
平成24年5月28日知事定例会見
日時:平成24年5月28日(月)13時30分~
場所:第一応接室
幹事社 それでは、よろしくお願いします。
災害廃棄物の広域処理について
広瀬知事 昨晩ですが、津久見市民会館で「災害廃棄物の受入検討についての地元説明会」をやらせていただきました。ご承知のとおり、津久見市民の方約300名、市外からも160名、市外には佐伯や臼杵といった行政担当の方々も含まれていますが、そういう方に来ていただいて説明会を行いました。
県からは広域処理が必要だということ、県独自の受入れの基準、そしてまたその基準をどのように確認していくかといったようなこと、それから、太平洋セメント熊谷工場での実証試験をやっていますから、その例の説明をさせていただきました。それから、県立看護科学大学の甲斐教授が放射線と健康問題についてお詳しいということもありますので、お願いをしまして講演を頂きました。
会場の皆さんからは、廃棄物の量がだいぶ減ってきたじゃないか、だから引き続き広域処理に協力する必要があるのかというご質問、あるいはまた、100ベクレルの基準と言っているけれども、それを安全と言えるのか、健康被害はないのかという、これも当然のご心配だと思います。それから、風評被害等が起こったらどうするんだというようなご心配が意見として出されたと聞いています。
廃棄物の量については、海に流れた物がだいぶあったということで、実際の量が最初から言われたものからだいぶ減っています。特に我々が念頭に置いてます木くず等についてはだいぶ減っているというような話もありますし、もういらないのではないかというお気持ちもよくわかるんですけれども、国も、それから被災地の方も引き続き協力要請ということを言っていますから、これは我々としてもお互いに助け合い、支え合うという気持ちで引き続き検討をしなければならないだろうと思っています。
それと、本当に受け入れられる物が、もうなくなったということであれば、それはそれでいいんですけれども、今はまだ協力要請が来ていますので引き続き検討していきたいということが一つ。
それから基準については度々ご説明を申し上げていますけれども、平成18年に法律に基づいて放射性物質として扱う必要のないレベルということで、1キログラム当たり100ベクレル以下ということになっています。
現に今回のがれきの処理でも、もう既に5つの都、県においてその基準で処理をやっている、二つの県、政令市で実証試験をやった、というようなこともあります。しかも、それで問題が起こってないということのようですから、それはぜひご理解を頂きたいと思っているところです。
そういうことで、地元のご理解を頂いて進めていきたいと思っています。ただし段階を踏む必要があると思いますので、まずは実証試験をやらせていただいてというようなことを考えています。津久見市とは引き続き協議を進めていきたいと思っているところです。
新エネルギー産業の振興について
広瀬知事 それから第二点ですが、新エネルギー産業の振興についてです。大震災に伴う原子力発電所の事故があり、新エネルギーの開発が必要だと改めて言われていますが、大分県は再生可能エネルギーの供給量と自給率については全国トップをいっているということもありますので、供給面、需要面、そして、新エネルギーの開発を通じて新しい産業を作り上げていこうという産業面、そういった面からこれからも進めていきたいと思っているところです。
供給面では、既に中小企業等が行う再生可能エネルギーのモデル的な設備導入に対して助成をしていこうと、先週から募集を開始しているところです。
それから、「モデル地域」として選んで、積極的に取り組んでいただこうということで、これについても募集をしている段階です。
その他に、農業用水を利用した小水力発電の導入なども伸ばしてもらいたいということで、今年度4箇所で詳細調査を実施することを進めています。まずはモデル的なことに取り組みながら、供給力を強化していきたいと思っています。
それから需要面からの取組ですが、何と言いましても、節電を含めた省エネルギーへの取組を進めていかなければならないということで、中小企業等の省エネ設備の導入等について支援をしていこうと考えているところです。
三つ目は、新エネルギーの開発を通じて新しい産業の芽を作り上げていったらいいのではないかと考えています。そういった意欲があり、技術のある人達が集まって、産学官で事業を進めていこうということで、「大分県エネルギー産業企業会」を設立することとしました。既に、自動車関連企業会やLSIクラスター形成推進会議といった組織を作っていますが、新エネルギーについても組織を作って、産学官で努力していきたいと思っています。
6月2日土曜日に設立総会を開催することにしています。グーグル日本法人の前名誉会長もしておられた村上憲郎さんに講演をお願いする予定にしています。
新エネルギー産業の振興について [PDFファイル/126KB]
「けんちょうのパン屋さん」のリニューアルオープン
広瀬知事 それから、「けんちょうのパン屋さん」が、今週金曜日、6月1日にリニューアルオープンします。スペースを少し広げ、新しい形でオープンすることにしています。
