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宇目地域新たな地域コミュニティ組織設立準備会は、地域維持に必要な住民意識の向上、地域公共交通の利便性向上、地域産業における後継者不足といった地域課題の解決をはかり、佐伯市宇目地域を持続的に住みやすい地域にするための新たな地域コミュニティ設立に向けた準備を進めるために令和4年6月に、設立されました。
現在、地域を代表する委員の皆さんにより、令和5年度からの組織設立に向けた協議が進められています。
トークでは、宇目地域再生のためにコミュニティの設立準備を進める皆さんから、様々な地域の課題や、その解決に向けた要望などについてお聴きしました。
県としても、地域の取組をしっかりと支えていけるよう努力する旨お伝えし、早期に新たなコミュニティ組織を立ち上げていただくようお願いしました。
山田水産株式会社は、「安心安全おいしいものを届けたい」との思いから、味と品質を追求した「メイド・イン・ジャパン」にこだわり、水産食品加工、冷凍飼料事業などを手掛けるとともに、回転寿司店などの飲食店を経営しています。
創業地である佐伯市のほか、鹿児島県でのウナギ養殖など県外でも事業を展開しており、同社の加工品は国内のみならず、東南アジアやエジプトにまで輸出されています。
コロナ禍において、若者の地元志向が高まる中、佐伯市内で建設された同社の工場では、新たに地元から雇用を進めていくということです。
トークでは、同社の経営や世界の水産業の実情についてお話をお聴きするともに、アフターコロナを見据えた観光業の進展など幅広い分野に関して意見交換を行いました。
旧佐伯市と南海部郡5町3村の合併により九州で一番広い市となった佐伯市内で企業活動を行っている若い皆さんからお話を伺いました。
佐伯商工会議所青年部の皆さんは、佐伯藩大名行列への参加や婚活事業などに取り組むことなどにより、町の活性化に貢献されています。
佐伯市あまべ商工会青年部の皆さんは、地方創生プランコンテストへの応募や特産品づくりなどにより、地域を盛り上げる取組を進めています。
佐伯市番匠商工会青年部の皆さんは、道の駅やよいとタイアップして地域の子どもたちを楽しませるためのイベントなどを実施しています。
トークでは、人口減少に伴う諸課題についてお話をお聞きするとともに、皆さんそれぞれが携わる事業で生じた課題についてご意見、ご要望をお聞きしました。
また、子育て世代ならではのお話をお聞かせいただくとともに、コロナ禍における労働力確保など、様々な視点からのご提言をいただきました。
地域のために常に問題意識を持って活動されている皆さんからの貴重なご意見について感謝を申し上げるととともに、今後もお困りごとがあれば、地元南部振興局を窓口にご相談いただくようお伝えしました。
下入津ヒラメ組合は、生産量全国一位を誇る大分県のヒラメ養殖の主産地として組合員相互の連絡、協調を図り、ヒラメ養殖技術の向上と人づくりなどを進めることを目的に昭和56年に設置されました。
構成する組合員は、約20名。令和2年度からは、発育を促し体位差を少なくする効果があると言われる緑色LEDや酸素発生機を導入するなどヒラメ養殖の発展に日々取り組み、最近では、フグやカワハギの養殖にも挑戦しています。
トークでは、コロナ禍や円安の影響、原油高騰に伴う電気代上昇といった厳しい状況が続く中、通常のヒラメ養殖や大分県ブランドである「カボスヒラメ」のPR・生産拡大に向けたご意見、ご要望が出され、活発な意見交換が行われました。
お話を進める中で、様々な課題について気づかされたこと、そしてヒラメ養殖がさらなる発展を遂げるように県としても努力していくという気持ちをお伝えしました。