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「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」登録決定のお知らせ(祖母傾ユネスコエコパーク大分・宮崎推進協議会)

印刷用ページを表示する掲載日:2017年6月15日更新

 大分県と宮崎県、佐伯市・竹田市・豊後大野市・延岡市・高千穂町・日之影町の2県6市町等で構成される祖母傾ユネスコエコパーク大分・宮崎推進協議会では、原生的な自然と景観美、希少動植物の宝庫として知られる祖母・傾・大崩(そぼ・かたむき・おおくえ)山系とその周辺地域を「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」として登録することを目指し、活動してきました。

 平成29年6月14日にフランス(パリ)で開催された第29回ユネスコ人間と生物圏(Mab)計画国際調整理事会において、祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの登録について審議された結果、登録が決定したので、お知らせします。

「祖母・傾・大崩」の概要

1.名称:
 祖母(そぼ)・傾(かたむき)・大崩(おおくえ)生物圏保存地域  (祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク)

2.構成自治体:
 大分県・大分県佐伯市・大分県竹田市・大分県豊後大野市、宮崎県・宮崎県延岡市・宮崎県高千穂町・宮崎県日之影町   (2県6市町)

3.特徴等:
○特徴
・大分、宮崎両県に跨がる祖母・傾・大崩山系を中心に、これらを源流とする大野川水系、五ヶ瀬川水系流域の6市町をエリアとしている。
・祖母・傾・大崩山系は、九州最高峰級の山々からなる急峻な山岳地形と美しい渓谷を有し、イチイガシなどの照葉樹林からブナなどの夏緑樹林までの幅広い植生とともに、ニホンカモシカやソボサンショウウオ、無斑アマゴなどの希少種も生息しているなど豊かな動植物相の有り様を限られた地域で見ることができる、極めて多様な生物種の宝庫である。
・複雑な地形・地質に加え、地域住民の持続的な自然資源の利活用や、活発な環境保全活動等により、多様な二次的自然環境が形成されており、貴重な動植物が生育・生息する生物多様性の高いスポットが点在している。
・地域共通の文化的背景である祖母山信仰や、神楽に代表される土地固有の多彩な民俗芸能が各地で継承されており、自然への畏敬の念が地域の文化として根付いている。

○面積
総面積 243,672ha 
・核心地域1,580ha ・緩衝地域17,748ha ・移行地域224,344ha

※ 核心地域と緩衝地域は、祖母傾国定公園や祖母山・傾山・大崩山周辺森林生態系保護地域に指定されており、適切な保護・保全が図られている。

※ 移行地域は、九州有数の林業地帯であり、農林業を生業として発展してきた歴史を持ち、現在も、気候条件や地形の複雑さを活かし、森林資源の幅広い利活用や様々な農産物生産により、二次的自然環境の持続的な利用が継続されている。

ユネスコエコパークの概要

1.ユネスコエコパークの概要
 ユネスコエコパーク※(生物圏保存地域、英名:Br: Biosphere Reserves)は、生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究支援を目的として、1976 年(昭和51 年)にユネスコが開始。ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏(Mab: Man and Biosphere)計画の枠組みに基づいて国際的に認定された地域。
 「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」に基づく世界遺産が、手つかずの自然を守ることを原則とする一方、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)が目的。「保全機能」、「経済と社会の発展」、「学術的支援」の3 つの機能をもつ地域を登録。そのため、ユネスコエコパークは、「核心地域」、「緩衝地域」と共に、「移行地域」(地域社会や経済発展が図られる地域)を設置。
 登録総数は、120 か国、669 地域(2016 年(平成28 年)3 月現在)。
 ※ユネスコエコパークは我が国の国内呼称。

2.ユネスコエコパークの期待される効果
 ユネスコエコパークの登録地は、ユネスコエコパーク世界ネットワークに登録。
 ユネスコという国際機関からの世界的な評価を受けることにより、自然環境の保全や自然と人間社会との共生に関する地域の取組を、国際的にも発信し、ネットワークを通じて情報の共有化が図られることや、それによりこの取組がより一層推進されることを期待。
 また、地域における持続可能な発展に関する学習の場としての活用、自然環境の保全や持続可能な資源の利活用に関する普及啓発、持続可能な社会の構築のための人材育成への貢献を期待。

[我が国のユネスコエコパーク]
・1980 年(昭和55 年) 「志賀高原」(群馬県、長野県)、「白山」(石川県、岐阜県、富 山県、福井県)、「大台ヶ原・大峯山」(奈良県、三重県)、「屋久島」(鹿児島県)新規 登録
・2012 年(平成24 年) 「綾」(宮崎県)新規登録
・2014 年(平成26 年) 「只見」(福島県)、「南アルプス」(山梨県、長野県、静岡県)
 新規登録、「志賀高原」拡張登録
・2016 年(平成28 年) 「白山」、「大台ヶ原・大峰山・大杉谷」及び「屋久島・口之永良 部島」拡張登録
・2017 年(平成29 年) 「祖母・傾・大崩」(大分県、宮崎県)及び「みなかみ」(群馬県)新規登録


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