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うつ病とは

印刷用ページを表示する掲載日:2010年2月12日更新

うつ病を正しく理解していただくためにQ&Aを作成しました。

Q1.うつ病とはどんな病気ですか?

 うつ病は気分(感情)障害という病気の1つのタイプです。気分とは比較的変わらないで持続する感情です。うつ病と診断するには、少なくとも2週間の持続する憂うつな気分が必要とされています。うつ病は気分をコントロールしている脳内の機能障害でなると考えられています。しかし、うつ病の原因はまだはっきりと解明されていません。うつ病は特別な人がかかる病気ではなく、だれでもかかる可能性があります。一生のうちに、うつ病になる頻度はわが国では約15人に1人と考えられています。几帳面、責任感が強い、自分は我慢して相手のために無理をしてしまうような性格の人はうつ病になりやすいと言われています。また、生活上の出来事として、近親者との死別、離婚、失業、転勤などのあとに、うつ病になる人が少なくありません。

Q2.うつ病の症状にはどんなものがありますか?  

 うつ病の症状には自分で感じる症状と、周囲の人が気づくうつ病のサインがあります。自分で感じる症状として次のような変化があります。憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、イライラする、人に会いたくない、元気がでない、集中力がない、好きなこともやりたくない、物事を悪いほうへ考える、決断が下せない、悪いことをしたように感じて自分を責める、死にたくなる、眠れない、等です。また、身体にでる症状としては、食欲がない、便秘がち、身体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、動悸、胃の不快感、めまい、のどが乾く等です。
 周囲の人が気づくうつ病のサインとしては、次のようなものがあります。表情が暗い、笑わなくなった、涙もろくなった、口数がへった、声が小さくなった、動作や反応が遅くなった、落ちつきがなくなった、飲酒量が増える、食事量が減る、体重の減少等です。

Q3.うつ病かもしれないと思ったらどうしたらよいですか?

 うつ病は早期に気づいて治療すると良くなる病気です。うつ病を治療せずに放っておくと重症化することもあります。本人や周囲の方が、保健所や精神保健福祉センター、産業保健推進センターなどの相談機関に相談したり、専門の医療機関(精神科医)を受診して下さい。

Q4.うつ病の治療は?

 うつ病治療の基本は、休養と薬です。
  仕事や家事等の重荷になっている役割から一時的に退いて休養しましょう。
  薬も大切です。抗うつ薬は、飲み始めて二ないし四週間経ってから効いてきます。毎日きちんと飲んで下さい。自己調節は禁物です。
 休養と薬で完全に回復した後も数ヶ月間は同じ薬を飲みます。治療期間については主治医に相談して、納得して通院を続けて下さい。経過によっては、入院した方が早く良くなることもあります。

Q5.日常生活ではどんなことに注意すればよいですか?

 うつ病になったら頑張らないことです。抱えている仕事を人に任せ、充分に体を休めて下さい。気分転換に旅行やレジャー施設に出かけるのも控えた方がよいでしょう。
 また、うつ病のときは注意力や決断力が損なわれていますから、重要な決断は先送りにしましょう。引っ越しや退職を決めないで下さい。

Q6. 家族は何に注意すべきでしょうか?

 本人には「がんばらなければ」と思ってもそうできない焦りや不安があるので、励ましたり、叱ったりすることは本人の負担を重くします。気力では治らないことを理解して、治療を勧めてください。
 「死にたい」という言葉が出たら、決して軽く考えず、主治医に相談して下さい。自殺しない約束を交わすことも有効です。回復してくると周囲も安心して油断しがちです。この時期に自殺に至ることが多いので、注意深く見守ることが必要です。

Q7.うつ病の予防法は?

 うつ病は、脳の機能障害として起こってくることや、慢性的な過労、強いストレスなどの環境要因によって起こってくることが考えられます。
 うつ病になる人の多くは、いつも全力投球で頑張り、完璧にこなそうとする傾向があります。「完璧を目指さない生活」を心がけるゆとりを持ちましょう。周囲の人からも適度な息抜きを勧めてあげて下さい。

 

 支援関係者向け「うつ」問題対応マニュアル [PDFファイル/4.7MB]

 本マニュアルは、「うつ」問題の対応について、予防の観点から一次予防、二次予防、三次予防の取り組みを記載し、保健師等の支援関係者がどのように対応したらよいかを記載しています。
 


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