大分県庁のホームページ 『新時代おおいた』のバックナンバー
新時代おおいたVol.63 2009年 3月発行 新時代おおいたVol.63表紙
特集1 進む社会資本整備
特集2 食の安全・安心を考える 〜後編〜
特集3 別府アルゲリッチ音楽祭
風紋 しっかり抱いて、下に降ろして、歩かせる
トピックス
県民ひろば
心ひらいて
とよの国の食彩
県内の各世帯に配布(奇数月に発行)しています。 ご意見・ご感想をお聞かせください。
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進む社会資本整備
”県北の大動脈“中津日田道路
大分県高規格道路網図
工事中の中津日田道路
   おおいた国体という大きな契機もあり、昨年6月の東九州自動車道・津久見〜佐伯間の開通、同3月の中九州横断道路・千歳〜大野間の開通など、県内ではちゃくちゃくと道路整備が進んでいます。
   東九州自動車道、中九州横断道路と並んで現在、整備が進められているのが「中津日田道路」。今年3月20日には、中津港に近い県道中津高田線から国道10号までを結ぶ最初の区間3.6kmがいよいよ開通します。
   中津日田道路は中津港から日田市の九州横断自動車道までを結ぶ、総延長およそ50kmの地域高規格道路。中津市と日田市を結ぶ主な道路は現在のところ、本耶馬渓〜耶馬溪地域を通る国道212号しかなく、観光シーズンの慢性的な渋滞や豪雨時の土砂災害、冬季の降雪や路面凍結などに悩まされています。
   この中津日田道路は、重要港湾・中津港や高速道路へのアクセス向上による各種産業の生産拡大や、多彩な観光資源を有する県北部と西部の一体的な振興による観光客の増加など、地域産業の活性化を支えるものです。また、沿線住民の生活の利便性を格段に向上させることはもとより、救急医療や災害時の緊急輸送道路としての役割も果たします。
   まさに“県北の大動脈”と言える中津日田道路。西日本高速道路(株)が整備する東九州自動車道とあわせ、県では、一日も早い完成を目指して着実に整備を進めていく考えです。

生まれ変わる大分駅周辺
   JR大分駅周辺は県都・大分市の中心部ですが、鉄道により南北に分断されており、市街地の一体的な発展が妨げられています。また、踏切遮断による交通渋滞の発生や踏切事故の危険性など、さまざまな弊害が生じています。
大分駅付近・現況と大道陸橋付近
   こうした中、県都として活力・魅力あふれる市街地の形成を目指して、「大分駅周辺総合整備事業」が進められています。この事業は3つの柱からなっています。
①都市交通を円滑化し、駅周辺地域の都心機能を強化することを目的として、道路と鉄道の立体交差化を進めています。
   既に昨年8月、豊肥本線と久大本線が高架開通。現在は平成23年度末の高架開通を目指して、日豊本線の工事を行っています。
②市街地中心部に唯一残された駅南の空閑地を活用して、駅前広場やシンボルロード等の公共施設を整備します。
   あわせて駅周辺街区の有効利用と周辺部の都市型住宅地の整備を行い、新都心にふさわしい地区を創出します(事業主体:大分市)。
③大分駅高架化の事業効果を高めるため、周辺道路を整備し、都市交通の円滑化を図ります。
   昨年9月に庄の原佐野線・国道210号〜国道10号間が開通したのは記憶に新しいところ。本路線は春日陸橋、大道陸橋撤去工事時の迂回路としても活用されます。
   生まれ変わる大分駅周辺。都市交通の円滑化と都心機能の強化に向けて、新しい“大分の顔”の誕生が今から待ち望まれます。

春日陸橋、大道陸橋の撤去工事に伴う渋滞緩和にご協力をお願いします
JR日豊本線高架化に伴い、
○春日陸橋(王子跨線橋)は平成21年7月から22年3月まで
○大道陸橋(田室跨線橋)は平成22年度〜23年度にかけて
全面通行止めで撤去工事を実施します。
春日陸橋、大道陸橋の撤去工事地図
国道210号(大道陸橋)は現在、1日約5万台もの自動車が通行しており、大渋滞が予想されます。通行止めによる渋滞緩和のため、時差出勤や公共交通機関の利用にご協力をお願いします。
ソフト対策(1) 時差出勤
ソフト対策(2) 公共交通機関や自転車を利用
ソフト対策(3) 最寄りのバス停や駅まで自動車を使い、
そこからバスや 鉄道に乗り換える
「パークアンドライド(P&R)」を利用

時差出勤やP&Rについて、詳しくはこちら
HP
お問い合わせ 大分駅周辺総合整備事務所 電話番号 097-545-5677






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