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第28回 大分県事業評価監視委員会 議事録

印刷ページの表示 ページ番号:0000244017 更新日:2011年10月20日更新

第28回大分県事業評価監視委員会 議事録

日時:平成23年8月3日(水)10時00分~16時35分
場所:大分市府内町2丁目1番4号 トキハ会館(5階ローズの間)
議題:公共事業評価(再評価、事後評価)
出席委員:高山委員長、井上副委員長、安部委員、島田委員、下田委員、杉浦委員、山崎委員、米澤委員
対象事業:(再評価)
  1.道路改築事業 国道388号(小蒲江森崎浦Bp)    (県事業)
  2.道路改築事業 国道212号(響峠Bp)          (県事業)
  3.道路改築事業 別府山香線(内竈工区)        (県事業)
  4.道路改築事業 小挾間大分線(宮苑工区)      (県事業) 
  5.道路改築事業 高崎大分線(御幸工区)        (県事業) 
  6.広域河川改修事業 平井川(下流)           (県事業)
  7.広域河川改修事業 平井川               (県事業)  
  8.総合流域防災事業 高山川               (県事業)
  9.総合流域防災事業 稲垣川               (県事業) 
 10.農村振興総合整備事業 諸田定留           (県事業)
 11.広域営農団地農道整備事業 宇佐第2         (県事業)
 12.海岸環境整備事業 串ヶ鼻                (県事業)
 13.森林居住環境整備事業 吉四六線           (県事業)
 14.水産物供給基盤整備事業 香々地漁港        (県事業)
 15.水産生産基盤整備事業 色宮漁港           (県事業)
 16.港整備交付金事業 東深江漁港             (県事業)
 17.水産流通基盤整備事業 佐賀関漁港          (県事業)
(事後評価)
  1.都市計画道路事業 竹田玉来線(山手工区)     (県事業)

 

《事務局》 定刻となりましたので、只今から、第28回平成23年度第1回大分県事業評価監視委員会を開催いたします。本委員会の開催につきましては、大分県事業評価監視委員会設置要領第4条第2項の規定により、委員の過半数が出席しなければ開催することができないとなっております。本日は、委員9名のうち8名の委員が出席しており、本委員会は有効に成立しておりますことをご報告申し上げます。それでは、委員会の開催に当たりまして、土木建築部審議官から挨拶を申し上げます。

《土木建築審議監》 皆様、おはようございます。本日は、大変お忙しい中、また、ひどく暑い中に当委員会にご参集いただきまして、誠にありがとうございます。ご承知の通り、この評価監視委員会につきましては、平成10年度の再評価制度の導入以来、今、もう既に517件の案件につきましてご審議をいただいてまいりました。その間、非常に貴重なご意見をいただいたと思っております。さて、公共事業を取り巻く状勢につきましては、いろんなものがございましたけれども、とりわけ今年の3月の東日本大震災につきましては、未曾有の大災害ということで、私どもも非常に大きな影響を考えておりまして、特に防災の観点が再認識されたところでございますが、この事業評価の分野におきましても、今、国の方でも防災の観点を強化するというふうに聞いております。また、なかなか数量化しにくい分でございますけれども、今、その研究が進められているというふうに期待をしているところでございます。一方で、この評価制度始まって以来、公共事業の予算確保も非常に厳しい状況が続いております。そうした中でこうした事業評価をきっちり行いまして、必要な事業について透明性を高めながら、効率的、効果的に行っていくという要請が高まっております。そうした中、引き続き、委員の皆様方におかれましてもご協力、ご支援をお願いするところでございます。本日は第28回ということで、県事業の18件の案件につきましてご審議をいただく予定になっておりますが、今までの事業説明、或いは現地視察も踏まえまして、慎重なご審議をお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

《事務局》 続きまして大分県事業評価監視委員会の高山委員長にご挨拶をお願いいたします。

《委員長》 皆様おはようございます。第28回、委員会の開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。委員の皆様方におかれましては、先週、二日間にわたりご多忙の中、また、大変暑さが厳しい中、現地調査に参加をされまして、大変お疲れ様でございました。また、事業担当の職員の皆様方にも、現地調査に際しましては、詳しい説明をしていただきましてありがとうございました。お礼を申し上げます。現地調査は、各委員がそれぞれ二班に分かれて行いましたが、これによりまして、本日審議する事業について、各委員のご理解が深まったのではないかと思います。今、審議官さんの方からお話しがございましたが、目まぐるしく変わる社会情勢の中で限られた予算をより効果的、効率的に執行することが県の行政に求められております。その一方で、先ほどもお話しがございましたが、東北大震災以降は、安全安心を守るための公共事業の充実に向けて、国民の要望も高まっております。そのため、国の事業評価におきましても、効率性と同時に防災の視点を重視する動きもあると伺っております。このような中で大分県の公共事業を適正に評価する本委員会の役割は、ますます重要なものになると思っております。県の担当部局の皆さんと協力しながら、評価に係る研究や検討を深め、県民の皆さん方にとってより良い社会資本の整備になりますように、その一端を担っていきたいと思っております。本日は現地調査の状況等を踏まえて、委員の皆様方の積極的なご意見を賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。開会にあたってのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。

《事務局》 ありがとうございました。ここで審議官は、他の公務のため退席させていただきます。よろしくお願いいたします。

《事務局》 それでは本日の第28回大分県事業評価監視委員会の審議の内容についてご説明させていただきます。本日の委員会は、知事から諮問された再評価についての県事業17件と、事後評価1件。合計18件の事業について審議をお願いいたします。審議は、資料の総括表の番号順に、途中休憩を挟みまして行います。今回は、初めて参加する委員の方もいらっしゃいますので、事業評価に係る若干の説明を担当者からさせていただきます。

《事務局》 それでは、先日の事業説明会のB/C、費用便益分析がちょっと分かり難いというお話しがございましたので、それについて私の方から説明させていただきます。(B/Cの算出方法の説明。以下省略)

《事務局》 今までのところで、特にご質問、ございませんか。

《委員》 すいません。

《事務局》 はい、どうぞ。

《委員》 一応、確認なんですけど、12ページの2の3の4の総便益と総費用というグラフ化されてるところの、ちょっと確認なんですけど、そこのいちばん右端の部分がありますよね。棒グラフの。そこだけ赤いのが上に出てるんですが、これはどういう意味ですか。

《事務局》 これは、さっき、道路の時3千600万円の用地の価値を控除しているのが出ているということでございます。よろしいでしょうか。

《委員》 3千600万円の用地費。

《事務局》 はい。8ページのこれですね。道路の供用開始後50年後に用地残存価値ということで3千600万円、これが出ているということです。よろしいでしょうか。

《委員》 はい。

《事務局》 それと12ページなどのグラフ右側の欄外に書いてる毎年(/年)、これ、間違いでございまして、最後の毎年は要りませんので。50年間をトータルした値を入れてますので、4,785,000千円/年の「/年」は要りませんので、すいません。グラフにある、いちばん右側の「/年」は、全部消しておいていただきたいと思います。すいませんでした。外に何かございませんでしょうか。

よろしいですか。

(一同無しの声)

《事務局》 はい。それでは、さっそく審議に入らせていただきます。審議における議長は、事業評価委員会の設置要項第4条の規定によりまして、議長は委員長が務めることとなっております。これより先の議事進行は、委員長にお願いいたします。委員長、お願いいたします。

《議長》 はい。それではこれから先の審議進行は、私の方から行いたいと思います。さっそく議事に入りたいと思いますが、議事に先立ちまして、私の方で本委員会の議事録署名委員を指名させていただきます。大分県事業評価監視委員会設置要項第4条第2項の規定により、議事録署名委員として○○委員さん。それから○○委員さんを指名しますので、お二人の委員さんは事務局の議事録作成後、審査署名をどうぞよろしくお願いいたします。それではさっそく審議に入りますが、本日は現地調査も参考にしながら、各事業の説明を受け、審議したいと思います。ここで再評価に対する審議の主な論点を簡単に述べます。再評価は、事業をめぐる社会経済情勢の変化、事業の投資公開やその変化。また、事業の進捗の見込み、代替案の可能性等を視点として評価を行うことが必要なことから、本日の審議におきましては、1、事業が現状の社会経済情勢の変化と乖離をしていないか。2、残事業期間の長いもの、また、総事業費が増額したものについて、計画期間内に完了するために十分な検討が為されているか。3、費用対効果、環境対策等の考え方が十分であるか。4、対応方針案が妥当であるか等々の論点からご審議をお願いいたします。では、各事業者は、時間の関係から、1件当たりの説明時間を5、6分程度でお願いします。説明が終わりましたら7、8分程度かけて審議をしたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。ここで、傍聴される皆様方にお願いがございます。傍聴される皆様方には、入場の時にお配りをしております傍聴要領に従い、静粛に傍聴をお願いいたします。また、審議の内容が個人等のプライバシーに関わる恐れがある場合には、審議の内容が会議の途中でございましても一時非公開として、その間、退席をしていただきますのでご協力をお願いいたします。それでは、さっそく審議に入ります。まず、総括表1番の道路改築事業、国道388、小蒲江森崎バイパスについて説明をお願いします。

《委員》 すいません。ちょっと良いですか。

《議長》 はい。

《委員》 今日、配られた資料は、この前のと何か変更された部分があるんですか。

《事務局》 あります。

《委員》 じゃあ、今日のを見た方が良いんですね。

《事務局》 はい。

《委員》 はい、分かりました。

《事務局》 お願いします。

《委員》 はい、分かりました。すいません。

=====(事前評価)=====

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1.道路改築事業 国道388号(小蒲江森崎浦Bp)
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《道路課》  道路改築事業 国道388号(小蒲江森崎浦Bp)の事業説明。【以下省略】
《議長》 はい、ありがとうございました。本事業につきましてご意見等をお願いいたします。

《委員》 いいですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 パワーポイントを見たんですけど、未完了の理由って言うところで、事業採択後未完成であるが、事業期間の短縮を図るなど順調に進んでいるって書いているんですけど、これは理由じゃないですよね。理由だったら、例えば用地の買収に時間がかかってますとかそういうのが理由だと思うんですけど、この辺り、ちょっと、表現方法としてはどのようにお考えなんでしょうか。

《道路課》 お答えします。ご指摘の通り、未完了と言いますと、やはり用地の取得が遅れて、ある一定の期間内に終わらないというのが正しい表現だと思いますけど、全体事業概要をご覧下さい。元々、この事業期間が当初計画が18年から27年度で、今回、18年から25年度ということで、事業期間を設定をしております。そのため、事業の完了を25年度に予定していることから、事業採択が18年ですけれども、それから6年、ちょうど今経過した状態で、事業そのものは完了しておりませんけれど、計画期間である25年度内には完了するということを考慮しまして、このような表現にしております。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 他にございませんか。

《委員》 一つ良いですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 前回の説明の時にいなかったので、その時に説明されたかとは思うんですけれども、便益が30億ほど増加した理由は何ですか。その便益の推計方法に何らかの変更があったんですか。

《道路課》 便益の増大につきましては、この18年度の当初、事業の当初は計画交通量が一日当たり2千400台としていたのですけれども、東九州自動車道の無料化が平成19年度に決定いたしました。そのことによりまして、計画交通量が3千500台と1千100台増えておりまして、その交通量の増加が主な理由ということで総便益が増加しております。

《委員》 やはりそういうことだと思ったんですが、無料化終わりましたよね。
無料化の社会実験が終了したのが、今。

《道路課》 今申し上げました、無料になったというのが、東九州自動車道の佐伯から蒲江間でございまして、無料化の社会実験の話しではなくて、この区間は新直轄方式ということで、国の方が、国土交通省の方が直轄事業でやっておりまして、ここは社会実験とは別に、要はNEXCO高速道路会社が建設して料金を取る区間とは別に、佐伯管内のこの区間が新直轄方式になりましたということで、将来的にもここは無料で供用されるということになりました。それが決まりましたので、推計方法として、元々は昔で言うと日本道路公団が作って有料道路になるという前提だったものが新直轄方式になりましたという趣旨のご説明になります。

《委員》 それはどうやって推計したんですか。その区間だけ無料ですよね。その区間だけで入って来て出て行く交通量が急激に増えるという予想ですか。

《道路課》 そうです。佐伯蒲江間に、有料道路であれば有料道路の区間には料金抵抗をかけます。そこで、今回、佐伯蒲江間に関しては料金抵抗をかけないかたちでネットワークの条件を設定いたしまして、要は、ずっと北からずっと走ってくる場合には、当然、有料区間には料金を払って、料金抵抗がかかりまして、佐伯蒲江間については料金抵抗がかからないという条件でシミュレーションを行うということです。

《委員》 そうじゃなくて、需要予測として、要するに当初は有料の前提で計測したわけでしょう。交通量。その後に変更があったということで、推計し直したと。その最後の推計方法の時に、更にまた、経済的環境が変わったのですね。その区間だけが無料の可能性がある。決定されたと言われてますけれども、要するに、将来にわたって永遠に無料であるという予定で推計されてるということに対しての需要の変動予測はやったのかという趣旨の質問です。

《道路課》 そうです。今、現在、お示ししてる物価というのは、その東九州自動車道の佐伯から蒲江間について、要は新直轄方式、国の事業になりましたので料金を取るということにはなりませんので、その料金をかけないというかたちで計算をした結果が、現在、交通量が増加しましたということです。元々が有料道路で推計をして、一度計算をしていたのですけども、その後、建設の方式が変わりまして、国が作る新直轄方式ということでございますので、それを前提に計算をし直したということになります。

《委員》 ちょっといいですか。

《議長》 はい。

《委員》 佐伯蒲江間の話は良いと思うんですけど、それの交通量の予測に、例えば大分佐伯間の無料実験等の影響で、そちらの交通量が増えたことによるいろんな影響というのが、本当は加味されないといけないんじゃないかなというふうに、ちょっと感じたんですけどね。そのへんのところが入っているか入ってないのか。いや、もうこれは、もう計算法で単純に決まっているんだからその方法でやったんだというふうなご説明なのか、そこらへんをちょっと明らかにしていただきたいなと思うんですが。

《道路課》 佐伯より北側の無料化の社会実験につきましては、あくまでも社会実験という位置付けなのと、今後の見通しも立ってございませんので、現在のシミュレーション上は、そこまでは料金をかけます。で、佐伯から南側につきましては、そもそもの建設方式が違いますので、将来、社会実験の有る無しに関わらず、佐伯より南側につきましては料金がかからない。料金を徴収しないという方式になってございますので、そこで佐伯より北側については料金抵抗をかけて、佐伯より南側に関しては料金抵抗をかけないというネットワーク条件の下で計算をしてございます。

《議長》 よろしいですか。

《委員》  ・・・・。

《議長》 はい。

《委員》 じゃあ、その差だけ便益が30億。倍近いというのがなかなか理解しがたいものがあるんです。つまり、便益の過剰推計と言われたら、ちょっと困ることになる。根本が変わってしまうんでね。そこは大丈夫だという。中の仕組みを見てないので何とも言えませんので、もう信用するしかないですけど、これで大丈夫だという推計。要するに、将来にわたってこれだけの交通量が見込めるということになるのか。

《道路課》 この道路は東九州自動車道のインターアクセスの機能として非常に大きなところでございますので、東九州自動車道の利用形態の影響を大きく受ける路線だというふうに考えております。そのため、そこの交通量の変化が便益の計算結果には大きく出てくるのではないかなと思っております。

《委員》 150台の差が20億、30億ですか。

《道路課》 ・・・・・。

《委員》 違う。計画交通量が2千400台。

《道路課》 計画交通量が2千400台から3千500台に増加しています。

《委員》 ああ。

《議長》 その辺りの便益の計算が、仮に指摘されても、きちっとした説明ができるということですね。裏付けがあるということで良いんですか。

《道路課》 ここのところの計算につきましては、先ほど言ったようにネットワーク条件が前回から今回、東九州自動車道の建設方式が変わったことに伴いましてネットワーク条件を変えただけでございまして、基本的な便益の計算につきましては、先ほど、冒頭、説明がございましたように、費用便益分析マニュアルに沿って計算をしてるところでございますので、確かに○○委員から先ほど、2千400台が3千500台に増えたという影響が大きく出すぎてるんじゃないかというようなご指摘でございますけども、この道路は東九州自動車道のインターアクセスという機能が非常に大きいということでございますので、そういう影響が出ているのかなということで、料金抵抗がなくなったことによる交通量の変化が便益の計算結果には大きく出てくるのではないかなと思っております。
事務局としては便益の算出方法については、問題がないやり方で計算をしていると認識しております。

《議長》 ○○委員、よろしゅうございますか。

《委員》 はい。もうあとは、事後評価であれですよね。交通量の推移がどうなったか、ご報告をいただければと思います。

《議長》 注目をしなければならないということですね。ちょっと時間が押しておりますが、特に何かご意見、他にございましたら。なければ、一応、ここでお諮りをしたいと思いますがよろしいですか。

