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このサイトは、自宅療養への不安な気持ちが軽減できるよう、注意点や健康観察の方法、症状悪化時の対応等についてまとめています。大分県では、自宅療養者、医療機関、保健所が情報を共有し、安心して療養生活が送れるよう自宅療養者の健康観察は、保健所若しくは医療機関が行います。
陽性者だけではなく、同居のご家族等も濃厚接触者であれば、不要不急の外出は控えていただくことになりますので、療養期間中に食料品や日用品が不足し困らないように、必要なものを確認し、事前に準備しておくと安心です。
・食料品
自宅療養期間は症状にもよりますが、最短でも一週間程度となります。10日を目安として備蓄しておくと安心です。
・日用品
乳幼児や高齢者がいる世帯では、おむつ等の衛生用品の確保をお願いします。また、ティッシュペーパやトイレットペーパー等の普段使用している日用品も、少し多めに備えておくと、災害発生時にも有効です。
・服薬中の薬
服薬中のお薬のある方は、自宅療養期間中に不足することのないよう、10日分程度は用意ください。
<有症状の方>
発症日(発症日は0日目、翌日を1日目としてカウント)から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合(最短10日間)
<無症状の方>
陽性となった検体採取日(採取日は0日目、翌日を1日目としてカウント)から7日間経過した場合
自宅療養は、次の条件を満たしたときに終了となります。自宅療養の終了日は、保健所(もしくは担当医療機関)からお知らせします。
無症状の方で療養期間中に症状が出現した場合や、有症状の方で呼吸器症状が継続、悪化した場合は、当初の療養終了予定日から、延期になる場合があります。
・濃厚接触者となる同居家族に対する行政検査は、保健所が実施します。
・陽性者と最後に接触した日から7日間は不要不急の外出を自粛し、健康観察をお願いします。
*陽性者の発症日(無症状の場合は検体採取日)または陽性者の発症により家庭内で感染対策を講じた日のいずれか遅い方が0日目となります。
・ご自身で健康観察を行い、症状が出たり、悪化した場合には、まずはかかりつけ医にご相談ください。
・かかりつけ医がない場合は、受診相談センターにご連絡ください。(097-506-2755)
・なお、自費検査として、薬事承認された抗原定性検査キットを使用し、4日目及び5日目で陰性を確認した場合には5日目から解除が可能です。
(この場合における解除について保健所への確認は不要です。)
・保健所が濃厚接触者の解除通知やその連絡を行うことはありません。
【自宅療養をされるみなさまへ】
・療養期間中は、外出をしないでください。ただし、コロナによる診療の場合、災害発生など緊急の場合は除きます。
・同居する方とは生活空間を分け、極力個室から出ないようにしてください。部屋を出入りする際は、手をアルコールで消毒し、マスクを着用してください。
・こまめに手洗いをしてください。
・定期的に部屋の換気を行ってください。
・鼻をかんだティッシュ等は密閉して捨ててください。
・健康状態の正確な把握が困難となることや症状の悪化の恐れがあることから、療養中の飲酒、喫煙は厳禁です。
・外部からの不要不急の訪問者は受け入れないようにしてください。配達員等も極力接触しないでください。
【同居者の方へ】
・患者のお世話を行う際は、特定の方による最低限の接触にしてください。また、お世話を行う方は、基礎疾患がない健康な人が望ましいです。
・できるだけ同居者全員がマスクを着用し、お世話を行う際は、お世話を行う方と患者のどちらもマスクを着用してください。
・患者の体液で汚れた衣類、シーツ等を扱う場合は、手袋とマスクをつけてください。
・こまめに手洗いしてください。特にお世話後は必ず手洗いを行ってください。
【居住環境などについて】
・ドアノブなど患者が手で触れる部分は、アルコール等で消毒をしてください。
・トイレ・風呂など、患者と同居者が共用する場合は、清掃と換気を十分に行い、入浴は患者が最後に行ってください。特にトイレは患者の使用毎に極力患者自身で消毒を行ってください。
