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ようこそ知事室へ

令和4年9月6日知事定例会見

印刷ページの表示 ページ番号:0000220906 更新日:2022年9月6日更新

動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                    
日時:令和4年9月6日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室

新型コロナウイルス感染症について

知事写真

 BA.5による、第7波では、先月までの2ヶ月間で、9万6,016人の新規感染者が出ました。2年あまりにわたる第6波までの感染者数が5万8,185名ですから、BA.5の感染力は非常に強いものがあります。

 しかしながら、皆さんのご協力をいただきまして、1日あたりの新規感染者数は、14日連続で前週を下回っており、落ち着きを見せつつあります。

 最近の我々の対応として何点かご報告です。一つは検査体制です。症状がある12歳以上40歳未満の方で基礎疾患等はなく重症化リスクの低い方を対象に、抗原検査キットの無料配布を行っています。先月末までに、1,229名の方にご利用をいただいています。インターネットで申込みを受けての郵送や、お急ぎの方には診療・検査医療機関でも直接配布しています。

 加えて、高齢者施設のクラスターを防ぐために、県内の高齢者入所施設1,131施設に対し、およそ6万9,000個の抗原検査キットを配布しました。この結果、高齢者施設のクラスターは、先々週の23から先週は13と、高齢者福祉施設の皆さんの努力と検査キットの配布が相まって効果が出てきたと思っています。

 医療提供制の方は、第7波以降、46病院、508床、から51病院535床まで増床しています。病床使用率も59%をピークに55%前後に減少してきています。

 検査、病床確保等、対応できるだけのことをしていますが、決め手は県民の皆さんに基本的な感染対策をやっていただくことです。いつもお願いしていますが、常時の換気、屋内でのマスク着用、手洗い、3密の回避といったことについて、引き続きよろしくお願いします。

 また、重症化予防には、ワクチン接種が大変重要です。県内の第7波では、重症化しにくい20代から50代の若い世代の方々が入院する確率は、3回目接種済みの方で、3分の1まで減少していますので、重症化回避という意味でワクチンの効果はあると思います。ぜひワクチン接種については引き継ぎ続き、お願いします。

 また新しいワクチンが出てくるという話もありますので、それについては国の評価を待って、我々も至急研究して県民の皆さんに広報をしなければいけないと思っています。

 それから新型コロナ感染者の全数の見直しについては、医療関係者の方々の負担が大変と考えていましたが、医療関係者の皆さん方からは、「やはり全数把握をしておかないと軽症者といえども急変した時に、それまでの感染後のデータが全くないのでは非常に対応がしにくい」と伺っています。また、「負担ではあるが、届出の項目が簡素化されていることから、何とか対応できる」とも言ってくれています。

第24回大分県民芸術文化祭について

 「第24回大分県民芸術文化祭」が10月1日から11月30日まで開催されます。今年は、東アジア文化都市事業のコア事業にも位置付けられており、「アジアに響け 芸術の鼓動」というテーマで様々なイベントが繰り広げられます。

 開幕行事は、10月2日にiichikoグランシアタで、大分県日本舞踊連盟の創立70周年を記念して、「豊国七十賀(とよのくにこきまつり)」が開催されます。様々な踊りがありますが、その中の創作舞踊は、2018年の国民文化祭のフィナーレステージを担当した日本舞踊家の藤間蘭黄(ふじま らんこう)さんが、書き下ろしたものです。シェイクスピアの「夏の夜の夢」と大分をかけ合わせた作品で、大変興味深いと思います。

 また、期間中には、書道、写真、日本画、洋画、彫刻、工芸各分野から力作が出品され、今年で第58回となる大分県美術展が9月27から10月30日まで大分県立美術館で開催さます。東アジア文化都市事業の取組として、「日中韓現代作家交流展」なども開催されます。

 様々な行事が予定されていますので、ぜひお楽しみいただければと思います。

第24回大分県民芸術文化祭 [PDFファイル/7.27MB]

