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令和7年11月4日知事定例会見

印刷ページの表示 ページ番号:0002318899 更新日:2025年11月4日更新

動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ                                    
日時:令和7年11月4日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室

記者会見時に配布した資料を掲載します。

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第166回九州地方知事会議及び第48回九州地域戦略会議の報告について

先週10月27日(月)から28日(火)の2日間、沖縄県で開催された「九州地方知事会議」と「九州地域戦略会議」に参加してきました。

今回も、九州・山口各県知事や経済界の方々と、大変充実した意見交換ができました。

今年は戦後80年の節目となる中、会議に先立ち、平和記念資料館の近くにあります大分県の慰霊塔、ここには大分県にゆかりがあり命を落とされた1400の柱が祀られていますが、そこに参拝し献花させていただきました。それから、各県知事と平和祈念資料館を視察させていただき、改めて沖縄戦の悲惨さと、平和の大切さを再認識させていただきました。

ひめゆりの塔には訪問したことがありましたが、平和記念資料館は初めてではないかと思います。多くの方に、こういう資料館を見学していただきたいと思いました。

九州地方知事会議では、 「国民保護対策」について、沖縄・先島諸島5市町村長も参加し、今後は令和9年1月の実働訓練に向けて受け入れ先となる各県との連携強化や、高齢者や障がい者などの避難に必要となる医療・介護人材の確保などを国へ求めて行くことを確認しました。

とりわけ本県への避難を想定している石垣市とは、市長さんが今年の春に来県され意見交換をさせていただきましたが、日頃から顔の見える関係づくりが必要であることから、早速、11月1・2日の両日、石垣市内で開催された物産展に本県も参加してきたところです。

そして、経済会も交えた九州地域戦略会議では、「広域リージョン連携宣言」なども踏まえ、新生シリコンアイランド九州やサイクルツーリズムのさらなる推進など、九州の持続的成長やイノベーションの創出につながる官民連携の取組について議論しました。

私からはサイクルツーリズムについて、愛媛県のしまなみ海道から山口を経て九州へ繋がるルートや、豊予海峡を通って九州各地を巡るルートなどを通じて、さらなる広がりが生まれる可能性を提案しました。 

あわせて、豊予海峡ルートを含めた広域交通ネットワークの整備に関しては、PFIなども活用しながら官民が連携して整備していく必要性について発言したところです。

会議終了後の記者会見では、九経連の池辺会長から「交通網の整備は非常に大事。豊予海峡ルートにより、四国から関西圏へとつながることは非常に魅力的であり、私たちも後押しをしていきたい。」とのコメントもいただいたところであり、より一層の連携を図って推進していきたいと思います。

九州・山口の切実な課題について情報を共有し、解決に向けて一丸となって取り組む知事会議・戦略会議は大変有意義であり、今後とも、この場を積極的に活用しながら、本県の声を国に届けていきます。

​配 布 資 料:なし

クラサスドーム大分の開閉式屋根について

昨年6月から可動を停止しており、皆様にはご不便とご心配をお掛けしております。

停止期間中、スポーツ競技団体の皆さんから、開閉式屋根の再開を強く望む声を多くいただき、10の団体から書面で要望書をいただいています。さらに8月にはスタジアムライブにおいて、2日間で8万人もの来場者が訪れるなど、スタジアムのポテンシャルを改めて実感しました。それから、9月に行われた世界陸上でも、決勝で雨が降るなか選手が走っているのを見ていて、屋根が閉まるというのは大変重要なことだと感じました。

さらに、クラサスドーム大分は広域防災拠点であり、物資を適切に保管し、迅速に仕分けて運搬する役割も担っており、ドームが持つ機能を発揮する上で開閉式屋根は重要と認識しています。

これらの状況を踏まえ、復旧に取り組みたいと決意したところです。

復旧工事は、ワイヤーロープ全20本のうち、10本について概ね3カ年かけて行うこととなり、費用はおよそ30億円を見込んでいます。

工事期間中は、陸上トラックの一部に保護材を設置するなど、一定期間利用できない時期もありますが、ドーム利用者への影響を極力抑え、かつ、安全性にも考慮しながら施工いたします。

