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平成29年度外部評価委員会(平成29年6月19日)

印刷ページの表示 ページ番号:0001066416 更新日:2017年8月22日更新

平成29年度外部評価委員会評価結果

調査研究課題 事後評価

・次の課題について5段階評価(1・2・3・4・5)での、総合評価点を掲載しました。

調 査 研 究 課 題

実施年度担当評価点
(1)動物用医薬品の一斉分析法の検討27~28年度化学3.0
(2)日田、玖珠、九重地域における泉質の分布状況28年度水質3.8

・ 委員からは、次のような意見が出されました。

(1) ・ひとを取り巻く生物・化学分野の様々な課題を確立することは、循環する生態系を守るために重要な課題である。
    その一環としての研究テーマ・計画は妥当である。
(2) ・温泉源の地域特性を把握し、将来にわたる利用と保護のための基礎的資料として有用な調査課題である。
    所期の研究目的は、ほぼ達成できている。
    ・温泉の特質の一つである泉質と源泉ルートを形成する地層との関連を示すことは重要である。

調査研究課題 中間評価

次の課題について5段階評価(1・2・3・4・5)での、総合評価点を掲載しました。

調 査 研 究 課 題実施年度担当評価点
(1) 新規指定有害物質「アゾ化合物」の測定方法の検討28~29年度化学

3.8

(2) 県沿岸部のマダニにおけるSFTSウイルス等保有状況調査27~29年度微生物4.2
(3) 本県における結核菌の分子疫学解析27~29年度微生物4.0
(4) 大分県における微小粒子物質成分の調査27~29年度大気4.2

・ 委員からは、次のような意見が出されました。

(1) ・調査研究課題として、時機を得た妥当なものであり、県民の健康保持に必要・不可欠な研究課題である。
    ・もし小児がんの発生等との関与が認められれば、医療においても社会においても測定技術を求められる可能性がある。
         それを行政が確立しておくことは重要である。
    ・他機関の情報が今回の報告では分からなかったが、この研究は大分県単独ではなく、他の研究施設などと協力しあって進めた方が良いと考えられる
(2) ・現に患者発生がみられるなど本研究は、県民の健康保持と感染予防に極めて重要かつ時機を得たテーマである。   
    ・ダニが媒介する特異な感染症は、大分県で発生しており、感染予測のモニターは必要である。
    ・感染の危険性がある地域において、保健所や近隣医療施設に注意喚起を行うことができる。
    また市民に直接指導できるのは行政しかない。
(3) ・本県の結核罹患率は全国平均より高く、また海外来県者も多いことから、本研究は重要かつ不可欠なテーマである。
    ・県としてデータベース化し、情報提供することは大切である。
(4) ・調査研究課題として、時機を得た妥当なものである。県民の健康保持と環境保全の観点から必要・不可欠な研究課題である。
    ・九州、県内ではPM2.5が高濃度検出されることも多い。よって、これらの発生源と成分分析は大切である。

調査研究課題 事前評価

次の課題について5段階評価(1・2・3・4・5)での、総合評価点を掲載しました。

調 査 研 究 課 題実施年度担当評価点
(1) GC/MS/MSを用いた農作物中の農薬等一斉分析法の妥当性評価29~30年度化学4.2
(2) パッシブサンプラーを利用した常時監視局未設置地域におけるオゾン等の実態調査29~30年度大気4.0
(3) 大分、豊肥、北部地域における泉質の分布状況29年度水質4.0

・ 委員からは、次のような意見が出されました。

(1) ・行政遂行上、必要かつ重要な研究テーマである。
    ・国内生産物の供給が低下し、流通の国際化の波で、その傾向は、今後さらに深化する現状で、重要な研究課題である。
    ・更新機器による妥当性評価なら2年間もかけないで、もう少し迅速に行う必要はないのか。
(2) ・近年、光化学オキシダントの基準超過がみられるなど県内環境の保全には地域差のない監視体制が不可欠であり、それを補完する研究と
    思われる。  
    ・大分県のオキシダント濃度も拝見させて頂いたが、県民の健康を考えると、工夫をして継続測定をする必要があると考えられる。
(3) ・温泉源の地域特性を把握し、将来にわたる利用と保護のための基礎的資料として有用な研究テーマである。
    ・大分県内の温泉分布を調査し、主要な要素の分析を行う研究で、温泉として開明されていない地域の調査・研究を予定されている。
         これまで、明らかにされていない泉質と源泉ルートを形成する地層との関連づけで、新たな泉源ルートの可能性を示すことも関心のあるところである。
    盛衰する温泉源の確保が関係産業にとって貴重な基礎資料となる。