令和8年2月3日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和8年2月3日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。

九州・四国広域交通ネットワークシンポジウム及び第1回新幹線基本計画路線全国総決起大会について
令和8年1月14日に開催した「九州・四国広域交通ネットワークシンポジウム」には、過去最高となる約600名の方に参加いただきました。
また、冒頭には基調講演をいただいた増田寛也氏から、豊予海峡ルートに関する力強い応援のメッセージをいただきました。
その様子を、本日から、大分県交通政策局のYouTube(ユーチューブ)チャンネルにて公開するほか、大分ケーブルテレコムで令和8年2月9日から
2月15日まで、一日2回放送いたします。多くの県民の皆様にご覧いただきたいと思います。
また、令和8年1月22日には、全国の新幹線基本計画路線の関係者・団体が一堂に会する「全国総決起大会」を東京で開催しました。
総勢500名を超える方が参加し、全国の知事や多くの国会議員等から非常に熱意のこもった発言があり、基本計画路線の早期実現に向けて、
歴史的な節目となる大会だったと思います。大会後も政府・与党に要望活動を行い、佐々木国土交通副大臣等に新幹線の必要性を認識いただきました。
国に対しては、繰り返し強く訴えていくことが重要であり、来年度の開催に向けても、今後関係者と協議していきたいと考えています。
引き続き、東九州新幹線や豊予海峡ルートなど、広域交通ネットワークの充実に向けて、関係者と連携して機運醸成や国への働きかけの強化等に取り組んでまいります。
配 布 資 料:九州・四国広域交通ネットワークシンポジウムの視聴について [PDFファイル/499KB]
福岡でのトップセールスについて
令和8年2月14日(土)に、福岡市中央卸売市場におきまして、大分県産農産物のPRを行います。
県産農産物にとって、大変重要な市場となっており、これまで、白ねぎや高糖度かんしょの甘太くんがトップシェアを誇るなど、
福岡市場での県産農産物は存在感を高めてきています。そのため、今回は、にらや大葉などの周年野菜等も加え、県産農産物のPRを実施します。
市場関係者の皆様にセールスを行うとともに、量販店では、消費者の皆様にも直接PRを行います。
白ねぎ、こねぎなどのねぎ類については、令和6年の産出額が110億円となり、県の目標の100億円を2年連続で達成したところです。
今回のトップセールスでは、「ねぎ」をはじめ、その他の県産品についても、さらなる取扱拡大につなげられるよう、生産者の皆さんとともに、しっかりPRしてきたいと思います。
配 布 資 料:福岡でのトップセールスの実施について [PDFファイル/125KB]
空飛ぶクルマシンポジウムの開催について
空飛ぶクルマシンポジウム「次世代空モビリティと地方創生」を令和8年2月21日(土)にビーコンプラザで開催します。
県では、地域課題の解決や新産業の創出を目的に、空飛ぶクルマの活用に向けた検討を進めており、社会実装に向けて県民の皆様に理解を深めてもらいたいと考えています。
当日は、日本政策投資銀行の岩本氏にご講演いただくとともに、2028年度頃に別府湾での遊覧飛行や別府~湯布院間のエアタクシー事業の運航を目指すJR九州などから
取組状況の説明、APUの学生からは、地域事業者などと産学官連携で活用方法を検討したワークショップの成果発表を行います。
聴講者の募集は、令和8年2月18日(水)まで県のホームページで受け付けています。
多くの県民の皆様にご参加いただき、空飛ぶクルマの活用方法について、一緒に考えていただければと思います。
配 布 資 料:「空飛ぶクルマシンポジウム」の開催について チラシ [PDFファイル/324KB]
県内プロスポーツチームのシーズン開幕について
本県で活躍している5つのプロスポーツチームの内、3つのチームがシーズン開幕を迎えます。
トリニータのホーム開幕戦は、令和8年2月8日(日)14時から、場所はクラサスドームで対戦相手はレイラック滋賀というJ3のチームです。
令和8年の6月まではJリーグ百年構想リーグとして、J2、J3のチームが4つに分かれて、昇・降格のない特別リーグが行われます。
B-リングスは、令和8年3月14日(土)13時から、場所は別大興産スタジアムで対戦相手は宮崎サンシャインズです。昨年の順位は準優勝でした。
私も何度か別大興産スタジアムに見に行き、非常にレベルの高い試合を見ることができました。令和8年3月14日から始まりますので多くの人に足を運んでいただきたいと思います。
スパークルおおいたは、令和8年2月21日(土)にシーズン初戦を迎え、昨年に続き、令和8年3月15日からのツール・ド・台湾にも出場予定です。
毎年、ツール・ド・九州やOITAサイクルフェスにも参加しています。別府大分毎日マラソン大会の時にはNTT大分グループとごみ拾いを行うなど、
