古戸遺跡第3次発掘調査速報
印刷用ページを表示する掲載日:2018年3月29日更新
事業名
一般国道212号「三光本耶馬渓道路」に伴う埋蔵文化財発掘調査
所在地
中津市本耶馬渓町跡田
調査期間
平成29年5月29日~平成29年9月15日
調査概要
古戸遺跡は山国川の支流である跡田川の下流左岸に位置した縄文時代から中世までの複合遺跡です。今回の調査では国道500号の左側に広がる約3,500平方メートルを調査しました。
検出遺構
発掘調査では調査区の北側で包含層を確認し、縄文土器や扁平打製石斧、陶磁器類が出土しました。また、調査区の南側は山稜に沿って自然の落ち込みが形成されていました。埋土には須恵器の大甕の破片など各時代の遺物が見られ、自然に堆積し埋まったことがわかりました。
遺物の出土状況
包含層から縄文土器や扁平打製石斧、須恵器、陶磁器類などが出土しています。
調査のまとめ
平成27年度・平成28年度そして今年と3ヵ年に及んだ調査で、古戸遺跡の集落の範囲や規模が明らかになりました。特に今年度の調査では集落の南限や自然地形について確認することができました。
写真
古戸遺跡第3次 空撮写真
古戸遺跡 空撮写真 須恵器出土写真