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第27回 大分県事業評価監視委員会 議事録

印刷用ページを表示する掲載日:2011年2月10日更新

第27回大分県事業評価監視委員会 議事録

日時:平成23年2月10日(木)13時30~15時20
場所:大分市府内町2丁目1番4号 トキハ会館(5階ローズの間)
議題:公共事業評価(再評価)
出席委員:高山委員長、安部委員、石田委員、井上委員、島田委員、下田委員、杉浦委員
対象事業:(再評価)
       1.竹田水害緊急治水ダム建設事業  玉来ダム(玉来川)  (県事業)
       2.中山間地域総合整備事業     日田地区       (県事業)
 

《事務局》 平成22年度第3回大分県事業評価監視委員会を開催をいたします。本委員会の開催については、大分県事業評価監視委員会設置規定第4条第2項の規定により、委員の過半数が出席しなければ開催することができないとなっております。本日は、委員9名のうち、○○委員と○○委員が欠席となっており、7名の委員が出席しており、本委員会は有効に成立しておりますことをご報告いたします。それでは委員会の開催にあたりまして、○○土木建築部長よりご挨拶を申し上げます。

《土木建築部長》 皆さんこんにちは。ただ今、紹介いただきました土木建築部長の○○でございます。第27回、大分県事業評価監視委員会の開催にあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。何かとお忙しい中、このように多数の委員の皆様方、お集まりいただきましてたいへんありがとうございます。本日の議題は2件ございます。土木建築部のダム事業に関する案件が1件と、農林水産部の中山間地域の総合整備事業という案件でございます。特に、この農林水産部の案件につきましては、事業費が大きく変わるということでございまして、皆様方のご意見をいただきたいということで、本日、提案しております。もう一件のダム事業の件でございますけれども、もう既に皆様方、いろんなところで報道の中でご存じだと思いますけども、ダムを進めるにあたりまして、国の方からダム事業の検証をいたしなさいということで、大分県の方に要請がございました。それで、玉来ダムという事業でございますけども、この玉来ダムにつきまして、昨年の12月から、3回にわたって有識者、或いは地元の関係者、そういった方々のご意見を伺う3回の会議を開いたところでございます。そこで一応の結論が出ましたので、本日、案件として提出して、皆様方のご意見を伺いたいということでございます。通常ならば年度に二回というのが、この事業評価監視委員会の開催の予定でございますけれども、今回はこういう大きな二つの案件がございますので、特に第3回ということで開催しているという状況でございますので、是非、皆様、各委員さんにおかれましては、ご理解をいただきたいと思います。それでは、簡単でございますけども、開催にあたりまして、私の方からの挨拶とさせていただきます。どうぞご審議のほど、よろしくお願いいたします。

《事務局》 ありがとうございました。それでは、続きまして○○委員長にご挨拶をお願いいたします。

《委員長》 皆さんこんにちは。開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。本日は、本年度第3回の委員会ということで、委員の皆様方にはご多忙の中、お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。また、先日は現地調査に出席されました委員の皆様方におかれまして、たいへん寒さ厳しい中、お疲れ様でございました。今、○○部長さんの方からお話しがありましたように、本年度第2回の委員会では24件の事業について早朝より長時間にわたり、皆様方それぞれのお立場での貴重なご意見を賜りまして、慎重審議をすることができました。厚く御礼を申し上げます。今、お話しがありましたように、今日は、再評価事業二件ということでございますが、一件は土木建築部の事業で、全国的なダム事業の見直しに伴います、玉来ダム事業の件でございます。もう一件は、農林水産部の大幅な事業費の増加が見込まれる、中山間地域総合整備事業ということで、両件ともより一層の慎重な審議が求められる事業でございます。本日は、現地調査等を踏まえまして、委員の皆様方それぞれのお立場でのご意見を賜りまして審議をしていきたいと思っておりますので、最後までご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。簡単でございますが、開会のご挨拶とさせていただきます。

《事務局》 ありがとうございました。ここで報道関係者等の皆様方へ、お願いがございます。議事進行に入ってからのフラッシュをたかれての写真撮影等はお控えをいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、本日の第27回委員会の議事の内容について簡単にご説明をさせていただきます。本日の委員会は、知事から諮問された県の再評価事業、二件についてご審議をお願いをいたします。竹田水害緊急治水ダム建設事業については、説明40分。質疑を20分程度。中山間地域総合整備事業については、説明、質疑、それぞれ7、8分程度でお願いをしたいと思っております。それではさっそく議事に入りたいと思いますが、審議における議長は、委員会設置要綱第4条の規定により、議長は委員長が務めることとなっておりますので、これより先の議事進行は、○○委員長にお願いをいたします。○○委員長、よろしくお願いいたします。

《議長》 それでは、ただ今から議事に入りたいと思いますが、議事に先立ちまして、本日の議事録署名員を私の方から指名をさせていただきます。議事録署名委員として、○○委員と○○委員を指名いたしますので、両委員は、事務局の議事録作成後、審査署名をどうぞよろしくお願いいたします。ここで傍聴される皆様方にお願いいたします。傍聴される皆様方は、入場のときにお配りをしております、当委員会の傍聴要領に従い、静粛に傍聴をお願いいたします。また、審議の内容が個人等のプライバシーに関わる恐れがある場合には、会議の途中であっても一時非公開とし、その間、退席をしていただきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

=====(再評価)=====

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1.竹田水害緊急治水ダム建設事業  玉来ダム(玉来川)
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《議長》 それではさっそく審議に入ります。まず、竹田水害緊急治水ダム建設事業。玉来ダムについて説明をして下さい。

《河川課》 事業説明

《議長》 はい、ありがとうございました。ただ今説明を受けました事業について、皆様方のご意見等をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 最後にありましたBバイCの計算で、Cの方は良いんですけど、Bのベネフィットっていうか便益の方ですけど、玉来川の流域内だけで計算されているのか、或いは竹田市街地がどの程度考慮されてるのか、分かりましたらお願いいたします。

《河川課》 玉来川の流域内にあります便益でございます。稲葉川は別に算出してございます。

《委員》 そうしますと、最初に説明があった、玉来川があふれて稲葉川まで流入したとか、その途中、いろんな建物を通ったりとかいう被害があったというふうなことで、竹田市の被害というのは玉来川だけじゃなくて、稲葉川、或いは大野川等の流入によって被害、水害が大きくなってるというふうに感じるんですけども。だから、玉来川のこの改修が他の事業、稲葉川とかの事業と相まって良くなるというか、更に効果が発揮されるという大事な事業だと思うんで、便益の方、非常に大きく出てるから問題は無いと思ったんですけども、どの範囲まで計算として入ってるのかなというのをお尋ねいたしました。はい、ありがとうございました。

