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特集1/平成27年度 一般会計予算
特集2/みんなですすめる健康寿命日本一の大分県
風 紋/コミュニケーションを考える
県民ひろば1/土砂災害から身を守るために~基礎調査にご協力ください~
県民ひろば2/いよいよマイナンバー制度、はじまります!
おおいたゆかりの図書 心ひらいて とよの国の食彩
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新時代おおいたNO.102 [PDFファイル/11.59MB]
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統一地方選挙が行われた平成27年度の予算は人件費や継続事業などの必要最低限の経費のみで組んだ当初予算(骨格予算)と新規事業を含む政策的経費等を追加した補正予算(肉付予算)の2段階の編成となりました。
地方創生の取組や景気回復の後押しに努めた結果、11年振りに6000億円を超える積極予算となっています。
★安心・活力・発展の大分県づくり
これまで進めてきた安心・活力・発展の大分県づくりをさらに向上させるための積極的な予算編成です。
≪新長期総合計画「元年」≫
夢と希望を持ち、心豊かに暮らせる大分県づくりを目指す長期総合計画「安心・活力・発展プラン2005」は、平成27年度で最終年度を迎えます。
11年間の成果を踏まえ、新たな計画を見据えたステップアップを図ります。
≪大分県版地方創生≫
地方創生の取組が本格的にスタートすることから、おおいた地方創生枠として63事業15・9億円を計上しました。
【大分県版地方創生 4つの柱】
1 人を大事にし、人を育てる
2 仕事をつくり、仕事を呼ぶ
3 地域を守り、地域を活性化する
4 基盤を整え、発展を支える
★景気回復の後押し
景気回復の兆しをより確かなものにするため、道路・学校・公共施設の建設など社会資本を形成するための投資的経費を手厚くしています。
県の借金にあたる県債の平成27年度末の残高は、3年連続で減少していますが、県の貯金にあたる財政調整用基金の残高見込みは、目標額の409億円を下回っています。
さらに、平成31年度までの試算では、景気回復や消費税率の引き上げで歳入が増加するものの、高齢化の進展による社会保障費の増加などにより、歳出が歳入を上回る見込みです。
不足する歳入を貯金(財政調整用基金)で補うため、このままでは平成30年度には財政調整用基金の確保の目安となる320億円を割り込む見通しとなっています。このため、新たな行財政改革アクションプランを策定し、県民のニーズに沿った政策を進めると同時に、より一層の財政の健全化にしっかりと取り組みます。
問 財政課 ☎097-506-2354
★互いに助け合い、支え合う安心・安全の大分県
≪子育て満足度日本一の実現≫
結婚の希望を叶える広域的な出会いの場の提供や不妊治療費の助成、幼児期の教育・保育の充実など、結婚から妊娠、出産、子育てまで、切れ目ない支援を行います。
◎おおいた出会い応援事業 1799万円
◎不妊治療費助成事業 2億1034万円
◎地域の子育て応援事業 3024万円 など
≪高齢者の元気づくりと新たな支え合いづくり≫
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援の5つのサービスが一体的に受けられる地域包括ケアシステムの体制づくりに取り組みます。
また、介護職員の負担軽減のため、介護ロボットを導入する施設を助成します。
◎地域包括ケアシステム構築推進事業 1813万円
◎介護ロボット導入支援 1000万円 など
≪障がい者が地域で暮らし働ける社会づくりの推進≫
就職先とのマッチングの強化など、障がい者雇用率全国1位への復帰を目指します。
発達障がい児の早期療育の体制づくりや、保護者の支えとなるペアレントメンターの養成に取り組みます。
◎障がい者就労環境づくり支援事業 2525万円
◎発達障がい児早期支援体制強化事業 171万円 など
≪医療の充実と健康づくりの推進≫
