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横断歩道を渡らずに、道路を横断する人が多くいます。お年寄りの重大事故などにつながっていると思うので、横断歩道を渡るなどの交通マナーの意識改革をして欲しいです。
大分県では、過去5年間の死亡事故のうち歩行者死亡事故が4割、その8割が道路横断中で、そのうちの4割は横断歩道やその付近で発生しています。このような交通事故を防ぐため、県民総ぐるみの「大分県交通安全県民運動」を展開し、毎月1日・20日の街頭活動、チラシの配布やポスターの掲示、ラジオやテレビ番組などのメディアを活用した広報啓発、ポスターコンクールの開催など交通マナーアップ推進の取組を実施しています。
また、県警をはじめとする交通関係機関・団体と連携し、県出身の著名人を採用したテレビCMや、ポスターで「大分は、優しいマナーと思いやりの運転県。」をPRしています。
さらには、県内全ての市町村で、高齢の運転者・歩行者を対象に体験型の教材を活用した「いきいき交通安全体験講座」を開催し、横断歩道を渡ることの重要性などについて啓発を行っています。
こうした取組の結果、JAFが調査した「信号のない横断歩道で歩行者がいるとき一時停止するドライバーの割合」は、全国平均を下回っているものの、平成30年の6.7%から、令和元年は15%となり徐々に改善されつつあります。
お年寄りをはじめ、横断歩行者が悲惨な交通事故に遭わないためには、ドライバー、歩行者など、県民一人ひとりが高い交通安全意識を持つことが重要ですので、今後も様々な取組を通じて交通マナーアップを呼びかけ、交通事故の無い安全・安心な大分県の実現に努めて参ります。
生活環境部生活環境企画課
Tel:097-506-2668