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農業研究部のタイムリー情報(令和2年度)
こちらのコーナーには、当研究部が行っている試験研究を身近に感じてもらうための様々な情報を掲載しています。気になる情報があれば、是非お問い合わせください。
4月~6月 | 7月~9月 | 10月~12月 | 1月~3月 |
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1月~3月
カンショのウイルスフリー苗を増やしています!(発信日:3月19日)
ウイルスフリー苗確保のための増殖を行っています。試験管で育てた苗を節ごとに切断し新しい試験管内に移植することで約5倍に増やします。この作業を繰り返し行い試験に必要な苗を準備しています。
白ネギの夏期高温対策試験で2次育苗を開始(発信日:3月19日)
農業研究部では、独自に開発した大苗育苗技術を用いて夏期の生育を安定化する試験を行っています。写真は通常の苗の倍程度の太さの大苗を育苗するため、播種1ヶ月後の苗の間隔を広げているところです。さらに育苗を続け、5月上旬に定植予定です。
ドローン操縦研修を行いました(発信日:2月4日)
農業研究部では、各振興局農林基盤部等に配備しているドローンの操縦が出来る「操縦者認定」を受けた職員が増加しています。
今回、操縦者認定を有する職員の技術向上のため、場内でドローンを使った圃場撮影の研修を行いました。
茶圃場の生育状況を上空から確認しています(発信日:2月4日)
一番茶に向けて試験圃場内の生育を揃えるための管理を行っています。通常の見回りと平行して、ドローンを用いて茶圃場を高度50mから撮影した画像を使うと生育不良箇所を見つけやすくなります。
サイドパイプを利用した小ネギの栽培が始まりました(発信日:2月4日)
小ネギの栽培ではハウス側面に近い部分が乾くことによる生育のばらつきが課題です。そこで、頭上からのかん水に加え、ハウス側面からサイドかん水を行うことで、圃場全体の水分状態を均一にする試験を開始しました。今後は生育調査や収量調査を行う予定です。
10月~12月
お茶のスマート農業技術開発に向けて~今年の結果を解析中~(発信日:12月28日)
農業研究部では、一番茶の摘採適期を簡易に判断する技術を開発しています。近赤外線画像を解析して茶葉の成分を推定するものです。
今年度得られた結果を分析するにあたり、専門家のアドバイスをいただきました。
(詳しくは農業研究部のFacebookページをご覧ください!)
7月定植作型の白ネギを収穫しました!(発信日:12月24日)
白ネギは夏の大雨や高温により、生育が不安定になります。その対策のため、開発中の大苗技術を使用して、7月に定植する作型の試験を行っています。
12月18日に収穫調査を行いました。写真は、収穫したネギを出荷基準に沿って調整し、1本づつ重さと品質を調査しているところです。
ベルトプランターで小ネギの省力栽培を試験しています(発信日:12月9日)
農業研究部で独自開発したベルトプランター栽培技術を使い、小ネギの栽培を省力化や省スペース化する試験をしています。土壌水分センサーを用いてかん水の量や回数を自動化することで、さらなる省力化や収量品質の向上につなげようとしています。
小ネギの肥料試験の収量調査を行いました(発信日:11月27日)
播種直後の多量かん水により、肥料の効果が低下している可能性がある小ネギ栽培において肥効の異なる肥料を用い、適切な施肥量を把握するための試験の収量調査を行いました。処理区ごとに1本ずつ長さや太さ、重さを量りました。
県内露地野菜生産者が白ネギの試験研究を見学(発信日:11月27日)
県内の白ネギ生産者が、試験研究状況の見学に訪れました。場内圃場で生産者に説明を行った後、農業研究部で開発した大苗育苗の実演を行いました(写真)。生産者は熱心に実演の様子を見学されており、高い関心を持っていることが伺えました。
高糖度カンショ「甘太くん」の糖度調査中!(発信日:11月10日)
高糖度カンショは一定期間貯蔵することで甘さや食感が変化します。県内で生産・貯蔵されたカンショが出荷基準に達しているか、調査が場内で行われています。基準をクリアしたものは「甘太くん」として出荷されます。
