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知事通信「認知症本人大使「大分県希望大使」の創設及び委嘱状交付式」
令和3年3月16日 県では、認知症のご本人からの発信の機会が増えるよう、認知症本人大使「大分県希望大使」を創設しました。この度、大使に任命された戸上守氏と寺野清美氏を大分県庁に迎え、委嘱状交付式を行いました。 広瀬知事は「本県においては高齢者の4人に1人が認知症。住み慣れた地域で自分らしく生きていくためには、県民に対する認知症への正しい理解が求められており、お二人の力が必要。認知症に悩んでいる多くの人々のためにも、ご協力をお願いしたい」と述べました。戸上氏は「自分が50代半ばで認知症を患うとは思ってもみなかったが、周囲の人々にサポートしてもらうことで不自由ない生活を送れている。自身の経験を県内各地で話をさせていただいているが、これからも大使として精一杯頑張らせていただきたい」と決意を述べ、寺野氏は「認知症になって、人の心がよく見えるようになった。失敗をカバーしてくれる人々の心に触れながら日々頑張っている。いつか働けなくなる日がくるかも知れないが、その日までできる範囲で頑張りたい」と述べました。
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