(一同異議無しの声)

《議長》 事業者の方が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。では、この事業については継続として答申を致します。

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2.道路改築事業 国道212号(響峠Bp)
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《議長》 それでは、次に総括表第2番。道路改築事業、国道212号、響峠バイパスについて説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 国道212号(響峠Bp)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。では、ご意見をお願いいたします。どなたか。

《委員》 じゃあ。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 救急医療搬送時間の短縮というのが何回か出てきたんですけども、具体的にはどういう救急。日田市の病院だと思うんですけど、どの辺の。上津江ですかね。上津江の集落、どの辺を想定して、どの辺まで。日田市のどの病院辺りを想定されているのか、ちょっと具体的にお知らせいただけるとありがたいと思います。

《道路課》 この赤の丸で囲んだところが当該事業区間なんですけれども、紫の、その上に上がって日田の市街地。赤で書いて、その上に日田中央病院がございます。で、今回のバイパス整備で、今の現道から約1km程度短縮することによりまして、その分、移動時間が短縮されます。この距離の短縮による移動時間の短縮というので、今、日田の中央病院から上津江、それから中津江方面から来る移動時間が短縮されるということで、そういった表現をしております。

《委員》 ちょっと意地悪な質問になるかも分かりませんけど、熊本県側の小国とか杖立方面には、そういう病院、救急病院みたいなのは熊本県側にはあんまり利用されていないんでしょうか。

《道路課》 日田の方が利用数が多いと思います。

《委員》 日田の方を頼られているという理解で良いんですかね。ちょっと、どうも県境が入り組んでいるところなので、例えば杖立なんかは、もう県境にありますよね。だからどういうふうになってるのかなと思ったんでお尋ねいたしました。

《道路課》 詳しく調査したわけではないんですけど、杖立にも病院はないはずですけど、小国につきましても、多分、大きな病院は無いと思います。

《委員》 地元の人に聞かれたんでしょうかね。或いは住んだご経験とかがあるんですかね。

《道路課》 私元々、日田出身でして。

《委員》 はい。

《委員》 ちょっと良いですか。

《議長》 ○○委員。

《委員》 すみません。わりと、ドクターヘリで久留米に行くっていうことを聞くんですけどね。今度の工事現場のちょっと下寄りに水辺の駅があったんですけど、あの河川敷からドクターヘリが乗り降りとかできるんであれば、久留米の方に行くのもすごく近くなるというか、時間短縮できると思うんですけど、そのへんはどうでしょうか。

《道路課》 すいません。確認しないと、よく分かりません。そのドクターヘリの基地が、今の工事事業箇所のちょっと上の方にあるということですかね。

《委員》 あれは、もっと日田寄りだったか。下じゃないですかね。

《道路課》下側ですね。

《委員》 水辺の駅ってありましたよね。

《道路課》はい。

《委員》 あれの河川敷とかはドクターヘリが乗り降りができるのかなと、ちょっと思ったんですけど、例えば日田市内からドクターヘリで久留米に行く時は、三隈川の河川敷から良く乗ってるという話を聞くんですよね。で、やっぱり緊急の場合は中央病院とか済生会病院からでも久留米に皆さん回るそうなので、救急の場合は日田に、みんなが日田中央病院とかに行くんじゃないと思うので、ちょっとそっちの方も何か想定するとより効果が大きいということがアピールできるんじゃないかと思います。

《道路課》 ありがとうございます。ちょっと、今の時点では情報を把握してませんので、これからちゃんと情報を、そのヘリの関係も含めて把握して、そういう効果もあるということがちゃんと説明できるようにさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。

《委員》 よろしくお願いします。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 当初計画と比較いたしまして、事業費の中の道路工事に関しての部分が大変増加していて、その関係かと思うんですけども、総便益が今度、先ほどの最初の案件と反対で、総便益が落ちてしまっているような説明ですけども、この道路工事の方が大変増加している理由は何でしたか。

《道路課》 事業費の方が大きく増えているということでございますけれども、一つは、地盤の影響で、橋の下部工と呼んでいるんですけども、ここの部分の地盤があんまり、当初想定していたよりも良くなかったということで、この下のところの構造を変えたと。杭を付けるかたちに見直したというのが事業費増加の一つ目でございます。で、もう一つが、この落石対策ということで、この斜面をいろいろ調べていくと、落石の可能性がちょっと危惧されるということで、この落石対策として新たに追加をしたということが二点目でございます。もう一つが、当初はこういう土羽の斜面でずっと盛土で計画をしていたんですけど、ここに農道がございまして、この農道を活かした構造にしようということで、ここに少しブロック積みを入れるということで、少し計画を見直しているところでございます。以上の三点で、当初、事業に入る前の段階で考えていたものから事業費が増えたというような結果でございます。

《委員》 そういったことは工事の前に、いろいろな試験、何て言うんですかね。専門用語でよく分からないんですけど、そういう調査ですかね。そういうことの段階では、やっぱり分かりにくいものなんですか。

《道路課》 特に最初にお示しした基礎のものなんですけど、当初、事業に入る前の段階というのは、既存の地質のデータだとか、そういうものである程度見通しを立てていくということですけども、それで事業化に入るとなれば、その地質ボーリングをする調査費だとかそういうのが付きはじめますので、具体的に設計をもう一度し直す時にきちっと、そのジャストポイントでボーリングをしてみるという行為をやります。その時に安全を確認して、やはり、この地盤では当初想定したものよりも、このジャストポイントで見ると、実際はよろしくないということで、安全性を確保するためにこういう見直しを行いましたということでございます。落石の方も、当初、計画をしていた時から、この斜面をもう一度良く確認をさせていただいたところで、落石の危険性があるだろうということで、その落石対策を追加させていただいたということでございます。

《委員》 先ほど農道の件がありましたけども、農道というのは前もってあったわけですよね。それに関して、その農道があったから、また計画の変更になったみたいなこと、説明であったと思うんですけども、それは後でまた、現地の方が、これはこんなふうにっていう要望とかいうことで変わったんですか。

《道路課》 ちょっと補足させていただきますと、これは平成13年頃、事業化しております。その当時は2千500分の1。若しくは5千分の1の森林基本図にですね。

《委員》 え。

《道路課》 5千分の1程度の荒い森林基本図を基に道路の線を、幅を入れて、で、ここに橋が架かります。ここは盛り土になりますというかたちで、非常に荒いといったら失礼ですけども。

《委員》 大ざっぱちゅうこと。

《道路課》 大ざっぱな、いちばん最初の入り口の段階では、そのような設計をします。で、そこで概算の事業費を出すんですが、そしてその後、事業化が採択されたあとに地質の調査をしたり、それから斜面の実際の現場調査をやったりします。で、農道についてもいちばん最初の概略設計段階では、一つの道路の幅として計画をしておりまして、で、設計の確度をだんだん上げていく段階できっちりコントロールをして、そこに制約をかけていくというかたちを採っておりましたので、当初から見込んでなかったのかと言われるとその通りなんですけれども、だんだん設計の確度を上げていく段階で、この事業費の精度が高まって、現在の事業費になっているということでございます。

《委員》 専門的なことはよく分からないんですけど、でも、やってみなきゃ分からないみたいな感じでいくと、またこの後も工事費がかさんだりして、そのB/Cの関係がまた変わってきたりする。再評価時、現在で1.1。今後、1.6ぐらいを見込んでいるみたいなんですけど、そういう辺りの、わりと見通しというのはやっぱり、なかなか立てにくいものなのでしょうか。やっぱり事業費、こういう時勢も考えて、なかなか予算もなかなか取りにくい時に、なかなか計画の見通しが立たないようなことだとなかなか理解が得にくいのではないかと思ったりするんですよね。そのへん、お願いします。

《道路課》 私ども、当然、事業を始めたあとに事業費がどんどん増えていくようなことは好ましくないというふうに思っております。ですので、こういう事業費があとで増えてくるようなことのないように、最初の段階でできるだけ見極めていきたいとふうに思っておりますが、先ほどご説明がありましたように、新規に事業着手する前でございますので。最初の当初計画というのは。やっぱりボーリング調査だとかいろんな調査が、全面的にはなかなかできないということと、それから地元にもきちっと話しがしきれない段階での当初計画というところがございます。その中でできるだけ正確な事業費を出していくというふうに、今後も努力していきたいというふうに思っております。そういう意味で、こういう再評価だとかいうところで、そういう過程の中でこういう事例が積み上げられますので、そういうノウハウをきちっと引き継いでいって、新規事業化する前にできるだけ正確に、しかも低コストでそういうものを見極めていかないといけないというふうには思っております。今後、そのへんは、十分注意していきたいと思います。ただ、実際、現場に入って、特に安全に関わる部分に事実が判明すれば、やはり我々としては、先ほどの杭基礎工に変更をしたり、落石対策をちゃんと施したりということはやらざるを得ない部分がございますので、できるだけコストが増えないようにしながら安全はきちっと確保して、具体的な構造の設計、事業推進に努めていきたいというふうに思っております。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 環境への配慮のところですけど、こういう道路工区の中で占める割合。トンネルの占める割合は、わりかし大きな割合なんじゃないのかなと思う割には、トンネル残土とその他の切土よりも盛り土が多いということですから、かなり新バイパスは高くしたのかなと思うんですけど、その辺りの、どのくらいの高さとか、その辺りのことをちょっと詳しくお聞きしたいんですが。

《道路課》 平面図をちょっと出してもらっていいですか。写真の方が良いと思います。よろしくお願いします。もう一度、この真ん中がトンネルでございます。ここからたくさんの土が出るんですけれども、この土については、今、鎌手小学校がございますけれども、赤で線が入ってます。それで、茶色が現道です。で、この赤のところに盛り土をします。で、それだけでは不足しますので、日田市の道路改良工事から持ってまいるんですが。

《委員》 かなりの量を持ってくる計画ですが、高低差はどの程度になりますか。

《道路課》 そうですね。で、この鎌手小学校の、この茶色の現道と下の盛り土の高低差が、だいたい5mから7m程度。

《委員》 かなり低いですね。

《道路課》 低いです。現道に対して、このバイパスをする田の位置が5mから7m低いと。で、それを上げていきますので、場所によって違いますけれども、ほぼ現道と同じような高さになっていくものと思います。

《委員》 やっぱり5mとか。場所によってはもっと。

《道路課》 場所によって違いますけれども、高いところではやっぱり5m程度上がってくることになろうかと思います。

《委員》 それで盛土が、要するに要るわけですね。量が大きいと。

《道路課》 はい。

《委員》 そうすると、その法面ですね。これは例えば植生はどんな感じの。

《道路課》 この工事自体を平成26年ごろから計画しているんですけれども、まだ具体の植生は決まってないんですが、やはり在来の植生群を復元するように、まず現地の調査をして、そして緑化目標を立てて在来植生群を復元できるような種子配合に努めていきたいと思います。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 先ほど費用便益の説明がありましたね。これは前回の時に4.0から1.1に急激に下がってますよね。それで一回、私たちも勉強をしたいということでお願いしたいんですけどね。原因が、交通量の減少というのが便益の減少ではいちばん大きいようですけど、これもかなり落差があるので、やはり先ほどおっしゃってましたように、これ、算出するに当たってより慎重に、また厳密に見通し等をしていただきたいと思います。それではお諮りをしたいと思いますが、この件につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であるということでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については、継続として答申いたします。

 

 

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3.道路改築事業 別府山香線(内竈工区)
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《議長》 次に総括表3番の道路改築事業、別府山香線(内竈工区)について説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 別府山香線(内竈工区)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。ご意見をお願いいたします。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 現地に行かせてもらいました。なかなか曲がりくねった道だったんですけど、要防災箇所っていうところがあるようでしたけど、どの辺りでしょうか。

《道路課》 この位置になります。

《委員》 落石か何かの関係ですか。

《道路課》 はい。落石です。

《委員》 やはり、被害があったりしてたんですかね。今まで。

《道路課》 いえ。平成8年に点検をして、落石の危険性があるということで判定をされております。

《委員》 はい。ありがとうございます。

《議長》 他、よろしゅうございますか。

《委員》 はい。

《議長》 はい。

《委員》 資料のところの再評価書の2ページ目のところのいちばん上ですけど、事業採択時にB/Cが計算してないんですけれども、今回はもちろん1.5と出てるんですけど、採択時にB/Cがないというのはどういうことなんでしょうか。ご説明を、すいません。お願いします。

《道路課》 県道については事業が始まった段階では、B/Cを算出するようになっていませんでしたので。

《委員》 なっていないんですか。

《道路課》 はい。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 他、よろしいですか。ちょっと時間も押しておりますので、無いようでしたらお諮りをしたいと思います。この件につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業については、継続として答申をします。

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4.道路改築事業 小挾間大分線(宮苑工区)
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《議長》 次に、総括表4番。道路改築事業、小挾間大分線(宮苑)工区について説明をお願いします

《道路課》 道路改築事業 小挾間大分線(宮苑工区)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。

《委員》 よろしいでしょうか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 先ほどもちょっと申し上げたんですが、パワーポイントの10ページ目なんですけど、未完了の理由っていうところなんですけど、理由っていうことですから、一番最後のところに何々であるためとか、そういうふうに表現してもらわないと、ちょっと、これは未完了の理由の部分のこれって公開する予定なんでしょうか。こういうパワーポイントの内容っていうのは。

《議長》 この内容まで出るんですか。

《事務局》 公開ということで言えば、この資料全部が、先ほど来たマスコミさんにもお渡しております。公開ですけれども、ただ、ホームページの公開という面で言えば、今のところ、このパワーポイントの資料までは出ないようになっております。

《議長》 そうですか。

《事務局》 はい。事業名とか、結果が継続とかは出るんですけども、あと議事録とかは出るんですけども、こういう細かい資料までは、今のところ出ないようになっておりますけれども、今後、どこまで出すかは、今、検討しているところでございます。

《委員》 そうですか。一応、理由って言う表記方法として、もうちょっと分かりやすく、こうだからっていう、何々であるためとか、そういう語尾をきちんと付けてくれればなという、そういうことです。すいません。

《事務局》 はい。今後、その点も注意して検討していきたいと思います。ありがとうございました。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 私も先ほどの意見に同感です。まだ、計画期間が28年度までなのだから、未完了にはならないですよね。まだ。工事中だから。だから未完了の理由のところは、ここは敢えて記載する必要はないのではないかと思うんですよね。この工事期間が過ぎていれば、未完了ということでいろいろ記載しなくてはいけないと思うんですけど。現に進捗してるわけですから、他の河川事業なんかといっしょに実施中であるわけですから、未完了の理由っていうことには当たらないような気がします。

《議長》 はい。では、先に事務局の方からお願いします。

《事務局》 はい。これは、要項の改訂がございまして、今まで10年で未完了の場合がかかるようになってたんですけども、今年度から5年で未完了の場合もかけるというふうになりましたので、そこらへんちょっとですね。まだ5年しか経ってないのにっていうところがちょっとございますけども、そこらへんの表現がどう表現したら良いかなというのが、ちょっと、従来と違っているところがございますので、この表現も今後、ちょっと考えていきたいと思います。

《委員》 良いですかね。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 再評価書の2ページ目のところに、事業環境の変化のところに交通量の調査のデータがありまして、平成17年のセンサスで、1千675台/日。それから、今回、平成22年に実測した11月実測では、交通量が3千716台/日というふうに倍以上に増えているんですけども、この理由が、第1工区がもうできて供用になったから増えたのか、その外に、周辺の宅地開発と言うのか住環境に変化があったのか、そのへん、把握しておられたらご説明いただけるとありがたいと思います。

《道路課》 平成17年のセンサスポイントは、今、前の画面でいきますと、こちらの、事業中のところから分かれたこちらの箇所になっております。これは今の事業中の箇所と交通量が違う可能性がありますので、平成22年にセンサス交通量、全国統一のセンサスというのがあるんですが、それとは別のポイントで、この道路の沿線上のこの辺りで交通量を計りました。こちらの交通量が3千台で、こちらが千700台ということで、実態に近いと思われるこちらの交通量を採用しております。

《委員》 書面上ではさっぱり分かりませんよね。同じ地点を計ったような表現になってますよね。だから多分、橋の昔の架け替えの前のところの狭い橋って言うとおかしいですけど、旧何橋って言うんですかね。そこのT字型になってるところですね。まぁ、良いです。分かりました。