ベルトプランターで栽培した小ネギの調査をしました!(発信日:11月9日)
農業研究部で独自開発したベルトプランター栽培技術を活かして、葉菜類の試験栽培を行っています。小ネギ栽培において、培土への転炉スラグの混和による、収量や葉先枯れ発生軽減効果について調査を行っています。
新しい栽培方式で小ネギの省力栽培を試験しています(発信日:11月9日)
幅5cm、長さ10m以上の細長いプランターに土を詰め、紙で連なっている小ネギ苗を縦に広げて、栽培試験を行っています。従来にない省力、省スペースが期待されます。
白ネギの抽だい対策試験で2次育苗を開始(発信日:10月30日)
農業研究部では、独自に開発した大苗育苗技術を用いて4~5月収穫作型の抽だい回避を目指す試験を行っています。写真は播種1ヶ月後の苗の間隔を広げているところです。さらに1ヶ月半、育苗を続けて苗を大きくします。
県内露地野菜生産者がドローンを用いた試験研究を見学(発信日:10月30日)
県内の露地野菜生産者が、ドローンを用いた試験研究状況の見学に訪れました。ドローンを用いて露地野菜の生育状況を把握する取り組みについて説明を受けた後、ドローンのテスト飛行を見学しました。
水田にキャベツを定植しました(発信日:10月21日)
水田への園芸作物の導入にあたり、排水対策や土壌の物理性、化学性の改良が必要です。通常、改良には数年かかりますが、有機物を大量に投入して、改良にかかる期間を短縮するための試験をしています。
地球温暖化対策と農業の関係を調査中(発信日:10月21日)
農業研究部では国の委託を受け、地球温暖化防止と土壌肥沃度の変化を把握するため、農地に蓄積している炭素や窒素の量とその変化を調査しています。調査の基準点として場内圃場にハクサイを定植しました。
小ネギの肥料試験の栽培が始まりました(発信日:10月19日)
これまでの試験で、小ネギ栽培では播種直後の多量かん水により、肥料の効果が低下している可能性が明らかになっています。そこで溶出パターンの異なる肥料を用い、適切な施肥量を把握するための試験を開始しました。今後は生育調査や収量調査を行う予定です。
炭酸ガスを用いた「ベリーツ」のハダニ対策 ~処理後の苗を定植~(発信日:10月6日)
イチゴ苗につくハダニを本圃へ持ち込まないため、定植前の苗に炭酸ガス処理を行いました。処理による苗の傷み程度を調査し、定植を行いました。今後ハダニ発生状況を定期的に調査していきます。
炭酸ガスを用いた「ベリーツ」のハダニ対策を試験しています(発信日:10月6日)
イチゴ栽培で問題となるハダニに対して、高濃度の炭酸ガスを充満させた施設内に苗を置くことで、ハダニ発生が抑えられるか試験しています。定植前の苗に処理することで、本圃へのハダニ持ち込み軽減につながります。
コンテナに詰めたイチゴ苗(写真右)を、シートにくるんで(写真左)、炭酸ガスを充満させています。
※詳しくはFacebookページをご覧下さい。
7月~9月
白ネギの抽だい対策試験が始まります(発信日:9月25日)
白ねぎの4~5月収穫の作型は抽だいが発生するため生産量が不安定です。そこで農業研究部で開発した大苗育苗技術で抽だい回避を目指します。今年は播種粒数と定植時期を組み合わせて、比較を行います。
イチゴ「ベリーツ」の炭疽病抵抗性を確認しています(発信日:9月15日)
イチゴで重要な病害の一つである炭疽病について、他の品種と比べて「ベリーツ」がどの程度抵抗性を持つか、実際に菌を接種して発病の度合いを確認しています。接種後の調査は、発病する2~3週間後に行います。普及員対象のイチゴ研修が農業研究部で行われました(発信日:9月1日)
イチゴは花芽分化を確認して定植する必要があり、実体顕微鏡を用いて花芽検鏡を行いますが、針先を用いた細かい作業や花芽分化のステージを判断するには経験が必要です。そこで、県内の新採用普及指導員や普及経験の短い職員を中心に、研修を農業研究部で行いました。大分県茶品評会が農業研究部で行われました(発信日:7月30日)
大分県茶業協会主催の第52回茶品評会が場内で行われました。審査には農業研究部の研究員も参画し、一番茶60点について、茶葉の形やつや、色をチェックした後、実際にお湯を注いで香りや味を審査しました。
詳しい流れは農業研究部Facebookに載っています。
是非ごらんください!
