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平成31(2019)年度 国語科の授業改善の方向性

印刷用ページを表示する掲載日:2019年2月21日更新

平成31(2019)年度の国語科実践に向けて

1.国語科の授業づくりの基本的な考え方

 平成29年3月に告示された学習指導要領には、「単元など内容や時間のまとまりを見通して、その中で育む資質・能力の育成に向けて、児童(生徒)の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。その際、言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、言葉の特徴や使い方などを理解し自分の思いや考えを深める学習の充実を図ること」とあり、言語活動の充実が不可欠であること、学習対象が言葉を通じた理解や表現及びそこで用いられる言葉そのものであることが明確にされています。
 小中学校の国語科においては、主体的・対話的で深い学びを促すために、引き続き、以下の8点について注意し、単元構想と授業実践を行うことが大切です。

  1. 児童生徒が興味をもつ教材・題材
  2. 魅力的な課題の提示、児童生徒による課題の発見
  3. 学習の見通し、本時の目標(めあて)の明示
  4. 課題解決的な学習、既習事項を活用する学習
  5. 自分の考えを発表・交流する機会
  6. 「できた」「わかった」 実感
  7. 「できたこと」「わかったこと」の振り返り
  8. 日常生活、社会生活への広がり

→資料 「これからの国語科授業のために」[PDFファイル/236KB]

2.平成30年度の実践で見られる問題点

 本県の小中学校国語科では、付けたい力(指導事項)を明確にした単元構築がなされるなど、授業改善が着実に進みつつあります。しかしながら、以下の問題点も見られました。この中には、継続的に問題となっている点もあり、各地域や各学校で特に注意すべき点でもあります。

(1)適切な言語活動の設定ができていない 

 言語活動は、児童生徒の目的意識や必要感をかき立て、単元全体で課題解決を目指して位置付けるものであり、それを通して、育成すべき資質・能力を、確実に身に付けさせるためには、その単元で育成すべき資質・能力及び指導事項を明確にして指導に当たることが重要です。以下の点が具体的な問題点です。

 1)児童生徒の実態(学習履歴を含む)を把握せずに設定した言語活動
 2)その単元で育成を目指す資質・能力に働かない言語活動
 3)教材の特性や活動の必然性を考慮していない言語活動
 4)活動の意義を子どもたちに理解させない、または見通しを持たせないまま進める言語活動
 5)必然性のない少人数活動
 6)教師主導による詳細な読解が主たる活動となっている単元
 7)言語活動を行ううえで、子ども自身が気付くことと教師が教えるべきこととの整理がついていない授業

(2)より具体的な評価規準の設定ができていない

 国語科は取り上げる指導事項と言語活動を併せて考えることにより単元の評価規準が決定します。評価を指導の充実に機能させるには、単元の評価規準を基に指導過程の評価規準及び本時の評価規準をより具体化して設定する必要があします。以下の点が具体的な問題点です。

 1)評価規準が具体的でないため、子どもの状況の見取りが不十分な授業 
 2)課題解決のための手法が適当でないため、一人一人の見取りが十分にできない
    ※上記のため、
      「指導の充実につながらない」
      「支援を要する子どもの見取りが適切でなく、十分な支援ができない」
     などの問題点が発生している

3.平成31(2019)年度の国語科授業改善のポイント

 平成30年度の国語科の授業を振り返り、平成31(2019)年度の国語科の授業改善のポイントを以下に示します。なお、このポイントはあくまで概要であるので、具体的な授業改善の方策については、各地域や学校ごとに決めて、実践を進めていただきたいと考えます。

1)その単元までに身に付けさせてきた資質・能力を把握したうえで、育成を目指す資質・能力を明確にする。

2)資質・能力を育成するための言語活動を位置付けた単元を構成する。

3)適切な単元目標、評価規準を設定し、資質・能力の定着を確認する学習評価とその方法を構想する。また、支援を要する児童に対する支援を適切に設定する。

→資料 2019年度小学校国語科授業改善の方向性 [PDFファイル/637KB]
     2019年度中学校国語科授業改善の方向性 [PDFファイル/630KB]

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