本文
現在、県内ではオミクロン株亜種BA.5への置き換わりが進んでおり、感染が急速に拡大しています。BA.5は、感染力が1.2倍ほど増していると言われていますが、その重症化リスクは変わらないとも言われています。県内でみても、7月12日~14日の3日間の感染者数は3,339名ですが、中等症の方はわずか6名で、残りの方は全て軽症若しくは無症状となっています。
ただし、軽症者であっても、発症後、高熱(39~40℃)が出る方もいます。高熱は長くても2~3日で下がります。慌てずに、市販の解熱剤等も利用し、静養をお願いします。併せて、高熱により脱水になりやすいので、水分補給には十分注意してください。
県内では、感染が急拡大しており、身近に感染者がいてもおかしくありません。今まで以上に、ご家庭での健康観察の徹底をお願いします。ご家族に一人でも具合の悪い方がいる場合は、家族全員、仕事や学校を休んでください。感染を拡げないために、ご理解・ご協力をお願いします。
「食事の工夫」
のどに刺激が少なく、のどごしがよいものを選ぶ
(例:ゼリー、ヨーグルト、プリンなど)
できれば、消化のよいものを選ぶ
(例:お粥、煮込みうどん、煮た野菜、豆腐、茶わん蒸し、白身魚など)
「料理例」
おかゆ、雑炊、にゅうめん、スープ、ポタージュ、シチュー
豆腐あんかけ、大根やかぶの煮物、茶わん蒸し
フルーツヨーグルト(バナナや桃、メロンなど甘く柔らかい果物を用いると良い)
Q 高熱が続いているがどうしたらよいか。
A 発熱等の症状は3~4日程度続くことが多いです。
熱の出始めに寒気や震えがある時、手足が冷たい時は全身を保温してください。
熱が高い時は、氷枕などで首まわり・両脇の下・両足の付け根・足首などを冷やしましょう。
熱の出方を見ながら解熱剤を服用して様子をみましょう。6~8時間間隔での服用が可能です。
水分を、時間をかけて、ゆっくりと確実にとりましょう。
Q のどの痛みが酷くて、食事や水分が摂れていない。
A のどごしがよく消化がよいもの、冷たくてさっぱりしたもの、温かいものがよければ温かいものを少しずつ摂取してください。
(例)おかゆ、雑炊、お茶漬け、うどんやそうめん、プリン、アイス、ヨーグルト、ゼリー、果物など
飲み物も飲みやすいものをこまめに少しずつ摂取してください。
Q 持病の基礎疾患の薬が欲しい、基礎疾患の症状が思わしくない。
A かかりつけ医にご相談ください。
また、小児救急対応をまとめたハンドブックを作成しておりますので、こちらからご覧ください。