さまざまな形で大分の魅力発信や地域づくりにも取り組んでいただいています。
バサジィとキヤノンイーグルスは現在シーズンを戦っていますが、バサジィは、令和8年2月15日(日)からディビジョン1残留をかけた
ファイナルシーズンが愛知県名古屋市などで始まります。
キヤノンイーグルスは、令和8年3月1日(日)と4月18日(土)、クラサスドームで2試合開催され、
いずれの試合も観戦招待があります。
県民の皆さんに試合会場に駆けつけ、大分のスポーツチームを応援していただきたいと思います。
配 布 資 料:県内プロスポーツチームのシーズン開幕について [PDFファイル/509KB]
「横浜キヤノンイーグルス大分開催試合」について チラシ [PDFファイル/323KB]
第26回別府アルゲリッチ音楽祭について
アルゲリッチ芸術振興財団の伊藤京子理事長さんの方から記者発表がありましたが、第26回となる「別府アルゲリッチ音楽祭」が、
令和8年3月13日(金)から6月13日(土)まで開催されますので、県内での主な公演についてご紹介します。
私としては、この別府アルゲリッチ音楽祭と大分国際車いすマラソンの2つのイベントは、大分の宝ではないかと思っているところです。
まず、令和8年3月13日(金)に、しいきアルゲリッチハウスで行われるオープニング公演には、牛田 智大さんが出演します。
牛田さんは、2012年、日本人のクラシックピアニストとして最年少の12歳でCDデビューし、昨年の「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」でも
セミファイナルに進出するなど、今後さらなる飛躍が期待される演奏家です。
チケットは明後日、令和8年2月5日(木)から販売開始されますので、ぜひお楽しみください。
次に、令和8年5月26日(火)には、同じくしいきアルゲリッチハウスで、アルゲリッチさんの盟友である世界的チェリスト ミッシャ・マイスキーさんと、
ヴァイオリニストの川久保 賜紀さん、ピアニストの江口 玲さんの共演が行われます。
今回は、川久保さんが、しいきアルゲリッチハウスの5人目となる「レジデント・アーティスト」に就任されるお披露目公演となります。
そして、令和8年5月29日(金)にiichikoグランシアタで開催される「室内オーケストラ・コンサート」では、
アルゲリッチさんと水戸室内管弦楽団が第20回の音楽祭以来8年ぶりに大分県内で共演します。
アルゲリッチ音楽祭と水戸室内管弦楽団は、故・小澤征爾さんによって結ばれたご縁があります。今年は小澤征爾さんの三回忌でもありますので、
当日は、第19回の音楽祭で小澤征爾さんの指揮のもと共演した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を再演する予定です。ぜひ皆さんにお越しいただきたいと思います。
今年は、ビーコンプラザの改修の影響で別府公演を開催できず、大変残念なのですが、この他にも「大分県出身若手演奏家コンサート」や、昨年の日本音楽コンクールピアノ部門で
第1位に輝いた加藤 皓介さんのリサイタルなど、多彩なプログラムをご用意していますので、どうぞご期待ください。
なお、オープニング公演を除くチケットは、令和8年3月7日(土)から販売されますので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
配 布 資 料:「第26回別府アルゲリッチ音楽祭」の開催について パンフレット [PDFファイル/1.73MB]
おおいた観光データカタログの公開について
観光関連のさまざまなデータを一元的に集約・可視化し、分析するためのツールとして、誰でも利用できる「おおいた観光データカタログ」を
Web上に構築し、本日、令和8年2月3日15時に公開します。
公開予定のサイトを紹介します。左側の観光データ一覧にあるように、宿泊者数や消費額、SNSの閲覧数、旅行者満足度などを閲覧できます。
国や県など複数のデータソースから集めた情報を一つの画面に集約し、グラフや表などを用いて可視化することで、本県の状況を一目で把握できるようになります。
例えば、国内市場分析では、約9割の方が大分観光に「満足している」ことや、満足した理由についてもキーワード抽出により、「温泉」や「自然」、「美味しい」といった
言葉が多く挙げられていることが一目で分かります。これらのデータは市町村別でも確認できます。
本サイトは、市町村や観光協会、旅館・ホテル等の観光関連事業者はもとより、大分県観光に関心のある方であれば、どなたでも利用いただけます。
ぜひ、多くの方にご活用いただければと思います。
また、報道関係の皆様におかれましても、ニュースや記事作成のデータとして活用いただけます。詳細については、この後、記者会見室において、担当課から説明を行います。
このような取組により、「住んでよし、訪れてよしのおんせん県おおいた」を、地域の皆様とともに進めていきたいと考えています。
