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きつき小町会は、女性ならではの視点で活気あるまちづくりを目指して、杵築で生まれ育ち、子育てや事業をしている皆さんが集まって結成したそうです。母親、女性、事業者の立場から地域を元気にしていこうと活動しています。
トークでは、コロナ禍で影響を受けた飲食店の支援などの取組や、杵築生まれ杵築育ちの強みである地域の方々とのつながりを生かした活動についてのお話がありました。
コロナ禍におけるきつき小町会の活動に勇気づけられ、県内でもこのような活動を広げていきたいとお伝えしました。
ムラサキウニは身が入っていないため漁の対象とならずに数が増え、海藻を食べつくしてしまうなど磯焼けの原因のひとつとされています。
株式会社大分うにファームは、このムラサキウニを陸上で育て、高級食材として販売しています。海の厄介者に価値をつけ、地域の特産品にすることで漁業者はがんばって捕り、地域経済は回り、さらに海の環境は改善されるなど、いいことづくめの循環型ビジネスに取組んでいます。
事業化までには大変なご苦労があったとのことですが、今では国内はもとより、同じく磯焼けに悩まされている海外でもこの事業が参考にされているそうです。
世界から注目される素晴らしい技術とビジネスモデルを確立されていることに感心し、県も応援するので、これからも地域の元気のためにもがんばって欲しいとお伝えました。
自分の生き方に合った場所として杵築市山香町を選んで移住した皆さんから、山香での日々の暮らしぶりについてお話をお伺いししました。
移住後のお仕事や地域の方々との交流など、和気あいあいとした雰囲気で楽しいお話をお聞きすることができました。
少子高齢化、人口減少が進む中、移住された皆さんから興味深いお話をたくさん聞かせていただき、今後の移住施策についていろんなヒントをいただきました。
株式会社グリーンエルムは、ポット苗の生産・販売や空間にどのような植物をどのように配置するかなどを考える植栽計画の立案、自社で育てたユーカリから作る消臭抗菌剤の販売などを行っています。また、長年培った森づくりの技術を活かし、東日本大震災の被災地での植樹活動にも取組まれています。
東日本大震災で津波の被害を免れた鎮守の森のように広葉樹による災害に強い森づくりの重要性や、百年以上先を見据えて始めた明治神宮の森づくりのことなどを詳しく説明していただきました。
災害に強い森づくりを進めている本県にとって大変有益なお話をお聞きすることができました。