夏越し作型の白ネギを定植しました!(発信日:7月30日)
白ネギでは夏の大雨や高温により、生育が不安定になります。その対策のため、開発中の大苗技術を使用して、7月に定植し12月に収穫する作型の試験を行っています。苗の乾燥処理と育苗時の追肥量を検討しており、今後調査を続けていきます。
県内農業後継者が茶の試験研究を見学(発信日:7月21日)
県内のお茶の農業後継者が、試験研究状況の見学に訪れました。試験概要の説明を受けた後、場内の品種圃で複数品種を見比べ、茶の官能審査の体験や茶工場の見学をしました。
農業大学校でお茶の授業を行いました(発信日:7月21日)
農業研究部の職員が定期的に農業大学校で学生に授業を行っています。お茶が出来るまでの流れを説明し、場内の圃場と茶工場を見学した後、実際に官能審査(お茶の見た目や香り、味などの品質確認)を体験してもらいました。
冬ニラを定植しています!(発信日:7月21日)
農業研究部では葉が大きく太い冬ニラを作るための試験を行っています。試験に向けて、7月14日に定植を始めました。苗の植え付け深さと苗の本数を組み合わせて、最適な条件を検討していきます。
一定の深さで植えるため、専用の器具を使用しています。
ウンカ類に対する新しい薬剤の防除効果を調査しています(発信日:7月21日)
昨年、水稲に大きな被害を及ぼしたウンカ類対策として、新しい薬剤の防除効果を確認しています。無防除の水田と比較して、10日おきにウンカ類の発生状況調査を続けています。
発生予察田で病害虫発生状況を調査しています(発信日:7月21日)
今年の病害虫発生状況を把握するため、防除を行わない水田(発生予察田)を場内に設けています。収穫時期の異なる3品種について病害虫発生状況を継続的に調査し、過去の発生状況と比較することにより、今年の注意すべき病害虫を確認しています。
カンショのウイルスフリー苗を増やしています!(発信日:7月14日)
農業研究部ではウイルスに感染していない苗を試験管内で作る研究をしています。この苗を基にして全生産者の苗(ウイルスフリー苗)を毎年更新しています。
試験管内で大きくなったカンショ苗を切り、新しい試験管内に入れ(写真右)、一定期間培養します(写真左)。
詳しい流れは農業研究部Facebookに載っています。
是非ごらんください!
初夏取り作型白ネギの収穫をしました!(発信日:7月2日)
5~6月に収穫する白ネギは、抽だいの発生による品質低下がみられます。農業研究部では大苗を使用して抽だいを回避する試験をしています。
6月22日に処理区ごとに分けて収穫を行いました(写真左)。根の張り具合を事前に確認し(写真右)、収穫したネギを1本づつ調整し、重さと品質を調査していきます。
イチゴの新品種育成の研究中です。6月から育苗を開始しました(発信日:7月2日)
ポスト「ベリーツ(大分6号)」を目指してイチゴの新品種育成に取り組んでいます。昨年度の試験で選抜した有望な系統や交配用母本など約2,600本を6月22日に鉢上げ方式で採苗しました。今後はポットで育苗し、9月下旬に定植します。その後、草姿や果実などの形質を評価しながら選抜を重ね、合わせて新しい組合せの交配も行っていきます。
コマツナ・チンゲンサイのリモートセンシング(発信日:7月2日)
コマツナ・チンゲンサイの収量予測等に活用するため、ドローンによる空撮を6月24日に豊後大野市現地ほ場で実施しました。写真は上空から圃場を撮影したもので、今後は画像を解析して得られるデータと収穫量等の関係性を調査していきます。
4月~6月
麦栽培期間中に堆肥散布した試験圃場の土壌調査実施!(発信日:6月25日)
大豆や飼料用水稲の作付が進み、水田の地力低下が問題となっています。地力回復には堆肥投入が有効ですが、現在の水田作付体系では麦作付終了から水稲作付開始までの期間が非常に短く、麦作付終了後の堆肥投入が非常に難しい状況です。そのため、麦の栽培期間中に堆肥を散布する試験を水田農業グループで行っています。
麦の作付が終了したので、堆肥散布の効果を確認するため、当チームで6月10日に土壌調査を行いました。
水稲で堆肥入り肥料の栽培試験を始めました(発信日:6月25日)
