特集1 「交流」で世界平和を
特集2  雇用を支える技術と資格
大人がかわれば・・・
 
地域の風だより

天瀬町 しいたけの素材で勝負
 五馬地区の遺跡から石棺が出土された伝説の女性首長「五馬媛(いつまひめ)」にちなんで名付けられた生活改善グループ「いつま媛クラブ」(会員12人)が、平成8年から「しいたけまんじゅう」を作り人気を集めています。会員の3分の1がしいたけ生産者。しいたけを知り尽くした人たちならではの特産品です。まんじゅうの中身は、しいたけのみじん切りを会員手作りのみそと砂糖で味付けし、隠し味にからしを加えています。蒸したてのあつあつをほお張ると、しいたけの風味とうま味が口いっぱいに広がります。ほんのりとした甘みにピリッとした辛味が素材そのもののおいしさを引き立てています。1つ50円の値段も魅力です。
 代表の相良睦子さんは「新しい特産品の開発を研究していきたい」とチャレンジ精神旺盛です。
 町内の農産物販売所「グリーンパークあまがせ」や「母ちゃんの一番列車(JR天瀬駅内)」で販売しています。

安心院町 ワインと豊後牛のハーモニー

 「ワイナリーレストラン 朝霧の庄」が、安心院町下毛の家族旅行村内に昨年10月にオープンしました。ワインの製造工程の見学や試飲ができる「安心院葡萄酒工房」に隣接しており、町の観光拠点として期待されています。
 メニューは、最高級の豊後黒毛和牛を使った焼肉(2人前3,000円〜)、ステーキ(3,500円〜)のほか、安心院名物スッポンスープ付きの和食弁当(1,500円)、安心院ワインなど安心院の味をすべて取り揃えています。売店では、ワインやワインにちなんだ土産品があり、試飲(土・日・火曜日のみ)もできます。
 別府市内のホテルの支配人として30年の経験を持つ支配人の秋田広光さんは「安心院旅行村内のログハウスや体験農園と合わせて1日ゆっくりと楽しんでもらいたい」と話していました。
 営業時間/8:30〜17:30(年末年始を除いて無休)
 ※グループ・団体は要予約
 TEL/0978−44−1236


大分市 大分の魅力を神楽で伝えたい

 今年6月のワールドカップで大分を訪れる国内・海外からのお客さんを神楽で歓迎したいと、ビッグアイがある地元の片島里、羽田、下郡里、二目川、小池原の5つの神楽座が協力し、平成10年に大分市東部神楽協議会(会員80人)を結成しました。
 この地域の神楽は、勇壮で力強い舞が特徴です。毎年、神楽大会を開くほか、毎週1回、座ごとに練習し、老人福祉施設やイベントなどで年間10回ほどの公演を行い伝統の舞を披露しています。昨年は、ビッグアイのオープニングやキリンカップのイベントでも活躍しました。また、後継者を育てるために、子ども神楽の指導もしています。
 会長の片山栄一さんは「地域の人も協議会の活動に注目するようになり、今では、地元の神楽を誇りに思ってくれています。衣装も新調し、練習にもますます力が入ります」と本番に向けて気合い十分です。


大人がかわれば・・・
駅、路上、公園などで、制服を着た学生が公然と
煙草を吸っている光景を目にしたことはありませんか。
青少年に飲酒・喫煙をさせない環境をつくることは、大人の責任です。
青少年の飲酒・喫煙の実態は?
 県内で不良行為(飲酒、喫煙、深夜はいかい、暴走行為など)で補導された青少年のうち、喫煙、深夜はいかいなどが高い水準で推移するなど基本的な生活習慣のみだれが目立ちます。
不良行為少年の態様別補導状況
なぜ、青少年の飲酒・喫煙が増えているの?
(1)
青少年の規範意識の低下
 飲酒・喫煙問題など社会的なルールを守ることについての青少年の意識(規範意識)が低下している傾向が見受けられます。
(2)
保護者や地域社会の育成能力 の低下
 保護者が指導・監護する力や地域社会が青少年を育て指導する力の低下が指摘されています。
(3)
社会環境の変化
 自動販売機や深夜営業の販売店などの出現により、日常生活が便利になった反面、青少年がいつでも容易に酒類やたばこを入手できる社会環境になっています。
 
条例が施行されました
 青少年が酒類やたばこを容易に入手できない環境にするため、県、保護者、事業者、県民の責務を明らかにした「青少年の飲酒及び喫煙の防止に関する条例」を昨年9月に制定し、今年1月1日から施行されました。
条例の内容
(1)
保護者の責務
未成年の子どもが飲酒・喫煙をしないように指導監督する責務があります。
(2)
県民の責務
青少年に対して、飲酒・喫煙を勧めたり、酒類・たばこの購入を依頼してはいけません。また、青少年の飲酒・喫煙を知ったときは、それをやめるように指導・助言に努めましょう。
(3)
事業者の責務
●購入者などの年齢の確認
 酒類・たばこを販売する人、自動販売機を設置または管理する人などは、青少年と思われる人が酒類・たばこを購入しようとするときは、その人の年齢を確認するように努めなければなりません。
 飲食店、旅館など酒類を飲用に提供し営業する人は、青少年と思われる人が酒類を依頼したときは、その人の年齢を確認するように努めなければなりません。
  ●自動販売機の設置場所等
 自動販売機を設置している人は、自動販売機を屋内その他適正な管理が行える場所に設置することに努めてください。屋外に設置する自動販売機で販売する場合は、販売時間を午前5時から午後11時までにするように努めましょう。
 
青少年健全育成宣言事業所運動
 県、教育委員会、警察本部で構成する大分県青少年対策本部では、酒類及びたばこ販売業者やスーパーマーケット・コンビニエンスストアなどの事業所が宣言を行い、事業所の責任で、青少年の非行防止の環境づくりなどに取り組む運動を推進しています。 宣言事業所数 延べ17,367事業所     (平成13年12月末現在)
県民ひろば
  あなたのご提案が新しい大分をつくります
 違法行為であるにもかかわらず、注意することのできない弱気な風潮が私たちの周りにありませんか。未成年者の飲酒や喫煙について、社会の見る目をもっと厳しくするべきです。保護者としての自覚、法律への正しい考え方が定着すれば、地域の育成能力も向上し、子どもを守る環境も確立されると思います。何でもない小さな一言がやさしく語られ諭される、そんな条例が早く制定されることを願っています。(佐賀関町 男性)

*お問い合わせ*
女性青少年課
TEL 097-536-1111内線3045
条例全文は、ホームページでご覧になれます。