配 布 資 料:おおいた観光データカタログの公開について [PDFファイル/271KB]
記者質問
バーチャルYouTuber白銀ノエルさんのミュージックビデオについて
(記者)
白銀ノエルさんのミュージックビデオに出演されているが、どのような形で知事にオファーがあったか。また、収録のエピソードなどがあれば。
(佐藤知事)
広報広聴課の方に依頼があり、スタッフの方が来県されて収録しました。
(広報広聴課長)
広報広聴課にミュージックビデオへの出演依頼があり、知事に相談して、引き受けることになったところです。
(記者)
収録は佐賀関の大規模火災の直後だったのか。
(広報広聴課長)
収録は大規模火災の前に行い、生配信が令和7年11月24日でした。
(佐藤知事)
もっと早い段階でご紹介させていただこうと思っていましたが、火災が発生してしまい、内容自体が非常ににぎやかなものでしたので、しばらくの間、紹介を控えておりました。
佐賀関の大規模火災が発生した後、佐賀関への支援として、投げ銭による支援金をお寄せいただけるという話もありました。
復興も徐々に進んできていますので、そうしたことを踏まえ、改めてこのタイミングでご紹介させていただきました。
「おおいた観光データカタログ」の公開について
(記者)
さまざまな事業者が閲覧でき、オープンな形で提供されると思うが、県内観光全体の底上げにつなげていくという観点から、どのような活用を期待しているか。
(佐藤知事)
ツーリズム戦略の中で、「データマーケティングに基づく施策の展開」を推進指針の一つに掲げています。
例えばインバウンドは、現状では中国からの来訪者が減少しているといった状況がありますが、その影響を議論する際には、感覚ではなく、実際にどの程度減っているのかといった具体的なデータに基づいて検討することが重要です。
これまでも説明してきたとおり、大分県では比較的、韓国や台湾からの来訪者が多く、中国の中でも香港からの来訪者が中心となっていますので、東京や京都などと比べると、現時点では大分県のインバウンドへの影響は比較的小さいと認識しています。
しかし、こうした点についても、感覚だけではなくて、データに基づいて判断することが必要です。
県内の観光地や、ホテル・旅館の皆さまも、こういった取組をされていると思いますけど、統計やデータを活用していただくことは、今後ますます大事になってくると思います。
そうした意味で、この観光データカタログを活用していただけるということは、非常に意義があるのではないかと思います。
(記者)
このデータカタログの中で、知事が見て気になったものがあるか。
(佐藤知事)
中国からの観光客は、地域によってかなり違いがあるのだということを、改めて確認できました。
中国の場合、一定の観光コースができており、航空機で来日された後、観光バスで回るようです。例えば、浅草などの主要観光地を巡るようなメインコースがあるのだと思います。その中に、大分県はこれまであまり組み込まれていなかったということが、データからも改めて確認できました。
一方で、韓国からの来県者は非常に多いわけですが、話を聞くと、韓国では冬場は寒さのためゴルフがしにくいという事情があり、冬の間にゴルフと温泉を楽しむ目的で来県される方が多いようです。航空機を利用しても、大分に来た方が費用面でも割安になるということも背景にあると聞いています。
このように、データで把握できる傾向と、現場の実感や実際の事情とをあわせて見ていくことが重要だと思います。
今後、中国との関係が改善していくことを期待していますが、その際には、どのようにすれば再び来県していただけるのかといった点についても、データを踏まえた検討が必要になってくると思います。
地域によってこれほど違いがあると改めて認識できた点が、特に気になったところです。
高市総理との面会について
(記者)
先日、高市総理が来県された際、面会されているが、どういったことを話したのか。
(佐藤知事)
佐賀関の大規模火災のすぐ後に、高市総理とお会いして支援を要請しました。
具体的には、災害救助法の弾力的な運用、被災者生活再建支援法の適用、公費解体を含めた災害ごみの国費による処理などについてお願いして、総理からはその場で、すべてきちんと対応しましょうというご判断をいただき、各省庁に指示を出していただいた結果、極めてスムーズに国の支援が発動されました。そのことについて、改めてお礼を申し上げました。
また、面会の際に、被災された方の健康をしっかりと見てくださいとおっしゃられ、被災者の健康面を大変心配されていました。
これを受け、大分市においても避難所運営をしっかりと行っていただき、現在のところ、災害関連死は一人も出ておりません。被災された方々も二次避難所へ移られ、今後は本格的な復興のフェーズに入りますので、引き続きのご支援をお願いしたところです。
衆議院議員選挙について
(記者)
投開票まで非常に短期間の中、選挙管理委員会が有権者に呼びかけている事項や、投票率向上に向けた啓発の取組にはどのようなものがあるか。あわせて、知事の投票への呼びかけなどがあれば。