新規格肥料「混合堆肥複合肥料」を使った水稲の栽培試験を開始しました。6月10日に水田農業グループにて田植えを行いました。原料に堆肥が使われていることから、化成肥料単体よりも土づくり効果が高いとして注目されています。化成肥料と同程度の生育になるか、今後調査を行います。
堆肥入り肥料を使ったカンショの栽培が始まりました(発信日:6月8日)
混合堆肥複合肥料(堆肥入りの複合肥料)を使ったカンショの栽培試験を開始しました。この肥料は一般的な有機配合肥料より安価で、堆肥の新たな活用法を図れる資源循環型肥料として期待されています。
今年も美味しい一番茶が出来ました!(発信日:6月8日)
1番茶の品質確認のため、機械で一番茶の成分分析を行う(写真左)とともに、茶葉の色や香り、味を確認(写真右)しています。今年は4月の気温が平年より1℃低く、茶葉の生育がゆっくり進んだことで旨味や香りが増して、美味しい一番茶に仕上がりました。
アザミウマの天敵が住み着きやすい植物を探しています(発信日:6月2日)
ピーマンに被害を及ぼすアザミウマ対策のため、天敵を活用する試験をしています。春に花を咲かせ、周辺に住んでいる天敵を誘引する植物を探しています。写真はソバの花を調査しているところです。
生育診断技術確立に向けて、白ネギほ場の撮影を始めました(発信日:6月2日)
ドローンを活用した白ねぎの迅速な生育診断技術の開発に向けて、場内ほ場で撮影を行いました。右はドローンで上空から撮影した写真で、左は加工後の写真です。画像の色調の違いにより、初期の生育診断技術に活用できるか検討しています。
土壌水分測定に向けて、測定機器を作成中(発信日:6月2日)
野菜の栽培において、水管理は収量や品質に与える影響が大きく、重要な技術です。土壌中の水分動態をより詳しく調べるため、今後の普及性も考慮し安価で精度の高い土壌水分センサーが活用できないか試作しています。
イチゴ「ベリーツ」のウイルスフリー苗の鉢上げを行いました(発信日:6月2日)
県産ベリーツの安定生産を図るため、生産者へ配布するウイルスフリー苗(ウイルスに未感染の苗)の元となる苗を農業研究部で増殖しています。この後、民間種苗会社で二次増殖し、農業団体を通じて供給されます。
白ネギのべと病発生状況を調査しています(発信日:6月2日)
白ネギ栽培では、べと病(左の写真)が問題となっており、当チームでべと病対策の試験を行っています。場内圃場において、散布する薬剤の違いにより発生程度がどの程度異なるか、定期的に発生状況を調査しています。
リモートセンシングによる白ねぎの生育診断技術確立に向けて(発信日:5月28日)
農業研究部ではドローンを活用した白ねぎの迅速な生育診断技術開発を行っています。5月22日に場内圃場に白ねぎを定植しました。今後撮影を行い、生育量や病虫害発生状況の判断に活用できるか検証します。
写真はドローンを飛ばして、上空より試験圃場を撮影したものです。
一番茶の収穫時期を予測する研究をしています(発信日:5月26日)
カメラで撮影した画像を解析し、茶葉の成分を推定することにより、一番茶の摘採適期を簡易に判断する技術を開発しています。1番茶収穫まで13回撮影を続けました。現在、画像解析を進めているところです。
ピーマンのTSWV抵抗性品種の特性を調査しています(発信日:5月26日)
TSWV(トマト黄化えそウイルス)は多くの植物に被害を及ぼし、各地で問題になっています。ピーマンでは対策としてTSWV抵抗性品種が導入されつつあり、農業研究部では収量性や品質等を調査しています。
ツマジロクサヨトウの発生状況調査中(畜産研究部圃場内)(発信日:5月26日)
2019年の大分県内でのツマジロクサヨトウの発生は、飼料用トウモロコシで見られたため、畜産研究部の飼料作付用の圃場(豊後大野市)において、発生状況調査を始めました。11月まで調査を継続します。
カンショの挿苗作業が最盛期です!(発信日:5月26日)
農業研究部では県内で主に栽培されている高糖度カンショ「べにはるか」の栽培試験をしています。
また、独立行政法人農業研究機構が育成した新しい系統の収量・形状・食味等を調査し、大分県に適したものがないかを調査します。