ラグビー男子日本代表候補の大分合宿について

 大分県は、ラグビーワールドカップ2019年大分開催のレガシーづくりに取り組んでいますが、ラグビーの男子日本代表候補が、昨年度に続いて今年も別府で合宿することになりました。9月4日(日)に集合して、昨日5日から始めているということです。

一般公開は予定していませんが、何回かメディア向けの公開練習をするということですので、メディアの皆さん方から県民の皆さんに情報を発信していただければと思います。

 10月29日の国立競技場でのオールブラックスとのテストマッチに向けて、別府での合宿に加えて、宮崎でも合宿が予定されているということです。

男子日本代表候補 2022 年秋シーズン国内活動スケジュールについて [PDFファイル/250KB]

先端技術挑戦フォーラム2022開催について

 9月12日に大分市のレンブラントホテル大分で「先端技術挑戦フォーラム2022」を開催します。

 いろいろな催しを予定しています。まず、株式会社 WOTA(ウォーター)の前田代表取締役から、「自立分散型水環境システムで実現する、水のインフラ革命」と題して、ご講演いただきます。大変高効率な小型の水再生処理設備の開発を行っていて、これを利用して、小さな水たまりでも何でも循環をしてきれいな水にするという大変面白いもので、その技術、開発の話をしていただきます。

 また、パネルディスカッションでは、「異分野連携がもたらす価値」や、「地域から世界に羽ばたくアントレプレナーを生み出す」といったテーマを設定し、様々な分野の企業にご登壇いただきます。視覚障がい者向けの歩行ナビゲーションシステムを開発する株式会社Ashirase(あしらせ)など、大変面白い方が集まってのパネルディスカッションを予定しています。

 さらに、先端技術を「見て」、「聞いて」、「触れる」ことができる体験ブースも準備しています。人工衛星の衛星データをAIが分析し、防災や農業などに活用するシステムをはじめ、養殖業や養豚業の生産性向上が期待できる最新技術の展示などがあります。時代に遅れないように、ぜひご覧いただきたいと思います。

 本当に多くの企業が注目して、大分県での展示・パネルディスカッションに参加してくれるようになったのは、県民の皆さんが先端技術に非常に関心を持つ文化ができたからではないかと思っています。ぜひ、これも積極的にPRしていきたいと思います。

大分県先端技術挑戦フォーラム2022 [PDFファイル/1.06MB]

「大分県WEB物産展」の開催について

 長期にわたるコロナ禍の影響で、なかなか元気よく販売活動ができないということで、昨今利用が伸びている電子商取引を活用し、県産品の購入に際して割引クーポンを進呈する「大分県WEB物産展」を、「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」で実施します。

昨年度のWEB物産展では、300以上の事業者にご参加をいただき、売り上げも7億7千万円に達したところです。

 今年度は、まず第1弾として、楽天市場で9月16日から10月17日まで約1ヶ月間実施し、約6,800点の県産品を対象に、20%の割引クーポンをつけて販売します。第2弾、第3弾については、楽天市場とYahoo!ショッピングで11月から来年の3月にかけて実施することにしています。

 また、今回は第2弾、第3弾のキャンペーンで、県公式オンラインショップがライブコマース「大分県WEB物産展スペシャルライブ」を配信します。双方向で商品のいいところを宣伝しながら売る、ライブショッピングです。大分県の職員はなくて、委託の形で実施しますが、県として初めてライブショッピングにチャレンジするものです。

「大分県WEB 物産展」の開催について [PDFファイル/305KB]

大分県価格交渉促進期間について

 国は例年9月を「価格交渉促進月間」と設定し、労務費や原材料費等の上昇が下請価格に適正に反映されることを促す取組を行っています。

 県でも、8月末から9月までを「価格交渉促進期間」とし、価格転嫁を促すための制度や取組、賃上げする企業への支援制度について、企業団体を通じての周知に加え、県や市町村のホームページなどを使って広報していきます。