・食器、シーツ類は患者専用のものを用意し、共用しないでください。
・食器類の洗浄や衣類、リネンの洗濯は、手袋およびマスクを装着し、通常の洗濯で行い、しっかりと乾燥させてください。
・自宅療養期間中のゴミは、ゴミ袋を2重にして厳重に密閉し、一般ゴミとして廃棄してください。
・廃棄の際には、マスク、手袋、廃棄後の手洗い等の感染防止対策を行ってください。
【ペットを飼われている方へ】
・自宅療養中に医療機関に入院することとなった場合に備え、ペットのお世話について、親類や知人などに預かっていただけるよう、あらかじめご相談をお願いします。
健康観察は症状の悪化に応じた対応をするため下記の手順に沿って毎日の健康観察をご自身で行います。その内容は保健所と医療機関が毎日確認することになります。
(1)キントーン(健康観察システム)での健康観察
保健所からキントーンのIDをお伝えします。システムにログインしIDを入力後、入力フォームに従って症状等を入力してください。
(2)健康観察の時間
毎日、必ず午前8時と午後4時30分に検温とパルスオキシメーターを用いた酸素飽和度を測
定してください。
(3)保健所(もしくは担当医療機関)からの連絡
症状の有無等の入力を確認後、必要に応じて保健所(もしくは担当医療機関)からご連絡することがありますのでご了承ください。特に時間までに入力がない場合は、確認の連絡があります。
パルスオキシメーターは、血中酸素飽和度と脈拍を簡単に測定できる機器です。自宅療養終了後は必ず返却をお願いします。
・症状(発熱、咳、鼻水など)が現れた場合でお薬の処方が必要な場合や、症状(発熱、咳、鼻水など)が悪化した場合は、日中、早めに保健所(もしくは担当医療機関)へ相談、連絡してください。
・特に下記の症状がある場合は、必ず保健所(もしくは担当医療機関)へ連絡し、相談をしてください。
<注意すべき症状>
・安静時 パルスオキシメーターによる測定値(SPO2)が95%以下
・高熱が続く(目安として38℃が3日程度)
・食事や水分摂取量の低下が改善してこない
・何らかの非常に強い症状がある
(例)ひどい咳で横になれない
倦怠感で屋内の移動もままならない
*療養期間中に医療機関を受診する際の新型コロナウイルス感染症にかかる医療費については、自己負担額は発生しません。ただし、コロナ以外の治療の場合(自宅療養中のケガ等)は、自己負担が発生します。
*陽性者の同居者は、基本的に濃厚接触者となります。同居者に症状が出現した場合は、保健所に連絡してください。
自宅療養期間中は、買い物等で外に出ることはできません。
食料の確保が難しい場合は、保健所から食料(レトルト食品等が中心です)をお渡ししますので、必要な方は保健所までご連絡ください。保健所から配付する食料は、アレルギーや離乳食等に対応できませんのでご了承ください。
1 食料の受け渡し方法
自家用車で保健所まで来所が可能な方は、事前に保健所と日時を調整し、保健所まで食料を受取りに来ていただきます。
保健所までの交通手段がない方や、特別な配慮が必要な方は、職員が玄関前までお届けします。
2 食料が不足した場合などは、療養日数に応じて追加でお届けできる場合がありますので、保健所までご連絡ください。
同世帯に濃厚接触者がいる場合、濃厚接触者分の食料は各自でご準備をお願いいたします。
自宅療養者の方は、災害発生時または発生のおそれがある場合(以下「災害発生時等」という。)に、各市町村が設置する指定避難所へ避難することができません。
自宅療養者の方については、大分県・大分市(大分市のお住まいの方)が避難場所をご案内しますので、避難が必要な場合は、早めに(「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されたタイミングで)保健所までご連絡をお願いします。避難場所への移動手段がない場合は、その旨を保健所へお伝えください。
平常時からハザードマップを確認し、災害発生時等は、以下の行動を心掛けましょう。
1 身の安全を確保する
2 自宅が安全かどうか判断する。
※安全な場所にいる人は、避難する必要はありません。一方、避難が必要な場合は、躊躇なく行動することが重要です。