NPO法人チャレンジおおいた福祉共同事業協議会に運営をしていただいており、メンバー会員の製品を扱っていますが、スペースが広くなりましたから、会員以外の福祉施設の製品についても扱うことができるようになりました。それから、被災地の応援ということで、東北三県の障がい者福祉施設の製品から選んで販売しようと考えています。
県庁には、この「けんちょうのパン屋さん」の他に別館の上の階に「ネバーランド県庁店」というのがあります。障がい者の皆さんがサービスをやっていますので、これもぜひご利用願いたいと思います。
「けんちょうのパン屋さん」のリニューアルオープン [PDFファイル/153KB]
「図鑑のいきもの、いっぱい~アートで学ぶ“生物多様性”~」
広瀬知事 それからもう一つ、これもイベントのお知らせですが、「図鑑のいきもの、いっぱい~アートで学ぶ生物多様性」というイベントを開催します。
生物多様性について啓発を進めていこうということで、図鑑の原画展を6月2日から豊後大野市のエイトピアおおので開催することにしています。この世界では大変有名な松原巌樹さんがたくさん作品を描いています。それをお借りしてやってみようと、大変きれいな細密画で、生き生きと生物多様性の現状が描かれていますので、ぜひご覧いただきたいと考えています。
開催初日は14時から作者の松原さんの記念講演も行われますので、よろしくお願いします。
「図鑑のいきもの、いっぱい~アートで学ぶ“生物多様性”~」 [PDFファイル/102KB]
県政ふれあいトーク
広瀬知事 それから、県政ふれあいトークですが、5月30日に佐伯市でやることにいたします。
県政ふれあいトーク [PDFファイル/73KB]
私からは以上です。
幹事社 発表項目について質問はありますか。
記者 昨日のがれきの説明会で、知事がおっしゃったように反対意見などがかなりあったようです。昨日の説明会を受けての感想と、地元の市民の賛同は受入れに対して必要不可欠だと思いますが、今後、賛同は得られるのかという見込みなどについて教えてください。
広瀬知事 昨日の説明会について、私はつぶさに報告を受けていますが、がれきがだいぶ減ってきたのではないか、県で受け入れる必要がないのではないか、というお話は、そういう必要性がまだあるということをよく説明して、わかっていただく以外にないと思います。
それから、基準について大丈夫かというご心配もありましたが、これについては先ほども少し申し上げたように、全国レベルでこれ以下ならば放射性物質として扱う必要がないと決まっているレベルですと、それから5都県で既にそのレベル、少しそれよりも高い所もありますが、それで受け入れていますと、それでも何の問題も起こっていないということについてよくお話し、理解を頂きたいと思っているところです。
それからその他に、埼玉県と北九州市が実証試験をやって、その結果も、今のところ何の問題もなかったというようなことです。初めてのことだから心配だという気持ちはよくわかりますが、そういう科学的な実証試験までやって進めているということについてもぜひご理解を頂いて進めていかなければいけないのかなと思っているところです。
地元の皆さんの心配は、これで完全に払拭されたというふうには思いませんけれども、多くの方がこのことについては地元でもご理解を頂いているのではないかなと思っています。そういうことを最終的に市長さんが判断をして、また、市長さんとも相談をしながら進めていくということになるだろうと思います。
記者 試験焼却ですけれども、これに関しては、その前に住民説明会をまた開くのか、それとも、住民説明会を開かないで試験焼却を1回やるというような形になるのか。
広瀬知事 市長さんともよく相談をしてみないとと思っています。十分に説明申し上げたのではないかなと思っていますけどね。
記者 昨日の説明会の質問の中で、地元の自治会の区長さんが、区の役員会で反対を決議したということなので、そういった決定があること自体、まだ理解が得られてないのではないかと思うのですが。
広瀬知事 地元には自治会もたくさんあるわけですから、その中で反対の所もあるかもしれないし、賛成の所もあるかもしれません。そういうものを含めて市長さんが最終的に地元としてどうするべきかということを判断をされるだろうと思っています。
記者 安全性に関しては、ご説明で伺ったことで十分ですが、風評被害対策は当然想定されていると思いますけれども、それについてはいかがですか。
広瀬知事 放射性物質として扱う必要のないものという範囲で、しかも燃焼した時に濃度が上がるということも計算に入れて、念には念を入れてやると。それから燃焼の過程で、外に出ないようにちゃんと調査をやると。それから各ステージでそこのところの安全性、心配されるような濃度になってないかということも調べるというようなこともあるので、風評被害といったものはほとんどないのではないかなと思っていますけどね。これまで、もう既に幾つかの所でやっているけれども、そういう議論はなかったと思いますし、私はそういうふうに考えています。
記者 確認ですけれども、今、実証試験して受け入れているところはデータを公表していると思います。そういったものを県としては今後公表しますか。