 いつも申し上げていますが、原材料は上がらないのが一番いいですが、エネルギーや価格が上がった分は、下請け企業も価格転嫁できるようにしないと、持続的な経済活動はできません。そういう適正な価格転嫁を促進するための交渉を促すものです。

 私からは以上です。

大分県価格交渉促進・賃上げ等支援セミナー [PDFファイル/300KB]


幹事社 ありがとうございます。コロナの全数届出の簡略化について、先日知事会の時は国が今後全国一律で見直しをしたとしても、軽症者の病状把握をする仕組みが整わなければ、県としては全数把握を続けるという意向も示されていたと思います。その考え方は今日の時点でも変わりないですか。


広瀬知事 そうですね。国の方も、何かやり方を考えるのかもしれませんが。私どもも全数把握はお医者さんが大変と思っていましたが、適正な治療をするためには負担は何とか我慢するので、全数を把握する方がいいと言ってくれましたので、続ければいいと思っています。


記者 第7波はもう終わったと見ているのか、知事の認識をお願いします。


広瀬知事 私としては、第7波はまだ終わっていないと思っています。だいぶ減ってきましたが、それでも千人近く、実数としてはレベルが高く、まだまだ要注意だと思います。第6波のときの山に比べるとまだ高いところにあります。昨日で連続2週間、前週に比べて減っているので、落ち着いてうまくいけば、収束だと期待をしています。全国的にも随分減っているので、大分県も、それにともなって一緒に減るだろうという期待も持てます。

そういった意味で、このままずっと収束していくとありがたいという期待は持っていますが、またバッと上がるということあるので、逆に今こそ非常に大事な時期だと思って気を引き締めてやっています。


記者 陽性者登録センターのインターネット登録は、医療の負担軽減につながっているという認識ですか。


藤内理事 8月24日の陽性者登録センター開設以来、これまでに120人の申請をいただいています。当初予定していた数より少なく、医療機関の負担軽減にどのくらい繋がっているかは、期待よりも少ないですが、裏返せば県内558の診療・検査医療機関で感染者が少し減ってきたこともあり、十分診療ができていることの現れではないかと見ています。

つまり、診療・検査医療機関の負担軽減のためにあったのですが、きちんと診療できているので、キットの配布や陽性者登録センターを利用される方が思ったよりは少ないのではないかと見ています。


記者 そうなると、そもそも必要だったかどうか。


藤内理事 8月24日の時点で、ちょうど第7波のピークで、今後どうなるかわからず、ますます診療・検査医療機関の負担が増えるという状況の中でしたので、こうした対応が必要であったと考えています。

 


記者 知事も同じ考えですか。


広瀬知事 そうですね。あの時には、ちょっと調子が悪いということで、検査にこられ、お医者さんの診断を受けるとなると、結構待たされるということがありましたので、もう自分で検査することになるのは、患者さんにとっても非常によかったのかなと思っています。


記者 子どものワクチン接種が努力義務になるという方針を国が示していますが、知事の受けとめを伺います。


広瀬知事 努力義務になるということですが、そもそもお子さんにワクチン接種することについて大丈夫かなとか、ご心配の声もあったのも事実です。努力義務になった場合、ワクチン接種により、リスクが回避でき、心配の副反応もないということを丁寧にご説明する必要があると思っています。ワクチン担当には、その事について、説明の仕方、中身について、今検討してもらっています。

 


記者 説明の仕方を検討ということですが、例えば周知の方法として、ホームページ等ではなく、別の方法を考えているということですか。


広瀬知事 ホームページを使ったらいいと思います。お父さんお母さんが安心して、お子さんにワクチン接種を勧めることができるよう、納得のいく説明をすることが大事だと思います。


記者 療養期間も国が今、原則10日間から7日に、無症状の人を5日に短くという話をしていますが、これについてはどう受け止めていますか。


藤内理事 まだ最終的な議論の結果を我々も把握はできていないですが、医療や高齢者施設の現場においては、長い療養期間が職員の確保や勤務等の逼迫に繋がっており、エビデンスに基づいて療養期間が見直されるならば、現場としても大変ありがたいと考えています。