《委員》 BバイCのお話しが出たんで、もうついでに聞きますが、昭和59年から総費用が入ってますけども、これは河川改修の時点からですか。

《河川課》 おっしゃるとおりで、河川改修をまず始めてございまして、玉来川の下流部を小規模河川改修事業というのを最初に始めました。そこの時点からでございます。

《委員》 それは妥当なんですかね。つまり、昭和59年スタートで、平成2年に水害が起こってますよね。つまり、起こってしまったコストを計算に、或いは、要するにベネフィットに入ってしまうことがね。つまり、その時の被害額がここに、算定に入ってるのかどうか。昭和59年スタート時。つまり何をいいたいかというと、貨幣価値に換算してベネフィットを計算する。或いは4%で現在価値を出すのを昭和59年にさかのぼってやってるということになると、過去に向かってベネフィットを計算したしたことに。

《河川課》 おっしゃるのは、平成2年より以前の部分も。

《委員》 いやいや。もちろん平成2年以前の部分と。つまり現在価値に直すってどういう意味かというと、スタートラインから見るということです。つまり59年の段階でどれだけのコストがかかってきて、ベネフィットが発生する予想があって、それに対してBバイCを計算するというのが通常のやり方で。そうすると、平成2年に起こって平成3年にダム事業を起こしてるということになると、本来、59年スタートというのはおかしい。河川改修も平成2年の時の水害でそうとう傷んでるはずなんで、その時点で改修ももう一度やり直すんじゃないんですか。

《河川課》 59年から小規模河川改修事業を始めておったんですが、実は平成2年を受けまして、更にその際に激甚災害特別対策事業、激特という事業も災害関係で採択を受けまして、それも含めて事業を始めました。

《委員》 それは良いんですよ。ですから、ここでBバイCの計算の時点が、現在時点を昭和59年に取るのは如何なものかということなんです。つまりこれ、計算の仕方ですけど、年率4%で現在価値に直すってときは、平成3年からダム等の工事に入ってると思うんですけれども、調査にね。その前の時点。59年までさかのぼって、59年時点で評価してることになるんですよ。このまま読むと。それは何故かといったら、便益も59年から計測してることになってるから。だから変でしょう。つまり、平成3年に採択されてる事業に対して59年度からの事業費を全部計上して、或いはベネフィットも計上してBバイCをあたかも計算したかのような表現になってしまってる。これ、どういうふうにBバイC、実際に計算されたかは個々のデータだけじゃぜんぜん分かりませんので何とも言えないんですが、上の方の投資期間と測定期間を59年から、もし書いてしまえば、パッと見たとき、そういうふうに読めてしまうということ。そのあたりは、実際にはそうされてないはずなんで。計算、平成3年の時の事業採択の時にどうされたか分からないんですが。事業採択時の時は妥当投資額と書いてあるんで、多分、そんなことはしてないはずですよね。平成20年の再評価の時に気がつけば良かったんですが、そこまで気がつかなかったということ。

《議長》 はい、どうぞ。

《河川課》 昭和59年から下流の方で小規模河川改修事業というのをやっておりました。今回の評価も、先ほど説明がありましたけども、河川改修とダム事業とセットで今、このB/Cを算定しているという経緯がございます。昭和57年当時に大きな災害を受けて小規模をスタートしたわけですけども、平成2年の出水規模というのは、それを遙かに上回る規模で被災を受けております。今回、その全体の費用便益を出すにあたって、その小規模区間からの河川改修を含めて、プラスダム事業ということでBバイCを出してきておりますので、昭和59年からという算定の仕方をしているということでございます。

《委員》 それはそういうふうに捉えることはできるんですが、実際のBバイCの計算にあたった時にどうしたかなんです。つまり、例えば今回、再評価でBバイCを計算しろといわれたら、実は当初期間は今からなんですよ。今からどれだけ投資するかと。今から発生するベネフィットがどれだけか。今の時点で評価しないと、本当はいけないんです。他の事業ではそういうきちっとしたBバイCの計算結果が出てきています。どういうことかというと、今、この事業をゴーサインを出すかどうか。コスト面だけですよ。コスト面だけでゴーサインを出すかどうかという時の指標としてのBバイCというのは、今、追加的な投資と発生するだろう追加的な、今の時点からやった時に発生するだろうベネフィットを計算した方が、やった方が良いよということを知るのがBバイC等の用途なんですね。要するにBバイCだけが判断の基準ではないので、用途ですよね。そうした時に、これだけのベネフィットがあります。それを、例えば今回、改修しました。なら、何をやってるかといったら、昭和59年の時点に戻って、全部計算に入れて、今の貨幣価値を全部59年に戻して、59年時点で事業を再評価しているっていうことになるんですよね。そういうやり方で追加的な経費をやって良いかどうかっていうのは、実のところほとんど意味がない。つまり、今からこれだけコストをかけたらこれだけのことがあるからやった方が、今の時点で事業を放棄するか継続するかの価値判断というのは、あとこれだけコストをかけたらこれだけのベネフィットが発生するというんであればやった方がいいですよ。今からコストをかけてどれだけのメリットがあるかと。その時に、もうメリットの方が小さくて追加コストの方が高ければ追加コストを発生させる意味がないから、事業は中断した方が良いですよというのが基本的にはコストの考え方。ですから、意味は分かります。小規模河川改修も入れて、全体でこの事業だという意味は分かるんですけど、BバイCのコスト計算だけをいえば、本来、59年にさかのぼっての評価というのはおかしい。コストベネフィットの考え方だけでいえばですね。言ってる意味、分かりますかね。分かり難いかも分かりませんが、そういうのが、要するにコスト論なんですよ。事業の継続的な投資をゴーサインを出すかどうかという時の評価の基本的な考え方はそこにあるんですね。この事業が、もし再評価をやってもぜんぜん問題ないとは思うんですけれども、要するに書き方の問題だけでね。ここで59年からといわれたら、再評価時、BバイC、7.5ですよといわれても、じゃあ追加コスト、残り90%のコストをかけた時のベネフィットで今、計算しても、おそらくこれを上回るんじゃないかと思うんですよ。そういうような、現在時点でどれだけコストをかけても価値がどれだけあるかっていうことでいう方が、説得力が非常に高くなると。つまり、今お金をかけても大丈夫ですということの評価の指標になるということなんですね。それとあと書き方ですけども、今、正にいわれたように、どれだけの被害が発生するかを防ぐという話ですから、流域だけではなくて、完成した時によって発生する全ての被害を平均を年平均出して、それを毎年毎年、80年に一回ですから、多分、80分の1を確率を掛けていって、それに4%で現在価値を出してきて、その比較をするということになると思うので、これが便益額がどういうふうに計算されてるかよく、このままではわかり辛いんですけども、一回発生したらこれだけのことが起こりますよという計算なのか、測定期間の平成79年までの間に一回起こると考えて計算されているのかっていうところなんですよね。

