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地産地消・とよの国の食彩
県民レポーターによる訪問記
心ひらいて
21世紀に伝えたい「大分の風景」
地域の風だより

地産地消 とよの国の食材
荒金千代子さん

(別府市)

「地域食材食卓づくりコンクール」地域食材の部に、大分特産の乾シイタケを使って酒のつまみにもよい「しいたけの南蛮漬け」を出品し、優秀賞を受賞した荒金さん。食生活改善推進協議会の料理教室出身の仲間の皆さんと、ふるさとの味を研究したなかで考案した一品です。
「仲間内では定番の保存食です。コンクールのおかげで広く紹介できて本当によかったと思っています」と語る荒金さんは、料理はもちろん、30年以上続けているお茶やお花、60才を過ぎて始めた洋裁と多趣味で、70才になった今も、自宅にじっとしていることは月に何日も無いほどの忙しさです。若いお友達との交流が元気のもとになっているようです。
平成14年「地域食材食卓づくりコンクール」優秀賞 しいたけの南蛮漬け
作り方
1 乾シイタケは十分もどし、いしづきを取り、一口切りにする。
2 塩を少々加えた湯でさっとゆで、固く水気をしぼる。
3 ショウガは皮をむいて細切りにする。赤トウガラシは種を取って小口切りにする。
4 しょうゆ、酢、酒、砂糖を鍋に入れてひと煮立ちさせ、冷ましておく。
5 2、3を4に漬け込む。一日以上漬けると味がなじんでおいしい。
材料4人分
乾シイタケ
30g

ショウガ
12かけ

赤トウガラシ
12本

少々

しょうゆ、酢 各1/2カップ

少々

砂糖 1/21カップ
(好みで加減)


県民レポーターによる訪問記
海洋水産研究センターを紹介します
川辺 ユリ
(佐伯市)
上浦町にある海洋水産研究センターでは、漁場や水産資源の調査、稚魚の育成研究、養殖指導や魚の病気の研究、魚介類を使った水産加工品の開発研究など、水産業に関する調査研究と指導を行っています。
 敷地は5,677と、とても広く、センターの管理と漁業調査船「豊洋」を所管する管理部、魚や貝などを守りながら有効に利用するための調査研究を行う企画・海洋資源利用部、つくり、育てる漁業を進めるための調査研究などを行う栽培漁業部、魚の養殖技術開発や、漁場の環境を良くするための調査研究などを行う養殖環境部があります。
県内の漁業就業者は6,790人(平成13年)。生産額は475億円(同)で、年々減少しているそうですが、農業生産額の約1/3、林業生産額の約2倍になっています。全国一位の漁獲量、生産量を誇るクルマエビ、ボラ類、養殖ヒラメ、養殖シマアジをはじめ、さまざまな魚などを対象として調査・研究に頑張っているセンターの皆さんは、立派な「海の男」だな、という気がしました。
 ところで、センターには、韓国や東南アジアなど海外からも含めて年間600人ほどの見学者が訪れるそうです。小グループでの見学も可能とのことですから、ご希望の方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。近くには大きな公園などもあり、子どもの社会見学にもお薦めです。

 大分県海洋水産研究センターは今回紹介した上浦町のほかに、豊後高田市に浅海研究所、安心院町に内水面研究所があります。

南海部郡上浦町大字津井浦
TEL0972-32-2155
FAX0972-32-2156
http://www.mfs.pref.oita.jp/


大分の人権くん
宿泊拒否

 昨年末、ハンセン病の元患者さんがホテルの宿泊を拒否される事件がありました。
  ハンセン病の患者の方たちは、平成8年にらい予防法が廃止されるまでの90年間、政策によって社会から排除され、遺伝病や強い伝染病であるという偏見により、社会から極めて厳しい差別を受け、人間としての尊厳を否定されてきました。
  国は過去の入所政策の誤りを謝罪し、患者・元患者の方たちに、差別、偏見の解消と名誉回復について最大限努めるという方針を出しましたが、残念なことに、偏見や差別はまだまだ私たちの社会に根深く残っています。
  このような事件を二度と起こさないために、私たち一人ひとりがハンセン病のことを正しく知るとともに、患者・元患者の方たちの長く厳しい差別の苦しみを理解し、人権を大切にしようと行動することが求められています。


写真
川上 信也
『中 岳』
(久住町)
21世紀に伝えたい『大分の風景』 中岳


地域の風だより
日田市 日田祇園山鉾、3月57日にハワイ公演
 約300年の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定(1996年)されている日田祇園山鉾が、ハワイ州(アメリカ)のホノルルフェスティバル実行委員会から招待を受けて初の海外公演を行います。「先発隊の派遣のめどが付いて一安心です。総勢では100人以上になるでしょう」と、資金作りなど準備に忙しい日田祇園山鉾振興会長の後藤稔夫さんと平成山鉾振興会長の桑野隆雄さん。華麗な山鉾運行をハワイで見物する旅行も企画されています。
日田祇園山鉾振興会 TEL 0973-24-6453

津久見市 どんなもんだい うみえーる つくみんち
 津久見市高洲町の津久見港埋め立て地に、地元の海の幸や山の幸の直売所と、まぐろ丼、ブリのしゃぶしゃぶなどが楽しめるレストランが開設されています。店長の佐藤艶子さんは「津久見ICの開通で大分方面からたくさんのお客様にお越しいただいています。みかんやネギトロなどが好評ですよ」と盛況ぶりを語ります。営業時間は1階の直売所が9時〜18時(休:1/1〜3)、2階のレストラン「汐の音」は11時〜14時と17時〜22時(休:月曜日)。
・・・どんなもんだい うみえーる つくみんち TEL 0972-85-0001

院内町 安心で安全なおやつと地元産の農産物、豆腐の販売てづくりおやつの店
 院内ICから玖珠方面へ車で約3分、女性たちが運営する「てづくりのおやつの店」と、院内町産の大豆で豆腐を作る「薬師庵」の出張販売も行われている農産物直売所「ふれあい館」の2棟が並んで建っています。「福岡などからおやつを目当てにみえた方が農産物を買ったり、野菜を納めた地元のお年寄りが喫茶コーナーで休憩したり、これからは町内外の方々の交流の場にしていきたい」と語る代表の安部功子さん。働く皆さんの笑顔も輝いています。
・・・てづくりおやつの店 TEL 0978-42-7165

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