復旧後は開閉が可能となることから、クラサスドーム大分のポテンシャルを最大限発揮できるよう、多くの皆様に利用していただき、かつ、様々なイベントを継続的に誘致できるよう取り組みますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

早ければ2026年度から工事をスタートし、2029年度くらいには完成させたいというおおよそのスケジュールで工事を進めます。

詳細につきましては、会見終了後、担当課長から説明させていただきます。

​配 布 資 料:なし

第55回大分県技能祭について

11月9日(日)に県職業能力開発協会、県技能士会連合会との共催により、「第55回大分県技能祭」を、大分市下宗方の大分職業訓練センター及び大分高等技術専門校で開催します。

大分県技能祭は、技能者の技能向上と、技能に対する県民の理解と関心を高めることを目的に、昭和46年から実施しています。

当日は、永年にわたり第一人者として技能の振興や後進の育成に励んでこられた優秀技能者の表彰や、県内の技能者が腕を競う「技能コンクール」、親子で様々な職種のものづくりを体験できる「親子技能ふれあい広場」、技能士の作品展示・即売会、そして今年は高校生による豊後ハマチの握り寿司販売など、多くのプログラムを用意しています。ぜひ、ご家族そろってお越しいただきたいと思います。

​配 布 資 料:「第55回大分県技能祭」の開催について​ [PDFファイル/127KB]

     :「第55回大分県技能祭」チラシ​ [PDFファイル/3.58MB]

第44回大分国際車いすマラソンについて

いよいよ今月16日(日)に、大分国際車いすマラソンを開催します。

44回目を迎える今大会には、国内から171名、海外からもスイス・アメリカなどの常連国をはじめ、初出場のバングラデシュを含む16か国41名、合わせて212名の選手がエントリーしています。

主な選手ですが、男子T34/53/54クラスでは、世界記録保持者で、パリパラリンピック金メダリストのスイスのマルセル・フグ選手、国内からは、現在、世界ランキング1位の鈴木 朋樹選手らが出場します。

また、マラソン男子T51クラスにも、世界記録保持者で本大会8連覇中の南アフリカのピーター・ドゥ・プレア選手が出場するなど、豪華な顔ぶれが揃いました。

女子T34/53/54クラスには、世界ランキング1位のマニュエラ・シャー選手、国内からは昨年の大会で3位となった土田 和歌子選手が出場するなど、こちらも熾烈な優勝争いが期待されます。

さらに、アジア地域のパラスポーツ発展を支援する「アジア・チャレンジ・アスリート」としてベトナムから2名、また、初出場する国内選手を応援する「ファースト・チャレンジ・アシスト」には過去最多の10名を招待するなど、今後を担う選手の育成にも力を入れています。 

さらに今年は、県民ととも盛り上げるイベントも充実させています。

園児・児童と海外選手との交流会や開会式でのパレードに加え、御鎮座1300年を迎えた宇佐神宮訪問など、多くの触れ合い・体験の機会を準備しています。

また、新たにフォトコンテストを開催します。大会の迫力やレース・応援の様子など、大分国際車いすマラソンの魅力をより多くの方に知っていただく機会になればと考えています。

今大会も、企業や団体、学生のボランティアをはじめ、警察や自衛隊、医療関係者など、総勢約1,800名の皆さんにご協力いただき、安全・安心な大会運営を行ってまいります。

大分国際車いすマラソンは、本県の秋を彩る世界最高峰のスポーツイベントです。県民の皆様と一緒になって、本大会を盛り上げたいと思いますので、スタジアムや沿道での応援をよろしくお願いします。

なお、レースの模様は、今年もテレビ・ラジオで実況生中継を行うほか、インターネットからも世界に発信予定です。

​配 布 資 料:第44回大分国際車いすマラソン概要​ [PDFファイル/1.18MB]

空フェスおおいた2025 in 別府について

11月15日(土)に、「空フェスおおいた2025in別府」を別府国際観光港多目的広場で開催します。

県では、地域課題の解決や新産業の創出を目的に、空飛ぶクルマの活用検討を進めており、JR九州とSkyDrive社が、2028年度頃を目途に別府湾遊覧や別府~湯布院間のエアタクシー事業を計画しています。先月、閉幕した大阪・関西万博では、SkyDrive社など3社がデモフライトを行い、空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きが加速しています。2028年度頃の本県での実用化を見据え、社会実装に向けた理解促進を図るため、このイベントを企画しました。

