特集1 輝け おおいた農村女性起業家

風紋 お国自慢
特集2 県民の皆さんの自主的な活動を支えます
   
 アイネス―大分県消費生活・男女共同参画プラザ―
特集3 お出かけください 県の施設
地産地消・とよの国の食彩 
県民レポーターによる訪問記
心ひらいて
21世紀に伝えたい「大分の風景」
地域の風だより

農産物加工グループ
「菜の花畑」(天瀬町)
梶原ハル美さん
河津妙子さん
河津静子さん
 「菜の花畑」の皆さんは、毎朝6時から加工所に集まり、まんじゅうなどを作って天瀬町の直売所「一番列車」に出荷しています。「商品にするつもりで作ったにがうりの砂糖煮がうまくいかなくてやわらかく出来上がったとき、ようかんにすることを思いつきました」と、河津妙子さん。にがうりのほろ苦さを生かしたアイデアと不思議な味が審査員に大変好評でした。
 スピードカッターにかける前の状態で冷凍すれば、季節はずれでも“にが甘い”お茶請けとして楽しめます。
作り方
1 にがうりを一口で食べられるくらいの大きさに切り、さっとゆでる。
2 水をよく切り、三温糖を混ぜて煮詰める。
3 スピードカッターにかけて煮溶かした寒天液を加え、さらさらになるまで練る。
4 容器に流して、砂糖煮したにがうりをのせる。
材料(4人分)
にがうり
2本
(400g程度)

三温糖
200グラム

砂糖
(にがうりの重さの1/2)

寒天
1/2本



千綾 陽子(大分市)
ハートコム? 精神保健福祉センター??
 我が家から3キロメートルほどの所にある施設について何の知識もありませんでしたが、今回の見学で私たち県民にとても身近なものだということがわかりました。
  ハートコムのスタッフは事務3名のほかは全員、医師、保健師、臨床心理士などの専門家です。  事業内容には大きな2つの柱があります。
1 相談指導
こころの病を持つ本人や家族などからの相談を受けるほか、県内に唯一という施設の性質上、関係組織の育成・技術援助・各種の調査や研究・広報活動などを行っています。
2 社会復帰
社会参加、社会復帰を目指す方々が、治療や訓練を受ける精神科デイケアです。
 施設は「利用者」に視点を置いてさまざまな工夫が施されていると感じました。例えば、相談室には緊張を和らげるよう、ゆったりとしたソファーがありますし、精神科デイケア専用スペースとして体育館や陶芸、木工ができる部屋などもあり、社会との接点を持つための選択肢がいろいろと準備されています。
  実際に精神科デイケアを見学しましたが、一見明るく見える皆さんが、社会の偏見と闘いながら、悩んでいる様子が感じられました。
  また、ハートコムでは、自宅などに閉じこもって人との関わりや社会参加が困難になっている「ひきこもり」の問題にも取り組んでいます。体の病気と同じように、私たちの誰もがこころの病気にかかる可能性を否定できません。そうであれば、病気の人もそうでない人もいきいきと暮らすことができる場をみんなでつくっていけるといいなと思います。
  11月9日(日)には「こころの健康フェスティバル」が予定されています。皆さんも参加してみてはいかがでしょう。
  「こころの風邪かな?」と感じたら、施設もスタッフの気持ちもバリアフリー(障壁がないこと)のハートコムに出かけてみようと思いました。
こころの電話
097-542-1878
月〜金曜日(9時〜16時)
 
大分県精神保健福祉センター
大分市大字玉沢字平石908番地 TEL/097-541-6290 FAX/097-541-6627
http://www.pref.oita.jp/12201/

「わかってもらいてえんだよ。人生ってのは、照る日、くもる日がある。いつもいつも晴れた日ばっかりとはかぎらないということをさ。どしゃぶりの雨だって降るときはあるんだよ。そんときはさ、ぬれているのを指さして笑うんじゃなくてさ。傘をさしかけてやる度量っていうか、やさしさもさ、ほしいってことをな。人間なんだからさ、大事なことなんじゃねえかなと思うんだな。」
(青木和雄著「ハッピーバースデー・命かがやく瞬間」)

 いじめを受けていた子どもの父親が、クラスの生徒と保護者の前で訴えた言葉です。
 困っている人や悩んでいる人を見かけたとき、相手の気持ちになって、そっと「心の傘」をさせるような優しさを持てればいいということは、誰もが頭の中では分かっています。でも、実際そういう場面に出会っても、なかなか行動に移せない人も多いのではないでしょうか。そんなとき、冒頭のお父さんの言葉を今一度思い出してみてください。 

写真
竹内康訓
『緒方平野の小松明火祭り』
(緒方町)


佐伯市 歴史と文学の道 城下町佐伯 国木田独歩館
 佐伯市城下東町に、明治の文豪・国木田独歩が下宿した旧坂本邸が修復され、独歩館としてオープンしました。当時の佐伯を紹介するコーナーや、直筆原稿の複製、初版本などが展示され、佐伯に関わる作品を画像や音声によってわかりやすく説明した電子ブックも用意されています。開館は9時〜17時で毎週月曜日は休館。入館料は個人大人200円、小人100円。
 国木田独歩館 TEL 0972-22-2866

庄内町 「庄内梨」の果肉入り 梨ソフトクリーム
 庄内町東長宝で「梨ソフトクリーム」が人気を集めています。考案したのは田吹左洋子さんと花田郁子さん姉妹。地元の一村一品を使ったソフトクリームを作ろうと試行錯誤を繰り返し、ナシのシャリシャリ感を残した手作りの果肉入りソースをかけて完成しました。コーンの底にもソースが入って1個300円。営業は8時〜18時で毎週火曜日が定休日。
 長宝ふるさと市場 TEL 097-582-1216(呼出)

直入町 毎分4トンの名水 小津留湧水に水の駅オープン
 庄内久住線沿い芹川ダム近くの小津留湧水に地元産の新鮮な野菜などを販売する「水の駅 おづる」が開設されました。年間30万人を超すといわれる水くみ客のための施設やレストランも整備され、直入町の新たな交流拠点となっています。営業は8〜18時、毎月第1水曜日が定休日。出荷直前に玄米にした直入産米を販売時に精米するサービスも好評です。
 水の駅 おづる TEL 0974-64-7277


【もどる】