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六郷山の文化

印刷用ページを表示する掲載日:2011年2月1日更新

国東半島には「六郷山」と呼ばれる独特の仏教文化が花開きました。ここでは、その成立の展開についてご紹介します。

長安寺太郎天・二童子像(複製)

太郎天像2
豊後高田市、屋山の中腹にある長安寺は、その成立時から六郷山の中核を担う寺院でした。

太郎天・二童子像は、長安寺の六所権現に伝来したもので、胎内銘により大治5年(1130)に僧俗100名以上にのぼる結縁により造立されたことが分かります。この中には宇佐神宮の神職の名もあり、六郷山と宇佐神宮との繋がりを示唆しています。

中央の太郎天は不動明王の化身といわれます。

修正鬼会

修正鬼会
六郷山の代表的な行事である修正鬼会は、新年の招福除災を目的としたまつりです。古来の正月行事と節分の追儺が結びついたものといわれています。

かつては六郷山の寺々で行われていましたが、現在では豊後高田市の天念寺、国東市の岩戸寺・成仏寺で行われています。