《河川課》 この便益の計算につきましては、国の方から出されております治水経済マニュアルに基づきまして、今後、発生する被害、今、目標としておりますのが80年確率ということでございますけれども、それ以外の洪水、20分の1とか30分の1とかいうものが何回起こるかというものを全て、今、できあがってから50年後までを便益を計算いたしまして、それに基づいて算定しているというところでございます。

《委員》 はい、ありがとうございます。そういうふうに言ってもらうとですね。つまり80年に一回だけのを計算してたらおかしいじゃないという話になってくるんで、発生する判断とか水の被害というものが全部、これでどれだけ防げるかという話ですから、そういったいろいろな発生する被害を全部網羅的にカバーできますと。当然、できるはずなんですよね。それだけの改修をするわけですから。ですから、こういう効果があるということを、ここにその他の効果でも良いですから、上の算定のところに、そういうコメント入れていただくと親切かなと思いますし、やっぱりコスト面からだけで言うと、先ほど言いましたように、この時点でいくらかけても将来的にこれだけのベネフィットがあって、BバイC、ここから見てもこれだけ高いですよという方が、実は事業の見直しの評価の視点から見たら妥当な数値になってくるというのが私の意見です。

《議長》 はい、ありがとうございました。他に。

《委員》 じゃあ。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 素朴な意見かもしれません。そのBバイCの方、ちょっとあんまりよく分からないので、ちょっとずれてるかもしれませんけど、更に先ほど、市街地の方は入ってないと。被害の方ですね。玉来ダムの流域だけと。実際、私、平成2年の時の被害ちゅうのは、竹田市はもちろんのことですけど、今でいえば豊後大野市、三重町から対岸の千歳村。それから更に下流の犬飼まで、かなり被害がありましたよね。ただ、そういう意味では、実際はもっとBバイC、高くなるんじゃないかなと思いつつ、そういうのは、原則は入れないんですね。複合的な、何か影響があるからですかね。ちょっとそこらへんがよく分からないんですけど、素朴な疑問なんですけど。

《河川課》 お答えいたしますと、この竹田水害緊急治水ダム事業、その中での玉来ダムの事業に関しましては、治水の基準地点というのを大野川の合流の前のところの常盤橋というところを基準地点といたしております。そこに対しましての効果がどうかということで、事業としてはそういう算定をするというスタイルになっております。今、委員のおっしゃられたように、ダムで貯留することによりまして、下流まで、当然、効果が及びますけども、この事業の中ではその部分は、ちょっと算定の方には入れていないというのが事実でございます。

《委員》 はい、ありがとうございました。それともう一つ、続きで、今度はちょっと環境の視点で、先ほどの流水型ダムと。こういうかたちに他のダムもなってくれれば生態系も守れるなとか、あと、市民への手続きとか、それから発生土の処理も含めて、非常に、今でいえば生物多様性に非常に大事にしなきゃいけないという時代に、非常に良い事例になるんじゃないかなというふうには期待しておりました。聞くところで。細かい話なんですけど、そのモニタリング調査で、確かに植物のミヤコアオイとか木と、これは移動がほとんどできないが故にいちばん大事な希少種なのかなとか、あとクマタカとかフクロウというのは、食う食われるでいえば、当然、いちばん頂点に立つものだからということで、そのモニタリング自身は、僕は的を得てるなと思うんですけど、具体的にどのくらいの定期的な期間とか頻度とか。
《河川課》 現在、鳥類とかに関しては、年間を通じてモニタリングを実施してます。基本的は1ヶ月に1回。1回は三日間を連続して三日間。特にクマタカとかの場合は、夏場は動きが少ないですから、夏場は2ヶ月に1回に頻度を落とさせていただいてる。ただ、11月から以降は求愛期に入りますので、その部分は繁殖行動が頻繁に起こるということで、月一の三日間を。モニタリングさせていただいて、どういう行動をしてるかっていうのを現在、確認をしてるところでございます。

《委員》 すいません。予想よりも非常に緻密にやっておられるというふうに思いました。それからあともう一つ、これは欲をいえばですけども、その発生土の処理も、所謂ほ場整備の方のあれに活用されて。是非、その生物多様性の重視型をほ場整備。今、どうしても、これはもう今度、農水の方の関わりになるかもしれませんけど、これはもう是非、連携をしていただいて、もう来年からは生物多様性の大分県戦略も立てて、その中にも農地生物多様性重視ということがあるので、そういうのもセットで、そういう対策をしていただければありがたいなというふうに感じました。これはもう、感想という感じですけど。以上です。

《議長》 他にございませんか。はい、どうぞ。

《委員》 費用便益内訳書のところで、総費用の二番目に維持管理費、76億9千910万円ですか。これはすいません。維持管理は、ダムとそれから河川改修、どれぐらいの割合で維持管理費がなってるかというのが分かれば教えていただきたい。

《河川課》 維持管理費用につきましては、先ほど申しました治水経済マニュアルという中で、投資額というか事業費の0.5%を各年にかけるということの方法が示されておりまして、一応、それに基づいた算出をしているというところでございます。

《委員》 はい、分かりました。この河川改修費とダム建設費の割合に分かれるぐらいというふうに考えればよろしいんですね。

《河川課》 そうですね。総事業費が改修費とダムの事業費になりますので、そういうことでございます。

《委員》 はい、分かりました。ちょっと感想で、一旦作ったら、今度また、維持管理費が相当高くかかってしまうんだなというようなことを見ておりまして質問した次第ですが、あと、すいません、続けてなんですけど、80年に一回っていうことなんですが、ダム自体はだいたいどれぐらいの耐用年数が考えられているんでしょうか。