今回使用する空飛ぶクルマは、イーハン社製で、2023年2月に田ノ浦ビーチで国内初となる屋外での有人飛行に成功している機体です。イベントでは、デモフライトのほか、駐機中の機体への搭乗体験やVRによるフライトも体験できます。

また、9月に韓国で開催された「FIDAドローンサッカー・ワールドカップ2025」において、大分県出身者3名を含む日本代表チームが見事優勝を果たしており、今回、金メダルの展示やドローンサッカー体験も予定しています。

当日は、別府競輪の特設駐車場からシャトルバスを運行します。

県民の皆様が、未来の乗り物に触れることができる貴重な機会ですので、ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思います。

​配 布 資 料:空フェスおおいた2025in別府について [PDFファイル/408KB]

記者質問

クラサスドーム大分の開閉式屋根について

(記者)

今後、ポテンシャルを生かしていきたいということだったが、具体的にどのようなポテンシャルを生かしていきたいか。

(佐藤知事)

今年の夏に開催されたONE OK ROCK(ワンオクロック)のライブ来場者が1日4万人で、2日間で8万人となりました。土曜・日曜での開催でしたが、大きな渋滞は発生しませんでした。また多くの観客が、大分県だけでなく、日本中から飛行機を使ってお見えになりましたので、こういったイベントを開催することによる効果が改めてわかりました。

アクセスが課題の1つでありますが、松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ化の検討も進めておりますので、さらにアクセスも良くして、これまでの運営ノウハウも生かしながら、スポーツイベントはもとより、音楽イベントや見本市など、色んなイベントを開催することにより、日本中、あるいは世界からも来ていただける施設にしたいです。ラグビーワールドカップの際には、会場の半分ぐらいは、オーストラリアやフィジー、ニュージーランドやウェールズなど、海外から来た観客で埋まったわけですので、そのようなイベントに活用できるように整備をしていきたいということです。

(記者)

総工事費用が30億円かかるということで、どう捻出していくのか、また、トリニータの減免措置についての今のお考えは。

(佐藤知事)

トリニータは経営も厳しいので、30億円を捻出するためにトリニータから使用料を取りますというのはなかなか難しいと思います。

国の予算をしっかり調査し、最大限活用して進めていきたいと思います。

また、30億円というのも概算ですので、もしかしたらもう少し削れるかもしれませんし、場合によっては逆にもう少しかかるかもしれません。

詳細については後ほど担当課長から説明させていただきたいと思います。

(記者)

今回の復旧工事では20本のうち10本を取り換えるということだが、長期的に見た場合、残り10本の修繕の見通しはどうなっているか。

(佐藤知事)

まず先に10本を取り換えて、それから予防的に取り換えた方が、将来的にコストがかからないということであれば、残りの交換も視野に入れながら、検討を進めていくということになると思います。

実際に施工する前には、詳細な調査が必要になってきますので、その調査を踏まえてということになります。

(記者)

今回の復旧工事が10本で30億円ほどかかるということは、残りの10本も30億円ぐらいかかるということか。

(佐藤知事)

それぐらいになるのかなとは思います。比較的傷みが少ない10本を残すわけですけど、とにかく稼働できるように、まず10本を交換しようと方針を決めたばかりですので、詳細のところはまだこれからの検討になります。

(記者)

基本的に、来年度の当初予算から組んでいくのか。

(佐藤知事)

予算措置が可能であれば、できるだけ早いほうがいいのかなと思っております。

 

大分市の官製談合事件について

(記者)

2月に発覚した大分市のごみ収集の官製談合事件について、10月30日に第三者調査委員会の聞き取りではどのようなやりとりがあったのか。

(佐藤知事)

10月30日の聞き取り調査には、当時の大分市長として調査に対応する責任があると思いまして、対応させていただきました。

また、聞き取り調査にあたっては、一般傍聴やマスコミ取材も含めて、フルオープンで行っていただきたいと第三者調査委員会に申し入れをしました。

それに対して委員会からは、聞き取りの中で個人名や団体名が出ることは避けられないため、プライバシーへの配慮が困難であるので、オープンの場で行うことはできかねる、という返事をいただきました。

