本文
杵築市狩宿に、主にユズと梅の生産に取り組んでいる「(株)大分サンヨ-フ-ズ」を訪ねました。
当法人の農園では、県内で最大の栽培面積を誇るユズ(13ha)と、梅(2ha)が主に生産されています。
訪問当日は、今での取組の経緯等の説明をしていただき、農園を視察しました。
国東市国東町小原で、主にカボスを生産している「(株)ハマノ果香園」の皆さんを訪ねました。
当法人は、広島県尾道市で、農産物の加工・販売に取り組んでいる(株)丸松が、「生協」、「ヨ-クベニマル」、「ド-ル」等の主要得意先への自社商品のブランド力アップを図るため、国東市に設立した運営会社です。
カボスについては、平成19年度に耕作放棄地を取得し、翌年度に農地を造成し、17,000本を植栽しました。栽培面積は県内最大の22haです。
平成24年度の初収穫では収穫量60tの見込みで、平成30年度の成園化で、目標収穫量は660tを計画しています。
また、カボスのほかに平成21年度よりバラの遊休ハウス40aを活用してトマトの水耕栽培を開始しています。
訪問当日は、濱野社長のほか13名の従業員等の皆さんにお集まりいただき、取組状況や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・化成肥料の高騰について
・熱源の転換に対する支援について
・ため池の老朽化対策について
・鳥獣害対策について
国東市国東町赤松の赤松多目的集会施設に、小規模集落応援隊の受け入れを契機として地元立地企業と交流を行っている「赤松区」の皆さんを訪ねました。
当地区は、平成21年度から小規模集落応援隊として受け入れている地元立地企業のソニ-セミコンダクタ(株)に農園を貸して共同で野菜を栽培したり、反対にソニ-夏祭りに招待されるなど、双方による交流を続けています。
さらに、その交流をきっかけに、地元の有志が地域づくり団体「赤松村里山の会」を発足させ、地域の歴史的財産の保全活動に取り組むとともに地区で生産された米を「あかまつ米」として関東方面等に販売するほか、様々な交流イベントを実施し、地域を元気にしていこうと取り組んでいます。
訪問当日は、後藤区長のほか33名の地域住民の皆さんにお集まりいただき、活動内容や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・すこやかサロンについて
・シイタケ関係の設備のリ-ス事業と駒打ちの助成について
・バイパス道路の整備について
・草刈り等の環境整備について
・TPPについて
・太陽光発電について
国東市安岐町富清の二豊製畳(有)に、七島藺の保存活動に取り組んでいる「くにさき七島藺振興会」の皆さんを訪ねました。
七島藺は、かつて国東半島を中心に広く栽培されていましたが、夏場の収穫作業が重労働であることや生産者の高齢化等により栽培面積が大幅に減少し、生産者数もごくわずかとなってしまいました。こうした中、七島藺を大分の伝統産業として保存するとともに、地域産業として再生するため、国内唯一の生産地となった当安岐町で、生産者や関係機関等との連携により、当会が発足し、後継者の育成や流通対策に取り組んでいます。
また、新たな七島藺産業の創出を目指して、七島藺を使った工芸品の製作技術を磨く講座を開催し、平成24年度に14名を工芸士として認定したほか、ホームページを立ち上げ、広く県内外に大分の七島藺をPRしています。
訪問当日は、林会長のほか22名の会員の皆さんにお集まりいただき、活動内容や日頃お感じになっていることなどをお伺いしました。
懇談では、次のような意見・要望が寄せられました。
・七島藺織機の改造経費に対する支援について
・振興局の普及員の異動について
・新規就農者に対する支援について