団塊の世代が75歳になり、超高齢化社会を迎える2025年問題に向けて地域医療ビジョンを作り、それを見据えた施設整備などを支援するほか、健康寿命日本一を目指した取組を推進します。
◎地域医療介護総合確保施設設備整備事業 3億110万円
◎みんなで進める健康づくり事業 1816万円 など
≪地域の底力の向上≫
地域に住み続けたいという希望を叶えるため、近隣の地域で足りない機能を補い合うネットワーク・コミュニティの構築や、公共交通機関が整備されていない地域でNPOなどと連携した交通ネットワークの構築にモデル的に取り組みます。
◎くらしの和づくり応援事業 2400万円
◎地域の交通担い手応援事業 1500万円 など
≪危機管理の強化≫
平成27年12月末までに耐震診断が義務付けられた5千平方メートル以上の特定建築物の耐震診断や補強設計、耐震改修に係る経費を助成します。
広域防災拠点である大分スポーツ公園の設備・資機材の整備や阿蘇山の降灰による農業被害を防止、軽減するための対策を講じる生産者に対し支援します。
◎特定建築物耐震化促進事業 5億2601万円
◎広域防災拠点設備等整備事業 1億1363万円
◎活動火山防災営農施設整備事業 1億9482万円 など
★いきいきと暮らし働くことができる活力ある大分県
≪農林水産業の構造改革≫
農地集積を推進する認定農業者等を支援し、大規模リース団地などの栽培施設、広域選果場の整備を助成します。
その他、「おおいた豊後牛」の増頭、低質材を効率的に流通させるための中間土場の整備、ブリ単独養殖業者の経営安定に向けたヒラマサとの複合養殖の推進などを支援します。
◎農地集積・集約化推進事業 4000万円
◎次世代を担う園芸産地整備事業 10億6453万円
◎肉用牛生産基盤拡大緊急支援事業 3億1000万円
◎原木中間集積地整備事業 3609万円
◎ヒラマサ複合養殖推進事業 2306万円 など
≪活力を創造する商工業等の振興≫
地熱や小水力発電など本県の強みを活かしたエネルギー分野への企業参入を促進するほか、食品分析機関の知見を活用した商品開発を支援するなど、県内企業の成長を図ります。
◎エネルギー関連産業成長促進事業 3905万円
◎おおいた味力アップ商品創出支援事業 3482万円 など
≪女性がいきいきと活躍できる環境づくり≫
社会の活性化に不可欠な女性の活躍を後押しするため、官民一体となった『女性が輝くおおいた推進会議』を立ち上げ、さまざまなセミナーを開催します。
また、再編された農山漁村女性組織に対し、経営など幅広い研修を実施するとともに、受講しやすい環境づくりを支援します。
◎女性の就労総合支援事業 1615万円
◎次世代農山漁村女性リーダー育成事業 315万円 など
≪ツーリズムの展開≫
外国人観光客を増やすため、情報発信や外国人に好まれる旅行商品の開発などを行います。また、台湾との定期便就航に向けたチャーター便の運航支援、広域的なツーリスト・インフォメーション・センターの建設を支援します。
◎インバウンド推進事業 9105万円
◎国際航空路線拡充・定着化促進事業 5646万円 など
★人を育て、社会資本を整え、発展する大分県
≪教育の再生、未来を拓く人づくりと青少年の健全育成≫
グローバル人材の育成に向け、海外留学を行う高校生への支援やイングリッシュ・キャンプの実施、高校生の国内外の実地研修などを行います。
5年後の大学入試改革に備え、対象となる現在の中学1年生が対応できるよう体制を整えます。
◎スーパーグローバルハイスクール推進事業1600万円
◎未来を創る学び推進事業 313万円 など
≪芸術・文化の興隆とスポーツの振興≫
芸術文化短期大学のキャンパス整備やラグビーワールドカップ2019に向けた準備に加え、武道を中心に多目的に利用できる屋内スポーツ施設の建設に着手します。
◎県立芸術 文化短期大学整備事業 2億3092万円
◎ラグビーワールドカップ開催準備事業 1億1877万円
◎県立スポーツ施設建設事業 2900万円 など
≪交通ネットワークの充実と地域交流対策の推進≫
道路や橋梁など、県の発展の基盤となる社会資本整備に取り組みます。
東九州新幹線の実現に向けて、現在の基本計画路線から整備計画路線への格上げを目指すため、宮崎県と連携して需要予測や概算事業費などを調査します。
◎東九州新幹線調査事業 809万円 など