。
こうした地域主権の進展に対応しながら、住民サービスの向上をめざしていくために、現在おこなっている権限移譲についても、引き続き市町村と協議・協力し、積極的に進めていきます。