《河川課》 はい。ダムの耐用年数。コンクリート構造物につきましては、適切な維持管理を行っていけば、基本的には半永久的とまでいって良いのかどうか分かりませんけど、そういうことは考えられると。一般的にダムの場合は、この流水型ダムはちょっとまた特殊なんですけど、上流からの土砂等が、やはり年月を追って貯まってまいります。そのために堆砂の容量というのを一般的なダムは確保しておりまして、それについては、概ね100年分の土砂は貯められると。それを超えた場合は取り除くとかいうことを考えておりますので、そういった堆砂等の面からいえば、概ね100年と。先ほどいいましたように、堆砂の除去等をやっていけば、後は適切な管理を行えばもっと長く運用できるというふうに考えております。

《委員》 あと、すいません、続けてなんですが、これは治水専門のダムと言うことなんですけど、何かすいません、素人なので分からないんですが、何かもったいないなというのがあって、利水と治水と両用できるようなダムっていうのは、例えば100年とかの長期間で考えると、或いは渇水対策も必要になってくるようなこともあるかもしれないんですけど、そういう場合にもちゃんと、何か転換利用できるようなものなんでしょうか。

《河川課》 今回、この玉来ダムにつきましては、目的としてしましては、治水だけを目的にしております。それは先ほど、資料の中でお示ししたんですけれども、この玉来川という川自体が、非常に水量が比較的豊富で、今までに特に渇水等の被害が出たことがないと。当然、ダムの事業を計画しましてから、川の流量等もずっと観測をしております中で、この稲葉川は、実は川の水量が、必要な水量よりも下がる時があるんですが、玉来川につきましては、過去、行ってきた中ではそういうことが発生してないということもございまして、特に貯めるということは考えずに、治水だけの目的に建設が可能というふうに考えております。

《委員》 はい。すいません。ありがとうございます。

《委員》 いいですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 ダムの形式を聞きたいんですけども、今回、重力式コンクリートダムになったんですけども、従前はロックフィルを予定されてたように聞いてたんですけども、その経緯をお願いしたいと思います。

《河川課》 すいません。説明から漏れてございました。平成20年の再評価時点では、まだロックフィル形式のダムで評価を受けてございました。平成21年に国の方でダムの形式とダムの位置を決める会議に諮りまして、その時点で重力式コンクリートダムで建設が可能だということでご意見を頂きまして、今回、この評価の中では重力式コンクリートダムということで全体を評価し直してございます。従って事業費につきましても、従来、200億を195億で計算し直してございます。たいへん、申し訳ありませんでした。

《委員》 その理由についてはどうなんですか。適当な、ロックフィルだったら適当な石材が近くで得られないとか、或いはコスト的に重力式の方が安上がりとかいうことになりますか。

《河川課》 はい。一般的にはロックフィルダムになりますと、掘削量も大きくなりますし、常用洪水吐等もコンクリートで作りますので、かなり大きなものになってございます。それに比べまして重力式コンクリートダムになりますと、今回の概要を見ていただきますと、かなりコンパクトになってございます。従いまして、一般的には、重力式に変わりますとコストは抑えられると考えてございます。今、200億から195億で、5億しか減ってないじゃないかという見方があろうかと思いますが、これは今から詳細を検討していきまして、少しでもコストダウンを図ろうと考えておるところでございます。

《委員》 はい、ありがとうございました。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 ダム工事に伴う技術面のことに関してなんですけど、この当該地域は、地質的にも大変難しいような表現されてますけど、稲葉ダムの前例があるから、それを踏まえて新工法とか用いて、なんとか課題は克服できるだろうというような表現の仕方ですけども、もし難解な工事になったりして工期が延びたりしますと、当然、経費的にもかさむと思うんですけども、そのへんの見通しはどんなふうなんでしょうか。

《河川課》 この絵の中で、左右の着岩部、これ、稲葉ダムで採用しました造成アバットメントといいまして、通常の岩盤に着岩が、やっぱし地質的に難しいということで人工の地盤を作りまして、それにダムを乗せるという工法を今回も考えてございます。これをやることによって大きな掘削をする必要もなくなるし、コストも軽減できるといったようなことになりまして、そういった稲葉ダムで、どっちかといったら技術をここにも十分応用していこうと考えております。また、稲葉ダムでは水を貯めたんでございますが、玉来ダムは水を貯めないということで、そのへんの事に関しましてもかなり楽になると。普段から水を貯めなくてすむということで、そういうことから申しますと、今の工程とか工期的なものは決して無理なものではないと考えてございます。ただ、これについては予算とかいった事情もございますので、必ずしも我々が思い描いたとおりに進められるかどうかというのは、今後の国との予算の折衝等も関係してございますので、そのへんは一概には、私どものペースでできるかどうか分かりませんけども、無理な工程を書いているとは思っておりません。

《委員》 先ほども出ていましたけども、堆積したゴミとか材木とか砂とか、そういう堆積物、100年ぐらいは貯めるほどの容量はあるという説明でしたけども、それはずっと貯めっぱなしにしておくんですか、時々浚うようなことをするんですか。

《河川課》 この流水型の特徴でございますが、堆積する土砂というのは、通常の洪水で出入りするというか、上流から流れたものは下流に流れますので、常に貯まっていくというわけではなくて、一旦は貯まっても、次の洪水ではそれが流されたりしまして収斂される部分がございます。それで、今のところ、堆砂容量は7万立方メートルで、通常のダムから見ればものすごく少ない量でございます。それから、ゴミというか、いちばん懸念されるのは流木でございまして、先ほど被災写真でご覧いただいたように、ああいった流木が大量に流れてきますと、ダムの放水口を塞いで二次災害が発生するんじゃないかという懸念が心配されるところですが、流木の補足をするための対策を、今後、検討してまいることにしております。そこで補足したものを速やかに撤去するようなかたちで維持管理に努めまして、そういった閉塞されるようなことがないよう考えてございます。

《委員》 はい。あってはならないことなんですけども、平成3年度の、あの大きな台風の時に、大変な、杉林なんかが、もう一山倒れてしまう。いろんな各地でたいへんな大被害がでたんですけども、その様なものが起こった時に、本当にダムとか何とかよりも、ダムそのものの機能が失ってしまうわけですよね。そういうことの対策、あってはならないことなんですけど、そういう災害が起きた時のそういう流木とかそういうものの処置ですね。そういうのがうまくなっているのかって思いましたので、そういう質問をいたしました。

