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キーワードは「広域観光」
〜観光地の魅力アップを目指して〜
森羅万象の国
 宇佐神宮、六郷満山に象徴される神仏習合の文化が深く根を下ろしたうさ・くにさき半島。森羅万象(*)に神や仏が息づくと考えられているこの地の魅力を皆さんに知っていただきたいと、昨年度、「森羅万象の国」プロジェクトがスタートしました。
 自然や神仏の持つ「生命力」によって、旅人の「心」「体」「知」にパワーを満たす ─そんな空間を皆さんに提供できればとの思いから、魅力ある体感プログラムが続々と生まれています。
 「森羅万象」を体感できる旅の一例をご紹介しましょう。


*森羅万象…宇宙間に数限りなく存在する一切の物事、万物のこと。

SPOT1
知恵水の写真 国東半島には不思議な「水」のスポットが点在しています。最初に向かったのは国東市国東町の文殊仙寺。日本三文殊の一つに数えられるこの寺院の奥の岩窟からは「智恵の水」と呼ばれる清水が湧き出しています。「飲むと智恵が授かる」と言われ、学業成就・合格祈願に訪れる人が多いそう。
 このありがたい「智恵の水」は、文殊仙寺の本堂でいただくことができます。

お問い合わせ:文殊仙寺 TEL:0978‐74‐0820
SPOT2
 次に訪れたのは国東市安岐町の両子寺。この寺院に語り継がれる「七不思議」の一つが水にまつわるもの。両子寺の境内地にある「走水(はしりみず)観音」の言い伝えがそれです。
 なんでも観音様の下から湧き出るこのありがたい水は、干ばつでも枯れることはなく、雨季でも増えることはないとか。また、夏でも冬でも水温は常に変わらないと言います。
 そのキリリと冷えた水は、なんともまろやかでスッキリとした味わい。これも観音様の御利益に違いありません。

お問い合わせ:両子寺 TEL:0978‐65‐0253
観音様と水の写真
走水は観音様の霊験あらたかな水です。お参りしてからいただきましょう
SPOT3
そば打ちの写真 続いては豊後高田市へ。納豆づくりやマテ貝掘り、みかん狩りなど市内で体験できる豊富なプログラムの中から、富貴寺近くの「旅庵 蕗薹(ふきのとう)」でそば打ち体験をさせてもらいました。
 実は豊後高田市は県内一のそば生産地。現在、そば打ち職人の育成や商品開発、そば祭りなどのイベント開催など、「そば」によるまちづくりを積極的に進めています。
 もちろんそば打ち体験で使用するそば粉も豊後高田産。粉を混ぜたり、ギュッギュッとこねたり、延ばしたり ─普段はしない作業の連続に戸惑うやら、楽しいやら。これはご家族やご友人グループにお勧めの体験メニューです。
 すぐそばの富貴寺ではミニ座禅体験ができます。ここはひとつ、ゆっくり蕗薹にご宿泊をされて温泉を楽しみ、翌朝、清らかな空気の中で座禅を体験してみませんか。五感を研ぎ澄まし、森羅万象を感じるひとときは、きっと心にパワーを満たしてくれることでしょう。
旅庵 蕗薹外観 写経の写真

蕗薹では写経体験もできます
  お問い合わせ:旅庵 蕗薹 TEL:0978‐26‐2668
※そば打ち体験 3,500円/組(要予約)

森羅万象の国ホームページ
http://www.usakunisaki.com/top
宇佐・国東半島観光協会(宇佐市商工観光課内) TEL:0978‐32‐1111(内線582)

最近の動き
 観光地同士が手を取り合って、より多様な楽しみ方や充実したプログラムを提案することにより、魅力アップを目指す取り組みを「広域観光」と言います。「森羅万象の国」はその代表例。2年目を迎え、着々とパワーアップを図っています。
 一方、スタートしたばかりの取り組みも。
 佐伯市、臼杵市、津久見市の3市が連携し、「日豊海岸」という統一のテーマのもと観光振興を目指すべく、協議会を設立しました。今後、日豊海岸の地域資源を満喫していただくため、食、エコ(環境)、祈りなどテーマ性をもった観光コースや体験プログラムなどを提案していく予定です。
 豊かな資源を有する海沿いの地域がタッグを組んでいるだけに、今後の展開が楽しみな取り組みです。
海岸の写真
リアス式海岸の写真。石仏や進水式、ブルーツーリズム、朝市、海の幸など日豊海岸地域には豊富な観光資源が存在している

お問い合わせ先:
日豊海岸ツーリズムパワーアップ協議会事務局
(佐伯市観光協会内)
TEL: 0972‐23‐1101


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