
県民の皆様へ 平成29年度のスタートにあたって
新年度がスタートしました。
国の見通しでは、国内経済は未来への投資を実現する経済対策などにより、民需を中心に景気回復が見込まれています。しかしながら、世界経済はアメリカの動向など、注意して見ておかなければならない要素も多々あります。
そのような中、国は過去最大となる総額97兆4千億円の平成29年度予算を早々に成立させ、経済の好循環を力強く回し、デフレからの脱出速度を上げるとしています。
本県でも、4年連続プラスとなる総額6,098億円の積極予算を組み、債務負担行為の活用等により、できる限り早期の執行に努めてまいります。
まずは、熊本地震からの復興に向け引き続き対策を講じていきます。そして、県の長期総合計画「安心・活力・発展プラン2015」に沿って、各分野の取組を強化し、「おおいた創生」を加速させていきます。地方創生は息の長い課題ですが、おかげさまで、県外からの移住者数が過去最多になるなど、様々な面で成果が出てきています。
また、平成30年の国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭、平成31年のラグビーワールドカップも、大分県の地方創生を強力に後押ししてくれるものと期待されますので、その準備にしっかりと取り組んでいきます。
今年度も「県民中心の県政」をモットーに、県庁一体となって「政策県庁」をフル回転させ、世の中の流れ、行政ニーズを的確に把握しながら、大分県の地方創生をしっかりと進めてまいります。
どうぞよろしくお願いします。
平成29年4月3日
大分県知事 広瀬 勝貞