特集1 いきいきと輝く大分県へ
ふるさとへの道のり
特集2 第20回全国都市緑化おおいたフェア 県民レポーターによる訪問記
特集3 ご利用ください
21世紀に伝えたい「大分の風景」
地産地消 とよの国の食彩  地域の風だより

後藤眞由美さん(荻町)
 後藤さんのお宅では、夏の最盛期には1日2,000パックのミニトマトを出荷します。「生産者として、自慢のミニトマトをサラダ以外でも楽しんでもらいたいと思い、シロップ漬けにしてみました」と後藤さん。コンクールでは、一般審査員による投票で特別賞を受賞しました。
 家庭菜園などで、はじけてしまったものを使うこともお勧めです。
作り方
1.水、砂糖、ハチミツ、レモンでシロップをつくる。
2.ミニトマトを湯むきし、鍋に皮をむいたミニトマトとシロップを一緒に入れ、一煮立ちしてそのまま漬け込む。
材料(4人分)
ミニトマト
500g
(シロップ)
2カップ
砂糖
1カップ
ハチミツ
1/2カップ
レモン果汁
小さじ1


渡辺 唱子(大分市)
 高江ニュータウンのステキな街並みの高台に新築移転した「大分県衛生環境研究センター」を訪問して、職員の方にお話をうかがいました。
 このセンターは、保健衛生、環境保全に関する試験検査、調査研究、研修指導とそれらの情報収集、解析、提供などを総合的に行う試験研究機関です。
 企画・特定化学物質部では、常に、大気汚染の状況を知らせる数値が送られてきており、ひと目で県下の様子を知ることができました。私たちの生活環境は、センターの方々によって見守られていることを初めて知りました。
 化学部では、食品に含まれる有害物質、添加物、残留農薬の検査、飲料水や温泉の分析などが行われています。微生物部では、感染症や食中毒の検査、上下水道や食品中の細菌等の検査や、ウィルス疾患の流行予測調査などを行っています。そのほかに、管理部、大気部、水質部があり、大気環境や水質環境の保全に努めています。
 移転によって機能強化したものとしては、環境ホルモン等の専用試験室や電子顕微鏡室などがありました。試験室の排水や排ガスを処理したうえで排出することはもちろん、太陽光や雨水を利用するなど、環境に配慮した仕組みになっています。
 センターの玄関には情報プラザがあり、8枚のパネルで地球環境について説明されています。また、環境や衛生に関するビデオや図書も自由に利用できるようになっています。研修・大会議室や学習検査実習室もあり、県民の学習を支援できる設備となっているので大いに利用してもらいたいとのことでした。
 県では、宮崎県で起こったレジオネラ症の集団感染をきっかけに、レジオネラ症防止対策を条例化しました。このように、起こりうる事態を想定した迅速な対応があると、私たちも安心して暮らしていけると思います。食品の安全や感染症対策、地球環境問題が注目される中でのセンター完成は、何よりも心強く感じました。
大分県衛生環境研究センター
大分市高江西2丁目8番 1097-554-8980 FAX097-554-8987
http://www.pref.oita.jp./13002/


 平成15年3月7日、春の息吹を感じさせる早朝に、川畑九州男さんは国立療養所星塚敬愛園(鹿児島県鹿屋市)をたち、ふるさと大分へ向かいました。
 昭和24年8月29日に大分駅からひっそりと敬愛園へ向かった日から53年。その間、両親の墓参りなどでふるさとを訪ねることはありましたが、今回の小旅行は、大分県の皆さんの前でハンセン病に関する講演を行うという大役を負ってのものです。
 講演会の前日には、53年前のあの日に家族以外でたった一人、14才だった彼を見送ってくれた中学校の担任の先生に再会することができました。別れた場所に立ち、当時野球のバッテリーを組んでいた友人とも電話で再会の約束をしました。
 翌8日に行われた講演会で川畑さんは、多くの皆さんの前で初めて「ふるさとを離れて53年間の思い」を一生懸命伝えました。大変な労苦をされてきたにもかかわらず、淡々と、そして、これまでハンセン病患者を支えてきた方々に感謝の言葉を述べながら、患者や元患者の皆さんがたどってきた歴史を語ってくれました。
 ハンセン病への偏見や差別は、誤った強制隔離政策の継続によって社会に深く根付いてしまいました。長い間つらい生活を強いられた患者、元患者の皆さんの「ふるさとへの道のり」が少しずつでも縮まっていくよう、私たち一人ひとりが、ハンセン病を正しく理解していかなければなりません。


写真/竹内康訓
由布川渓谷(挾間町)


野津原町 交通指導員として36年 交通対策本部長(内閣官房長官)表彰
 後藤恒夫さんは昭和43年に町から委嘱を受けて以来36年間、他の指導員と共に、通学中の児童、生徒やドライバーの安全を見守ってきました。
 「交代制なので毎日ではありませんが、朝、役場前に立つことを長く続けてきたため76才になった今も病気はほとんどしません」と後藤さん。子どもたちの元気な挨拶にも支えられているようです。
後藤さんと野津原東部小学校の子どもたち

本匠村 林産物加工所 愛の里工房
 オオバの上に酢飯、味付けした大分県産シイタケ、三杯酢につけたダイコンを載せた人気商品「雪ん子寿し」。その製造、販売拠点となる「愛の里工房」が、本匠村宇津々にオープンしました。
 運営にあたる「愛の里グループ」の皆さんも、新調した制服に身を包んで張り切っています。工房ではお茶などの林産物加工品も販売しています。
(問)代表 高橋文子さん TEL 0972-56-5417(FAX兼用)

耶馬渓町 フィットネスルームも完備 リニューアルしたサイクリング施設
 耶馬渓町柿坂にある「耶馬渓サイクリングターミナル」が、ビジネスホテル形式の宿泊施設や最新のトレーニング器具、いつでも利用できるシャワー、貸自転車100台を完備して新装オープンしました。宿泊は大人一人4,000円から。レンタサイクル、フィットネス器具はそれぞれ大人3時間利用で350円。休館日は年末年始(12/28〜1/3)のみです。
(問)耶馬渓サイクリングターミナル
   TEL 0979-54-2655(FAX兼用)


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