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知事からのメッセージ 風紋 -人口減少社会への備え

印刷ページの表示 ページ番号:0001001906 更新日:2014年3月10日更新

人口減少社会への備え

大分県知事 広瀬勝貞

  

 最近、日本の酒造メーカーが北米屈指の同業者を買収したという報道がありました。日本の人口減、消費減を見越して企業の将来のための決断と言われています。大分県に立地している企業も、既に内外の消費予測をしながら地球的規模で生産拠点を展開しています。

 日本の人口はこれから減少を続けます。大分県も2040年には95万人になると言われています。企業は国を選びながら将来に備えることができますが、我々はそうはいきません。この地でできるだけ人口減少のショックを緩和しながら、これに様々対応していく工夫をしなければなりません。

 一つは企業誘致です。この10年間で212件の企業誘致があり、これにより約14,900人の新規雇用を創り出しました。一緒に来てくれる家族のことも考えると人口減少の緩和に効果があったと思います。これからも企業誘致を大いに進めるとともに、我々もこれまでの集積をベースにエネルギー、機械、医療などの産業を興し、雇用を拡大していきたいものです。

 企業誘致の成功例を活かしながら農林水産業の分野でも企業誘致を進めています。この5年間だけでも146件の誘致があり、地域に新しい雇用も創り出してくれています。

 第2に、こうして経済的なベースを整えてから、「住んでよかった」、「住んでみたい」と思われる地域をつくって、人を呼び込むことも大事です。美しい天然自然があるところに、「ごみゼロおおいた作戦」で磨きをかけていただいています。「おんせん県おおいた」も浸透してきました。豊かな自然は、山、里、海の恵みをもたらします。だれもが「大分県は美味しい」と言ってくれます。これに、子育て満足度日本一や、高齢者への行き届いた配慮、さらには障がい者の自立支援をしっかり実現して、だれもが心豊かに暮らせる地域にしたいものです。

 地域の魅力としては教育力も大きいと思います。知、徳、体をしっかり育み、子どもたちの多彩な能力を伸ばしていきたいですね。

 第3は、活性化のための社会基盤を整えることです。

 東九州自動車道もおおよそ出来上がりましたから、これから高速鉄道を整備したいですね。大分県は九州の内航フェリーの大半の発着地になっています。この利便性をさらに高めていくと、大分が九州の東の玄関口として重要性を増していくかもしれませんね。

 人口減少の問題は、当面は、地域間で小さくなるパイを奪い合うという厳しい競争でもあり、まさに地域の知恵と努力が問われる課題でもあります。

県政だより新時代おおいたvol.93 2014年3月発行

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