(佐藤知事)
今回の選挙は、国の政権を選択し、これからの日本の進む方向を決める非常に重要な選挙です。
そのため、ぜひ有権者の皆さまには、投票所に足を運んでいただき、自らの意思を投票によって示していただきたいと思います。
選挙管理委員会においても、県内の商業施設等でビラ配布を行うなど、投票参加を呼びかけていると聞いていますが、私からも改めて、有権者の皆様に対し、ぜひ投票に参加していただきたいということをお願いしたいと思います。
(記者)
今回の選挙では、特定の候補者に対する支援、支持を行う方針はあるのか。そうした方針がない場合、知事として、どのような人物に当選してもらいたいと考えているか。
(佐藤知事)
特定の政党、候補者の支援などではなく、やはり大分県の発展のために、国政の場において尽力していただける方に当選をしていただき、活躍していただきたいと考えています。
(記者)
どういった論戦を期待しているか。
(佐藤知事)
大変重要な論点について、各候補者が議論を重ねていると思います。
物価高対策や税制の問題、それから「強い日本」というか、日本を競争力のある国にしていくための施策、それから共生社会のあり方など、いずれも非常に重要な論点です。
今回の選挙では、これまでの選挙と比べると、各候補がどのような議論をしているかがよく分かる形になっており、その点は非常によいのではないかと思います。
(記者)
消費税に関しては、野党だけではなく与党も、減税や廃止について言及しているが、その点はいかがか。
(佐藤知事)
消費税については、多くの政党が減税等に言及していますが、選挙後に、選ばれた国会議員で真剣に、しっかりと議論を行っていただきたいと思います。
もちろん、地方財政への影響など、さまざまな影響も含めて議論していただければと思います。
(記者)
県内の選挙区において、特定の候補者を排除する目的で立候補している例や、SNSを中心とした誹謗中傷が見られるが、このような状況について、どのように考えているか。
(佐藤知事)
デマや誹謗中傷は、やはり問題があると思います。
そのため、有権者の皆様には、デマや誹謗中傷に惑わされることなく、政策や人物像について正しく理解した上で判断していただき、投票していただければありがたいと思います。
(記者)
消費税の減税を行う場合、選挙後にどのような議論を進めていくことが望ましいと考えるか。
(佐藤知事)
減税を行えば税収は減少するわけですから、その部分をどのように補填するかという議論が必要です。
既存の支出を見直して対応する方法や、各種基金を活用する方法など、さまざまな議論があります。
私は以前も申し上げましたが、こうした議論の際には、財政学者がしっかりと、どこにどのような財源があり得るのか、活用できるのか、またそれだけでは足りない場合には、消費税を減税または廃止する代わりに、ほかの税を増税すべきなのか、といった議論をすることが重要だと考えています。
さらに、財政学だけでなく、マクロ経済への影響も考慮しなければなりません。例えば、起債による措置を行えば債券価格が下がり、円安が進む可能性があります。
こうしたマクロ経済のフレームの中で、どのような経済メカニズムが働き、それが日本経済にどのような影響を及ぼすのかを、経済学者が真剣に議論していただきたいと思います。
(記者)
今回の選挙では、外国人問題について強く主張している政党があり、また街頭演説での反応が大きい状況にある。
今後の国政の動きを見据える必要があるが、現時点での外国人問題に関する知事のスタンスを伺いたい。
(佐藤知事)
基本的に、日本は他国に比べ、外国人に対する制限がもともと強い国であると思います。
しかし、外国人労働者に依存する部分が増えてきたことや、人口減少への対応なども踏まえ、いろんな工夫をしながら、例えば日本語能力や資格を有する方々については制限を緩和し、より日本に来やすい形で制度改正を行ってきました。
それでも、米国やヨーロッパの国々と比べると、日本は依然として外国人の入国や就労、ビザ発行に関して制限的に運用されてきたと思います。
現在、この問題が議論されているのは、今後、外国人の流入が緩やかに、あるいは無制限に進むことを防ぐ必要がある、という認識に基づくものであると理解しています。こうした議論は、現在のアメリカやヨーロッパの状況を踏まえれば、当然あり得ることだと思います。
ですから、どこで制限を設けるのが最適なのか、どのような制度で外国人に来ていただき活躍していただくかという制度設計について議論されているのだと思います。
差別的な視点で、現時点で入国して活躍している外国人まで排除しようという議論を、いずれの政党もしていないと私は思います。
他国の状況を踏まえて、どのような施策が望ましいかという問題提起をしているのだと思いますので、今後も議論していくべきだと思います。
いずれにしても大分県では、外国人も含めて、大分に来られた方々は大分県民として、誰もが安心して元気に働き、生活できる共生社会の実現を目指しています。




