110番通報のポイント
110番通報に慣れている人は少ないでしょう。
110番通報の場面では、みなさん、驚きや興奮状態にある場合がほとんどだと思います。
また、自分が見た、体験したことを言葉で伝えることは、意外と難しいものです。
こんな時に落ち着ける人は少ないのですが、こんな時にこそ「落ち着いて話すこと」が大事です。
簡単なポイントを上げますので、一度目を通してください。
当たり前で簡単な内容ばかりと思われるでしょうが、実際に説明しようとすると、なかなか言葉にならず伝わらないものです。
通報のポイント
慌てずに、落ち着いて!!
1 何が起きたのか(事件名)
・泥棒に入られた
・自動販売機を壊している人がいる
・交通事故が起きた
・道路に人が倒れている
2 いつ発生したのか(発生時間)
・今、起きた
・○時頃から○時頃までの間
・5分くらい前
3 どこで発生したのか?(発生場所)
・○○市(町村)の○○の前
4 犯人は(人相・特徴など)
・○歳くらいの男(女)
・髪は長(短)い、黒(金)髪
・やせて(太って)いる
・服の色
・一目でわかるような特徴
5 被害や事故の状況(負傷者の有無・盗まれた物等)
・頭を殴られて出血している、意識がないなど救急車の必要性
・5万円入りの財布を盗まれた
6 あなたの住所、氏名を市町村名から正確に、省略せずに
場所を説明するには
・現場の住所、番地がわかれば、それを先に説明する。
・現場近くに著名な建物、店舗、橋、バス停などの目標物があれば、それを説明する。
・目標となる信号交差点などは、信号機に交差点名を書いたプレートが表示されているので、それを伝える。
・交差点の角や電柱に町名、地番を表示したプレートが貼られていればそれを伝える。
・近くの民家の表札などがあれば、それに住所、氏名が書かれていることがある。
・路線名(国道、県道など)がわかればそれを伝える。
・どこからどこに行く途中だ、どこの前を通ったなど経路を説明する。
・九州電力の電力柱の番号を伝える。