北部地域における米・麦・大豆の栽培管理情報です。
麦の生育と管理
赤かび病を防除しよう!
麦の最重要病害~赤かび病~
- 赤かび病は出穂期から乳熟期に多雨・曇天で、高温(20~27℃)の場合に多発します。
- 出穂後10~20日間に赤かび病に感染すると登熟不良を引き起こし、感染した粒は肥大できずに千粒重が小さくなるため、減収につながります。
- 赤かび病は人体に有毒なかび毒を発生させるので、赤かび病に感染した粒が混入すると規格外になります。

赤かび病に感染した小麦の穂
赤かび病は2回防除が基本!
- 小麦と裸麦は開花最盛期とその7日後、二条大麦は葯の出始めとその7日後の2回防除が基本です。
- 防除適期の期間が短いので、雨が降り続く場合は合間を見て薬剤を散布しましょう。
- 1回目と2回目の薬剤を変えると、さらに防除効果が高まります。


雑草対策も忘れずに!
雑草が繁茂すると収量や品質の低下を招きます。
特に、例年発生が多く見られる圃場ではこまめに発生状況を確認し適期に防除を行いましょう。

お知らせ



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