大分県庁のホームページ 『新時代おおいた』のバックナンバー
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とよの国の食彩
 


読書グループのお薦め図書コーナー
ウッレのスキーのたび 「ウッレのスキーのたび」表紙
エルサ・ベスコフ=さく 石井登志子=やく
(フェリシモ出版)
 ウッレは6歳のお誕生日に、初めてもらったほんもののスキーをはいて、森の中に入っていきます。森のなかは、なんてきれいなんでしょう! すべてを白く厚く覆ってしまう雪の迫力が、まるで冬王さまのまほうのお城にきたみたいだとおもったので、ウッレはおおきな声で、「ありがとう、しんせつな冬王さま。とうとうきてくださったんですね」とよびかけました。すると、頭の先から足の先まで、きらきらと白くかがやく霜じいさんがあらわれて、ウッレを本当に冬王さまのお城に連れていってくれます。城の中ではクリスマスの贈りものが、せっせと準備されていました。
 自然の営みと子どもの現実とファンタジーが全く境目なく描かれ、子どもの心にすっと心地よく入っていくファンタジーだと思います。
選者
大分市読書グループ連絡協議会
会長 橋本 五十鈴


おおいたの人権くん 人権研修って難しい!?

 県や市町村では様々な機会を捉えて、人権に関する講演会や研修会などを行っています。
 ある市の講演会に参加したとき、講師の方が「ある研修会で自分の体験(その方は同和地区の生まれです)を交えて話をしたが、ボロボロ涙を流し、何度もうなずきながら聞いていた方がいた。講演が終わり帰ろうとしたとき、目の前をその人が歩きながら、グループの人たちに『そやけどなぁ…』と言っているのを聞いて、学習の場と現実行動のギャップを感じた」と話していました。ある意味、よくあるケースだなぁと思いました。
 私も時々、人権研修で講師をします。事前に自分なりに学習し、進め方など考えて研修に臨みますが、受講された方に実際どれだけのことを伝えきれたのだろうかと不安を覚えたり、時には落ち込んだりします。
 受講される立場、講演する立場、いずれも本当に難しいなぁ、と痛感しています。
 しかし人権の研修は、あせらずたゆまず、繰り返し行っていくことで、受講者の知識や理解が深まっていくと思いますし、研修の方法などはもっともっと努力しなければ、と改めて思います。
 研修に参加された方が人権の大切さに気づき、そして家庭や職場、地域で広げていくことで、少しずつ人権尊重社会が築かれていくのだろうと信じています。


とよの国の食彩 いとこ煮 日田市上津江村
 いとこ煮は日田市上津江町白草(はくそう)地方に伝わる伝統料理。忙しかった秋の収穫の時期が終わるころに各家庭でよく作られていた料理で、もち米と小豆という主材料に、里芋や大根などの旬の野菜を加えて炊き込むのが特徴です。一見、赤飯のように見えますが、伝統的にはザラメを入れて甘くし、主におやつとして食べられていました。最近は食生活の変化にともない、甘くせずに主食として食べる方が増えているそう。ご家庭で作られる際は、お好みの味つけでどうぞ。
材料
もち米 4カップ、小豆 1カップ、里芋 500g、
大根 250g、塩 少々、水 4カップ、
(お好みで)ザラメ 大さじ2杯
作り方
(1) もち米を洗ってザルにあげる。
(2) 小豆はかために煮ておく。
(3) 里芋、大根はサイの目に切る。
(4) 里芋、大根を煮る。大体煮えたころに、もち米、小豆を入れて炊き込む。
(5) 最後に塩を入れてできあがり。
※お好みでザラメを入れてください。
いとこ煮の写真
田 舎 暮 ら し の お す そ わ け 「 し ら く さ 郷(ごう) の 華(はな) 」

しらくさ郷への地図 日田市上津江町白草地区。地元の人たちはこの地区のことを「しらくさ郷」と親しみを込めて呼んでいます。
 花と緑にあふれ、昔ながらの田舎の風景が広がるこの地区で、「田舎暮らしのおすそわけ」をテーマにグリーン・ツーリズムなどの活動を行っているのが女性グループ「しらくさ郷の華」。たけのこ狩りやしいたけ狩り、山菜とりなど四季折々の農業体験や農家レストランでの田舎料理の加工体験、農村民泊など豊富なメニューを用意して皆さんに田舎暮らしの良さを「おすそわけ」しています。
 田舎料理に舌鼓を打つも良し、農作業体験に汗を流すも良し、地元の人とふれあうも良し ―あなたもしらくさ郷で「田舎暮らし」を体験してみませんか。


お問い合わせ先
しらくさ郷の華 代表者 (高畑) TEL:0973-55-2456
  事務所 (信岡) TEL:0973-55-2434


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