《議長》 他、よろしいですか。

《委員》 よろしいですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 今年度から5年後に事業再評価が入るということは前も聞いてたんですが、全部の道路が終わってから発言しようかと思ったんですけども。例えば、私も見に行きましたけども、国道212号と、或いはいちばん最初にも私が質問しました最初の国道388号ですか。あの改善のところに、○○委員も言われましたけども、着工時の調査での経費と、それから便益。で、その後、これは10年後は出てきましたけども、先ほどの案件は。10年後のコストと、それから予想されるコストと予想される便益が大幅に変更になってますよね。そうすると実際のところ、着工時の推計が間違ってたんだという感じを受けるわけですよね。どうしてもね。もちろん、着工時にできないと言われる事情はよく分かるんですが、10年ほったらかしてあったのかという話しに、逆になっちゃうわけですね。で、10年後に、じゃあ事業を止めれますかって言われたら、現実問題として6割も進んでたらなかなかここの委員会で、この道路工事は、じゃあ、ここで終わりですなんて言えないんですよね。私が委員をやってる間でも、この道路工事を止めたなんてケースは、一回も経験上ないんですよ。それはもう、10年20年経った道路工事で、6割7割できあがってるところを止めれますかって言う話しなんです。で、よっぽど根拠資料があって、且つ、それはもう、既に県の方で精査されて止めた案件もあるかと思います。実際問題としてはね。で、それで出てきてるので、かなり精査されている案件が出てくるようになったので、もう、こちらで評価してもゴーサインが出るというケースが多いかと思いますけれども、やはり前提条件が大幅に変わった時、これは前回、前の時にも発言したと思うんですけども、大幅な変更があった時はかけてもらいたいということなんですよね。交通量の測定場所が、それでも17年センサスですよね。多分、交通量センサスが、これ、5年置きですかね。行われるのが。そういった根拠推計と、それから50年後の交通量の推計方法というのは、おそらく皆さん聞いても分からないと思う。直線推計をすれば、そんなもん、ほとんど減少しているから0に近くなってくるということになろうかと思うので、それなりの推計方法でされてると思うんですけども、やっぱり5年10年経っていけば修正されてきますよね。そういったところの丁寧な説明もしていただけると、こちらは言われるままに聞いてるだけになってしまってるんですけども、そういったところも説明していただけると、まぁ、納得しやすいというか。これが公開されるということを前提にすれば、その辺りの説明も必要かと思いますけど。

《議長》 はい、どうぞ。

《事務局》 すみません。建設政策課長でございます。今のお話しで、一つだけご説明しておきます。そのようなご指摘をいただいておりましたので、昨年から事業の事業規模が3割以上アップした場合、それから事業の内容・工法等の変更とか、事業規模が大きく変わるような場合、そういうケースを、庁内判定会議というのを作りまして、そこで十分議論をして、尚かつその案件についてこちらにかけさせていただくということを、今年度から正式にルール化しました。で、たまたま今年度、10年による見直しが5年になりましたので、6、7、8、9年がかなりたくさん、今年、出てきて参りますけども、そういうように一緒になってたまたま出てくるのもありますが、中には事業費が大きく変わったためにここにかけさせていただくという案件も今年ございますので、今後はこのルールに基づいて、皆さんにご説明差し上げて審議していただきたいと思っております。以上です。

《委員》 ありがとうございます。

《議長》 他はよろしゅうございますか。

(一同無しの声)

《議長》 はい。それではお諮りをいたしますが、この事業につきましては事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。

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5.道路改築事業 高崎大分線(御幸工区)
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《議長》 次に総括表5番。道路改築事業、高崎大分線(御幸工区)について説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 高崎大分線(御幸工区)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございます。それではご意見をお願いします。何かございますか。

《議長》 じゃあ、私から一つさせていただきます。B/Cが0.8ということなんですが、実際、ここは私もしばしば通過するので事情はよく分かってるんですけど、あれだけ危険で狭くて危ないところが、これだけすっきりするわけですけど、B/Cが意外と低いのはどういう理由なんでしょうか。便益が結構あると見たんだけど。

《道路課》 はい。B/Cの件でございますが、先ほど費用便益分析の説明が冒頭にございましたけれども、今3便益を中心とした費用便益分析では、走行時間短縮便益というのが非常に大きな割合を占めてございます。これは、要は事業対象区間を通過する時間の短縮効果でございますけれども、この事業はいわゆるJRのガード下を通過する区間に特化した事業でございまして、事業対象区間が短いものですから、渋滞が確かに解消されて走行速度は上がるとは考えてはいるんですけども、それによって得られる短縮時間が非常に短くなってしまうという問題がございます。ただ、私どもは、その効果も一定程度ございますし、議長がおっしゃられますように、当然走行空間がちゃんと確保されますので安全性も高まるという風に思っておりますが、そこが便益のところにきちっと反映できてない部分があるのかなという風には思っております。走行時間短縮便益に上手く反映できていないというところはそこでございまして、対象区間が短いので、走行速度が改善しても、それがなかなか時間に換算したところで積み上がらないというところでございます。

《議長》 この残事業B/C1.3というのは、今度は上がってますね。

《道路課》 そうですね。今まで投資した分を除いて比べると、残りのこれからやっていく部分に関しては、残事業B/Cは1.3というふうに計算されてございますので、これから事業を継続していく意味は、効率性としてはあるというふうに考えております。

《議長》 はい。他に。

《委員》 よろしいですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 事業費に関しては、変更がまるで無いということで理解してよろしいですね。表でそうなっていますが。これは教えてほしいんですが、用地買収は計画通り、当初の予算で全部済むもんなんですか。用地買収に関して、ほぼ完了したと。平成15年から、おそらく23年近くまで、本年初めぐらいまでかけて、ほぼ完了したということで、7、8年かかってるんですが、その間、買収が年でばらけてますけれども、買収費っていうのは、ほぼ変わらない。要するに、あんまり物価は上がってないんで、このへんの地価の変動は少ないかとは思うんですけども、その辺りはどうなんですか。当初予定通り進んでる。

《道路課》 用地補償費を見ても、基本的に用地補償の基準に沿って用地買収をしてございますので、その基準に沿って、当初見積もった範囲の中で、まだできているということです。

《委員》 質問の意味は、その基準が変わってなかったということですか。

《道路課》 価格自体は当然、微少に市場価格に合わせてですけども、考え方は基本的に変わってございません。大きく経済情勢が変われば変わってくるとは思いますけども、その影響はそんなに大きくなかったわけです。

《委員》 県の方の買収の評価っていうのは変わっていないのでしょうか。

《道路課》 評価方法は変わってなくて、基本的な市場価格を反映するところの単価は当然、買収時点で変わりますけども、そこは大きな差がなかったということで、当初見積もりをした範囲内で今のところは買えてます。それでも99%まで買えてますので、用地補償費のところは、もう見積もり通りいけるだろうと考えています。

《委員》 あともう一点は、議長の質問にもありましたけれども、これ、B/C0.8ですが、ベネフィットの中で、これ、ベネフィットはどこに帰属するんだろうということを少し考えた時に、実は、走行時間と走行費用に関しては、これ、個人に帰着するんですね。ベネフィットはね。要するに運転する車の所有者に対してのベネフィットなんですよ。社会的なベネフィットではないんですね。社会的というのは定義の問題があるので、ちょっと修正しますが、要するに個人に帰属するベネフィットであると。ここで計算されていないベネフィットの中に何があるかといったら、現地で説明を受けましたけども、はしご車も通れないと。であれば、例えば、今、迂回して行ってるんですよと。なら、迂回してる時間、計測できますよね。発生する火災率というのも計算できるわけですよね。その辺りの年々の損失金額というのが出てきて、何分間遅れることでどれぐらいの経費が発生するんだろうということが理論的には予想できるんです。そういったベネフィットが本来、機会費用として発生してるはすなんで、これ、0.8と低く出ていますけれども、理論的にはもう少し高く出てもおかしくない。ただ、マニュアル上、実測できませんので、こういうベネフィットは上がっていませんというご説明があれば、この0.8というのも頷けるということで、私は、ここは十分コストをかけてもあり得るかなと。それと、交通事故に関しても先ほどのスライドで出ましたけども、実際にはガードのところのあれを引っかけて落としてしまったとか。下手をすれば、私もちょっと他の場所で見たことがありますけども、ガードそのものを破損させたケースだって大阪ではあったんでですね。そういったものを考えた場合に、JRのボックス自体を掘り下げて安全性を確保するという意味は、かなりあるのかなと思っているんですけども、なかなかベネフィットの計算というのは、難しいですね。マニュアル通りで出てくるのと、反映されるのと反映されない部分が出てくるので、その辺りは説明文書の中で丁寧に書いていただければ、それで良いかと思ってるんですけど。

《道路課》 よろしいですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《道路課》 今の消防車のはしご車についてなんですが、こちらの方に調べております。はしご車は、大分市内では市役所の近くの箇所と、こちらの箇所と二箇所ございます。今回の場所はこちらになりますので、この辺りの4階建てのビルとか、そういうはしご車が必要な消防の対象となる物件がございまして、こちら、ガード下が通れればこう行けばいいわけなんですけど、回り道した場合のルートはこうなっています。この場合の距離が、3.9kmのところが、回り道をすれば9.2kmで、8分に対して19分プラスの11分余分にかかっております。先ほどのB/Cがマニュアル化されておりまして、こういうものがちょっと反映されていないというのは、もうそれぞれ言葉で説明させていただきたいと思います。

《議長》 他、よろしいですか。よろしければ、お諮りをしたいと思いますが。この事業につきましては、対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申を致します。あと、午前中の予定が二つありますね。

(一同異議無しの声)

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6.広域河川改修事業 平井川(下流)
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《議長》 もう二つ、ちょっと続けて。6番、7番。これは同じ平井川ですけど、効率よく説明を。関連があれば、効率良くやって下さい。お願いします。じゃあ第6番目。広域河川改修事業平井川(下流)について説明をお願いします。

《河川課》 広域河川改修事業 平井川(下流)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見、お願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 パワーポイントの河川断面が出てるところをちょっと出してもらいたいんですが、今の説明では、下の方のイメージ図で、河床掘削は行わないで、河畔林を生かしたり堤防を広げて断面を確保するという説明があったんですけども、この地域はだいたい岩と言うか、河床が岩盤になってて、掘削が非常に施工上困難であるということが、河床掘削をしないというかできないというか、それの大きな要因だったかと思います。ですから、そのこともちょっと理由として入れてほしいなと。自然環境保全の観点からと言うと非常に通りは良いんですけど、実際、朝地の道の駅の裏のところをずっと平井川は通ってるんですけども。それから下流の津留・両家地区まで、非常に河床掘削が難しいと。それから断面を広げるのも非常に難しいということがあったということと、それから下の方の絵はイメージ図なんですけど、上ですね。上の図ではコスト縮減か何か分かりませんけども、堤防と川岸のところがちょっとやっぱり自然と言うか、親水性がちょっと犠牲になって、河川断面、堤防断面というのがちょっと勾配等がきつくなって。或いは水衝部ということもこの前、説明がありましたけども、ちょっと親水性が犠牲にされてるようなところが感じられましたので、その点についてももう一回、二点、河床のところと川岸のところのお考えをお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。質問の趣旨は。

《河川課》 今、委員からお話しのありました、まず、おっしゃるとおり河床は岩でありまして、岩の掘削費用、それと河川断面。堤防をすることによって広がる用地費を、それを比較した結果、広げる方が安いということの検討項目も一つありますので、今、それはご指摘のとおり、一つ、項目として入れさせていただきたいと思っております。それから二点目のご質問ですけど、環境への配慮の話しですか。

《委員》 はい、そうですね。

《河川課》 はい。この部分ですね。分かりました。確かにこの絵はそういうふうにはなってるんですが、多分、委員もご存じだと思いますけど、平成20年に出ました中小河川の見直しという項目がありまして、河川は一応それで概ね見直しをしてるんですが、今、こちらにありますように、もう、河床をまず当たらないと。掘削しても60cmをマックスに、それ以上は深くしない。これは、従来の生態系を確保したいということです。それからもう一つは護岸ですが、昔は緩傾斜護岸、二割とか四割が多自然型と言われる頃には必ずしてたんですが、それが今、多自然の型が取れまして、多自然川づくりに変わってからは、もし護岸があれば、五分なら五分を維持して、ここは非常に大きい川になるのですが、もう少し小さい断面の川になりますと、両方、二割で倒れてくると、今度は河床の幅が狭くなるということがありまして、逆に生態に悪い影響を与えるんじゃないかという、今、いろんな観点から、今、見直しをさせていただいております。で、ここに関しては、委員のご指摘のとおり、河床にどういった生態があるかとかそういったのを踏まえた上で、残すべきところは残すと。で、親水性を確保するエリアがあれば、そこはできればなというふうに今、考えておりますし、これは今、協議会の中でもそういうふうなお話しをしておりますので、今の委員のご指摘を踏まえて、今後の事業には少し反映をさせていただければというふうに思っております。

《議長》 他にございませんか。はい。どうぞ。

《委員》 便益の評価項目の中身なんですけども、いろいろ上がってますけども、例えばここには農作物の被害とかも当然、これは入ると思うんですけど、施設のなんかの減価償却資産ですね。あと、施設とか果樹園みたいな、あんなのも当然、減価償却期間内であれば、当然、計算項目に入るんですよね。

《河川課》 はい。おっしゃるとおりです。

《委員》 はい。ありがとうございます。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。今、整備効果のところですけどね。ちょっと細かいことですけど。いちばん下のその他の整備効果のところに、浸水家屋でのゴミ処理清掃等の活動に伴う支出を抑えることができるって書いてるのが、何かちょっと違和感があるんですけどね。何と言うか、普通の生活では、浸水がなくなって普通じゃないかと思うんですよね。それをわざわざ、浸水のゴミ処理、清掃の支出がなくなることが効果って謳われると、何か、じゃあ、浸水するのがあたりまえなのかなっていう感じがするんですけど、やっぱりこれは、わざわざこういうふうに書く必要があるものなんでしょうか。

《河川課》 いわゆる、度々の溢水をすると、どうしてもゴミ、流木等が非常に多く流れて来るため、そのときに倉庫、田畑等のゴミ処理というのは、かなり負担になりますので、ゴミ処理、清掃等の活動というのも、なくなれば安心できるということで、その他の整備効果として上げさせていただきました。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい、いいです。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 それと今回、平井川の改修については緊急性もあったので、確率年が10年ということで、今、計画をされてるんですけども、10年というと、もうしょっちゅうまた水害がやってくるというふうな認識と言うか、そういう程度の確率年が10年であると思います。そういう、県の方にはせっかく国の事業を引き継いでもらって緊急性に応じて対処していただいてるというのは分かるんですけど、地元住民の方にとっては本川の方が、多分、もっと、50年とか80年とかいうふうな確率年でやってるのに、平井川の方は10年という非常にもう格差があるようなと言うとおかしいけど、計画で今後、良いのかというのが一つ、問題としては残ると言うか、まだ、平井川自身についてもまだ、これ、緊急性のところですから、まだ改修ができていないところもこの計画ではまだまだ残るわけですけども、今後の見通しと言うか、そういうものを立てた上でやっぱり改修事業が、また、せっかくやったんだけれども、またやり直しというふうなことにならないようにお願いしたいと思うんですけども、そのへんについてのお考えはどうでしょうか。

《河川課》 今、委員がおっしゃられた点、我々、いつも感じさせられることです。確かにここは10分の1ですけども、地元の方にとって見れば、10年に1回は、浸かっていいのかと、そういったことを思われるのも、至極当然のことです。ただ、これは事業をやっていく上で、ここでも提示させていただいておりますが、B/Cというのを出させていただいております。これ、例えば10分の1の川を作る時に必要なコストと、30分の1の川を作る時に必要なコストっていうのは、大きく変わってきます。そうするとB/Cあたりがまた、ここは周りの資産価値という意味では、家がそれから外の方に無ければ、逆にベネフィットはあんまり大きく上がらずに、コストだけが上がるとB/Cが落ちるとか、そういったことを勘案しながら、10分の1と言うのがいちばん、事業としては成立するということでやらせていただいてるのは事実です。今、委員がおっしゃるように、このままでは確かに、今、いろんなかたちで局所的豪雨とかいろんなものが起きてますので、そういったことに対して対応するのは何が良いかと。もう、ハードだけでは対応できませんので、もう今、ソフト対策、ハザードマップとかその避難経路とか、そういったものを地元の方といっしょに実体験をしながら、地域で、我々はマイハザードマップという言い方をしてるんですけども、そういう体験型のマップを作っていければなというふうに、今後は考えております。

《委員》 十分お考えは分かったんですけども、何か私たちも協議会で原案を作っていく時に、家屋浸水や人家があるところを中心に計画を立てていって、それはそれで人命重視ということでいいと思うんですけど、農林水産の方からいうと、じゃあ、田畑は浸かっていいのかとか、被害が出て良いのかっていうところが非常に、土木の方からするとちょっと、私自身も土木の出身だから、そういう意識が頭の中にあって進めていたのかも分かりませんけど、やっぱり地元の方からそういうことを言われると、田畑もやっぱり保全しなくちゃいけないしというふうなところで非常にジレンマがあるし、そのへん、どういうふうに限られた予算の中で有効に進めていくかということを、やっぱり今後、せっかく大分県の場合は、農林の方とそれから土木の方といっしょにいろんなことがやられるようになってきたわけですから、是非、良い方向を検討してほしいなというふうに思います。

