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知事通信「県政ふれあいトーク(3月1日)」
訪問先:夜明振興協議会
会 場:日田市夜明公民館
日田市夜明中町の夜明公民館に、「夜明け」という縁起がよい地名を活かして地域おこしに取り組んでいる「夜明振興協議会」の皆さんを訪ねました。
当協議会は、宮崎県のJR真幸(まさき)駅の「幸せの鐘」をヒントに、平成23年3月に閉校した旧夜明小学校の釣り鐘(学校のチャイムとして1950年代まで使用されていたもの)を再利用して、夜明地区のシンボルとして地域の活性化につなげようと、同年11月にJR夜明駅の駅舎横に「夜明けの鐘」として設置しました。
また、鐘の設置と並行して、以下の様々な取組を進めています。
(1)夜明のシンボルマ-クとキャッチフレ-ズ「太陽を手招く夜明」を作成
(2)専門家に依頼して、合唱組曲「夜明けの詩が聞こえる」を制作
(3)夜明けグッズとして、記念タオルを作成するとともに、小鹿田焼製の鐘のミニチ
ュア、鐘をモチ-フにしたお菓子や焼酎の製作
訪問当日は、森山会長ほか27名の会員の皆さんにお集まりいただき、活動内容や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・眼鏡橋周辺の環境整備について
・小水力発電等の自然エネルギ-の情報提供について
・鳥獣害対策について
・国道386号夜明大橋付近の法面の崩落対策について
・夜明から北友田入江付近までの国道386号の整備について
・生産森林組合に対する支援について
訪問先:本町2丁目サンタプロジェクト
会 場:日田市若宮公民館
日田市竹町新町の若宮公民館に、手作りの巨大ランタンで日田市の活性化に取り組んでいる「本町2丁目サンタブロジェクト」の皆さんを訪ねました。
当団体の活動は、日田市本町2丁目の青壮年会が、平成12年からクリスマスの時期に子どもたちにプレゼントを配りながら、パレ-ドをしたのが始まりです。
毎年、クリスマスの時期に手作りの巨大ランタンで市内をパレ-ドし、ランタンの明かりで地域を元気づける活動を行っており、青森県のねぶたの作り方を勉強するなど、毎年、工夫を凝らしたランタンを制作しています。
東北大震災の被災地の岩手県陸前高田市の皆さんを励まそうと、青森県出身(福岡県在住)のねぶた作家の三上真輝(みかみ まさき)氏と九州産業大学の芸術学部、工学部の学生とともに「希望のあかりプロジェクト」を立ち上げ、平成23年7月より半年間に渡り、東北の民話「さるかに合戦」をモチ-フにしたランタン5体を制作し、同年12月に現地に出向き、ランタンを使っての寸劇やクイズ等で被災地の住民を元気づけました。帰県後は、被災地の惨状や支援の必要性について、市内で報告会を行っています。
訪問当日は、事務局の中島氏ほか11名の会員の皆さんにお集まりいただき、活動内容や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・東北大震災被災地の支援活動について
・ランタンの保管場所としての県有地の借用について
訪問先:日田高瀬の森応援団
会 場:サッポロビ-ル(株)九州日田工場
日田市高瀬のサッポロビ-ル(株)九州日田工場に、当工場の社員が中心となり、高瀬生産森林組合や高瀬緑の少年団と協働で高瀬の森の保育作業を長年にわたって行い、地域の森林づくりに大きく貢献している「日田高瀬の森応援団」の皆さんを訪ねました。
当工場は、平成14年に大分県が推進する「企業参画の森づくり」活動の第1号企業として、日田市高瀬地区の高瀬生産森林組合と高瀬緑の少年団(高瀬小学校)とともに、同組合所有の山林で森林保全の取組(下刈・除伐・枝打等)を開始しました。
上記活動予定期間(H14~H18)の満了後も、当工場は、この「企業参画の森づくり」を発展させ、企業ボランティアとして、地域への森林整備活動に参画することにより、森林の有する国土の保全、水源のかん養、地球温暖化防止等に貢献するため、平成19年10月に高瀬生産森林組合と「日田高瀬の森応援団」設立の協定を締結しました。平成24年で、活動10年目を迎えます。
また、平成23年11月に開催された第11回豊かな国の森づくり大会(県、臼杵市等主催)において、当工場が、県民参加による森づくりに貢献したということで、「企業参画の森林づくり」部門で、表彰を受けました。
訪問当日は、吉田工場長ほか22名の団員の皆さんにお集まりいただき、活動内容や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・高瀬小学校児童の自然体験活動について
・生産森林組合に対する支援について
・企業が行う次世代教育取組への支援について