広瀬知事 我々も、現地出発のところでどのくらいでしたと、受入れのときはどれくらいでしたと、燃やす前にはどのぐらいありましたと、燃やす段階では大気がどういう変化がありましたと、ありませんでしたと、あるいはまた、燃やした後、燃え殻がどうでしたと。これは県民の皆さんが心配しているところだから、ステージ毎にちゃんと検査をして、そして発表していくことになると思います。それはそうしないと。
記者 昨日の説明会を受けて、太平洋セメントに正式に受入れを要請する運びになると考えてよろしいですか。
広瀬知事 市長さんともそういうことで相談をしなければいけないと思いますけれども、最終的にはそういうことで、まずは試験をやらせてくださいという話になるのではないかと思います。
記者 津久見市の判断というか、吉本市長は昨日の説明会が終わった後、議会ともよく相談したいという発言があったのですが、そこの判断を待つという形になるのでしょうか。
広瀬知事 よく、そこは市長さんとも話をしなければいけないと思いますね。
記者 正式の受入れの前には地元の理解と、太平洋セメントさんが言ってらっしゃって、データを見て最終的に判断をしてほしいというので、試験焼却もその前にやらないといけない、その試験焼却の前に知事としては地元の理解というか、市長の判断を得たいと。
広瀬知事 だから、昨日、かなり丁寧な説明をしたという思います。2時間かけて、地元の皆さんの要請があったのでさらに20分延長してやらせていただいたというようなこともあって、地元の説明は十分にやらせていただいていると思います。
記者 今、質問がありましたが、市長は試験焼却をするにも議会の議論を踏まえた上で判断したいとおっしゃっていたのですが、そうなると6月議会が終わるか、途中かまでは試験焼却はできなくなると思いますが。
広瀬知事 議会は判断を出しているわけですよね。
記者 決議はされていますけれども。
広瀬知事 その決議の考え方で、試験焼却ができるものかできないのかというようなことを市長さんとしては判断をされるのではないかなと思っていますけどね。
記者 市長は、6月議会での議論を待ちたいという言い方を昨日はされていたのですけれど。
広瀬知事 それは、市長さんから私はまだ聞いていませんが、市長さんとよく話をしたいと思っています。とにかく、東北の皆さんが何とかしてくれという話があり、全国でも5都県が既に受入れをして問題が起こっていません。その他に、埼玉県や北九州市が実証試験までやっているという事実を踏まえて、よく考えて進めていかなければいけないだろうと思います。
記者 そういう意味では6月議会を待っていると実証試験も遅くなるし、結果が出るのも当然時間がかかることになるとは思いますが。
広瀬知事 それは、市長さんが、地元のことですから、議会のこの間の決議をどういうふうに考えて判断していけばいいのかということを行政の立場から考えて判断するだろうと思いますし、私もそのことをよく伺って進めていくことになると思います。
記者 いずれにしろ、市長の頭越しにやることはなくて、市長の意見を聞きながら。
広瀬知事 それはそうでしょうね。
記者 昨日の説明会では根強い反対意見があったと思いますし、地元の地区が役員会で反対をしているという中で、北九州もこの前ありましたけれども、試験焼却でも混乱すると。そういう中で県としては試験焼却をやる必要性とか、やるべきだとか考えていますか。
広瀬知事 基本的に申し上げているのは、県として皆さんに安心してもらえる基準、レベルを決定しますよということ。これについては100ベクレルという放射性物質として扱う必要のないレベルですよということでやりました。それから、説明会もやりました。そうやって、しっかり丁寧に手順を踏みながら前に進めていくということが大事なのではないかと思っています。
記者 地元の住民が基本的には反対しているというところに関しては。
広瀬知事 地元の住民には反対している人もいるけれども、反対してない人もたくさんいる、そこのところをよく考えないと。
強く反対しているという人が一人でも二人でもいたら、それは駄目だというふうに物事を考えたら、本当に必要なことができなくなるということもあります。反対の理由が何だろうかと、よくその理由を考えてみて、これは、よく我々も考えなければいけないことだということもあるだろうし、これはご理解を頂くより仕様がないということもあるだろうし、そこは丁寧にやっていかないと、と思っています。
記者 太平洋セメントの側にある地区が役員会で反対を決めているという中で、慨ね住民が賛成しているとは私は思いませんが、その点に関して、知事としては試験焼却を前に理解を求める考えは、ありますか。
広瀬知事 市長さんが全体として判断すると思いますよ。
記者 そこは市長の判断と。
広瀬知事 現場の一番大事なところだと思いますよ。昨日の説明会のように、しっかり説明をしてご理解を頂くという努力を、我々もできるだけのことをやっていくということだと思います。
記者 地元地区が反対しているので、地元のみに対して再度説明会をするとかいうことは。
広瀬知事 昨日やりましたよね。よく説明したと思います。皆さん方には何が問題になっているかということもよくわかっていただいたし、そのことについて我々はよくご説明をしたのではないかなと思っていますが、必要ならばもちろん何回でもやってもいいと思いますが。十分に説明をしたと思いますよ。