《議長》 他はよろしいですか。これは上流と下流と今、二つありますが、当然、上流の方から、まず早く終わるようにするわけですね。流れというか考え方は。

《議長》 上流が29年に終わり、こっちの下流が35年ですよね。だから上流がまず先にできあがって、それから下流ができあがるということですか。

《委員》 そうですね。

《議長》 やっぱりそれは、さっき委員がおっしゃったように、流れて無駄になるからということですか。

《委員》 私が答えるのもおかしいですけど、計画を立てるところでは、人家の、或いはこれまでの被害の大きかったところ、緊急性のあるところを先にやってるということで、本来は河口というか、下流の方から河川の事業というのは進めて行くのが本来のやり方なんですがということで、説明が多分あったと思いますが、改めて再度、申しておきたいと思います。

《委員》 ありがとうございます。

《議長》 ありがとうございました。それでは諮らせていただきたいと思いますが、この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。それでは、この事業については継続として答申をいたします。

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7.広域河川改修事業 平井川
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《議長》 この午前、最後の総括表7番の広域河川改修事業、平井川について引き続きお願いします。

《河川課》 広域河川改修事業 平井川の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。はい、どうぞ。

《委員》 再評価書の全体事業概要の用地・測試等っていうところのデータを見ると、当初計画と比べて今回の変更で倍以上に変わってるんですけど、これは何か理由があるんでしょうか。

《河川課》 いちばん下の欄の用地・測試等のところが大きく変わっておりますが、これは、中小河川見直しにより、河床を極力掘らないかたちで堤防の嵩上げにより河川断面を確保するように見直しを行いまして、その際、堤防の嵩上げに伴いまして背後の家屋用地等の補償費が増加したことにより、若干、事業費が増加しております。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、他に。ございませんか。はい、お願いします。

《委員》 洪水の被害に遭ったところにメリヤス工場だとか、いろいろ工場もちょっと若干入ってたんですけど、現在、どういうふうな工場というか事業所というか、大きな事業所が立地してるのかが分かればお教えいただきたいと思いますけど。

----------テープ交換

《河川課》 メリヤス工場ですかね。は、まだ残ってたかと思いますけれども。

《委員》 朝地の町周辺では、何かそういう事業所。ちょっと私も以前、何回か見学に行って、いろんなところがあったような記憶はしてるんですが、なくなったり或いは移転したりというか、そういう事情がありましたら。大事なところではないかなと思ったんですが。

《河川課》 洪水前後で移転したりなくなったりした資産価値という意味でのご指摘だと思いますが、すいません、それ、うちの方で今、資料を持ち合わせておりませんので、ちょっと調べさせていただいて、後でご報告させていただいてよろしいでしょうか。

《委員》 そういう基本的なそういう、何て言うんですかね。計画前というか、計画している段階では工場があったんだけれども、事業所があったんだけれども、計画途中、或いは計画の終了段階に至っては、もうなくなるよというふうなところに対する考え方というのはどういうふうな考え方でいけば良いのかというあたりをお話しいただければいいかと思いますが。

《河川課》 今、委員が言われたことは、資産が事業の途中で減ってしまうと、ベネフィットが少し変わってくるんではないかというようなご指摘ですか。

《委員》 はい。

《河川課》 であれば、ちょっとすいません。最初に固定したベネフィットでずっと計算しているようですので、もう一回うちの方で考えをまとめ、報告させて下さい。ちょっと今、この場では、その後どれだけ下がったか、まだデータもないもんですから。今日、夕方までにご報告させていただきます。

《委員》 例えば、私が知ってるというのはおかしいけど、例えば大恩寺中学とかあったのが、閉校になったのもあるのかも分からないけど、別に水害になったからなくなったのかもどうかも、そのへんもよく分からないんですけどね。例えばそういう影響というのかな。集落への影響が大なり小なりあるのかなというのを感じたので、ちょっと質問させていただきました。すいません。お願いします。

《河川課》 はい。

《議長》 他によろしいですか。

《議長》 それじゃあお諮りをいたします。この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、この事業につきましては継続として答申をいたします。ここで午前中の審議は終了して、昼食の休憩に入りたいと思います。何時から。

《事務局》 では、午後の時間ですね。ちょうど切りの良いところで1時30分から再開をしたいと思います。で、昼食会場はご案内いたしますが、通路を出られまして右斜め前のお部屋でございます。で、昼休みの間、午後の準備で職員が出入りしますので、貴重品、私物は、恐れ入りますが昼食会場までお持ち下さい。よろしくお願いいたします。ご案内します。

----------昼食

《議長》 途中から)定刻になりましたので再開をいたします。まず初めに午前中の平井川の件で河川課さんの方からちょっと追加説明ですか。ありますので、お願いいたします。

《河川課》 午前中、平井川上流部の件で島田先生よりご質問のありましたメリヤス工場と大恩寺小学校の移転の件でございますが、確認したところメリヤス工場は、まだそのまま残っております。そして大恩寺小学校は、小学校機能は移転をしておりますが、跡の校舎は給食センターとして使用されておりまして、資産価値としてはそのまま見て差し支えないと考えております。今後、一般論として、ベネフィットとして換算している大きい工場とかそういった大きな動産が移転した場合は、その都度、見直しかどうか検討する必要があるのではないかと考えております。以上でございます。

《議長》 はい、ありがとうございました。

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8.総合流域防災事業 高山川
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《議長》 それでは総括表第8番、総合流域防災事業、高山川について説明をお願いします。

《河川課》 総合流域防災事業 高山川の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。じゃあ、ご意見お願いいたします。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 今回の工事の気運が盛り上がったというのが、何か、圃場整備が進んでおったということが、ちょっとお話しでありましたけど、当該地区の圃場整備の状況を関連のデータとしてお示しいただければありがたいと思いますが。

《河川課》  圃場事業ですけども、平成21年度から平成25年度まで進めております。総事業費は、約2億円程度というふうに聞いておりまして、今年来年、整備で完了する予定になります。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 洪水ハザードマップを、今回、公表されたようですけども、それに関して避難の訓練というんですかね、洪水からの。そういうこともされたりしてるんですかね、この地区は。

《河川課》  訓練の方はしているとは聞いておりません。また、県の方で、河川の方で率先してするというふうなことも、今のところしておりません。ただ、公表した際に土木事務所より各地域において説明等はしております。

《委員》 ハザードマップなんかを作って提示した場合に、各自地区というんですかね。各地区なんかで公民館なんかを使ったりして学習会なんかをしたりしますね。普通。そういうことをされてはいないんですか。

《河川課》 一応、県の方では浸水想定区域というのを作りまして、そのデータを元に市町村、市なりがまとめましてハザードマップを作成して、各自治区で説明をします。その説明する場に我々もいっしょに参加して、ここまで浸水しますよということの説明会はさせていただいております。今後のその避難訓練という話しであったんですけど、先ほどもちょっとお話ししたんですが、ハード対策だけではもう、今後、なかなか予算的にも、それから雨も非常に強くなってきて相対的に確率規模が逆に落ちてきたりしておりますので、そういった中ではソフト対策しかないなというふうに我々も思っております。ですから、ちょっとお話ししたマイハザードマップといったかたちで、そこの地域の方々がそれぞれ実際に体験して、ここが逃げる場所には溝があって危ないとか、隣にはおじいちゃんおばあちゃんがいるとか、そこには声をかけていこうとか、そういったことを認識できるような何かそういう仕組みができれば良いなというふうには、今、我々は思っておりまして、そういうのは考えて構築しようとしてる最中ですので、また、何か機会がありましたらご報告させていただければと思っております。

《委員》 そうですね。ハードの部分とは違いますけども、是非、そういうのを一緒にされたら、より効果的だと思います。

《委員》 すいません。そのことに関連して。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 避難態勢の構築っていうのがあります。河川関係の担当だけでなく県と市の防災課とか福祉課との連携っていうのが重要だと思いますので、今後、そういうふうにしていただければと思います。

《河川課》 ご指摘のとおり、河川だけでは片手落ちのところがありますので、うちの方も防災危機管理課といっしょになりまして、各市町村とも協力しながら進めて行きたいと思っております。

《議長》 他、よろしゅうございますか。はい。

《委員》 現地での説明があったんですけど、カブトガニの調査の状況ですね、どれぐらい発見されているか、というところをご説明いただければと思います。

《河川課》 カブトガニの調査の件について、本高山川の河川におきましては、平成14年度に一個体が確認されております。場所といたしましては、孝高橋の下流、この付近に平成14年度に確認をされております。

《委員》 すいません。今、何ておっしゃったんですか。一個体。

《河川課》 一個体。

《委員》 一個体っていうのは。

《河川課》 カブトガニは一匹とかじゃなくて、一個体というような表現をするみたいです。

《委員》 じゃあ、一匹いた。

《河川課》 はい。

《委員》 じゃあ。

《議長》 はい。

《委員》 すいません。そういうあれは、定期的な調査っていうことはされてないんですか。

《河川課》 現段階では、定期的な調査は行っておりません。ただ、守江湾全体といたしまして、カブトガニの個体調査等、各団体がされておりますので。

《委員》 なるほど。今の情報は収集してるんですね。

《河川課》 はい。

《議長》 それではお諮りしてよろしいですか。

(一同異議無しの声)

《議長》 お諮りいたします。この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。

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9.総合流域防災事業 稲垣川
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《議長》 続きまして第9番。総合流域防災事業、稲垣川について説明をお願いします。

《河川課》 総合流域防災事業 稲垣川の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。現地に行かせていただいた時の印象だと、わりといっぱい茂ってるなって感じがしたんですけど、自然環境の整備ということで植生繁茂っていう方針でこういうふうに整備されたと思うんですけども、このままいくと、やっぱり住民の方の立場からいくと、ちょっと川掃除の必要とかが出てくるんじゃないかと思うんですよね。ちょっと、パッと見た印象ですけど、ヤブ蚊とか何かマムシとか出そうな感じが。すぐ側に家があったんですけど、そんな感じがしたんですけども。それでお尋ねしたいのは、この工事の受け持つ範囲内は、どこまでする。もう、ああいうふうにしたら、あとは住民の方に引き継ぐのか。どの部分までをこの工事の責任でするようになるんですか。

《河川課》 どの部分というのは難しいんですけど、結局、工事をしたら河川敷内は県の管理になります。土砂が堆積して、河川機能に影響があるとなれば、こちらの方で掘削とかそういう手立てはしていかなければならないと思います。しかし、通常の草とかは、やっぱりどうしても地域の方にお願いをすることになろうかと思っております。それはまた別途、今度、市の方か県の方が、些少ですけど草刈りの補助がありまして、地域毎に市の方に要望していただければ、そういうお手伝いもできると考えております。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 他にございませんか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。ちょっと現地を見ていないんで分からないんですけども、この写真で見せていただく限り、川って言うより何か側溝のように見えるんですが、で、稲垣川って言う以上は川だった時期もあると思うんですけども、何年ぐらい前からこんな側溝状態になってるんでしょうか。それと、この写真と、その施工後の写真で、すごいちゃんとした川になってるんですが、何倍ぐらいの流量になりますか。

《河川課》 先ほど、今のこの水路の形状がどれぐらい前かということのご質問について、すいません、我々の方ではつかんではおりません。今のかたちで、もう川としてあって、これが流域を持ってます。ある程度の流域を持って、ここに流れ込んでくる流量というのが、今回、改修する断面の規模のものが必要だということで検討しておりまして、元々、こういう溝のような流れがあったところに、今、宅地化が進んで、それはそれなりに多分、河川敷としての管理があったでしょうから、そこには侵入しないかたちで道路ができたりとかいうかたちでこういう形態に進んできたんだろうなと。これ、類推でしかないんですけど、申し訳ないんですが、そういうことしか、多分、言えないです。

《委員》 何かこういう工事をしたから、何か氾濫をするんじゃないかなとか思っちゃったんですけど。だいぶ昔にですね。

《河川課》 今、例えば、今のこの溝の状態でも、ここに流れ込んでくる流域があり、雨が降ったら流れ込んで、だいたい山の尾根からするんですけども、その流域に、例えばここの場合は30分の1ですから、30年に一回の雨が降った場合には、これだけの断面じゃないとあふれますよということで確認しておりますので、これをすることによって、少なくともその災害リスクは軽減されます。今はあの溝の状態ですので、多分、これもはっきり言えない。だいたい半年に一回ぐらいの確率では外に水が出てしまうというような断面でしかありません。それが30年に一回と変わる意味では、安全度は上がっていくということでご理解いただければなと思います。それから、その川幅について、場所ごとで若干違いはありますが、だいたい25倍ぐらい。

《委員》 25倍。

《委員》 はい。私も現地、見ましたけど、非常に狭い溝のような場所ですけど、そこ、狭い溝なんですが、あの平野部で広い流域を持っているというかたちでこういうふうな。ちょっと特殊な河川改修にはなっております。

《委員》 そうですよね。25倍って、すごいですね。

《議長》 今の右の写真ですと、左側の方にずっと広げていくわけですね。あの電柱みたいなのがある。電柱かな、あれは。

《委員》 新しい川はこちらの方になります。

《河川課》 そうです。おっしゃるとおりです。その電柱の方に広がっていくようなかたちになります。

《議長》 そっち側に拡幅していくということですか。

《河川課》 そうです。

《議長》 他に。

《委員》 構造物16基というのは、橋とか、あと、橋以外にも何かあるんですか。構造物、何が含まれるんですか。

《河川課》 橋とか、あと、水管橋がありました。

《委員》 じゃあ、橋が主になる。

《河川課》 橋もあります。

《委員》 で、19から16に減らしたちゅうのは、やっぱり予算の関係ですか。

《河川課》 橋とか、あとは堰です。そういったものになります。

《議長》 よろしいですか。

《議長》 他はございませんか。それではお諮りをしたいと思います。この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であるということでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については、継続として答申をいたします。

 

--------河川課 終了

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10.農村振興総合整備事業 諸田定留
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《議長》 次に総括表10番。農村振興総合整備事業、諸田定留について説明をお願いします。

《農村基盤整備課》 農村振興総合整備事業 諸田定留の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。何かございませんか。

《委員》 じゃあ、すいません。

《議長》 はい、お願いします。

《委員》 意見というより質問みたいなもんなんですが、防災安全施設、計画が変更して、四ヶ所が0箇所になったというか、なくて良いのかなというのが、まず素朴な疑問が一つと、もう一つ、農村公園が3箇所から1箇所。農村公園ってどんな、実際、ものなのかなという、その確認です。

《農村基盤整備課》 はい。まず、防災安全施設ということなんですけども、現実的には小規模な防火用水の水槽のようなものなんですけども。既設のものが既にこの地域に従前からあったんですけど、それを少しでも、若干規模を大きくしながらまとめることはできないかという議論がありましたんですけども、実際、地域の中に入っていきますと、現状で、そう敢えて、またそこを廃止して、その倍の規模を作るようなそういうことをするよりも、もう現状を使おうと。それともう一つが、こういう地域ではため池の水が冬場の場合は防火用水を兼ねますもんですから、そういうことも地域で話し合いをしながら。この地域は、この真ん中にはそんな大きなやつはないんですけども、近隣に三箇所ほどため池がございまして、それをやっぱり集落でも有効利用をしようということで、そういう話しの中で防火用水については、もう、事業的には要らないということで。それと農村公園ですけども、一つは結構、規模的に、三つの集落が大きく分けてあるんですけども、三つの集落で、野球とはいいませんけども、ある程度小規模な地域の運動会ができるものというイメージを一つ。それから二つについてはゲートボール的ぐらいな小規模なやつをということだったんですけども、大きなものについては、この右上のダイハツの右側には川がありますけど、この右岸側に、ちょっとこの写真には出ないんですけども、市のグランドと総合整備場ができましたもんですから、もうそれで十分、地域としてはレクリエーション等ができますので。それと農村公園については、既設のやつを上手く利用するとか、公民館の前の広場を少し整地して活用しようということで、一つだけはなんとか確保したような状況であります。

《委員》 はい。

《議長》 外は如何でしょうか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。便益内訳書の下の評価項目の説明で1番。農業生産向上効果っていうところありますね。農作物を量的に増加、及び質的に向上させる効果。作物生産品質向上ということですけど、これ、具体的にこういうものとかこういう効果っていうことがありましたらお知らせお願いいたします。