《委員》 すいません。もう一つ。先ほどの玉来川の方が、水量が豊富で利水の必要がない。貯める必要がないというのはよく分かりました。それの理由は、稲葉川と比較すると流域面積が広いということもありますけど、質的にはやっぱり、森林環境が豊かだから。そういう意味では保たれているという。そうすると今後の維持管理も含めて、その全域、そのダム流域の、先ほどの5ページのパワーポイントの図でいえば、この流域全体が現地の、そこの少なくとも森林の保全状況。維持管理も本当はセットであるべきじゃないのかなと思うんですけど、そのあたりのことはどうなんでしょうか。

《河川課》 貯水池内の流木等につきましては、今後、検討課題でございます。伐採せずに残すのか、若しくは伐採する必要があるのかというのは検討課題でございますが、それ以外の部分。流域にあります森林資源等につきましては、検討の場の委員の先生からも、森林の保全については重要であるというご意見を頂いておりますので、関係部局に働きかけ等を行いまして、森林資源の保護、或いは適正管理をお願いして参る所存でございます。

《議長》 それでは、時間もちょっと迫ってきましたので、一応ここでご意見を、拝聴はもう終了するということにいたしまして、この案件につきましては意見も出そろったということで、皆さんにお諮りをいたします。事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 それでは、異議無しということで、この事業につきましては継続ということで知事の方に答申をいたします。ありがとうございました。

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2.中山間地域総合整備事業 日田地区
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《議長》 それでは、次の中山間地域総合整備事業、日田地区について説明をお願いいたします。

《農村基盤整備課》 事業説明

《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、ご意見をお願いいたします。

《委員》 はい

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。出口地区の営農組合のことなんですけど、平成21年に結成されたということは、この計画を作るのと同時というか、基盤整備をするためには営農組合も結成しようという感じで作られたんでしょうか。それと、多分、中心的な方がおられたら効率的に作用すると思うんですけども、そういう方がおられるかとか、その方たちは年齢がどれぐらいかとか、専業で、或いは他の畜産とかと兼業ぐらいでやっておられるのかとか、何かそのへんの実情をちょっと教えていただけますか。

《農村基盤整備課》 はい。出口地区のほ場整備につきましては、この地区は平成20年度から着工しておりますけども、その時点でも、ほ場整備をやりたいという希望はあったように聞いております。しかしながら、こういう高齢化が進む中で、個人個人がほ場整備をして、将来、営農していこうとする時に、そういうことでは難しいだろうなということで、平成20年度時点については、こういう組織までやっていこうという気運が高まらなかったということで、この事業に取り組まなかったようであります。その後、私どもと違いますけど、営農サイドの方々が、この地域の、全体的には30ヘクタール近くあるんですけども、こういう地域をどういうふうに維持保全、農業を持続的なものにしようかという時に、やっぱり組織を作って、この地域全体をまとめていかなければならないという気運が高まりまして、そしてえびす営農組合というものを作ろうということで、この黄色のところは過去に整備をしております。それと緑色のところは、前からもまぁまぁ良いと。そしてピンクのところだけが道路もないし用排分離もできてなくて、今後の営農に支障を来すということで、この整備に必要な16.8ヘクタールを整備をして、トータルで30.8ありますけども、この地域をそのえびす営農組合で担っていこうというのが、事業着手後に地域でそういうことを取り組もうということになりましたので、今回、変更でお願いをしたいということであります。

《委員》 例えば40代、50代ぐらいの働き盛りの方がおられますか。

《農村基盤整備課》 今、認定農業者の方が、57歳、36歳、そして77歳ということで、若い方もおられますけども、今、全員の名簿を持っておりませんけども、平均すると、もうやっぱり60歳を超してるという状態であります。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 外にございませんか。はい、どうぞ。

《委員》 今の続きでお聞きしますと、その出口地区のところは、認定農業者の方が3名ということで、この地域の営農を担っていらっしゃるという理解でよろしいか。外に兼業の方とか何とかがいらっしゃって、こういう地域の農業が進められてるということでよいか。

《農村基盤整備課》 認定農業者の方は、土地を利用した農業もやっておられますけども、主にシイタケとかキュウリだとか、シイタケが多いですね。そういうふうなものに特化しておりまして、この土地利用型の農業の方は、あまりやっておらないと。それで、この土地利用分をどうしようかという時に、今の委員さんがいわれましたように、兼業の人とかそういう人では、もうやっていけないだろうと。そういうことで組織を作って、オペレーターを育て、そしてこの土地利用型の農業をやっていこうということで進めて行っております。

《委員》 で、営農組織を作られたということで説明があったんですけど、その一組織を組織されてる方々は3名ということですか。

《農村基盤整備課》 いえ。今時点は、ほ場整備が終わっておりませんので、22戸が参加してやっております。で、ほ場整備が終わりましたら64戸入っていただきたいと。

《委員》 受益農家が64戸ということなので、これはあくまでも見込みというか、そういう整備ができたらこういうことになるのかなという。

《農村基盤整備課》 ええ。現在は22戸で整備されたところでやっていこうと。で、整備が終わったら、引き続き増やしていこうということであります。

《委員》 平成20年から2、3年の間にこういうふうに変わってきたというのは、どこか国からの指導があったとか、或いは予算が特別に付くようになったとか、そういう経緯があるんでしょうか。

《農村基盤整備課》 私どもが、このほ場整備をどうこうという話はしておりませんけども、私ども農林水産部とすれば、やはり今後の農業を進めていくためには、やっぱり担い手の育成というのが第一番であります。それで、個人の担い手さんもおりますし、なかなかこういう地域になりますと、個人一人でここを全部を担えというわけに行きませんので、個人の担い手と集落営農、更には法人化という方向で、二つの柱で進めていこうと、営農サイドが進めておりまして、それにほ場整備が必要ということで、こういう取り組みをやろうという気運が高まったということで実施をしようということになっております。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 費用便益の件に関して、ちょっと聞きたいんですけども、例えば基盤整備なんかして収量を増やしましょうとか、経費節減につなげましょう。それはよく分かります。それ以外の便益として、例えば景観を保全する。もうそのまま放って置いたら本当に荒廃してしまうわけです。もう、農地は草ぼうぼうになるし、耕作放棄地は出るし、田舎の方に行けば、みんなそういうところばかりです。それで、農地ではなくて、もう本当に山、畑なんかは、もう原野みたいになってるところも県内の山の奥の方に行けばたくさん見受けられますよね。だから、こうしたたいへんなお金をかけて基盤整備なんかをした時に、その価値を、例えば生産性とか、当然そこに大きなものを生み出すのは当然のことなんですけども、それ以外の便益として景観を保全するとか、例えばあと、いくら基盤整備をしても、その条件の悪いようなところ、やっぱりありますね。端々の方とか。ちょっと日が当たりにくいようなところに。そういうところには、例えば草花を植えるとか、ひまわり園にしてみるとか、コスモスを植えるとか、いろんなところを試してる産地もありますね。そのようにして景観保全したり、ゆくゆくはそれが観光にもつながるとか、そういう流れも出てくるわけです。だから、単なる生産性を上げるとか、そういうコスト面のことだけではなくて、そういう付加価値みたいなところまでも便益として上げられる方法とかいうものは無いのでしょうか。