広瀬知事 国の方も、療養期間を短くするとかしないとか、全数検査をするとかしないとか、国民の声に耳を傾けてくれているのはいいが、はっきりさせた方がいいと思います。短くすると言ったり、そうじゃないと言ったりがあるので、ぶれないでいてもらった方がいいですね。


記者 子供へのワクチン接種の件ですが、保護者の方を取材して話を聞いてみたら、義務ではなく努力義務というのがわかりづらい。また、周りの人が討ってないから打たないなど、子供の接種を県が進めるなら、例えば県営接種センターの対象に子供を含むとか、子供の集団接種を1回やってみるなどの行政の動きがあった方が安心感に繋がって打てるという方も多いと感じたのですが、この辺はやる必要性を感じていますか。


広瀬知事 先ほど申し上げましたが、努力義務の意味というのは、勧奨よりも少し強いが、強制ではありません。そこがおっしゃるように難しいところで、お子さん方に団体で打ってもらうことも努力義務のデモンストレーションとして考えましたが、どこまで前向きにすべきかの判断を検討しているところです。


記者 国が26日から全国一律で全数届出の見直しを行う方針を固めたことについて、県の受け止めを伺います。


広瀬知事 私どもは、先ほど申し上げたような理由で、全数把握をした方がいいと思っているので全数把握をします。国は負担が大きいなら全数把握じゃなくてもいいという風にしただけなので、国の方針に反しているということではないと思っています。


記者 大分の医療関係者としては、全数把握を続けたいということですね。


広瀬知事 そうです。


記者 安倍元首相の国葬の案内状は届いていますか。案内状が届いていた場合、知事は出席されるか、出席される場合は県費で行かれるか教えてください。


広瀬知事 案内状はまだ届いていません。申し訳ないですが、案内状が届いていないのに、出る、出ないというのもちょっと大人げないので、案内状が来るまで静かにお待ちしておこうと思っています。


記者 いろいろな意見がある中で、知事ご自身はどのようにお考えか教えていただけますか。

 


広瀬知事 国葬という形でやる以上、国民の多くの方が、そういう形でしめやかにお送りをしたいという気持ちになるといいなと思います。今度の場合には、残念ながらいろいろな議論があり、総理が閉会中審査をお願いして丁寧に説明したいとおっしゃっているわけですから、そういうところも注目しておきたいと思っています。


記者 明日から外国人の入国者の数が5万人に引き上げられますが、大分県は観光の県ということで、緩和されることについて、県としての対応を教えてください。


広瀬知事 今、コロナの人口10万人当たりの新規感染者数は、世界的に見ても日本は多い方です。そういった意味で、日本の方が多いのに、海外から来たら困るという心配をしているのも、なかなか合理的じゃないと思っています。むしろ緩和をしたらいいと思っていますので、明日からの緩和についても期待をしています。


記者 その関連で、国際線について、少しずつ再開する空港が全国で増えています。県として、国への大分空港の国際線再開に関する要望について、今どのように考えられていますか。


広瀬知事 韓国との国際線が今、休止になっています。政府よりも韓国の航空会社との交渉の成立が先だと思っています。


記者 毎回になりますが、来春の知事選の対応、どうされるかお教えください。


広瀬知事 まだ考えているところで、何の結論も出しておりません。早く結論を出して皆さんを煩わせないようにしないといけないのですが、やらなければいけないことがたくさんありますので、その辺の目途をつけてからと考えています。


記者 関連で、来年、知事に出馬して欲しいという団体からの要請も今のところないということですね。


広瀬知事 ありません。


記者 毎回聞かせていただいていますが、いつ頃表明されますか。


広瀬知事 決まっていません。早く表明した方がいいとは思っていますが。


幹事社 その他よろしいでしょうか。ではこれで、記者会見を終わります。ありがとうございます。


広瀬知事 ありがとうございました。


※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]

 

 

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