《農村基盤整備課》 これがいちばん、この農業関係ではポイントだと思うんですけども、現状の旧ほ場については、当然ながら狭い小規模な農地が集中していたわけですけども、区画整理をしてある程度、ここは三反区画というほどまではできなかったんですけども、だいたい大きいもので三反から、小さいもので、五畝から一反ぐらいの程度だったんですけども、区画を変更すると共に暗渠排水も合わせて悪いところはやっておりますので、単に一作の水稲だけではなくて麦作、或いは説明の中にもちょっとあったんですけど、葉菜類とかキャベツもそうですけども、それとここは都市近郊ということもございまして、その他の野菜類とネギですか。ネギ部会というのもありまして、そういうような土地利用率の向上というのが、ここは大きく寄与しているということで、ここの効果が出ていると考えております。

《委員》 はい、ありがとうございました。

《議長》 これはじゃあ、私の方から一つ、じゃあ。大幅に費用が増えてるわけですよね。これの事業費が8億800万の増。38.5%って書いてありますが、その原因、理由はぜんぜん書いてないようですが、これはどうしてですかね。

《農村基盤整備課》 説明に不足があったのかもしれませんけど、大きく、お手元の資料の9ページをご覧いただければと思うんですけれども、そこに下の方に変更内容ということで8億800万の主な変更を書いております。主な変更点といたしましては、ほ場整備と農道整備ということで。ほ場整備については、ここ、66haほどほ場整備をやっておりますけども、説明の中で、遺跡が相当数見つかっております。こういう遺跡の調査につきましては、事前に、ある程度周知遺跡ということで、遺跡がありますよという情報は文化行政の方から話を伺ってるんですけども、実際、その時点では、特にほ場整備のような場所は作物が植わっておりますし、また、調査はなかなか入りづらいということで、ある程度の現地の視察程度で、ありそうだということでスタート、事業はいたします。で、なかなか、何千万何億というような調査費を計上することはできません。実際、ほ場整備にかかる区域が確定して、地元の了解を得ながら、前段の調査で壺堀ということで溝を重機で掘りまして、それで、どの程度出るのかという調査が最初に始まります。そして、実際にほ場整備でする時に、切り盛りとかは当然、ほ場整備なんで切ったり埋めたりしますけども、その段階で影響のある地域、ここについては10ha以上で大きく、しかも濃密に出ましたもんですから、そういう地域の調査に年数と金額がかかりまして、このほ場整備のうちの約3億強が文化財の対応についての事業費の増となっております。で、残りの2億程度についてはほ場整備をやる中で、文化財に影響のない。文化財というのは、当然、埋蔵なんで、例えば1mのところに大切な遺跡があって、ほ場整備で50cm切る場合、その時は影響ないということで、あんまり深い調査はしません。でも、30cmぐらいのところにあれば、当然ながら10cmのところを切り盛りしても、それは影響ある範囲だということで事前の埋蔵調査をしっかりやりますもんですから。そういうようなやり方をするんで、そういうところは20cmとか10cmの差であれば、土の問題もあるんですけども、客土ということで、30cmなり50cm、客土をさせていただきます。するともう、埋蔵調査は必要ないと。要するに我々、今、文化財から言われると、破壊をしてしまいますもんですから。それを埋めてしまえば、一応、遺跡は残るということで、それ以上の調査はしない。そういうようなやり取りをしながら、そういう整備で、文化財だけではないんですけども、水路だとか道路、ほ場内の道路も調整で2億程度がプラスになっております。それから農道の関係については、ここはJRの日豊線が通ります。農道の1号線がですね。そこは、従前では平面交差をさせて下さいということで、その設計で事業費を組んでたんですけども、実際、協議に入りながら、それからこれの中津側に駅があるんですけど。東中津駅だったかな。で、駅の近くとか、それと近隣に平面交差の踏切が小さいやつが幾つもあるんですけども、そこで人身事故等が、そういうのが発生したりして、JRとしては平面交差はもうよろしくないということで、跨線橋で検討しなさいということで、18年、19年当時、協議の中で跨線橋の方に変わったと。これに対する経費が、もうほとんどのプラス分を占めております。大きな理由としては、その二点と言ってもいいと思っております。

《議長》 はい。

《委員》 関係してですね。何ページか分からないんですけども、図面で落としてもらってる分。費用便益内訳書の次に入ってる紙で、農村活性化環境整備事業の計画平面

-----------テープ交換

《委員》 途中から)両方、計画、こちらの計画書の方にもあるんですが、それは18年の分ですかね。主な変更内容と書いてる。

《農村基盤整備課》 委員がおっしゃられてるのは、お手元の5ページの図面のことでしょうか。

《委員》 そうですね。5ページと、要するに9ページの航空写真で落としてる分と違いが分からないのですが。

これは、5ページが当初になるんですね。

《農村基盤整備課》 当初です。

《委員》 違いの分かるやつは、変更内容で。

《農村基盤整備課》 今回、変更対象となっておりますのが、この点線で書かせていただいている分につきましては廃止路線としております。例えば、これが水路ですけども、これはもう廃止で。で、これが集落道の点々ですけど、ここら辺については、この市道の改修と合わせて協議しながら、これを集落道としてとりまとめてやったということですね。例えば。それから、廃止は他には。廃止はそれぐらい。水路と道路、集落道が主だと思うんですけども。面工事については、きれいに絵のとおりに、当然、ならなくて、入る入らないというような。実際、各論に入りますと、入っていただける方と入っていただけない方がおられますけども、基本的にはやっぱり、こういうところの真ん中の方が入らないというのは大変困るんで、そういうところは我々もできるだけ説得しながら、地域のためにということでほ場整備をさせていただいておりますんで。このほ場整備の区域が、5ページのやつとシビアに比較するとなかなかわかり辛く、かえってなるので、それについてはちょっとご了解をいただければと思っております。

《委員》 ちょっと変更点がわかり辛かったので、経費との関係がどこに落とされてきたのかなというところが、いまいちよく分からなかったんですが、ほ場整備に関しては文化財の分もあるでしょうし、その他、それを除いても2億近く増額になってるんでですね。当初よりも。で、ほ場が広がったわけではなく、それほど広がってないですね。1haも広がってないので、経費の上積みが何らかのかたちで発生したんだろうということは予想着いたんですが、図面上がよく分からなくて、どうだったのか。特にもう、ダイハツができましたので、逆に言ったら、この周辺、今後、もしあれであれば、工場の立地が予想されるわけですよね。景気の依存等にも関わりますし、ダイハツの戦略にも関わってくるし、関連の自動車産業の立地がどうなるのかもぜんぜん読めません。通常であれば、あの周辺に関連産業が立地してくるというのが、普通の産業開発の考え方で、そこへ今、ほ場整備をやってどうなるんだろうという、ちょっと思ってしまったわけですね。ただ、昨今の経済状況ではなかなかその立地が進まない状況もあるので、工場が進出してないんだろうなということも予想されるわけですね。その先の中津港の再整備のところでも、今、結局のところダイハツしかほとんど使ってなくて、ただ、そのためにだけ作ったわけじゃないという大前提があったはずで、その関係の工場も出てきますよという説明は、実は当時、推計、中津港の港湾関係の着手の時に、経済状況はどうなるかということを調べてくれと言われてやったことがあって、その時、どうしますかと言われたら、いや、このへんにはダイハツが来たあとに関連産業が立地することを予想しているという県側、及び港湾整側の開発庁関係の説明があったので、その路線で計画書のあれを書いた記憶があったわけですね。何かあまりこっち側にはあんまり進んでないのかなということも、ちょっと関連で見ていたわけですね。ですから、18年から5年経って見て、相変わらずあんまり変わってないんであれば、ここ整備が。もうこれもほぼ終わりですよね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 まぁ、整備がきちっと進んでるので、まぁ、それはそれで良いのかなという。後背のところですね。ただ、進んだからといって、今後、農業生産が拡大するかどうかというのは、ちょっと少しわかり辛いかなというのがありますね。

《農村基盤整備課》 委員のおっしゃるとおりで、ただ、この事業を興した一つの原因と言いますか。が、ダイハツができることによってこの地域がですね。言葉はよろしいかどうか分かりませんけども、虫食い的にいろんなものができてしまうのは困ると。で、従前でも区画形状は、確かに見劣りする分はありましたけれども、やはり優良的な農地がこの周辺にはございましたし、また、ダイハツによって今津干拓の優良一等農地が100haほど潰れております。その営農の方々がこの地域にもたくさんおられますので、そういった方々の営農意欲を削がないようにということで、この地域にこの事業を落としてほ場整備をして、しっかりと農地を守っていただくということで、その成果を完全にして早期効果の発現を図りたいとは考えております。先ほどの図面の見づらさについては、今後、注意しておきます。

《委員》 これは進んで、もう整備、2年でできあがるということは非常に結構なことだと思いますけども、虫食いが発生するというのは否定的に言われましたが、もう経済的には仕方がない。当然起こり得ることで、それを防ぐのはちょっと難しい。計画経済でもない限りですね。社会主義でもないは限りは不可能だと思っています。もう、当然の経済活動であって、それに対してどういうサポートができるかというところの視点の方が良いかと思っています。他の事業でも、道路を引いて、周りに田畑があって、おっしゃってたんですけど、気がついたら周りにスーパーが出たり店が出て、当初計画とはぜんぜん違うと言われましたが、もうそもそも道路を引いた時点でそういうことが起こりますよということは、経済原則的には起こり得ることだったので、そのあたりは計画段階の時も織り込んでしまってやらないと、なかなか都市計画、或いはこういう広域の計画の時には、思った以外のことが発生して、それを否定的に捉えることがよく多いんですけども、それ以外のことの要因だということで、あまり否定的に取られない方が良いんではないかと思ってます。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 ほ場整備なんですけども、こういう大規模なのはちょっと分からないんですが、周りのほ場を整備をしてるところを聞きますと、お百姓さんたちの負担金があって、それを払ってほ場整備をしても、とてもそれは元を取れないっていう話をよく聞くんですね。周りのですね。で、この幾らか、何億円かかけてほ場整備をして、それに見合った農業の増収が見込まれるっていうことはちょっとあり得ないって言うか、考えにくいと思うんですけども、そのへんのところはどうなんでしょうか。

《農村基盤整備課》 大きなお話しではあるんですけども、なかなか工業的な部分で、委員の先生方には、私なんかよりも経済的に詳しい方、たくさんおられるんですけども、投資した分が全て農業収益で上がるかというのはなかなか難しい分がございます。ただ、今やってるやつの、先ほどもちょっと触れましたけども、利用率が向上するということと、この地域に関して特定的に言えば、中津市とか近隣の都市を抱えておりますので、野菜とか、南部の方は果樹もございまして、ナシとかブドウも作っております。そういうところは離農をせずに、これからも営農を続けていただけると。それとまだ、この地域は比較的、他の地域に比べて担い手さんの年齢がお若くて、これから20年、30年も農地を守っていただけるということで、そういうことも含めてここの地域を、この事業を導入した経緯がございます。経済的にアップアップで行くとかいうことはなかなか厳しい部分はございますけど、新しい農業の展開。例えば施設園芸でやるとか、中津平野の真ん中のように大規模な稲作、麦作をやるということではなくて、集約型の農業とかいう展開も今後、少しずつながら出てきておりますので、そういうところで期待をしたいとは思っておりますけれども。

《委員》 はい、良いですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。この前の説明会の時に、ちょっと聞き間違いかもしれないんですけど、受益者負担については、普通は地元が二割から三割だけども、この事業に関しては中津市が持ったというふうに聞いた記憶があるんですよね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 で、その時に思ったのは、ダイハツとかこういう工場ができたおかげで、多分、この地区の人は兼業農業ができるようになって、で、どうせ兼業でやっていくなら少しで効率よくするためにほ場整備とかでいろいろして、そしてそこにずっと定住しながら農業も今の状態を少しでも維持しながら続けるっていうところを目的としてしたんじゃないかなと思ったんですが。それで聞きたいのは、その受益者負担を中津市の方で持ったというのは、これは聞き間違いじゃないんですよね。

《農村基盤整備課》 間違いございません。

《委員》 はい。で、その農業の活性化とか、だけど、実際のところは現状維持ぐらいはできればというか、ちょっと言うと悪いんですけど、兼業でも良いから後継者がいるとか、それで良いってことじゃないでしょうか。

《農村基盤整備課》 最低ラインとしては、それ以上落ち込まないということで、地域としては、そういうやり方をしてもらっております。

《議長》 いいですか。

《委員》 はい。

《議長》 これが、再評価基準が、大幅な事業費の増加が予定される事業ということになってますよね。それで今日、出てきたと思うんですよ。だから、さっきもちょっと言いましたけど、事業費の増のところで、1ページ目のところで、だいたいいちばん主なポイントですね。それは数字じゃなくて、項目を若干上げていただいて、そして詳しくはこの9ページの、この表ということでしょうね。だからこの表を何か、枠をちゃんと入れて、18年度と、それから現計画ですか。枠できちんとして比較した方が見やすいような気がしますけどね。それは要望したいと思いますので。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 一点良いですか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 ちょっと細かなことで申し訳ないんですけど、費用便益の中の考え方なんですけど、今まで道路事業なんかではあんまり聞かなかった、この、地域資産保全向上効果。埋蔵文化財なんかの話しだと思うんですけど、今まで道路事業なんかでは、あんまり上がってこなかったように記憶していますが、これは当然、道路事業でもこういうのがあれば、それは効果として認められるんですか。何か道路の方は、時間短縮とか交通事故減少とか、何かそういう三点ぐらいでしたよね。主なものは。当然、道路事業の中でも埋蔵文化財、基盤整備事業みたいに広範囲にしないんで、道路はもう、またちょっと考え方が違うかも分からないけど、道路事業の中でもこういうのが出てくれば効果として上げることはできるんですか。

《農村基盤整備課》 農道関係の道路事業であれば、こういう効果面も見れるということはあります。

《委員》 道路事業としてだけだったら、もう効果としては上がらないけど、農村整備事業だったらこういうことは上げられるということですか。

《農村基盤整備課》 ええ。こういうものがあればですね。県道とか国道とか公共事業的なものであれば、効果はちょっと我々とは違いますけども。

《委員》 ほう。同じ文化財が上がってきたりしててもですか。

《農村基盤整備課》 ええ。

《事務局》 関連ですけど。土木建築部ですが、今、おっしゃった国道県道については、冒頭で説明があったように、国土交通省のマニュアルに基づいて三つの便益だけを計算してます。それ以外の便益は、下田先生からもご指摘があったように、計算ができそうなものがあるんですが、今のところそれは含めないというルールでやってるので、今、ご指摘のようなものがあっても、今は含めておりません。ただ、今後、防災とかいろいろな観点で、今後、入ってくる可能性があるということは国の方もそういうことはアプローチしているみたいですので、参考までに。

《委員》 あんまり、こう。じゃあ、それぞれの事業の課によって違うんですね。考え方がですね。

《事務局》 そうですね。一応、冒頭の説明で言いたかったのは、事業毎に算出される便益が違ってて、ルールに基づいてこういう便益をそろえておりますという説明を冒頭でしたかったところでございます。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 それでは、ここらでお諮りをさせて下さい。この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとう。それでは、この事業につきましては継続として答申をいたします。

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11.広域営農団地農道整備事業 宇佐第2
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《議長》 次に11番。広域営農団地、農道整備事業、宇佐第2について説明をお願いします。

《農村基盤整備課》 広域営農団地農道整備事業 宇佐第2の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、ご意見をお願いします。

《議長》 ○○委員さん、お願いします。

《委員》 中身、丁寧にご説明いただいてありがとうございました。コストの方はよく理解できましたし、ただ、それに伴ってベネフィット、少しあれですよね。官庁が違うので、多分、国土交通省基準で言えば、多分、ベネフィット相当下がってるはずなんですよね。迂回と言うか、遠くなった分ですね。ただ、おそらく、ベネフィット変わってないんでしょう。

《農村基盤整備課》 そうです。はい。

《委員》 ですね。ええ。多分、試算上、その分のベネフィットの計算が違うんですね。変わってないんだろうな。だからコストが下がった分だけB/Cが上がったということで。今後、このかたちできれいに丁寧にご説明いただければ良いかと思いますので、今日はありがとうございます。

《委員》 私の方もちょっと。前回の。

《議長》 前回で何か。委員から。

《委員》 そういうことで、そのB/Cではそういう基準があるのかもしれませんけど、当初の計画に比べれば、今の既存の農道を活用したことと、あと、山をかなり周辺を移動しているということで、遠回りにはなるんですが、環境の負担に関してはかなり良好だったかなということが一つと、それからあと、この残土処理も今後のあれはもう、発生はないということなんですよね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 そこまではもう、とっても良いなというふうに思うんですけど、今後のあれなんですけど、条例もないので、もう是非、希望という感じなんですが、近隣の廃止ため池を埋めて、それでやったという時に、その生産性の拠点が、もう要らなくなったということではその通りなんですけど、里山の生き物の拠点にもなってる部分があるので、これは、今回はあれでしょうけど、是非、今後の農地の計画の時には、できるだけこういうものを調査とか、事前の、希少なものがいるかどうか。可能性はゼロではなかったはずですので、そういうことも今後は、配慮を可能な範囲でしていただきたいなという、そういう感想は持ちました。

《農村基盤整備課》 先生、ご案内のとおり、近年、こういった農業サイドの公共事業もいろんなかたちで、環境アセスではなくて、環境配慮条例とか、条例なり、また要綱とか、いろんな部分で細やかにするようになっておりますし、農業関係については環境協議会ということを中央と地方でセッティングをしておりまして、こういう地域なんかでも、例えば先生がおっしゃったように、ため池を廃止する場合でも、現場に専門の先生方に行っていただいて、それなりのチェックと言いますか、それはしていただくようにはしております。最近はずいぶんそういうことで。我々はあくまで素人なんで、そういう配慮をしながら、もし何かあれば、またちょっと地域で検討して、調査もやる必要がございますので、そこらへんまで含めたやり方をやってきてはおりますので。

《委員》 例えばその調査、量的な調査とか、そういうものは?