記者 先ほど知事は、全国的には風評被害が少ないとおっしゃいましたが、北九州市では修学旅行が中止になるということがあったり、ないわけではないということだと思うんですが。
広瀬知事 修学旅行が中止になったという話なので、私もビックリしていますけれども。それを本当に風評被害として考えるのか、よく考えなきゃいけないよね。
記者 ただ、そういう事実があったという前提で考えると。
広瀬知事 そういう意味での風評というのは、それは何でも起こるかもしれないよね。そこらはちゃんと正しく報道しなければ。
記者 そういう前提ですが、あとは住民の感情の問題として、知事が説明するように安全性が確認されているといったとしても、受け入れたくないという気持ちを持つ人達が一定数いた場合には、それはどういうふうに。
広瀬知事 昨日も地元から300名の方がお見えになったということですから、随分心配しておられると思いますし、そのことは我々も大事に考えていかなければいけないと思いますが、段階を踏んで、実証試験をしてみたら、これならわかったということを言って来るかもしれないし、あるいはその前に必要ならば説明会をやらなければいけないし、それはいろんなことをやって、段階を踏んでいかなければいけないと思います。
ただ、やりたくないという気持ちがあるから、じゃあ動けませんというわけにはいかないのではないの。
記者 説得するには、時間がかかるということですか。
広瀬知事 もう、相当時間をかけたのでは。
記者 北九州市の実証試験の時に大分市が視察に来ていましたが、津久見市と県ががれき処理について話し合いをずっとしていますけれども、津久見市以外、例えば大分市と県ががれきの処理に向けて話をしたりとかないんですか。
広瀬知事 是非してもらいたいと思って待っているのですが。全市町村にこういう問題があって協力できるところは協力してくださいねという話は最初にやっています。
記者 その後、大分市と個別にお話を。
広瀬知事 大分市からは、その後個別に検討しましょうという話は来ていません。我々としても必要ならばやってみようかと思いますけれども、今は津久見市が手を挙げてくれていますから、やってみようと思っているところです。是非、大分市にも、そういうことでできるものなら考えてもらいたいと思っています。北九州市に行って、いろいろ研究してくれたというのは大変ありがたいことだと思っています。
記者 先ほどおっしゃった説明会で、必要ならば何かやってもいいと思うとおっしゃったんですが、これも市長の判断を踏まえてということになるのですか。
広瀬知事 市長からも是非ということであれば、やらなければならないかもしれませんね。
記者 県の主催として同じような。
広瀬知事 同じようなことをやるかもしれませんね。だけれども、昨日の議論を聞いていただければ、大体わかってきたのではないかなと思いますけどね。
記者 実証試験の関係ですが、例えば東京都とかが8000ベクレルを超えた場合は放射線管理で国の管轄になると思うんですけれども、そういった処理の方法、国の管轄のところって、国もまだ回答が出てないのですけれども、もし実証試験の段階で、8000ベクレルを超えた場合、県としてはどういう対応を考えていますか。
広瀬知事 8000ベクレルを超えるわけないじゃないですか。
記者 それが超えるかどうか。
広瀬知事 100ベクレル以下ということでやるんです。それを燃やしても20倍から30倍といいます。それでどうして8000ベクレルを超えると。
記者 がれき全部を調べるわけじゃないでしょう。実証試験で20トン受け入れるとした時に20トン全てを。サンプリングで一部をピックアップするわけですから。
広瀬知事 それは、信頼の持てるサンプリングでやります。
記者 その際に見落とすことは必ずないですか。
広瀬知事 ないですよ。それはないようにサンプリングしなければ。
8000ベクレルを超えたら、それで調べて、これは可能性があるなと思ったら持って帰ってもらうんですよ。
記者 動かせないと思うんですよ。放射性管理ですから。
広瀬知事 持って来ているのだから、そのまま持っていってもらえばいいじゃない。100ベクレルを超えたら持って帰ってもらうようになっていますよ。
記者 焼却灰の場合は。
広瀬知事 焼却灰の場合も、100ベクレルが確認できていればないのではないの。
記者 そこまで想定した上で、実証試験というのは出る可能性があるから試験するのだと思いますが。
広瀬知事 そこまではないでしょう。
記者 なければ、試験の可能性というのはあまり。
広瀬知事 いやいや、100ベクレル以下でやりますよと、その100ベクレル以下がこういうことでできましたということでやるのではないの。
それで、実証試験をやって、8000ベクレルになったら、持って帰れないじゃないかと、困るじゃないかというご心配、それは早速検討しますよ。
記者 確認ですけれども、太平洋セメントさんは地元の同意が必要と言っているんですが、地元の地区が反対しているとしたままで、そこ以外が賛成しているからいいと、もし市が判断をした場合には、それはOKなのですか。
太平洋セメントさんは、目の前の地区が嫌がっているとあまり気持ちはよくないのではないかと。
広瀬知事 そこはまた、太平洋セメントさんの判断が最終的にあるんだけれども、大変難しい問題ですが、まず地元の理解を得て、地元がいいと言うのならいいですよという太平洋セメントにまたお話をしなきゃいけないということになると思いますよ。
