'."\n" ?> 爬虫類の見直し点 - 大分県ホームページ

爬虫類の見直し点

1  今回の選定対象種は22種で、前回の調査で見落としていたタワヤモリ、外来種のカミツキガメとワニガメ、現在標本同定依頼中(今回は未記載)の小型のヘビであるメクラヘビ科の一種の4種が前回調査と比べ増えている。RDB掲載種は8種で、今回RDBリストからは、最近の遺伝子の研究から外来種とされたクサガメが除外された。

2  新規掲載されたタワヤモリは、日当たりの良い海岸の岩場に主として生息し、大分県下では日豊海岸沿いの低地~丘陵地を中心に杵築市、大分市、臼杵市、佐伯市、弥生町、本匠村で生息が確認されている。もう1種のイシガメは10年前は平野部の河川に普通に生息していたが、近年確認例が減少している。河川下流域ではミシシッピーアカミミガメとの競合関係、クサガメとの交雑の危険性が発生しており、多大な影響を受けているのではないかと思われる種である。爬虫類でも哺乳類同様シロマダラなどで多くの確認情報が寄せられた。

3  一方、ウミガメ類に関しては、国東市や大分市での産卵・孵化、および水の子沖でアカウミガメと思われる孵化まもない幼体が観察されたこともあり、大分県海域が本種の生息・繁殖域に含まれることが確認されたことは特記されることであろう。

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