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消費者庁の事故情報データバンクによると、建物の自動ドアにぶつかったり、挟まれたりした等の事故情報が、平成21年9月から平成30年2月末までに、165件寄せられています。
特に多かったのは、通行中にドアが閉まってきて挟まれる、開き切っていないドアにぶつかる等の事故で、ドアに指を挟まれて骨折する事故も起こっています。
通行時以外にも注意が必要で、ドアと袖壁又は袖窓(以下「袖壁等」といいます。)との間に手や指を引き込まれる、袖壁等にもたれていて開いてきたドアにぶつかる・挟まれる等の事故も起こっています。
自動ドアのセンサーが通行人を検知してからドアが開くまでには時間差があります。また、一般的なスライド式自動ドアに挟まれたとしても、センサーが通行人の動きを検知しない限り、ドアが開く機能はありません。自動ドアを利用する際には、以下の点に注意して事故を防ぎましょう。
[通行する際の注意]
・ 必ずドアが開き切ったことを確認してから通行しましょう。
・ ドアの間で静止しないようにしましょう。
[自動ドアやその周辺に関する注意]
・ ドアに手を付いたり、袖壁等にもたれたりしないようにしましょう。
[子ども、お年寄り、身体の不自由な方に関する注意]
・ 自動ドアの通行時には保護者や付添いの方が一緒に通るようにしましょう。
・ 子どもをドアの周辺で遊ばせないようにしましょう。
消費者庁のホームページでは、自動ドアの事故防止に関する注意喚起を行っています。自動ドアの仕組みや事故の要因、事故事例なども掲載されていますので、こちらもご覧ください。