記者 今おっしゃった地元というのは、市ということですか。
広瀬知事 市です。
記者 目の前の地区というエリアではないのですね。
広瀬知事 ないでしょう。その話でいけば、誰々さんが反対しているから駄目ですよというような話と同じじゃない。
記者 それに近い地区は。
広瀬知事 関連するところはたくさんあるわけだから、それは常識で考えなければ。全体として。
記者 それは太平洋セメントがどう受け止めるかですけれど。今は県と市の話をなさっていると思いますが。
広瀬知事 太平洋セメントさんはあくまでも県や地元の皆さんがやるというのなら協力はやぶさかではないですという程度ですから、そこのところを我々は下ごしらえをしているというのが、今の段階です。
記者 がれきを受け入れる量がまだ決まってないので、分からないとは思うんですが、受入れに伴って、津久見市あるいは太平洋セメントが国からどのぐらいの金を受け取ると想定されているのでしょうか。
広瀬知事 全く想定していません。
記者 北九州市は40億円とかという説があるみたいですが。受入れに伴ってどこも金を国から受け入れていると思いますが。
広瀬知事 どのくらい受け入れるかという部分について何の議論もしておりませんから、そういう想定はしていません。ただ、持ってくるための経費とか、そういうのはもちろん向こうから持ってくるんでしょうから、それはそれで向こうにやってもらうというつもりですけど。
記者 試験焼却の物ですが、それをどこから持ってきて、どういう物かというのも、地元の理解を得る重要な指標の一つだと思うのですが、それはいつぐらいまでに被災地と。市長はそれもある程度提示した上で市民の判断を仰ぎたいとおっしゃったのですが、そこ辺は何か。

記者 まずは実証試験の理解というのは、100ベクレルという範囲で判断していただいて、受け入れるということになって、そこからようやくどこのという議論が。そこまで待たないと難しい。
広瀬知事 だから、試験のための材料もちゃんと精査をしないといけないということになるよね。
記者 当然最終的なところの物じゃなければ意味がないことでしょうから。それは木くずということでよろしいのでしょうか。
広瀬知事 私は木くず等と思っていますが、木くず以外に何かあるかな。
記者 分類を見たら、木くずと可燃物と不燃物となっています。
広瀬知事 頭の中心にあるのは木くずですね。
記者 木くずだとかなり減っているような気もするのですが。
広瀬知事 ないならいいな。
記者 今あるのを分けてもらえるんですか、他の県に分けて。
広瀬知事 そんなことまでする必要ないのではないの。
記者 昨日は地元で不特定多数の方が来られる初めての説明会だったと思うんですが、地元の方達がどういう点が不安なのかというのを聞くいいチャンスだったと思うんですが。知事ご自身が昨日の説明会にお出にならなかった理由というのは何か。
広瀬知事 非常に専門的な観点からしっかり説明をさせてもらおうということですから、むしろ、部長ほか専門の職員に出てもらったということです。
記者 地元の皆さんがどうお感じ、温度というのか、どういう雰囲気でいるかというのを知るのにいい機会だったと思うんですけれど、来られなかった理由はありますか。
広瀬知事 是非、事務的によく話をしてもらいたいということと、それから甲斐先生にも来ていただいて、お話をしていただくというような機会が必要だったから、それは一番いま大事な陣容で行ったのではないかと思っています。
記者 今後、試験のスケジュールで具体的な予定決まっているものはあるのでしょうか。
広瀬知事 ありません。
記者 素朴な質問ですが、昨日の住民からの質問で、キロ当たり100ベクレル以下だから、安全だ、安全だというふうに盛んに強調して説明していて、それでも健康に何か影響が出てくるのが心配だから不安なんですという質問が多かったわけですが、じゃあなぜ健康被害が出た時に責任を持つと言ってもらえないのかという発言がありました。それはいかがでしょうか。
広瀬知事 どうですかね。健康被害は出ませんよと申し上げているのだから。
記者 出たら責任を持ちますと、それは言えないのでしょうか。
広瀬知事 それはもちろん安全ですよと言っている以上、安全じゃなかったらそれは責任を持たなきゃいけないよね。それは、そういうふうに言っている我々としては、当然、責任を持ってお話をしているんだから。
記者 そこは、もう一歩、何か被害が出たら責任持ちますというふうに、断言は避けておられるような感じだったと思うんですが。
広瀬知事 我々は責任を持って基準を作り、そのことを説明しているつもりです。
「これは国が言っていることだから、私は何も知りません」というわけにはいかないと思うんです。それは我々も我々なりに調べて、これなら大丈夫ということでお話をしていると思っています。
記者 健康被害が出たら責任を持ちます、県が責任を持ちます。
広瀬知事 責任を持ってお話をしていますよ。
記者 県が責任を取ると、国に対して取らせるように県が仕事をするというのが。
広瀬知事 それももちろんあるでしょう。
記者 県としても何か。
広瀬知事 県として責任というのは、どういうことがあるの。賠償とかそういうこと?