《農村基盤整備課》 ええ。それはまた、先生方にご相談して、例えばレッドデータブックに載ってるような種類があった場合、じゃあどうするのかと。じゃあ、このため池、機能的な廃止はするけども、湿地として若干保全して、土捨て場は別の場所に設けるとか、土取り場は、また別のところに変えるとかいうような手法は、地域と相談しながら取らせていただくこともありますので。

《委員》 そういう可能性はあるわけですね。例えば、じゃあ調査が必要だという時には、やっぱりそういう予算も確保できるような、総額の中で工夫できるような余地はあるというふうに考えて良いんですかね。

《農村基盤整備課》 はい。そういう幅は持たせておりますけども、追加の場合は追加でまた協議しながら、持ってきてみたいと思っておりますけども。

《委員》 どうも。分かりました。

《議長》 それではお諮りをいたします。この事業につきましては、対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申いたします。どうもお疲れ様でした。

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12.海岸環境整備事業 串ヶ鼻
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《議長》 では、続きまして総括表12番。海岸環境整備事業、串ヶ鼻についての説明をお願いいたします。

《農村基盤整備課》 海岸環境整備事業 串ヶ鼻の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。

《委員》 はい。

《議長》 どうぞ。

《委員》 海岸環境整備事業を中止ということになります。例えばこれが、市のそういう整備計画未定になっているという話しなんですけど、これは、県が事業を中止すると市の方も、県がやらないから、もう本格的にこういう農村公園の整備はしないと、そういう連鎖的な効果とか影響というのは考えられるんでしょうか。

《農村基盤整備課》 ちょっと難しいご質問であろうかと思いますけども、どちらが先かとかいうことではないんですが、これだけの整備をやる中で、実際、いろんな時代背景と言いますか、事業仕分けのこともそうですけど、市町村合併に絡んだことで、うちのレベルとして今、大きく上浦と下浦ですが、その地区の二つをブロックで分けて整備をしてきたわけですけども、整備をする予定で、もう下浦からかかって、下浦の効果は、この時点でということで、もう見切りと言いますか、その事業、うちの事業を進めている中で市の公園計画の優先順位がどんどん落ちてきたと言いますか、そういう状況がありますもんですから、例えば5年先なり、そういうような確約があれば、うちもトイレとか東屋とかできないような状況の中で、もう少し協議しながら、一つ仕事をしては休止というようなやり方で、五年先にまた議論をしながらということもあるんですけども、もう、市の方としての優先順位と言いますか、実際はなかなか他の地域の方に優先が行っておりますし、財政的なこともあるんだろうと思いますけども、そういう中で、うちとしてはもうこの時点で、いわゆる中止と言いますか、こうでもしないと、これから先、手を付けていくと逆に、じゃあ大分市が10年、20年先もしないよということになるといよいよ、変な言い方をしますと中途半端なかたちになりますので。今、ちょうど下浦としては一定の効果が出ているんではないかということで、ここで判断をさせていただいたんで。昨今で急遽、中止をということじゃなくて、結構、市なり旧佐賀関町と協議しながら進めてきたところでありますので。なかなか向こうさんといっしょにやれてる時期はよかったんですけども、そのへんの計画との整合性は確かにあろうかと思いますけども、そういう時代背景もございまして、うちとしてはここで中止をさせていただいて、整備としては一応の部分的な効果は出るということを提案させていただいております。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。7ページの海岸利用状況の写真ですけども、これはトイレシャワー室とかのあるところの真ん前の部分の海岸なんですか。

《農村基盤整備課》 そうです。

《委員》 ていうことは、もうここが、トイレシャワー室の前が十分、この工事の効果があって、利用者が増えたっていうことですよね。

《農村基盤整備課》 そうです。

《委員》 で、この前、現地に行かせていただいた時に、トイレシャワー室の水道は、このまま使える状態で残るって聞きましたけど、そうなんですね。

《農村基盤整備課》 使える状態になっております。

《委員》 ということは、今言われたみたいに、農地の保全の方の目的は、もう十分に達しているし、レクリエーション機能の方も、今までした部分である程度の効果は上がってるから、もうこれで一応、終了というふうに理解すれば良いんでしょうか。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 ですね。そうすると、一番最後は、社会経済情勢の変化とかを見て、何となく後ろ向きの気分になってくるんですけども、もう一定の役割を、もう既に果たしているので終了というふうに考えれば、前向きになりますが。

《農村基盤整備課》 海岸環境整備というポイントからして、もちろん農業関係でやりますもんですから背後農地を保全するということが第一なんですけども、それに合わせた環境整備ということで進んできておりますけども、今の状況であれば、ここで一応の効果ということで中止をさせていただきたいということであります。

《委員》 はい。賛成です。はい。

《議長》 他には。じゃあ、この上浦地区ですか。未整備の、このブルーの、ずっとラインのところは、護岸工その他しなくても、もう影響はないというふうに考えたら良いんですか。

《農村基盤整備課》 はい。

《議長》 それを最初は、でも、そこまで計画に入れてたわけでしょう。

《農村基盤整備課》 はい。

《議長》 その当時は危険性があったから入れたわけでしょう。

《農村基盤整備課》 公園計画と整備計画と作業道も合わせて考えてきた部分もございますので、いちばん、ここの波浪が、じゃあ北側と南側と東側でどの程度かというような、そういうハードの部分の検討ということはないわけですけども、基本的には南からの方が、いちばん最初に手がけた部分もそういう事情で手がけてきましたもんですから、ある程度南側の方からの影響ということで、上浦地区については、現在のところも保全はできるだろうという解釈をしております。

《議長》 じゃあ、その後背地の樹園地ですが。

《農村基盤整備課》 はい。

《議長》 このへんも別に悪影響はない。

《農村基盤整備課》 全く無いというわけじゃないですけど、現状のままでもある程度守られるという考えは持っております。

《議長》 じゃあ、もう休止ではなくて中止ということですね。

《農村基盤整備課》 はい。

《議長》 どなたかよろしいですか。

《議長》 それじゃあ、お諮りをいたします。この件につきましては、事業者の方は、対応方針案としては中止が妥当であると。中止ということで出ておりますが、これが妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については中止として答申をいたします。じゃあここでコーヒータイム。5分間。お願いします。

------------休憩

 

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13.森林居住環境整備事業 吉四六線
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《議長》 森林居住環境整備事業、吉四六線についての説明をお願いします。

《林務管理課》 森林居住環境整備事業 吉四六線の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いします。

《議長》 それじゃあ、ちょっと一つお伺いします。この起点終点の変更が、今度の再評価基準のテーマですよね。

《林務管理課》 はい、そうでございます。

《議長》 これ、起点はそのままで終点だけ変わるんでしたかな。

《林務管理課》 起点も変更します。

《議長》 起点も変わるんですか。

《林務管理課》 はい。起点が、資料の7ページの上の方になりますけども、現在、戸屋平宇曽河内支線の方に接続しておりますけども、これを林道戸屋平宇曽河内線、2車線林道の方に、約800m、現道を改良いたしまして変更するものでございます。

《議長》 これは伸びたわけですね。

《林務管理課》 そうです。約800mほど延びております。

《議長》 そして終点が。

《林務管理課》 終点が、こちらの市道の田中出羽線から県道野津宇目線の、こちらに終点が変更いたします。先ほど、起点の方は、こちらからここの現道を通りまして、ここに変更をするということでございます。

《議長》 ずいぶん短くなったんですけどね。それで別に、林業関係への影響は特にないということで。

《林務管理課》 はい。今度の対象面積が、7ページになりますけども、黄色で色づけをしておりますが、この範囲、522haで、現在、一工区と二工区で4千200m完了しておりますけども、この辺りが非常に森林資源が豊富でございます。また、今まで1工区につきましては国有林の中を通ってきており、今から民有林に入ってまいります。そのために、ここに幹線基幹道としまして真ん中に一本通しまして、このへんの豊富な森林資源を、この路線を使いまして、佐伯方面に木材を出すということでございます。

《議長》 左上にずっと赤点で上がってますよね。ずーっと、終点のところまで。あれが全部なくなっちゃうわけ。

《林務管理課》 はい。終点がここからこちらに変わりますので、この辺りの森林資源につきましては、須久保林道、それからこの青い線、作業道が整備されておりまして、この辺りの林業の施業的にはこういう林道や作業道を使いながら行うことができます。

《議長》 それでカバーできると。

《林務管理課》 はい。カバーできますということでございます。

《議長》 どうぞ。

《委員》 ちょうど私も現地視察へ行かせていただきまして、あの起点の方が、やっぱりちょっとこう、広い道路につながることでだいぶ違うなというか、かなり活用はしやすくなるなというのは実感しました。そういう意味では非常にあれなんですけど、その後、実際の1工区と2工区の間の、この赤い点線が残りの区間ですね。これはだいたいあと何年でしたっけ。予定、計画では。

《林務管理課》 29年の完了です。

《委員》 29年。

《林務管理課》 はいそうです。

《委員》 で、これは尾根伝いではないと思うんですけど、一見、ちょっと。要は斜面のところのあたりを、林道ですから開発していくのかなとは思うんですけど。この赤色の点線のところですね。

《林務管理課》 はい。

《委員》 これはどう言うんでしょう。いちばん尾根があるとすると、かなり何メートルか下のところをほとんど同じような高さで行くのかなぐらいには見えるんですけど。この地図上では。

《林務管理課》 ここが尾根になります。

《委員》 こっちが尾根なんですね。

《林務管理課》 はい。その中腹に林道を開設していくようになります。

《委員》 中腹をほぼ同じぐらいの標高で行くということですね。

《林務管理課》 ほぼ等高線に沿って開設していく予定です。

《委員》 この辺の地形もきっとよく似た状況なのかな。1工区も2工区と同じようにかなり斜面で、予定よりもそれが事業費がかかったとかいうお話しがありましたけど。同じようなのかな。

《林務管理課》 特にこの辺りが非常に急斜面で、法面等の工事に、この辺りで事業費がかかってます。

《委員》 という、同じような状況なんでしょうか。

《林務管理課》 今後は、工法的にも幅員を5mから4mにするとか、そういうコスト削減を図りながらなるべくコストのかからない林道で、延長がまだございますので、そのあたりはそういうかたちでいきたいと考えています。

《委員》 はい。どうも。

《議長》 他はよろしゅうございますか。

《委員》 はい。終点の位置が変わりましたよね。

《林務管理課》 はい。

《委員》 で、だから左側の部分は、今回は作らないってことになったんですが、何れは作る予定。また、状況が整えば作るということでしょうか。それとも、もう必要ないってことなんでしょうか。

《林務管理課》 現在、この県道の西側ですけども、先ほどご説明しましたように市道がここへ入っております。須久保市道。それから市道田中出羽線が入ってます。で、ここに現道の須久保林道というのがありますけども、一般道としてはこういう使い方ができますので。それと、森林整備につきましては先ほど申しましたように、この青い作業道が整備されてますので、一応、終点をこちらの方に動かして、今後は、そういう作業道あたりは入れていくようになると思いますけども、林道につきましては、もうこの間でということでございます。

《委員》 そしたらですね。林野火災の時の消防車が入りやすくするのも、この林道を作る目的の中にあるって書いてたんですけども、こっちの左側の方は、その心配はないんでしょうか。消防車は入れますでしょうか。

《林務管理課》 この市道と須久保林道と、この市道田中出羽線を使いまして、そのあたりの対応はできると思います。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 他にはございませんかね。

《委員》  林道としての目的を持った道だとは思うんですけど、一般車両と言うんですかね。一般の方は、通ったりはしますか。一般の、林業関係じゃない人というんですか。

《林務管理課》 一般車両も通れます。普通の道路は舗装してございますけども、林道は基本的に勾配等のきついところ以外は砂利道でございまして、安全設備は当然作りますけども、一般車両も当然通れるような道路でございます。

《委員》 はい。

《議長》 よろしゅうございますか。

《議長》 それじゃあ、ちょっとお諮りをいたしましょう。この事業につきましては、対応方針案が継続ということになっておりますが、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続ということで答申をいたします。

 

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14.水産物供給基盤整備事業 香々地漁港
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《議長》 続きまして14番。水産物供給基盤整備事業、香々地漁港について説明をお願いします。

《漁港漁村整備課》 水産物供給基盤整備事業 香々地漁港の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見、お願いいたします。

《議長》 どなたかございませんか。

《委員》 委員長

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 事業費の推移のところを見ると、平成20年、21年、22年と、もうゼロゼロゼロで、事業が一旦休止みたいな感じで。そして今回、貴船地区の防波堤が上がってきて、それでもう今回、これでここら辺の香々地漁港の整備は終わりにしようというふうな理解で良いんじゃないかなと思うんですけども、ちょっともう、あんまり、平成20年から22年ぐらいまで、ちょっと進まなかった理由と言うか、何かあったらお教え下さい。

《漁港漁村整備課》 この事業は漁港だけの事業じゃなくて、水産振興課の漁場事業も兼ねております。ただ、このように再評価を受ける際は別々に切り離しておりまして、その漁場事業が入っておりますので、そのへんをやってるんで、事業としたら一体のものとなっております。

《委員》 それに関連して、貴船地区でもちょっとお伺いしたんですけど、陸上部分に物揚場だとか、或いは冷凍倉庫とか建屋だとか、そういうものはもう必要ないんだろうかなというふうなところを、ちょっと貴船地区を見たところはちょっと、寂しいと言うと失礼ですけども、建物等があんまりもうなかったような、ちょっと印象だったんですけども、そのへんについては如何でしょう。

《漁港漁村整備課》 市場が、高田では高田市の方にありまして、ここはもう、もの揚げをして、そこから市場に持っていくと、そういう状況ですので、例えば漁港の中で市場がある長洲とか、或いは佐賀関とかと違って、冷蔵庫とかそういった荷さばき所も必要ないかなっていうふうに思ってます。

《委員》 主に漁船の発着と言うか、そういうところが十分にできれば、漁港としては大丈夫かなという理解で良いですかね。

《漁港漁村整備課》 はい。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 地元の状勢なんですけども、この事業の効果って言えるのかどうか分かりませんけども、組合数が、当初60名から若干増えて71名と、このようになってますし、でも漁船数なんかは減ってますし、陸揚げなんかの量も極端に減ってますけど、登録の組合数が若干増えてるというのは、やっぱり何かこの事業がいくらか成功してるというか、そういうことはあるのでしょうか。

《漁港漁村整備課》 一応、組合の中でも正組合員と準組合員とがございまして、その違いが何かと申しますと、正組合員というのは年間の出漁日数が90日以上になります。従って、もう本当にここのケースは珍しいかと思います。増えてるというのは。多分、正組合員は寧ろ減っているんですけども一日以上と言うか、漁協に登録した組合員数はたまたま増えていたんじゃないかなって。

《委員》 船の数が、かなり減ってますからね。

《漁港漁村整備課》 そうですね。

《委員》 そういうことだろうとは思うんですけども。はい、ありがとうございます。

《委員》 じゃあ、すいません。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 沖の防波堤の断面変更というあれがありまして、これはもう素朴な疑問なんですけど、標準的なのは岩盤が固いとドンと乗せれば良いだけの、ぐっと埋め立てるということですよね。華奢にも見えるんですけど、それは、例えば空間、変更後の断面の、だいたい海水面はだいたいどこらへんでのイメージで、この間、隙間が空いて板状になって支えてるものなのか、そこらへんのところをちょっと教えて下さい。

《漁港漁村整備課》 はい。一応、この沖防波で、これ、波がこちらから、こう来るんですけれども、こちらに水が行くところはないわけですね。行くとすれば上を飛び越すしかないんですけども、こちらの方も、これ、鋼管杭でして、鋼管杭に挟むような、連続した壁になってます。これ、ずっと向こう方向にですね。従って、波がこちらの方から来ても、ここから抜けるということはありません。やっぱり上から飛び越すしかしないわけでして、鋼管杭に上からスポッとかぶせるようなかたちで。壁をですね。陸上で作った壁を。これを連続して。