《農村基盤整備課》 私どもは生産基盤をやる課なもんですから、そういう効果までは含めて良いという話にはなってないんですけども、当然ながら、いろんな水源のかん養ですとか、今、委員さんが言われたようないろんな効果があります。それで、私どもの隣の課ですけど、農地水環境保全向上対策というのをやっておりまして、委員、ご指摘の通り、花を植えたりとかいろんな事を取り組んでおります。また、杉浦先生がやって頂いてますように、生態系の端々の、もう田んぼで作っても、言い方は悪いですけど、あんまり生産性の上がらないところにはため池を人工的に作って、そういうことも私も取り組んだこともあります。そういうことをしながら、その地域の方がそういうことに取り組みたいということであれば、今までも私どもの中で協力できるところはやってきましたし、そういうことも含めて地域が今から生き残っていくために考えて行きたいと思いますけども、直接はこの効果の中に、そういう、効果は本当は入れていただきたいということは、もう、私ども、国にもお願いしてはいるんですけども、今のところ、そこまではなっておりません。

《委員》 やはり是非、今後はそのへんを進めていただきたいと思うんですよね。田舎の方の小学校あたりは、現実にやっています。その区画整備をしたところの田んぼの一角を借りて、環境学習としてお米を作ってみたり、野菜を作ってみたり、現に行われています。それから生態系の様々な田んぼの生き物なんかの勉強にもなるわけですね。で、学校の近くの田んぼでしたら、来て、いろんな季節季節の植物の勉強とか、そこに集まる虫とか、そういうのの勉強にもなるわけです。だから是非ともそういうことは国の方にどんどん推し進めていただいて、単なる生産性を上げたりすることは、いちばん大事なことは、それはもう当然のことですけども、それプラスの面が、もっともっと重要視されることって、田舎とか農地とか農村がますます皆さんに脚光を浴びるようにしないと、本当にもう、農地も農村も疲弊してしまうので、そのへんをまぁ。ちょっとこの委員会とは関連がちょっとまた違うかも分かりませんけど、是非、関連づけてでも国の方にそのように推し進めていただければありがいなと思います。

《農村基盤整備課》 がんばりますので。はい。

《委員》 よろしい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 コスト関係の関係を教えてほしいんですけども、評価書の最初のところに、第1回変更で22年で9億3千800万円ですかね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 で、コストベネフィットの内訳書のところには、投資期間28年までですけども、総費用が18億3千457万。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 この関係はどうなるの。事業費以外に何を入れたんですか。

《農村基盤整備課》 今、資料の3ページあります総費用についてですが、今回、整備する事業費と、効果を算定するに当たって事業完了後、40年間で評価をしております。で、その間に発生する各施設の再整備費、耐用年数などが来た場合、再整備が必要になりますので、そういったものが発生すれば、新たにまた40年間の間に費用がプラスされますので、そちらを見込んだ時に今の事業費プラス更新整備の費用が含まれて、この事業費になっております。

《委員》 維持費ですか。

《農村基盤整備課》 維持費と施設の耐用年数が来た場合の、また新たに更新の整備をする費用です。

《委員》 更新整備費って、ここで計上するんですかね。維持費は計上しますよね、通常。で、その耐用年数を超えたものは、事業期間がそこで終了じゃないんですか。

《農村基盤整備課》 今、国の算定マニュアルで行きますと、事業の効果の算定の評価期間というのがあります。

《委員》 つまり、だからこのコストベネフィットでゴーサインを出しちゃったら、過去、例えばこれから40年、50年、耐用年数期間でもう一回工事をやるということもゴーサインを出したということなんでしょ。

《委員》 マニュアル、そうなってましたか。ちょっと記憶が今、ないんですけど。通常、先ほどのダムであれば、ほぼ耐用年数がないに等しいんで、建設費と、あと、多分、計算できないから。先ほど、維持費、0.5%というのは、もう設定されてるんですよね。あくまでこれぐらいの見込みでやりましょうということで維持費、計算、計上してると思うんですけど、今回これ、もう一回作り直したのを計上してるんじゃないですか。つまり同じ金額が、建設費、途中で入ってるんじゃないの。じゃないと倍近くにはならないんですね。

《農村基盤整備課》 効果の算定方式が変わったようでして、例えばほ場整備とか土のものは、例えば100年の耐用年数がありますと。例えば水路のU字溝でしたとかそんなものであったら10年とか15年。で、そういうものが、この全体のトータルの、例えば40年の期間に、またそういう水路の補修とかをしなければ。40年があれですけど、ライフサイクルコストじゃありませんけども、この期間の中で、また更新しなければならないとかいうことが起こった場合に、本当に効果があるのかという考え方に立って、今、はじくようになりました。例えば先ほどのダムのようなものだったら100年かもしれませんけど、いちばん長いものでも40年あったら、その中で、この地域で、また投資をしなければならないということがあるでしょうとかいうことになりますから、そういうものも途中では補修をしなければならないという効果も入れて、この地域は40年間は効果があるんですよというような効果の出し方に、今はなっております。

《委員》 それは投資期間が違いますよね。

《農村基盤整備課》 それで、この地域の。

《委員》 それは耐用年数ではなくて、そのマニュアルに書いてあるのは、例えば40年の期間でやった場合、事業計上をした場合、要するに事業期間終了までに何回補修、或いは補修費がかかるかということをきちっと計上して、それと、それに見合うベネフィットが発生するかどうかということでBバイCを計算しろといってるんで、これ、投資期間、28年までしか書いてないですよね。で、それなのに、その中に事業費をこれだけ計上しているっていうのは、不思議で仕方がない。つまり、これは40年の投資期間だというんであれば、平成60年まで。だから、分からないんですよ。そういう書き方でしたっけね。28年までで事業費は、何故40年なのかよく分かんないんだけど、要するに分類がそこだったからなんでしょう。こういうほ場整備の時には40年を計上しろという。これ、要するにほとんど作り直さないといけないということを計上してるに等しい金額ですよね。もう一回、どこかで。

