令和4年度 第1回地域授業改善協議会
印刷用ページを表示する掲載日:2022年5月10日更新
第1回地域授業改善協議会を開催しました
1 目的
学校の教育目標の実現に向けた組織的な授業改善の推進について、管内授業改善の重点と今年度の取組の方向性を再確認し、学力向上プランをもとにした自校の具体的な取組の共有を図るための方途について協議することを通して、管内児童生徒の学力の向上に役立てる。
2 期日 令和4年5月9日(月曜日)※Zoomによるオンライン協議会
3 対象
○管内小・中学校の研究主任
○佐伯市教育委員会関係者
○その他、佐伯教育事務所長が参加を認めた者
4 内容
(1)説明「管内授業改善の重点と今後の取組の方向性について」
★説明資料 [PDFファイル/1.36MB]
(2)協議「学力向上プランをもとにした自校の具体的な取組」
5 協議のまとめ(一部抜粋)
「組織的な授業改善」に関して協議した結果、今後に生かすアイデアを3点記入してください | 「若手教員の人材育成(授業力向上)」に関して協議した結果、今後に生かすアイデアを3点記入してください。 |
---|---|
○教科部会を中心に授業改善を行なっていく(教科の特性を踏まえた授業改善テーマの設定、研究の視点を絞っての教科部会など) ○生徒への周知や教職員への意識づけを教室掲示等で行う(研究の方向性の共通理解、コラム学習やビブリオバトル等で表現力を鍛える等) ○教員のIct研修を計画的に行う(ロイロの効果的な使い方など) |
○全教員を2グループに分けての授業研究(1年目、2年目の教員が授業を行い、それをグループの先生で参観する⇨事後研) ○若手教員1人を3人〜4人の教員でチームを組んで、研修や互見授業を実施する(日常的な協議、相談、支援も行う) ○年3回の提案授業(互見授業)を新採用者、ステップアップ1・2の若手教員にあて人材育成を図る(教科部会を中心に教科で繋ぐ、指導案づくりには研究主任も参加する) |
○タブレットの効果的な利用 ○若手教員の授業を組織的に深めるグループ制 ○ロイロの研修を少人数でまず行い、後で広めていく |
○短い時間でも良いので、多くの授業を見る ○授業記録を残していき、教員が振り返りをする |
○教員だけでなく、生徒主体で学力向上に向けた集会など(学力向上集会) ○互見授業などで情報交換をよりしやすく、気軽に |
○近隣の学校で授業などを相談しやすい環境づくり(小規模校の教員は同じ教科の教員がおらず、相談しづらいため) |
○互見授業を行う。(多い学校では、8回も予定されていて驚きました。) ○小学校への乗り入れ(小学校に行くことで中1ギャップの解消や教育課程などを理解できるから) |
○互見授業を行う。(若手教員にとにかく見てもらう。経験のある先生も自分の実践を振り返ったり研修をしたりすることができるから) |
(1)研修時間が短いので「焦点化」したり「予習課題」を出したりする。 (2)フィードバックを行う(互見授業の参観メモを担当がまとめて全員に配布、「前回の研修で見いだしたことをどう使った?」と翌週の研修で問う 等) (3)育成を目指す子どもの姿及び資質・能力を全員で共有する。 |
(1)実践事例交流会、板書交流(見合う、渡す) (2)参加型の研修(自分ごとの課題になる、教材研究の方法を知る機会になる、事後研の記録板書を若手に任せる 等) (3)メンター研修 |
○「わかった・できた」振り返りで成果を実感できる授業の構築。 『視点』振り返りの内容が,次の時間に繋げることができる内容は紹介する。また,書けない子には,他の児童の振り返りを知らせる。 ○新大分スタンダードを基盤とした授業実践や指導事項を確認し単元指導計画を立てる(基本に忠実に)指導は根気強く,継続した取り組みとしていく。 ○体験活動を行い,表現活動へとつなげている。 |
○若手教員研修を研修に位置付けている。若手教員の困りを聞き,それについての対応策を提案している。 |
○Ictのさらなる活用、遠隔授業 (1)協同的な学習の推進(小グループでの学び合い)…子どもたちが主体的に取り組むようになり、わからない子どもがいなくなる |
【成果】
- 研究主任として校内で取り組んでほしいことを明確に示し、管内の学力の現状と自校の現状を把握することの必要性を共有し、今後の取組の方向性を見通すことができたこと。
- 学校規模に応じたグループ協議により、他校の取組と自校の取組を比較・関連付けるなどして、今後に生かすアイデアを見いだせたこと。
- 若手教員の授業力向上についての具体的な取組を共有でき、域内の学校における取組の参考になったこと。