《委員》 壁があって、後ろ側が支えてるという感じですか。

《漁港漁村整備課》 はい。

《委員》 後ろ側はどう言うんでしょう、柱状なのか。

《漁港漁村整備課》 後ろからはこういう鋼管で支えておるわけです。これだけではやっぱり曲がってしまうんで、後ろからこれをサポートして、こちらに倒れないようにしてます。

《委員》 今、向かって左側の方は壁状になってるんですけど、変更後の断面の杭ですね。それは壁ですね。今の話しから。

《漁港漁村整備課》 そうです。

《委員》 で、右側の方の支えている方は、これも壁状じゃなくて、これは柱状にところどころで支えているという感じなんでしょうか。或いはもう、全体に面状になって支えているものなんでしょうか。

《漁港漁村整備課》 ええ。こちらもこちらも点々にあるわけなんですけれども、こちらの方は杭と杭の間にPc板を挟んで、そして連続させてます。杭そのものは飛んでます。

《委員》 やっぱり飛んでるわけですね。

《漁港漁村整備課》 はい、そういうことです。

《委員》 分かりました。それとあともう一つは、この環境調査っていうのは、やっぱりちゃんとするんだなということで、環境生物と言う時、これ、環境指標生物か、その環境に生息する生物全体の、例えばリストを作るものなのか、何か量的に調節するのかとか、そこらへんはどうなんでしょうかね。

《漁港漁村整備課》 詳しいことまで分からないんですけども。

《委員》 分かる範囲で。

《漁港漁村整備課》 一応、このあたりで貴重種はどういうものがあるかとかいうようなことは事前に調べて、それが本当に今、どういった状態であるかとかいうようなことは調べております。

《委員》 分かりました。

《議長》 他には、ありませんか。じゃあ私の方からちょっと一つ、お願いします。漁港整備の強い要望が上がりということで書いてありますね。これはいちばん最後に、今、まだ未着工が新波止地区。そこだけですかね。そこに対して要望が上がってきた。

《漁港漁村整備課》 貴船地区だけが。

《議長》 ああ。なら、新波止はもう、できあがってるんですね。

《漁港漁村整備課》 はい。

《議長》 じゃあ、貴船地区の1億8千万円ぐらいの工事が、その堤防ですか。

《漁港漁村整備課》 ええ。この防波堤ですね。

《議長》 防波堤ですか。それだけが残ってる。

《漁港漁村整備課》 そうでございます。

《議長》 いや、さっき○○委員から質問があったけど、ゼロがずっと続いて、ほとんど。これ、予算がつかなかったということですか。それとも事業をしないからゼロ。

《漁港漁村整備課》 先ほど申しましたように、水産振興事業で漁場整備っていう事業をやってる間に、この要望が来たということでございます。

《議長》 それ、来たのが平成何年ぐらい。この強い要望というのは、そういうことでしょうね。

《漁港漁村整備課》 平成21年ぐらいに要望が・・・

《議長》 要望が上がってきたんですか。

《漁港漁村整備課》 はい。

《議長》 ほう。そうすると、他の高島地区、新波止地区は、もうそれが終わってるから、やっぱり自分ところもやってくれというような、そんな感じですかね。強い要望があったというのは。

《漁港漁村整備課》 ええ。やっぱり台風とか来た時に、中の泊地が静穏度が取れない状態っていうのを貴船の人も確認して、うちの港も静穏度が取れるようにしてくれという要望があって、本当にとれないかどうかということをうちの方で調査をしております。で、それに基づいて、概ねここであれば40cmなんですけども、40cmを確かに超えてると、そういうことで採択したっていう。

《議長》 なるほどね。

《漁港漁村整備課》 はい。

《議長》 それで大幅に事業費が増加したと、そういうことですか。

《漁港漁村整備課》 そうであります。

《議長》 他にご意見、ございませんか。

《委員》 はい。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 地域の同意の下で行われてると思うんですけど、これを読むと宇佐市の方も関係があるんですか。宇佐市とも何か。宇佐市との協議。地元自治体宇佐市。豊後高田市じゃなくて(宇佐市)みたいになってますけど。事業の実施環境のところです。

《委員》 豊後高田市でしょうね。間違いでしょうね。

《漁港漁村整備課》 失礼しました。豊後高田市の誤りです。申し訳ありません。

《委員》 それでもう一点、良いですか。すいません。いつも思うんですけど、海の工事をする時、すごい大々的な工事だと思うんですけど、この汚れとかですね。これ見たら、それを防止するようなこともされているみたいなんですけど、ものすごい濁ったりすると思うんですけども、そういう時って、やっぱり漁はできなくなるんですか。外に出ていく船に関しては、遠くに行く船は良いんでしょうけど、その近辺でする漁と言うんですかね。小型船あたり。

《漁港漁村整備課》 通常は、漁港のすぐ側に漁場があるっていうことは少ないかなと思うし、あんまり濁らないように相当気をつけてやってます、今は。

《委員》 多分、委員は、防波堤に釣りに来てる人がたくさんいるような場所だったからというふうな話しを現地でされてたんで。

《委員》 それも気になって、多分、波だからバッと濁りが周囲に拡散するような気もするんですね。何となく。そういう影響はないんですね。あんまり。防止策を採られてるところだから。

《漁港漁村整備課》 現場調査へ行った際に工事をしていて濁っていたのでしょうか。

《委員》 いやいやそういうのは。別にここに関したことではないんですけど、いろんな海の工事を見てると、すごい大変な大がかりなことなので、どんなふうになってるのかなといつも思うんですよ。で、そうやってる期間中は、船とかがその近辺で漁とかできにくくなるのかなって思ったり、いつもしてました。そういう心配はないということならば良いんですけど。

《漁港漁村整備課》 例えばここを工事する際にでも、監視船と言って、漁業者から監視する船を業者の方が雇いまして。

《委員》 漁業者が雇うんですか。

《漁港漁村整備課》 いいえ。漁業者の方が、そのへんの理解が早くて、仲間同士ですので、近づいたらいかんよとか、そういう管理はちゃんとしております。

《議長》 よろしいですか。

《委員》 はい。

《議長》 はい。それではお諮りをいたします。この事業につきましては対応方針案、継続ということになっておりますが、継続は妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

《委員》 (一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。

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15.水産生産基盤整備事業 色宮漁港
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《議長》 次に15番。水産物生産基盤整備事業、色宮漁港について説明をお願いします。

《漁港漁村整備課》 色宮漁港は、佐伯市が管理する第二種漁港でございます。今日、佐伯市の方から漁港を管理している課長さんに見えていただいてます。水産生産基盤整備事業 色宮漁港の事業説明。【以下省略】

《議長》 どなたかございませんか。ここは漁獲量と漁業者の数も激減しておるちゅうことですか。陸揚げ量は、半分ぐらいになっていますね。

《漁港漁村整備課》 はい。個表の2の2で、事業環境の変化の欄に、平成11年の調査では、組合員数が290に対して、平成20年の調査では200名と。90名減っております。陸揚げ量も5千47トンから2千74トンで、半分以下になっております。

《議長》 廃業する人が多いということですかね。

《佐伯市》 そこらへんあたりのことにつきましては、高齢化、それから後継者不足等々の問題で、やっぱり経営体数は減少してきているというふうに考えております。

《委員》 いいですかね。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 今後、今、県の方の施策としては、やっぱり、水産事業振興ということで、事業は中止になるんだけれどもいろいろ考えていらっしゃるんじゃないかと思いますが、地元の方ではどういう。今、漁業者の人、減ったとは言え、たくさんいらっしゃると思うんですけども、現在、或いはこれからどういうふうに暮らしていかれると言うと失礼ですけれども、計画と言うか予定があるのか、そのへんのこともお示しいただければありがたいと思うんですけど。

《佐伯市》 地元での説明会で出てきた意見といたしましては、漁港としてよりも寧ろ道路改良というふうな意見の方が強く出ました。ぐるっと、今、回っておる道路を埋め立てることによって。そうですね。今、こうあるやつをスッとつなぐと、こういう意見の方が多くて。それは寧ろ漁港事業と言うよりも道路改良事業の方で考えていただければ良いんじゃなかろうかというようなことが地元の意見としては、非常に強かったということです。

《委員》 ちょっと余所のところから聞いた情報かも分かりませんけど、県南の方では非常に、漁業と言うよりは観光漁業ですかね。釣り船であるとか、それから養殖であるとか、近海でのいろんな、そういうレジャー漁業も含めたかたちでの振興の方が熱心だというふうなお話を聞いたりもしてるんですけど、そのへんについてはどういうふうにお考えというか、実態はどんな状況なんでしょうか。お願いいたします。

《佐伯市》 今、魚価の低迷等々で、漁業者としても、このままでは自分たちは駄目になると。後継者ももちろん作ることはできない。自分たちの作った魚は自分たちで売っていこうというふうな考えの基、ここの地区ではないんですけれども、蒲江浦の方では新たに釣り堀を計画して、自分たちの育てた魚は何らかのかたちで自分たちの思うような単価で、それが売っていけるというふうな方向で釣り堀、名前が「釣っちゃ王」と言うんですけれども、そういうふうなことを実際に事業化して、今、まぁまぁ良い調子でいってます。ですから、漁業者も決して安堵の思いでは、まだないんですけれども、何らかの施策で、自分たちの魚は自分たちできっちり売っていこうというふうな計画は持って、それぞれ事業をやっていってるようです。

《委員》 ありがとうございました。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 今、そういう養殖でがんばっていこうという話しなんですけど、先ほどの漁獲量がずいぶん落ち込んで。海面の方のですね。それで、組合員数の落ち込みよりももっと下がってるということは、やっぱり環境が、イワシか何かが減っているという現象なんですけど、そこらへんの環境の異変とか、そういうことは特にあれでしょうか。何か情報というか。或いは地元の人たちが、養殖もがんばるけど、環境の変化がこういう下がったと言うか、イワシの量も下がってるから、そこの対応というようなことまでは。これは、今回はちょっと工事のあれなんで、ちょっとずれてることは分かってるんですが、そこらへんの周辺情報はご存じですか。

《佐伯市》 漁業の技術が非常に向上してきまして、ソナー等々で魚の動きを察知しながら追っかけていって獲るということで、資源が非常に不足気味になってきているのかなというふうなことも考えられます。で、自ずと遠くへ遠くへ出かけて行っていく。そうすると燃料がたくさん必要になってくる。で、これじゃあ赤字だというような悪循環が続いているようです。これも何とかしなきゃというふうには考えているようではございますけれども、今のところ、どうも良い状況には向いてないようです。

《委員》 環境の変化というよりは、効率良く捕獲し過ぎているということですね。

《佐伯市》 技術が向上したというのが、どう、喜んで良いのかどうなのかということでございます。

《委員》 はい、分かりました。ありがとうございます。

《議長》 他には。

《議長》 じゃあ、ちょっと予算のところで教えて下さい。当初、32億円ぐらい組んでたんですかね。見てたんですか事業費で、実際、23年度まで19億円を使って、もう工事は終わってるんですね。これ、使った金額ですね。

《漁港漁村整備課》 そうでございます。

《議長》 で、残りが13億円ぐらい。これがもう、結局不要になると。中止すれば。そういう考え方でよろしいんですか。

《漁港漁村整備課》 はい。

《議長》 で、特に地元も了解と。中止を了解してるということですね。漁協も。

《佐伯市》 そういったことで良いと思います。

《議長》 はい。この、ブリのフィレ加工場が新設されたって書いてますね。22年の。これは、できたけれど、その漁獲量が減ってくると、あんまり稼働しないんじゃないですか。今はどうなんでしょうかね。

《佐伯市》 フィレ加工場につきましては、今、米水津地区の方で養殖をされているブリを加工するということでございます。

《議長》 養殖ぶりを入れて。

《佐伯市》はい。

《議長》 そうですか。はい、分かりました。外に何かございませんか。

《議長》 それじゃあ、お諮りをさせて下さい。この事業につきましては、事業者の方は対応方針案として中止ということを提案しておりますが、中止が妥当であるということでよろしいでしょうか。

《委員》 (一同異議無しの声)

《議長》 はい。ありがとうございました。それでは、この事業については中止として答申をいたします。

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16.港整備交付金事業 東深江漁港
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《議長》 次に16番。港整備交付金事業、東深江漁港について説明をお願いします。
《漁港漁村整備課》 東深江漁港は第1種漁港で臼杵市が管理する漁港でございます。県が代行で行っております。今日は臼杵市の漁港を担当している課長さんに見えていただいております。港整備交付金事業 東深江漁港の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見、ございませんでしょうか。

《議長》 どなたか。

《議長》 ここは陸揚げ量は増えておるんですね。船と人間は減ってるけど、陸揚げ量は増えてる。これはどういう。何か理由があるんですかな。

《臼杵市》 臼杵市役所、産業観光課の○○と申します。よろしくお願いいたします。ここにつきましては、主体は巻き網漁業が主体なもんですから、その巻き網漁業の漁獲量の変動によってずいぶん陸揚げ量が左右されるもんですから、最近、多分、変動もあるんですけど、漁獲量が増えたということでご理解いただきたいというふうに思ってます。ただ、全体的な流れとしては、最近、この2、3年、ちょっとまた漁獲が落ちてきてるのが、大分県下の巻き網の漁獲量としては落ちてきてるんですけど、地元としては今のところがんばっていただいてるというのが状況です。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 せっかくですから、もう少し深江漁港と言うか、深江で漁師さん、されてる方たちの漁業の形態と言うんですか内容というか、遠海に行かれているのか近海か、それから今、巻き網というのもありましたけども、どういうふうな形態と、どういう割合って言うとおかしいですけど、漁獲高にどういうふうに貢献しているのかというあたりを簡単で良いですから説明ただけるとありがたいと思いますけど。

《臼杵市》 東深江漁港につきましては、泊地毎で漁業形態が若干違っておりまして、破磯地区が巻き網を主体とした漁業形態でございます。それと柿ノ浦につきましては太刀魚釣りと、あと、タコ延縄漁業が主体としたところでございます。久保浦につきましてはもう、手釣りと言いますか一本釣り漁業が主体の泊地でございます。で、全体的な流れといたしますと、やっぱり、東深江漁港全体で見ますと、やっぱり巻き網が漁獲金額についても主流となっているというのがこの地区の状況でございます。

《議長》 ここは半島の北側ですよね。やっぱり静穏度というのは、あんまり取れないんですか。半島の北側かな。

《漁港漁村整備課》 今回、この先端に泊ヶ内漁港ってあるんですけれども、これも北東、こちらの方を漁港は向いておりまして、台風が例えば、南の方に今回もあったんですけども、台風の風向きが左回りで中心方向に舞うということで、やっぱり、この北東の風が吹きました。そして今回も、その泊ヶ内も倒れたんですけど、今、臼杵漁港の手前、臼杵港が今、埋め立ての工事をしてるんですけど、これもやっぱり北東の風で波が乗り越して、手戻り工事も発生しております。

《議長》 じゃあ、増額のほとんどは、もう、防波堤の整備或いは改良ということになっちゃうわけかな。

《漁港漁村整備課》 はい。そうでございます。このように防波堤の改良、或いは護岸の改良。こちらもそうですけど、やっぱり台風の大型化っていうか、そういうことでございます。

《議長》 他にご意見等はございませんか。よろしいですか。

《議長》 それではお諮りをいたしましょう。この件につきましては、事業者は対応方針案として継続ということで出ておりますが、継続が妥当であるということでよろしいでしょうか。

《委員》 (一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。

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17.水産流通基盤整備事業 佐賀関漁港 
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《議長》 それでは17番目。再評価の最後になりますが、水産物流通基盤整備事業、佐賀関港について説明をお願いします。

《漁港漁村整備課》 水産流通基盤整備事業 佐賀関漁港の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いいたします。

《委員》 よろしいでしょうか。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 確認なんですが、荷さばきの現状って、これ、何かすごく不衛生的に見えたんで。これ、まだこういう状況なんですか。

《漁港漁村整備課》 先日、委員に視察に行っていただいた時には、通常であればここで絞めてこの中に入れるんですけど、当日はもう、海の上の筏の上で絞めてきて、で、船でこれを持ち上がって、このような状態でした。委員も非常に心を痛めておったと、そういうふうに感じました。

《委員》 それで、これ、施設を作ったら改善されるとは思うんですけど、改善されるまでに緊急でも良いから対応を打っておいた方が良いと思うんですけどね。

《漁港漁村整備課》 ただ、箱詰めするのは床の上でですね。ここは改善されてました。

《議長》 このあいだ行った時、コンクリの上かな。直に魚をポンと出したからびっくりしたんですけどね。やっぱあれ、本当、今言ったように、せめて作業台か何かに乗っけて、それから洗うとか何とか。箱詰めですか。やっぱり、すべきだと思いますね。まだできるまでちょっと時間がかかるわけでしょう。今年度中にできるといったかな。