《農村基盤整備課》 平成20年から28年は、この事業で投資する期間。

《委員》 でも、測定期間も28年までになってますよね。

《農村基盤整備課》 測定期間は40年です。

《委員》 だから、下は40年先までのベネフィットを計算したということで修正してよろしいですか。

《農村基盤整備課》 変えます。すいません。

《委員》 そこはきちっと。要するに、この事業はどこまでのスパンを計画していて、通常は、書き方としたら上の当初の建設費、或いは当初の費用と、それから維持費を同等、例えば配水施設の建設費が最初のページにありますよね。で、その下に、それに対する事業期間内の補修費を下に計上してもらって、それを各それぞれについてやってもらったら、今の私みたいな変な質問が出てこなくて、きちっと、パッと見て分かるということになると思うんですね。で、ただ、何故その時に事業期間が40年なのかということは、ちょっとコメントを入れておいていただくと、これは政策上の問題なのでこちらがとやかくいうことではないかもしれませんが、その期間内で考えていて、40年持たすためには修繕費をこれだけ計上しないといけませんと。でも、それでも毎年ベネフィットがこれだけ発生していて、BバイCとして1.6近く見込めるので如何でしょうかという話であれば、それは結構ですねという話になると思うのでですね。測定期間も28年まででこれだけ計上されたら、1ページ目の費用とどう関わってくるんですかということになると思うので、そこはよろしくお願いします。大事な事業だと思いますので、きちんとお願いします。

《議長》 この測定期間というのは変わるんですか。下の。

《委員》 また、それは検討してもらって、もう委員長に一任で結構ですけれども。きちっと直るということであれば。

《議長》 はい。じゃあ、そういうことでお願いします。

《委員》 よろしいでしょうか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 はい。すいません。じゃあ、その3ページ。先ほどの費用便益内訳書の方で、費用の方ですね。用排水路の方が一番多くて、その次がほ場整備で、三つ目に鳥獣侵入防止施設ということで三番目に多いなというふうに感じまして、で、パワーポイントの方の7ページですね。この印刷の方の。これでも非常に多い地区で、それだけたいへんなんだろうと。今、具体的にどんなものかというのをお聞きしたいんですけど、ここにイノシシ、鹿みたいな作業被害が増加しているので生産意欲が落ちて。で、今度、耕作放棄地になれば、そこがエサ場になったり隠れ家になって、また更にという相乗効果というか悪循環に陥って、そこを断ち切るためのものだろうなぐらいは分かるんですけど、具体的にもう少し鳥獣保護防止柵のこと、例えばどんな感じでというあたりを教えて下さい。

《農村基盤整備課》 申し訳ありません。今回、追加がなかったもので説明が省かせていただきましたけども、私どもがやってるのは、農地の周りを柵で囲みます。もう、フェンスです。

《委員》 もうフェンス。ネット柵というよりはフェンスですね。

《農村基盤整備課》 フェンスですね。それで、イノシシとか鹿によって行動が若干違いますけども、2mまではいきませんけども、1.8mぐらいのフェンスを農地を守るために囲うという構造であります。

《委員》 それはもう、僕も生物多様性と言いながら、現実の問題として里山の場合は、今、すごいイノシシとか鹿の被害にあるんだという話は、もちろん体感しておるんですけど、これって、意外とやってみると、その後に中が被害あったりとかいうあれがあるんで、例えば事前調査に基づいて、ここは被害あれだからっていうことでやってらっしゃるというふうに考えて良いものなんでしょうか。

《農村基盤整備課》 現実問題に、この事業を実施してるとこは、もう被害が出ております。で、稲であればそこにイノシシが来て、もう荒らし回って、もう稲を倒して、もう収穫が皆無というような状態で、本来、こういうものをすべきものではないんでしょうけども、やっぱり農家の人は意欲を失ってしまうような状態になっております。

《委員》 常設にするということですね。実際、ネット柵とかで一生懸命やってらっしゃる人たちいるんですけど、電柵も含めて。なかなか完璧じゃないらしくて、そういう意味では必要なのかなと。やむを得ないなと思っております。ただ、例えば今の耕作放棄地で、この間、今、そういう対策で、じゃあ、学生たちが休耕田をちょっと刈ってという時に、専門家の方の意見でいうと、鹿の被害だったら、かえって今切ると、芽が出てエサ場を与えてるみたいなもんだよとか。つまりイノシシだったら隠れようと思うのがすっきり開放的になると、これはもう用心深いから帰って効果はあるかもしれないけど、鹿だったら下手をするとエサ場でおびき寄せるみたいになってしまうとか、意外とその部分の専門家の意見で、かなり投資の仕方と言うか、有効になるんじゃないかなというふうに、一時例ですけど感じましたので、是非、作戦というかそういうのをする時には、ある程度の専門家の意見を交えたかたちで。現実のところは今、本当に目の前でどんどんやられているところはよく分かりますけど、その対策としては、そういうプロジェクトというのがそういう中に入れればいいなというふうに感じましたね。

《農村基盤整備課》 この鳥獣害対策は、私どもの課だけではなくて、農林水産部ですけど、農林の関係で、もう山も苗木を食べられるとか、これはもう、本当、たいへんな問題で、今、アドバイザーの方を雇って、私ども県職員にもこのことについては勉強しなさいということで、各振興局毎に勉強会をして、職員のアドバイザーをどんどん今、作っていって、今、先生が言われますように、どういう工法が良いかとかいうのは、そのアドバイザーの方にいろんな意見を聞かせていただきながら作業を進めているのが現状であります。

《委員》 是非、そういうかたちで続けていただきたいと思うんですが、もう一点、環境の配慮で、日田市の文化財の有無の調査をと。これって、いつもうらやましいなと思うんですけど、例えばほ場整備とかしますね。基盤整備する時に、そういう文化財に関しては、言ってみれば手続きというか、ちゃんとやらねばいけないことになるというか、そういう制度がありますよね。これ、生物多様性の方は、一つは今みたいな、やっぱり被害がある時は防がなきゃいけない。でも、里山の、今、生き物が今、危機に落ちている。里山の生き物たちをどういうふうにすれば良いかと。これが今度、生物多様性国家戦略とか、今度出る大分県戦略の中でもやっぱり大事だとはいってはいるんですね。でも、制度になってないので、その補償がないのか、やっぱり具体的な部分ではあれでしょうか。例えば生物の調査はある程度したとかいうことは、ここでは行われたんでしょうか。何か、制度がないことだけは分かるんですけど、その中でそれなりの努力はされたんでしょうか。