記者 まあ、そういうことです。
広瀬知事 そういうことはあり得ないですね。それから万一あったら、それは国を挙げてやっている話だから、国のレベル、放射性物質として扱う必要がありませんよというレベルだから、それは当然、話がそういう議論になっていくでしょう。
記者 風評被害の話なのでしょうか。
広瀬知事 風評被害は何が風評かというところが難しいじゃない。北九州市で、修学旅行が取りやめになったという話は、どういう経緯か知らないけれども、それがただちに風評被害だとあげてたら、本当におかしな世の中になりますよ。
記者 少なくとも住民にそういう不安があったとして、例えば農業者とか、漁業者がそういう不安があった場合、今おっしゃったように、それは、例えば補償しますという話なのでしょうか。
広瀬知事 それはないでしょうね、今は。風評被害は起こりませんと申し上げているのだから。
記者 それは、説得力を持って説明できるかという時に、理解を求めた時に、不安を感じます、ありませんよでいいのかどうか。
広瀬知事 放射性物質として扱う必要のないレベルで、物を持ってきて、それを燃やしますよという、これまでも起こっていませんよと。
記者 そこで起きるのが風評被害じゃないですか。
広瀬知事 風評被害というのはとらえようで、そこまで風評被害かと、山形のサクランボがいい値段で売れています、秋田の魚もちゃんと売れています、築地の市場で扱ってないかというとちゃんと扱っていると。そういう事実を見なければ。問題が起こる方ばかり考えるのではなくて、何が風評被害なのかということを自分で考えてくださいということだろうし。
記者 起こらないようにということですけれども、起こることも想定して県としては対策しなければいけないと思うんですが。
広瀬知事 風評被害が起こらないようなレベルでやらなければ。
記者 風評被害もそうですが、焼却灰の話であったりとか、そこは万一のところを想定して。
広瀬知事 8000ベクレルが出てくる可能性があるならば、それは対策を考えますけれども、今のところ可能性がないと言っているわけですから。
記者 全てをサンプリングするならわかりますが、一部ですから。40トン持ってくる時、40トン全部をやるんですか。
広瀬知事 40トン全部というのはどういう意味?
1キロずつこうやって測るかという意味?そんなことはやるわけないじゃない。
それはある程度信頼がおけるのを取ってやるというのがサンプリングというものですよ。全部測らないと心配だと?
記者 そこまでやるのが県の、万一の時の体制であったり。例えば東京都だって、起きるとは思ってないわけですよね。8000ベクレル超える焼却灰。それが出てきているというところで、もし出てきた時にはどうするんですかという。
広瀬知事 それはちゃんと考えさせています。出てこないけれども。
記者 それは製品になるから出ないという意味ですか。セメントの中に入るから出ないのですか。物理的に出ないという。
広瀬知事 入る前から調べます。
どこの何を持ってくるかによるんでしょう。
記者 それでいうと、昨日、県が配布したパンフレットでは、100ベクレル以下というのは、野田村以北というか、宮城県は100ベクレル以上ですよね。数値的には、環境省の、だったんですよ。県が提示したデータということは野田村以北の所しか震災がれきを受け入れられないのではないかと。
広瀬知事 調べてみましょう。
記者 環境省のデータ、パンフレットを配布していましたが、240ベクレルから480ベクレルでずっと並べていました。名取から上までですね。100ベクレルを石巻でも超えていましたし、そのデータがパンフレットに載ってたわけですから。
広瀬知事 調べさせてください。
記者 表現の確認ですが、昨日の説明会の中で県側から、風評被害が出ないようにデータを示すことが、風評被害を消す近道だという話がありまして、万が一出た場合は、それは当然、責任を持って国にその話を持っていきますという発言があったのですが、県としての考え方はそれでよろしいでしょうか。風評被害が出たことを県が何らかの形で認識した場合は国の方に責任を取らせると。
広瀬知事 それは、そんな話はあればやらなきゃいけませんけれども。
記者 線引きは難しいところだと思うのですが。
広瀬知事 問題のないものを持ってくるのですよ。ぜひ、風評被害を立てないようにしてください。
幹事社 発表以外でご質問あれば。
記者 トリニータのことですが、県民に寄附1億円求めて、さらにそれが達成した暁というか、それが大きなうねりとなったら、行政、経済界の寄附を求めるという話を青野社長がおっしゃっいました。まず、そのことに対して、1億円、県を中心にして行政の寄附を求めることに対して、どのように感じますか。
広瀬知事 トリニータはこれまで県民の皆さんに親しまれ、応援をしていただいていたということで、県民の皆さんの元気の素としていい財産になってきたのではないかと思っています。ただ、それに行政としてどう関わっていくかということは、これからもよく考えてみなければならないことです。