現地ピーマン圃場でアザミウマの天敵を散布しました(発信日:5月26日)
化学農薬と天敵を組み合わせて、ピーマン栽培で問題となるアザミウマを抑え込めるか、試験を行っています。野津町の現地栽培圃場にて、アザミウマの天敵(スワルスキーカブリダニ)を散布しました。
海外飛来性害虫ツマジロクサヨトウの発生状況調査を行っています(発信日:5月21日)
試験場内のほか、県内5地点にフェロモントラップ(雄成虫を捕らえる仕掛け:写真上)を設置して、ツマジロクサヨトウの誘殺数を調査しています。発生状況に応じて注意喚起を行い、被害軽減につなげています。
※ツマジロクサヨトウは、大分県内では昨年7月に初めて発生が確認された海外飛来性の害虫で、多くの作物を食害します。詳しくは農業研究部病害虫対策チームホームページをご覧ください。
白ネギの二次育苗を開始しました(発信日:5月21日)
農業研究部では、独自に開発した大苗技術を用いて7月に定植し、年内の需要期に収穫する試験を行っています。播種1ヶ月後の苗の間隔を広げる作業を行いました。さらに1ヶ月半、育苗を続けて苗を大きくします。
※作業手順の説明動画はこちらをご覧ください。
冬ニラの育苗が始まります(発信日:5月21日)
農業研究部では大きく立派な冬ニラを作るための試験を行っています。試験に向けて、5月14日に播種を行いました。今後は2か月程度育苗し、7月に苗の植え付け深さを変える試験を行う予定です。
小区画の水田が生まれ変わる ~基盤整備前の土壌断面調査~(発信日:5月18日)
国東市綱井地区で水田の基盤整備が計画されており、着手前調査を土壌・環境チームが実施しました。ほ場で採取したコア(土壌を塊のまま抜き取った物)により土壌の水の通り易さを分析し、土壌改良の資料とします。
イチゴ新品種開発のため、種播きを行いました!(発信日:5月18日)
ポスト「ベリーツ(大分6号)」開発を目的に、79通りの交配組合せから採種した5,800粒の種子を播きました。養成した苗を9月に定植し、12月上旬から収穫開始時期や食味、外観等の評価・選抜を行います。
ドローンを用いて一番茶の収穫時期を予測する研究に取り組んでいます(発信日:5月1日)
農業研究部では、一番茶の摘採適期を簡易に判断する技術を開発しています。ドローンの空撮画像を解析して、茶葉の成分を推定するものです。収穫まで撮影を続け、データを蓄積していきます。
ピーマン害虫を天敵の力を借りて防除する試験を行っています(発信日:5月1日)
ピーマンでは化学農薬の効かないアザミウマが問題になっています。アザミウマの天敵を上手く活用し害虫の密度を下げようと、クレオメ(写真左)やソルゴー(写真右)といった植物を播種し、天敵昆虫を呼び込む現地試験を行っています。
新規格肥料を用いたカンショの現地栽培試験が始まります(発信日:4月21日)
原料に堆肥を用いた新規格肥料「混合堆肥複合肥料」の現地試験に向けて、豊後大野市内の2圃場で施肥を行いました。この肥料は一般的な有機配合肥料より低コストで、資源循環型肥料として期待されています。
白ネギ初夏どり作型の土寄せ作業を行いました(発信日:4月17日)
大苗育苗技術を用い、年内に定植し5月~6月に収穫する白ネギ初夏どり作型の栽培試験を行っています。通常この時期は抽だいが発生し品質を低下させますが、現在のところ抽だいの発生はほとんどみられていません。
トマト苗の接木(つぎき)を行いました(発信日:4月2日)
トマトの栽培試験に用いる苗を育てています。接木とは、病気に強い品種と、おいしい果実をつける品種の苗をそれぞれカッターで切って、チューブでつなぐ作業です。今年は高温対策や品種比較試験に取り組みます。
ピーマン青枯病対策として高接木苗を定植しました(発信日:4月2日)
ピーマン栽培では青枯病が問題であり、対策として接木苗が用いられています。通常より高い位置で接木することで、さらに青枯病に強くなる育苗技術が国の試験場で新たに開発されたため、現地実証試験を開始しました。
(左の写真はピーマンの苗で、左から順に、接木していない苗、通常の接木苗、高継木苗です)