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知事通信「県政ふれあいトーク(12月9日)」

印刷ページの表示 ページ番号:0002210826 更新日:2023年1月25日更新

大分県漁業協同組合香々地支店(豊後高田市)

 大分県漁業協同組合香々地支店では、漁獲高が減少している特産のワタリガニ「岬ガザミ」の安定調達を目指して、ガザミの養殖に取り組んでいます。令和4年度には、共食いを防ぐため、個室状の養殖設備「カニハウス」による新たな養殖試験に取り組みました。

 また、地元の産業として漁業を継続するため、大阪や福岡での漁業就業者フェアに参加しており、平成30年と令和3年にそれぞれ1名マッチングし、研修を終えた新規就漁者は、青年部のメンバーとして活躍しています。

 懇談では、今後のガザミ養殖に向けた取組への思いや県外から新規就漁する上での課題、青年部の皆さんが研修生を支えながら仲良く漁業に取り組む様子などをお聞きすることができました。

 意欲的に取り組む皆様のお話に元気をもらうとともに、ガザミの養殖に向けて、県としてしっかり応援するので遠慮なく相談いただきたいとお伝えしました。

 香々地1  香々地2

 

農事組合法人 蜷木営農(宇佐市)

  平成18年に集落農業の維持をはかるため任意組合として発足、平成22年には法人化し農事組合法人 蜷木営農として、米・麦・大豆を中心に作付けしています。

  蜷木営農では、麦の生産規模拡大を進めるともに、基盤整備事業による、FOEAS(地下水位制御システム)を導入し、枝豆やブロッコリーなどの園芸品目にも挑戦している状況や、人材確保のために働きやすい労働環境を整備して常時雇用者を増やし、新規就農者(大分味一ねぎトレーニングファーム研修生)に法人の経営農地の利用権を提供するなど地域活性化のために、挑戦をつづけているとのことです。

 また、懇談では、地域に根ざして農業を行う蜷木営農に就職し、働きながら農業経営などを学ぶ大分県立農業大学校出身者のお話など、若い方々の農業への思いもおうかがいすることができました。

 皆さんの頑張りを繋げていくことが県の仕事であり、これからも互いに相談しながら施策を進めていきたいとお伝えしました。

蜷木1  蜷木2

  

旭タカロン株式会社(宇佐市)

 旭タカロン株式会社は、企業から回収した衣類(古着・ユニホーム)を関連会社エー・ケー・テックで選別、裁断等を行い、旭タカロンのリサイクル技術によって工業用フェルトに再生し、自動車の吸音材などを製造するなど、SDGsの推進に積極的に取り組んでいます。さらに、大分県健康経営優良法人に認定され、CS(顧客満足)とES(従業員満足)のバランスがとれたダイバーシティ経営を実践し、女性や高齢者が活躍できる魅力ある職場づくりに取り組まれています。

  懇談では、仕事と子育てを両立しながら会社で活躍されている女性社員の方のお話や、仕事だけでなく生活面でも会社から支援を受けて安心して宇佐市で生活されている外国人技能実習生の方など、従業員のみなさんから会社や地域への思いなど多くのお話をお聞かせいただきました。

 元気いっぱい、お勤めされている皆様の幸せが、他の企業に広がるように女性が輝く大分県をつくることを引き続きやっていきたいとお伝えしました。

 旭日1  旭日2

犬丸区自治会(中津市)

 外国人技能実習生の人口に占める割合が多い中津市において、自動車関連企業が集積している犬丸地区には、インドネシアやベトナムなどから来られた多くの実習生の方々が居住されていますが、コロナ禍において、帰国できなくなった外国人研修生を支援するために自治会の皆さんは「犬丸エール米」と名付けて、お米を配る取り組みを始めました。

 「犬丸エール米」の支援を受けた実習生の皆さんは、お礼に地元の犬丸梅園の草刈り作業を手伝うなど、地域との交流活動へと広がりを見せているということです。

 懇談では、ベトナム出身の実習生の皆さんが母国の民族衣装や日本の浴衣を来て七夕に

参加したお話や、インドネシア料理教室ではインドネシア出身の実習生と子ども達や保護者との交流の様子などをお聞きしました。また、研修生が働く企業のみなさんからは、地域の方々の協力のおかげで研修生が働きやすくなっていることへの感謝の言葉が述べられました。

 県としても引き続き自治会の取り組みを応援していきたいとお伝えしました。

犬丸1  犬丸2