トリニータは県民と経済界と行政、三位一体で応援するということで、その精神は忘れてはいけないと思いますが、本当に県民の皆さんが一生懸命応援しているのか、経済界がどうこれを支えてくれるのか、というようなことを見ながら、行政としては対応を決めていくことになると思います。大分フットボールクラブで募金をすることについては、それはそれでよく注目をして見ているという状況です。
記者 今、文化スポーツ振興財団を通じた借入金が1月現在、2億3000万円残っており、その中で今度は融資ではなくて、金をくれと寄附を求めているわけです。お金を返していない中で、ただでお金をくれというところは理解がなかなかし難いんですが、そのあたりについてはいかがでしょうか。
広瀬知事 基本的にはおっしゃるとおり、なかなか難しいと思います。だけれども、成績が非常によくて、プレーオフに出るということになった時に、急遽資金を作らなければいけないということになるわけです。そういう事態の下で彼らはいま募金活動をやっているということですから、成績がどうなるのか、市民の皆さんの支援がどうなのか、というようなことを行政としては見ておくことが大事なことだと思います。最初から、これは全くやる気はありませんという必要もないかなと思っています。
記者 県民からの募金が1億円集まれば、大きなうねりかなと。行政も経済界も、そこで知らないということにならないだろう、行政や経済界が出さざるを得ない状況にもっていきたいと社長がおっしゃっていますが、そのあたりはいかがでしょうか。
広瀬知事 なかなか厳しい計算ですね。社長の思わくは別として、本当に三位一体、支えるという精神にのっとって、市民の皆さんや経済界の皆さんがどういう結果を出すかということが、行政としての判断の一番大きなポイントになっていくだろうと思っています。
記者 青野社長は県の出向で社長になっているわけですが、その方が自信満々にそういうふうに1億円県民から集まり、行政も出さざるを得ない状況にしたいという背景には、県とフットボールクラブとの間で県民からある程度お金が集まったら県としてお金を出しますよじゃないですが、そういうような、水面下の交渉は行われたりするのでしょうか。
広瀬知事 ありません。誰かいい人がいれば、彼にいつまでも社長をやってもらうのは大変申し訳ないと思っているぐらいですから、早く帰ってきてもらったらいいと思っているぐらいですから。
記者 知事はよく県民と経済界の支援が一つの判断材料と言いますが、今回、大分フットボールクラブが始めた募金は、県として支援する判断材料になるものなのかどうなのかというのは。
広瀬知事 一つの判断材料に、それはなると思いますね。
記者 県としては、いつ頃それを判断することになるのでしょうか。
広瀬知事 それはギリギリになるでしょうね。
記者 ギリギリというと10月の上旬が返済の。
広瀬知事 まずは、そこまでで。
記者 昨日現在で1200万円ぐらいの募金が集まっているようですが、そのことに対して、額を含めて、評価というか受け止めはいかがでしょうか。
広瀬知事 勢いがいいですね。
記者 トリニータは今回の返済を乗り越えたとしても、抜本的な経営改善策というか、資金面で対策が必要となるわけですが、これについては県と市では、どういう支援というか、対策をしていきたいと思っていますか。
広瀬知事 全く何も考えていません。考えていませんというのは、何かやろうと考えているとか、やるまいと考えているわけじゃなくて、まずはこの3億円をどうするのかなということですが。
記者 1億円が県民から集まった場合、それでも他が足りなければ、その1億円の寄附自体もある意味無駄になってしまうことになると思います。その場合は県として、それを無駄には絶対しませんよと、県民が1億円を集めてくれるならば、その条件を満たすために県は確実に動きますという判断は、今、もちろんお持ちですか。
広瀬知事 ないです。
記者 極端な話しすると、1億円集まっても、そこで県が出さなくて3億円に足りないことがあり得るということですか。
1億円集まっても、あと2億円足りないわけですよね。
広瀬知事 それは、1億円が集まったら大丈夫という話はないでしょう。
記者 県として、そこが1億円集まれば、それを無駄にしないために残りを経済界と出しますというところまでは、今のうちにはまだ言えない、それはまたもうひと判断が必要と。
広瀬知事 出そうって、出しようがないですね。
記者 もう一つはまさにそれで、県だけが出さないといけないのか、大分市も含めて、例えば他の行政ということも。
広瀬知事 そこを言うところまでくれば、なかなか判断が難しくなるなと思っていますけど。
記者 あくまでもその時点で、もう一度判断が必要だということですね。