聞き取りに対応する責任あると考えていましたので、フルオープンでなければ出席しないというものではないと判断をしまして、対応したということです。

それから第三者調査委員会の聞き取りに対応するということですので、第三者調査委員会が示したプロトコールに従って対応するというのが責任ある対応だろうと考えております。

そこで、聞き取り調査でどんなやりとりがあったかは、まだ報告書を公表する前の段階ですので、マスコミ等には明らかにしないでほしい、と冒頭に委員長からお話がありました。

聞き取りに協力するという立場で委員会に来ておりますので、そのようにしたいと思いますと答えましたので、その委員長の要請に従い、私の方からはどのようなやり取りがあったかを話しませんので、詳細については第三者調査委員会の方に聞いてください。

ただ、ヒアリングが終わった直後に、マスコミの方がいらっしゃって、官製談合防止法違反事件について知っているということについて、どういうふうに聞かれましたかと質問された際に、認識していない、と答えました。その時はそう答えたのですが、後でよく振り返ってみると、そもそも官製談合防止法事件について、関わっていましたか、知っていましたかという質問は受けていない、というのが正しいと思います。

そのため、ヒアリング直後に受けたマスコミからの質問への回答を、この場で訂正させていただきたいと思っています。そもそも、官製談合防止法事件を市長のときに認識していたのかではなく、なぜ知らないような形で、このような事件が起こったのかというところに、聞き取りの論点があったというふうに感じています。

その点については訂正させていただければと思います。

(記者)

訂正というのは、そもそも認識していないというところについては。

(佐藤知事)

認識していないんですけど、そもそもそういう質問が第三者調査委員会の3名の先生からはなかった、という言い方が正しいです。

要するに、そういう質問ではなくて、なぜそういうことが市長に報告が上がらないで起こってしまったのかというところに、論点の中心があったと思います。

(記者)

知事としては認識していないという発言は、聞き取りの中ではしていないということか。

(佐藤知事)

そもそも認識をしているかどうかについての質問がありませんでした。

約1時間の聞き取りを通じてそういう質問がなかったので、聞かれたら認識していませんでしたと答えたと思いますけど、そもそも聞かれてなかったというのが正しいということです。

(記者)

やり取り自体がなかったということか。

(佐藤知事)

そうです。

むしろ同和行政全体について、在任中にどんなやりとりとか、どんなことがあったかとか、そういう中でなぜこういう事件が起こったと考えているかとか、そういうやりとりが多かったですね。

(記者)

答えられるか分からないが、なぜ起こったかという質問に対してはどのように答えたのか。

(佐藤知事)

その辺りについては、先程言いましたとおり、報告書が出る前ですので、私の方からは要請に従い差し控えたいと思います。

(記者)

第三者調査委員会の聞き取り内容ではなく、この場で知事にお聞きするが、この件について認識はしていないということで良いか。

(佐藤知事)

官製談合防止法違反の事案について、大分市長在任中に覚知したり、こういうことが起こっているということについて認識したということはありませんでした。

(記者)

知事がこの事件について気づいたのはいつ頃か。

(佐藤知事)

ニュースで報道されてからですので、2月ですかね。

(記者)

業者側とは面識はなかったということか。

(佐藤知事)

業者側というのは、被告で有罪を受けた方のことですね。

(記者)

そうです。

(佐藤知事)

私が申し上げたのは、覚えていませんということです。その方の名前も、それからどういうお顔かも覚えていませんということで、そういう意味では、私は在任中に会ったかどうかもわかりませんので、覚えていませんというのが正確だと思います。

もしかしたら部落解放同盟の大会など、いろいろな機会で、その方と近場にいた可能性はないことはないと思いますが、今申し上げたのが一番正しい表現かと思います。

私は、そもそも名前を覚えていませんということです。

(記者)

その方についても、業者についても、面識はなかった、覚えていないということか。

(佐藤知事)

そうですね、正確にはそういうことです。

その点についても、そもそも第三者調査委員会の聞き取りで質問はなかったです。

 

広域交通ネットワーク、中九州横断道路について

(記者)

新内閣が発足し、国土交通大臣に熊本県選出の金子大臣が就任された。熊本と大分が中九州自動車道で繋がって、そこから豊予海峡で関西の方に繋がっていくというようなことも期待できると思うが、豊予海峡ルートの推進や東九州新幹線の整備計画路線への格上げなどで、金子大臣に期待されることは。