《漁港漁村整備課》 はい。

《議長》 それはではやっぱちょっと、どこで見られてるか分からんし、また、病気が発生するかもしれませんからね。

《漁港漁村整備課》 分かりました。そのように指導します。それからすいません。もう一点ですね。先日の説明会の際に避難港として実際にどのように船がつながれておったかということで資料は付けてますけど、こういったかたちで船を何十にもつないでおります。

《議長》 ここはやっぱ、港としても収容能力が大きいんですか。第四種というのは。いちばんでかい規模ですか。

《漁港漁村整備課》 そうですね。400隻ぐらい今でもあるんですかね。港としてはもう、大分県ではやっぱり、1、2を争うぐらい大きな港です。はい。

《委員》 保戸島も4種漁港ですか。

《漁港漁村整備課》 ええ。保戸島は昔からマグロ船ですね。マグロの量が盛んで、昔はそれこそすごくマグロ漁があったんですけど、マグロが外国からの輸入が入って来たりして、そのへんからもう下火になってきておるんですけれども、それでも何隻かはあるような状態です。

《議長》 他にございませんか。

《議長》 はい、じゃあ○○委員さん。

《委員》 漁獲ベストスリーで、ブリの方が一位になってたデータだったんですけども、ブリの方は陸揚げされた後、どういうふうな。大分市とか大分県内で消費されているのか、或いは関西方面、福岡方面に行ってるのか、そのへん、分かればちょっと教えて下さい。

《漁港漁村整備課》 福岡方面に、主に行ってるようにあります。

《委員》 福岡方面。

《漁港漁村整備課》 はい。

《委員》 ありがとうございました。

《議長》 じゃあ、どうぞ。

《委員》 先ほどの佐賀関の漁港の腸炎ビブリオの食中毒とか、今までの食中毒関係でああいう状況でも特にあれだったんですかね。具体的に何か今までそういうことがあったということはないんですか。

《漁港漁村整備課》 佐賀関の関アジ関サバですか。

《委員》 はい。関アジ関サバ、その外でも良いんですけど。先ほどのだったら関アジ関サバ、環境ブランドのあれなんですけど。そのへんでは特にそういうことはないんですね。

《漁港漁村整備課》 ええ。聞いておりません。

《委員》 今の段階ではね。

《漁港漁村整備課》 はい。

《委員》 はい。

《議長》 他はよろしいですか。この間、見学に行った時に、ポンツーンのところが、どうしてこういう経費が増えるかという、その明細を知らせてくれということで、先ほど説明いただきましたね。あれでよく分かりました。で、これ、いちばん大幅に事業費が増えてるから、そのへんの説明責任をきちっとできるようによろしくお願いします。

《漁港漁村整備課》 はい。分かりました。

《議長》 それではお諮りをいたしたいと思います。この事業につきましては、事業者の方で対応方針案、継続ということになっておりますが、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

《委員》 (一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、この事業については継続として答申をいたします。

《漁港漁村整備課》 ありがとうございました。

《議長》 お疲れ様でした。それじゃあ、これで再評価対象事業は終わりまして、引き続き事後評価対象事業の説明に入りたいと思います。

 

=====(事後評価)=====

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1.都市計画道路事業 竹田玉来線(山手工区)
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《議長》 竹田都市計画道路事業、竹田玉来線、山手工区の説明をお願いいたします。

《都市計画課》 都市計画道路事業 竹田玉来線(山手工区)の事業説明。【以下省略】

《議長》 はい、ありがとうございました。事後評価ということでございます。皆さんのご意見をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 気になったのは、この石張りブロックの意見の部分なんですけど、多分、自転車で走りにくいっていうことになると、例えば車いすも多分、そういうのをし難いんじゃないかなっていうのと、あと、乗用車とかいうのを見てみると、おそらく歩道なんで、設計時点じゃ車は乗らないだろうとふんでたんかもしれませんけど、その辺りちょっと、予想がちょっとできてなかったのかなというのが、ちょっと印象に残りました。この辺り、つくる際に利用者の意見ていうのも、地元の意見ていうのもありますけど、福祉的な視点に立って道づくりっていうのも考えていったら良いのかなとも、ちょっと思いました。

《都市計画課》 ご指摘のところは十分に、今後に反映させていきたいと思っております。ここの場所に限っては、景観を優先をさせたためにこういう結果になったということでございます。

《議長》 他に。はい、どうぞ。

《委員》 パワーポイントの周辺への配慮事項の1の方をちょっと。実際、現地へ行きまして、先ほどの○○委員の言われたような部分、きっと地元の住民も言うだろうなっていう感じはありました。かなり、ただ、景観をものすごく配慮、試行錯誤をされながらもされてて、その時に印象に残ったのが、右上の方に岡城の方からも見るといけないからということで、景観が良くなるようにということで、トンネルの上に壁面があって、そこにパネルを作って、そこに緑の植生を入れられて。ただ、維持管理費もかかって。で、ちょうど現地へ行きましたら、何か雰囲気がもっと。あれだとちょっと寂しい感じがするんですけど、向かって右のパネルの方に、良い感じの木が生えてたんですよ。で、それはちょっと工夫をされたんですかって言ったら、いや、自生のが種が入って、それが雰囲気良く、今、なってる状況で。で、こちら。向かって左の方のトンネルの上の方は、残念ながら今、枯れてますという話がありました。これは細かいようなことですけど、植生でできるだけ自生をやりましょうっていう時に、維持管理費も含めて、結構そういう部分では、エコロジーだけじゃなくてエコノミー的にも良くなる可能性が十分あるなっていう、ちょっとシンボリックな印象が残りましたんでお話をしました。おそらく維持管理の場合、水やりが大変だったらしいんですね。で、それがなくなったら、結局涸れちゃったと。おそらく自生でやれば、もちろん条件はいろいろ考えなきゃいけないと思うんですけど、最初に。おそらく定期的なチェックぐらいで十分、いちいち水を撒いたりとかいうそういう作業は無しで点検ぐらいで大丈夫なことになるんではないかなというふうに思いますので、今度からはそういうかたちも含めて、次回の景観の時には配慮していただければなという感想を持ちました。

《都市計画課》 こちらについては、完成後3年ほど水やりをしたというふうに報告を受けておりますけども、その後、ずっと水やりを継続するわけにもまいりませんでしたのでこういう結果になったということで、今後の事業に反映していきたいというふうに考えております。

《議長》 他はよろしゅうございますか。はい、どうぞ。

《委員》 横断歩道箇所が少ないから作ってほしいという住民の方の意見があるみたいで、確かに自転車も乗用車も二十倍以上。自転車は3台から30台。乗用車は10倍以上になってますよね。で、これに対してはどのように対応するのかっていうか、どこが対応するのか分からないんですけど。それと、ちょっと関係ないんですけど、つい最近のニュースで、竹田歴史資料館か何か、何か閉鎖になるとかニュースでちらっと聞いたのは、歴史資料館でしょうか。何でしょうか。何か観光の一つ。

《委員》 多分それは、岡城の上がり口のところにちょっとお店があったと思うんですけど、そこのことが記事に載っておりましたね。

《委員》 そのお店がここの場所にあるのでしょうか。

《都市計画課》 ええ。こことは違って、岡城のちょうど登り口のところの駐車場のところがあるところだと思います。

《都市計画課》 それから横断歩道の件ですけども、この工区の中では、約160mに一箇所はあるようなかたちになっておりますので、全体から考えますと少ないという認識では、土木事務所としては考えておりません。

《議長》 他は如何ですか。

《委員》 せっかく石張りブロックですか。これを敷き詰めて、意見として躓くとかいうようなことがあるようですけども、そういうのはやはり、これも敷いたままにしておくんですか。それとも変更されるんですか。

《都市計画課》 今のところ、これを活用したいというふうには考えております。

《委員》 あと、この写真に足下照明ですかね。これは夜間というか日没後というか、それとも何かあれですか。太陽光じゃないけど、発電システムというか。

《都市計画課》 これは通常の電気を引いておりまして。

《委員》 電気を使ってるんですか。

《都市計画課》 はい。

《委員》 で、たくさんあるんですか、こういうのは。

《都市計画課》 他の箇所でもということですか。

《委員》 いや、この写真だけではどんなふうなって配置されてるか分からないんですけども、たくさん人が通るんだったら、もうたくさん必要だろうし、あんまり通らなくて、ただ景観的に付けてますよっていうことなら、あんまり利用価値が無いのかなって思ったりいろいろするんですけど、現地を見てないのでよくわからないんですけど、この状況ですね。ここもう、これがちゃんと機能してるかどうかということです。

《委員》 何メートル間隔とかこの区間に何基ぐらいとか。

《都市計画課》 基本的には、道路照明が上にあります。ただ、道路照明と道路照明の中間とか、そういうポイントポイントで置いてるので、連続的にずっと足下を照らしてるという方法ではなかったと思います。

《委員》 じゃあ、美的景観というか、そういう意味合いが強いんですかね。飾りって言ったら、ちょっと言葉が悪いかもしれないけど。

《都市計画課》 飾りではないんですけど、あくまで足下照明ということで、ルックスとか、そういう強さなんかは、もう、上と下、ぜんぜん違う状況だとは思います。

《委員》 きちんと機能してるなら良いとは思うんですけども。それで、あと照明、電力もどのような電力の取り方をしてるか分からないんですけども、上手く、あんまり経費のかからないような感じで取れたら良いのかなって思うんです。

《都市計画課》 歩道の照明を補足するかたちで間に入ってるものでございますので、最も暗いところに部分的に照らすかたちとして入っております。歩道照明を連続すると、非常に逆に明るくなることもありますのでですね。ちょっとピッチは、申し訳ありません。すぐに今、手元に資料がございませんで。

《都市計画課》 すいません。ちょっと補足をしますと、私もピッチは覚えてないんですけど、ここの箇所以外にも、やはり竹田の町の風情というかたちもあって、駅前の稲葉川沿いなんかのところにも同じような足下、ある程度の間隔で、まちづくりも含めて、そんな雰囲気で、この旧中心部は設置をしてるところがございます。

《委員》 ちょっといいですかね。補足して。

《議長》 はい、どうぞ。

《委員》 竹田の町もだいぶ、水害の後、町の中はきれいになったんですけど、観光客の方が、やっぱり昼間の観光客、せいぜい夕方5時ぐらいまでかなと、ちょっと思うんですけども。で、5時以降になると、もう非常に歩いておられる方も激減するし、○○委員さんが言われたのは多分、そういうところで歩道にそういう照明灯を設置するというのは、どれぐらいの本当に効果と言うとおかしいけど、どこまで町のことを考えてされてるのか。或いはそういう商店街とちょっと、少し離れてるのかなと思うんですけど、どういう町の人たちの要望があって試されたのかが、ちょっとだったのかなという気がしましたけど。

《都市計画課》 これそのものは、このページのいちばん下に書いておりますけど、環境保存条例の指定地域ということで、その中でのエリア設定された中での配慮という一環です。

《委員》 だから、照明と言うよりは何か、歩道のモニュメントじゃないですけど、そういうフィギュアと言うか、何かデザイン的なものでちょっと工夫された方が、明かりというよりはそっちの方が良かったのかなとか、ちょっと思ったりしたんですけども。事後になって申し訳ないですけどね。

《委員》 そこ、やっぱり事後のことをこんなふうに検証するのは必要なことなのではないかと思います。今後に絶対生かされますしね。

----------テープ交換

《委員》 途中から)これとは直接関係ないんですけど、この竹田に関して、特別そこに関して言うわけではないんですけど、観光地なんかでスポット的に道路の側とか町中に狭い公園まではいかない。何と言うんですかね。ああいうの。

《都市計画課》 ポケットパークでしょうか。

《委員》 ポケットパークみたいなのがありますけど、あれってどうなんでしょうね。本当に道路の側とかだったら、あそこはちょっと憩いの場ではないですよね。車がばんばん通るし、椅子とか用意されてあっても、あそこに座ってゆっくり町を眺めようって感じはちょっとしにくいですよね。だから、せっかく作られてるのにあんまり利用されてないところ、点々、見受けるんですけどね。この事業とは関係ないんですけども、そんなことを考えました。観光地でよく見るんですけどね。ポケットパークだそうです。

《議長》 じゃあ、よろしいですか。

(一同異議無しの声)

《議長》 それではだいたい意見も出そろったようでございますので、この事業につきましては事業者の対応方針案、評価の完了ということでよろしいでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい。分かりました。それでは、この事業については評価を完了ということで答申をいたします。これを持ちまして全ての審議が終了いたしました。

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各事業のまとめと付帯意見について
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《議長》 これから、これより各事業の妥当性のまとめについて申し上げたいと思います。本日の評価結果について再確認をいたしますので総括表をご覧下さい。まず、再評価事業の17事業につきましては、15事業を継続、2事業を中止といたします。また、事後評価については今のとおりで、評価を完了といたします。また、付帯意見等は特にございませんでしょうか。よろしゅうございますかね。

(一同無しの声)

《議長》 では、付帯意見は特にないということで処理をさせていただきます。以上、知事に答申したいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。

(一同異議無しの声)

《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、ただ今の内容で知事に答申をいたします。答申につきましては、9月1日に○○副委員長と私で行う予定にいたしております。最後にもう一つ、まとめと言ってはあれですけど、要望事項でずっと出てきました。各事業の当初予算の算定に当たりまして、皆さんから意見が出ましたように、やはり考え得る限りのいろんな条件を想定して、極端な大幅な増加となるべくならないように厳密な見積もりをしていただきたいということ。それと最初の方にご意見が出ました、未完了の理由の記載ですね。この文言についても、記載文言等についての工夫をしていただいて、理由らしい理由ということでまとめていただいた方が良いんじゃないかと思います。以上、要望事項ということでお願いいたします。では、以上を持ちまして本日の審議を全て終わります。これをもって議長の任を解かせていただきます。ご協力、誠にありがとうございました。あと、事務局の方、お願いいたします。

《事務局》 どうもお疲れ様でした。ありがとうございました。最後に簡単に一点だけ報告させていただきます。事業説明会、7月14日の時に皆様方にアンケートをお願いいたしました。皆様方がこの会議に参加するのに、どのように日程調整をされているか。また、この秋、案件が非常に多くなりますので、ちょっと日数が増える懸念もございまして、どのように効率的にやるのかということで意見を伺いました。で、やはり事業説明会は、ちょっとこれは削れないということで。それから本委員会も当然、削る余地がないということで、何とか視察を効率的にできないかなということでご意見を伺ったんですが、やはり皆さん、現地はしっかり見たいという意見がございましたので、ひょっとしたらいろいろ効率化は図りますけども、視察の日が、ちょっと一日増えるというような事態になるかもしれません。これも皆さん方の、大変強い要望でございましたので、これはちょっとしょうがないかなと。それと、意外と皆さん方、毎回来ていただいてる方も、やはり大変な日程調整をしながらお忙しい中で来ていただいてるということが非常によく分かりました。本当にありがとうございました。アンケートを参考にして秋に備えたいと思っております。お疲れ様でございました。それでは最後に事務局長の。どうぞ。

《委員》 今日、いただいた資料は、前回と違うところっていうのは、何か少しプラスがされているとか。

《事務局》 事業説明会の時なんかに皆さん方が、結構、詳しい方が、ここは町村名が違うよとかいろいろご指摘いただいたり、それから、この会議以外のところで詳しい先生が、ちょっとアドバイスをくれたりして、少しずつそこ、変えたところがあるんですわ。で、それを一個一個、皆さん方に修正させていただくのはちょっと大変だと思ったんで新しいのを差し替えたんですけども。ただ、○○委員のように書き込みをされてますと、新しいのを差し上げるとかえって面倒なので、何かちょっと、そこのところを工夫したいと思います。すいません。

《委員長》 特に佐賀関漁港のあそこのところね。あの表は、最初なかったでしょう。それも前のページのコストのところかな。とにかく、あれは全く最初はなかったんよな。あれが一番メインだと思うんですけどね。

《事務局》 それ、○○委員が宿題をされた分とかですね。そういったことが多々入っております。また、そこは工夫させていただきます。すいませんでした。では、事務局長から最後の挨拶をいたします。

《事務局長》 本日はどうも大変お疲れ様でございました。審議の結果は元より、審議の途中にいただきましたご意見につきましては、今後の事業の推進に十分参考にさせていただき、間違いなく事業を執行していきたいと思っております。また、最後に委員長から、大変重要なお願いをいただきました。我々、公共事業にとって、この当初事業費の組み立てというのが、ある意味、いちばん頭の痛いところでございましたけど、まっすぐ前を向いてこれに確実になるように、一歩でも前進していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は、大変ありがとうございました。

--------終了