記者 感想程度でもいいのですが、大分市が美術品を所在不明のまま紛失ということで、納得がいかない部分もあります。ああいうふうにずさんだったということと、所在不明のまま紛失という処理をしたことと、県にもかなりたくさんの美術品あると思いますが、きちんと管理はされていると思いますが、今後について何かありますか。
広瀬知事 どんな事情があったのか知りませんが、市民の財産を守る、それは公的な財産ですからしっかり管理をしていくことは非常に大事なことだと思っています。県でそういうことがないのかということで、早速調べさせていますが、今のところちゃんと台帳で確認をされていると聞いています。
記者 県でも調べているということですね。
広瀬知事 調べています。
記者 いまのところ紛失したものはないと。
広瀬知事 ありません。
記者 トリニータですが、判断の時期を10月目途とおっしゃっいましたが、ただ一つ、募金が終わるのが8月の終わりで、9月に議会があり、実際に出資するかしないかの判断は議会にかけないといけない話になると思います。それを考えると9月の初めぐらいがある程度の時期という考えでしょうか。
広瀬知事 そういうことも含めて、あまり検討していないというのが事実ですが、とにかく、トリニータがプレーオフの出場権を得て、本当に出場するということになるとJリーグへの返済期限が10月12日となっていますから、いろんな手続が必要になれば、その前に判断をして議会の同意を得ることが必要になってくると。議会の同意も含めて、ギリギリ、10月の頭までかかると思います。
記者 募金広報について、県としていま後押しというか、バックアップというか、今は、県として募金広報に対しては考えられていますか。それは全くクラブで頑張ってくれという話なのか。
広瀬知事 大分県庁職員も大分県民ですから、いろいろ考えていただいている人もいると思いますが、それはそれでいいじゃないかと考えています。バックアップというのはどういう意味か知りませんが、それはそれで温かい目を持って見ているというのは事実です。
記者 トリニータがよくなくなってきた理由が、身の丈に合っていない運営をしていたことが一つの原因だったと思いますが、今回の3億円の融資の返済について、1億円、1億円、1億円というような形での返し方の枠組み自体、身の丈を超えた構想なのではないかと思ったりもします。そういう計画の作り自体のことについて、知事はどう評価していらっしゃいますか。
広瀬知事 6億円の融資を受ける時に、これはこういう約定になっているが、もう少し時間がかかるかもしれないというような議論があったのも事実です。そういう意味では身の丈に合ってない、借金そのものがそういうことだったのかもしれませんが、あの時点ではとにかくトリニータの存続ということで、再建するんだということだったと思います。
その後、借金を全部返しておかないとプレーオフに出られないとか、あるいは、クラブライセンス制度といったような制度ができ、ますます、それが効いてきたというのが事実だと思います。したがって10月までに全部返さなければいけないということについては、若干、会社にも気の毒なところはあるわけですね。後から出てきた問題だという意味で、そういう点は同情しますが。
記者 同情するけど、1億円、1億円、1億円を寄附でもって賄おうとする発想についてどういうふうに思われますか。
広瀬知事 それは寄附しかないのでは。県民の皆さんから集める。それはそれで、ある程度同情を持ってみています。
記者 それは、行政としてもということですか。
広瀬知事 行政としてというか、いやあれは全く知らないというわけにはいかないだろうと。
記者 仮に支援金が5000万円しか集まらなくて、寄附が行政、経済界から必要だという時は県はどういう対応をされるのですか。
広瀬知事 事態が難しくなるでしょうね。
記者 存続事態が。
広瀬知事 今は、全く、そういうケースは考えていませんけど。
記者 今後、クラブと県が折衝したり、交渉したりする場を設けるという考えはありますか。
広瀬知事 しょっちゅうやっています。
記者 この3億円に関しては今のところはないですか。
広瀬知事 1億円募金活動をやるよという話は聞いていると思います。
記者 そこまでということですね。
広瀬知事 あと1億円、したがってよろしくという話になっていないのではないでしょうか。
記者 ルネサスが従業員削減を打ち出し、大分県にも大分工場があるということです。今後、山形などは閉鎖という状況に陥るし、今後、その見通しなどがあれば。
広瀬知事 ルネサスの状況が非常に厳しくなってきて、国内ではマイコンを中心にやっていきたいという話なので、大分工場は主流がマイコンだったと思いますから、他とは違うのかなと思っていますが、1万4000人削減の中に含まれないという話はないので、よく会社から話を聞いてみなければいけないと思っているところです。
記者 今のところは何も会社から。
広瀬知事 きていません。
幹事社 よろしいでしょうか。それでは、これで終わります。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。