笑顔の花
今年もまた紅葉狩りの季節がやってきました。ちょっと早いかなあと思いながら山に行って、先客に紅葉の様子を尋ねました。すると、「この辺は全くない。頂上の方まで行けばあるけど」と言われました。出直そうかと迷っているときに別の団体が下りて来たので同じように尋ねると、「とてもきれいでしたよ。頂上まで行けば今が見頃です。頑張って」と励まされました。
どちらも「頂上に行けばある」という事実を伝えているのに、後からの言葉の方が何となく嬉しくなって、「頑張ろう」という気持ちになってくるのはなぜでしょうか。
似たようなことを家庭や職場などで経験したことがありませんか?同じことを言われているのに、言い方によって気持ちよく聞くことができたり、そうでなかったり。
人に自分の意見や情報を伝えるときに、ただそのとおりに言うのではなく、相手の立場や気持ちを考えながら話すことが大切です。そうすれば、相手に好意的に伝わり良好な人間関係を築いていくことができるのではないでしょうか。
私たちみんなが相手のことを思いやって伝えるように心がければ、街のあちらこちらに笑顔の花が咲くと思いませんか。 |