《農村基盤整備課》 私ども、直接、本庁の分が行っておりませんけども、各振興局に植物、昆虫、魚等々の専門家の委員会を作っておりまして、このような新規のものを起こす時にはその地域に行っていただいて、もちろん文献等とか市の市町村の文献等も調べながら、最終的には委員の方に地域を見てもらって、で、こういう整備を進めたいけどもどうですかということでやっておりまして、その地域地域のその専門家の皆さん、地域におられる専門家の方と相談をしながら進めております。

《委員》 おそらくそういうシステムがあるからできるんだろうと思うんですね。で、そこで、例えばトノサマガエルぐらいのっていうとあれですけど、例えば絶滅危惧種で、比較的低い方のがいたという時に、じゃあどうしたらいいのというような対策までは補償されてるものなんでしょうか。

《農村基盤整備課》 個別事案で何かが出たという時には、避難をさせるとか、代わる環境を作って、その後に工事にかかるとか、そういうのは委員さんから意見が出れば、そういうふうな対応をさせてもらっております。

《委員》 それとこれ、地元の人との絡みもあるんですけど、せっかく用水路で階段式とか、ああいうのも一つ、配慮を考えて作られてるモデルは作られてるわけですから、そういうのの地域への働きかけとかいうのも、これ、やっていかないと、県の方はむしろ、そういう、やらなきゃいけないなと部分はあるんですけど、現実、地元の方の方の働きかけみたいなのも非常にこれから、より積極的にやらなきゃいけない時代だとは思うんですけど、この案件に関してはどうなんでしょうかね。

《農村基盤整備課》 この地域がそこまで集落の方が取り組んでいるかというのは、正直いって、ちょっと持ち合わせがありませんけども、逆にやってみると、大人の方も面白がるというか、ええ、こんなのもまだおったんかとかいうことで、逆に楽しみを持たれる方もおられますので、またちょっと、そういう意見があったということを伝えてやってみたいなと思います。

《委員》 その事業の中にそういうような、そういう取り組みですね。先ほど学校教育の話がありましたけど、なかなかこういうところだと学校も今、統廃合でないとしたら、今の大人の方の担当者がそういうかたちが、教育というとおこがましいかもしれないですけど、普及啓発できるようなものも、本来はこの中に入ると良いなというふうには思うんで、これ、実はこの事例だけじゃないのかもしれませんけど、是非そこらへんも積極的に検討していただければなというふうに思います。

《議長》 はい。

《委員》 すいません。二つなんですけど、今、○○先生のおっしゃった鳥獣被害ですね。やっぱり、すごくイタチごっこっていうか、鹿とかイノシシが来るから高いのを柵を作ったら下から潜り込むとか、それに対応したら今度、思いがけない猿とか違う動物が来るとか、何かそういうことの繰り返しだろうと思うんで、すごくたいへんと思いますけど、是非これは必要なことと思うのでお願いいたします。すいません、これ、漠然とした疑問なんですけど、いろんなところで営農組合を作って被害防止するっていうことを聞くんですが、その営農組合作ってほ場整備をして中山間をして、その後どうなったのかなというのをすごく知りたい感じがするんですよね。で、この21ページのところを読むと、未整備の地域の事業化を図ることで離農や農地の耕作放棄等を防止し、日田地域の農業が持続性のあるものにしていくというのが目的であれば、例えば現状維持でも、この事業は成功って思えるんですよね。例えば収穫量が増えなくても、現状維持であったら、もう、営農組合を作ったかいはあったっていう意味かなと思ったんですが、そのへんの、例えば収穫量がどれぐらいとか、離農者が増えなかったとか、農地の有効に使われてる農地はこれぐらいの広さとか、何かそういう数字的にデータがあれば、より良いんじゃないかなと思います。現在がこれぐらいで、事業終了時はこうなったとか、そういうことが分かれば良いなと思うんですけども、駄目ですか。

《農村基盤整備課》 19ページのところにそういう感じで書かせてもらいました。例えば中山間地で、例えば米以外にいろんな、例えばイチゴだとか何かを植えて、儲かるからその効果でもってこの事業ができますよということでは、なかなか厳しい状況にあるので、現状維持といいますか、整備をしたというか、今がいちばん上でいけば55トンの、米に特化して書いておりますけども、55トンの米ができますと。そしてこれが、水路が改修されなくて水が不足するという事態になった場合には23トンになりますと。そして、その差額を32トンと書きました。こういう地域で現状維持以上になれば良いんですけども、それ以上を望むのはなかなか。出さないと事業ができないということではなかなか厳しいので、現状維持でこの農地を保全していただこうというところで最低の効果を出しております。

《委員》 はい。私もこの該当地域内に住んでますので、とってもよく分かります。すぐ近所に大肥組合がありますので、やっぱり中心的な方が如何にあれするかっていうのだなという感じがして、多分、大肥農業組合というのは成功してるというか、有効に稼働してる方じゃないかなと思うんですが、とてもたいへんなので。しかも、事業をする方の熱意だけじゃなくて、やっぱり地元のどういっていうのも難しいと思うんですけども、是非、よろしくお願いいたします。

《議長》 それでは、今日、この後、実は答申が待っておりますので、このへんでお諮りいたします。この件につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業につきましては、継続として答申をいたします。以上、2件の事業で、本日予定をされました審議案件は終了いたしました。この2件の事業につきましては、対応方針案は妥当であると言うことで、また、付帯意見は特にないということで知事の方に答申をしたいと思いますので、そういうことでよろしいでしょうか。

 

 

《事務局》 はい。それでは閉会の挨拶を、事務局長を務めます○○建設政策課長より申し上げます。

《事務局長》 委員の皆様、たいへんご苦労様でございました。本日の案件につきましては、先月31日の非常に寒い中での現地調査、そして本日の熱心なご討議をいただきまして誠にありがとうございました。また、本日は、引き続き答申ということでたいへん気ぜわしいことになりました。たいへん申し訳ありません。一つ、よろしくお願いいたします。これをもちまして、第27回大分県事業評価監視委員会を閉会させていただきます。どうもご苦労さまでございました。

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