先日、生まれて初めて大腸の内視鏡検査を受けた知人の話です。 近所の病院に行ったのですが、その病院は弱い麻酔で行うので、検査中も意識がはっきりしています。目の前のモニターの映像を見ながら、医師が丁寧に分かりやすく解説し、質問にもその場で答えてくれました。 検査が終わり隣の部屋で休んでいると、先ほどの医師の声が聞こえます。次の人の検査のようです。 隣の部屋との壁が薄く、医師と検査を受ける人との会話が筒抜けなのです。 その知人の検査のときには、この部屋には誰もいなかったはずですが、とてもいやな気持ちになったそうです。 身体に関する情報は、個人に関する情報の中でも最も他人に知られたくないものの一つではないでしょうか。医療に限らず、個人に関する情報を扱う立場にある人は、常にその当事者の気持ちを考え、それを大切にすることが必要だと思います。
平成15年度 県政モニター
知事と語ろう ふれあい懇談会
公募によって選ばれた県政モニターの皆さんと知事との懇談会を3月4日に県庁会議室で開催しました。 始めに知事から、モニターの皆さんのこれまでの活動にお礼を申し上げ、これからの県政について説明しました。 知事は、就任以来「県民を中心に県政を進めていく」「現場の声を大事にする」「時代がどういう方向に変わろうとしているのかをよく見極める」という三つを心がけていることと、県政を進めるキーワード「安心・活力・発展」について自身の考えをお話ししました。 続いて、「行財政改革・行政サービス」「農業」「健康・福祉」「文化」などについて、県内各地域からお集まりになった18人の方々からご意見やご提言をいただき、それぞれに対して知事がお答えしました。