(佐藤知事)

何と言っても、熊本県選出の国会議員ですから、大変期待を申し上げておりますし、九州地方知事会でも同じような議論が出ました。九州全体の知事、また経済界の皆さんが大変期待をしております。

特に、中九州横断道路の加速については、TSMCが進出した菊陽町周辺の自治体でも渋滞への対策が必要になっていますし、中九州横断道路の熊本県の大津IC以西では有料道路化して整備を加速しようと国に提案しています。それにより、今度は大分県側の大分宮河内ICと犬飼IC間はどうするのかという議論も当然出てきますから、有料であっても早いほうがいいという議論も当然あり得ると思います。そういうことも含めて検討していかないといけませんし、中九州横断道路が東に伸びますと豊予海峡ルートになって、四国の高速ネットワーク網と繋がるということになりますので、そういう意味では、大変期待を申し上げたいと思います。

また、高市総理の所信表明演説の地域未来戦略のところでは、「地域を超えたビジネス展開を図る中堅企業を支援し、大胆な投資促進策とインフラ整備を一体的に講ずることで、地方に大規模な投資を呼び込み、地域ごとに産業クラスターを戦略的に形成していくことで、『地域未来戦略』を推進します。」と言われています。

要するに、高市総理も、今までなかなか進展がなかった豊予海峡ルートを含めた海峡部のインフラ整備を、大胆な投資促進策と一体的に講ずると言ってらっしゃいますので、期待を申し上げたいと思っています。

(記者)

来年の骨太の方針等に明記を期待されるとか、要望されるとか、そういうお気持ちは。

(佐藤知事)

今年の骨太の方針の中にも、新幹線の財源の話を何とか書けないか働きかけをしましたが、全国知事会の要望のところまでということになりました。

引き続き、海峡部についてしっかり取り組んでほしいということと、全国知事会の要望には書き込んでもらっていますので、そういうところを活用してきたいと思います。新幹線の方では、来年1月に基本計画路線をもつ自治体が集まって大会も行いますし、豊予海峡の方では、愛媛県知事との連携等を進めながら、また九州経済連合会の池辺会長からも、交通網の整備は非常に大事で、豊予海峡ルートにより、四国から関西圏へとつながることは非常に魅力的であるという話もしていただいています。先日、関西のインフラ強化を進める会でも、豊予海峡ルートは大変重要なので、関西からもこの重要性について発信をしていきたいというお話をいただきました。

そうやって輪を広げていきたいと考えています。

(記者)

中九州横断道路の有料化は、少し研究されていた大分市側でもそういった議論が出てくるのか。

(佐藤知事)

将来的には、有料化して早く整備した方がいいのか、無料ですけど時間がかかりますという方がいいのか、議論していって整理をしていかなければならないと思います。

環境影響評価も、もう少し時間がかかりますから、表立って広く議論するとこまではまだいっていません。その後になってくると思います。

(記者)

その後にそういう議論もあり得るということか。

(佐藤知事)

環境影響評価が終われば、事業着工だと思いますから、できるだけ早く検討を進めていく必要があると思います。

 

副首都構想について

(記者)

前回の会見のときには大阪を念頭にした話だったが、福岡市の高島市長や北九州市の武内市長など、福岡の方も関心を示されている。福岡が副首都構想に関心を示しているということについて、どのようにお考えか。

(佐藤知事)

大変重要なことだと思いますし、九州地域戦略会議でも議論が出まして、九州経済連合会の倉富前会長をはじめ、しっかり議論を進めていくべきだという発言もありました。

私が印象を受けましたのは、副首都構想の中身がどういうことなのかということです。例えば、大阪副首都構想というのは、中身が明らかになっていませんが、おそらく大阪都構想に近しい構想なのかもしれません。そうすると、やはり、福岡でも同じような福岡都構想を進められるのかどうかというがあり、賛否両論があるところがあります。

大阪都構想というのは大阪市がなくなるという構想ですよね。

福岡で言えば、福岡市がなくなるという議論に当然なってくるので、中身をしっかり見ながら、また九州の中でも議論していくということかと思います。

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